適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

サザン・ソロでCMした物で1日生活できるのか雑に考えてみた

サザン・ソロ問わずCMに楽曲提供、時にはそれプラス出演というタイアップがありますが、例えばそんなCMした商品で1日暮らせるのか何となく気になってしまったので、やってしまいました。

Wikiさんを見てみますと、とても便利なことに一覧になっていますのでそちらを参考に致しました。

なんか某日本テレビの日曜夜7時の番組の企画みたいですね(?)もしくは電波な少年…?(ちゃんと見た記憶の無いおじさん)。

流石に家や米、野菜などはご勘弁を…(それこそ農家のアイドル達の番組になってしまう)。

 

とりあえず1日の流れを物語風に記していきましょう(いらないでしょうが)。休日編です(?)。

 

朝目が覚め、まず洗顔でしょうか。おっと男性とはいいましてもスキンケアは必要ですね。ここで「UL・OS」(君にサヨナラを・EARLY IN THE MORNING)を洗顔後に使いましょうか。汗をかいた体にはシート式で拭くとしましょう。

さて朝食の時間です。家には数多くのコーヒーが置いてありますが、朝ということで「WONDAモーニングショット」(DEAR MY FRIEND)をチョイスしましょうか。それともブラックな気分の時には「UCC BLACK無糖」(大河の一滴)にするか悩むところですね。

コーヒーと言うことでパンにしましょう。パンの上には「雪印メグミルク)スライスチーズ」(女流詩人の哀歌・祭はラッパッパ)をのせ、サラダには「キューピーマヨネーズ」(キューピーはきっと来る)をかけていただきましょう。

朝食を終え、一段落付いたら家族でお出かけしましょう。もうお母さんは資生堂(BAN BAN BAN・MERRY X’MAS IN SUMMER・OH!! SUMMER QUEEN ~夏の女王様~)の化粧品でメイクを済ませていますよ。そうそう、充電したスマホは忘れずに(スマホ役だった明日へのマーチがありますが、電話と言えばドコモ、auソフトバンク富士通とCMに曲が使われていますね)。

車でお出かけのようですね。愛車の「フォルクスワーゲンNew Golf」(ピースとハイライト)を運転しつつ、そういえば今まで色々な車に乗っていたなあ…とかつての愛車たちを思い出しているようです。「日産 パルサー」(走れ!!トーキョー・タウン・来いなジャマイカ)、「TOYOTA カリーナ」(君だけに夢をもう一度)(のちに「MORE THAN BEST」キャンペーンなんてのもありましたな…しかも4曲も使われていました)、「ゼネラルモーターズ キャデラック・セヴィル」(胸いっぱいの愛と情熱をあなたに)、「NISSAN ルキノ」(01MESSENGER ~電子狂の詩~)…なんて車たちを乗り回していたころもあったのです…(当時サザンがCMをやっている、という理由で車を買い換えていたファンもいたのでしょうか…)。

さて洋服を見るようですね。「Town&Country」(夏の日の少年)の物を色々と物色していますが時間はあっという間に過ぎてもうお昼となってしまいました。

お昼は「ケンタッキー」(BLUE HEAVEN)に決定しましたが、何とお金を下ろし忘れてしまっていました。幸いクレジットカードを持っていたため、「アメリカン・エキスプレス」(こんな僕で良かったら)のカードで支払いを済ませます。

お昼の後は、忘れずにお金を下ろします。ちょうど近くに「三井住友銀行」(月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)・幸せのラストダンス・栄光の男・東京VICTORY)のATMがありました。

そろそろ夕飯の準備のため買い物をしなくては行けませんね。スーパーで買い物をして今日は帰るとしましょう。あらら子ども達がカゴの中へ勝手にお菓子やジュースを入れていますね。「チップスター」(C調言葉に御用心・ふたりだけのパーティ)や「三ツ矢サイダー」(勝手にシンドバッド・青い空の心(No me? More no!)・いなせなロコモーション)、「コカコーラ」(SHE'S A BIG TEASER・波乗りジョニー白い恋人達・可愛いミーナ・ROCK AND ROLL HERO・影法師)…などなど入れていますが、残念ながら戻されてしまいました。一方お父さんも好物の「焼そばU.F.O.」(アブダ・カ・ダブラ)をこっそりとカゴに入れていたのでした。

さて買い物も無事に終え、おうちに帰ってきたところで夕飯の支度をしましょう。そろそろ夕飯が出来上がる頃ですね。まずは晩酌です。やはり最初はビールですね。「キリン ラガー」(太陽は罪な奴・恋のジャック・ナイフ)で乾杯しましょう。そんなこんなしていると友人が訪ねてきました。友人の大好きな「トリスウイスキー」(My Foreplay Music)を勧めますが、車で来てしまったためアルコールは飲めないとのこと。そこでノンアルコールビール「サッポロ プレミアムアルコールフリー」(おいしい秘密・パリの痴話喧嘩)でもう一度乾杯です。こうして夜は過ぎて行くのでした…。

 

というわけで無理矢理ではありましたが、サザンな1日を送ることが出来ました…よね…?ゴールデンウィークでまだ休みも残っている方は試してみましょう…といいたいところですが、まず車のハードルで引っかかってしまいますね…(金銭的にも年齢的にも)。そんなあなたにはJALJTB関係の乗り物に乗って誤魔化しましょう(?)。

あと地味にクレジットカードも同じような理由で引っかかりますね。とりあえず口座だけ「三井住友銀行」にしておきますか(?)。

他の物も使いたかったのですが(カセットテープや本とか)、私にはうまく繋げることが出来なかったので、実態に試そうという方が(多分いないと思いますが)いらっしゃいましたら冒頭で書きましたようにwikiさんの方に記載されていますので追加してみましょう(?)。

商品だけではなく企業に広げてやってみても良かったかも知れません(特に食べ物系は)。

え、私ですか…とりあえずこれを書いている間に「マウントレーニア」と「三ツ矢サイダー」は飲みましたのでお許しを…(?)。

(これテレビ番組か何かだったらスポンサー料結構とれそうな記事だなあ…。)

 

おまけ

1つやってみたかったネタを…飲料のCMで使われた曲でセットリストを組んでみました。

当たり前のようにサザンとソロ混ざっていますのでそこに関しては大目に見ていただけると有難いです…。

 

 

1.ふたりだけのパーティ

2.My Foreplay Music

3.ダーリン

4.C調言葉に御用心

5.CAFÉ BLEU

6.DEAR MY FRIEND

7.NUMBER WONDA GIRL ~恋するワンダ~

8.大河の一滴

9.真夜中のダンディー

10.SHE'S A BIG TEASER

11.花咲く旅路

12.太陽は罪な奴

13.パリの痴話喧嘩

14.おいしい秘密

15.影法師

16.白い恋人達

17.波乗りジョニー

18.恋のジャック・ナイフ

19.怪物君の空

20.ROCK AND ROLL HERO

21.すべての歌に懺悔しな!!

22.勝手にシンドバッド

アンコール

23.青い空の心(No me? More no!)

24.いなせなロコモーション

25.可愛いミーナ

26.祭りのあと

 

…私が組みますとこのようになってしまいました(漏れがあったらごめんなさい…こっそり直します…)。

終盤の煽りコーナーで選曲されるような曲が多く意外に難しかったですね。その中でソロラストの定番「祭りのあと」やライブ2曲目でお馴染み「My Foreplay Music」そして原坊ソロ曲「花咲く旅路」があり要所で助けられました(?)。原さん曲があるとよりサザンのライブっぽくなりますね(?)。

曲数も26曲と丁度良い数になっているので、ライブのスポンサーの企業で揉めそうですがやろうと思えば可能ですね。

以上がやってみたかったシリーズでした。

 

しかし今回は飛び抜けてアホな記事でしたねえ…。あ、今までもそんなに変わらないか。

 

 

あとがきのようなもの

ゴールデンウィーク…?そんな期間にいつの間にか入っていたのですねえ…。だから街中が混んでいるわけでしたか…。

 

サザンオールスターズ「おいしい葡萄の旅」の感想のようなものを(復刻修正版)

以前TwitterのTwitLongerという長文を書けるもの(雑な説明)に投げていた感想文を1ヵ所にまとめたくなったため、こちらに移籍させてみました(いちいち検索が面倒くさいという理由なのは内緒です)。…の「おいしい葡萄の旅」版です。

ただそちらに載せた後、あそこはああすれば…ここ間違ってる…というのがありましたので、人に嫌われそうな細かい男としまして(?)無駄に直してみました(文庫化みたいなものですね(?))。

ではここから先は約2年前の私(と時々現代の私)です(?)。

(この雑前文は「ひつじだよ!全員集合!」感想とほぼ同じです(コピペって便利))

 

 

サザンオールスターズライブツアー「おいしい葡萄の旅」の宮城初日4月18日にまたこっそりと行ってきてしまいました。ということで今回も懲りもせず、4か月近くの前の感想のようなものと前回以上に無駄の多い駄文をメモ代わりにだらだらと書いてしまったので架空の広場に置き去りたいと思います。(いい迷惑ですね)

完全に出すタイミングを逸してしまい、ほっときすぎて腐っているかもしれないのでお腹を壊さぬようにお読みください。えーそして長いです…

…とここまで本来は書いていたのですが、いつの間にか手元にチケットがあったので(?)実は8月18日の武道館公演の方にもこっそり行ってしまったのです…そういうことなので、宮城の感想に武道館の感想を足す形というまるでサザンのDVDの編集のような(?)文章となりますので、さらに長くなってしまいました…(武道館の感想には※を付けて書いていきたいと思います。…なんと手抜きな)

 

 

 さてさて、今回のライブは「葡萄」のアルバムツアーということでしたが、私自身アルバムツアーというのは初めてで、しかも新曲の発売からライブの日まで2週間ほどしかないというのも不安でしたね。とにかく「葡萄」が手元にやってきてからライブの日まで、「葡萄」を聴き続けてはいましたが、はたしてどこまで自分の中で消化することが出来たのでしょうか…。いつかは「私の体には葡萄色の紫の血が流れているんだ」と言えるくらいには消化できるようになりたいですね(それは病気の色だ)。ただその前に運よく試聴会に行けたのは大きかったですね。1度アルバムを通して聴けたうえにあのスクリーンに(PVのある曲以外は)歌詞だけが映るという曲の情報しか入ってこない約70分が自分の中へ葡萄を受け入れやすくなった重要な時間になったのでは…と今になって思ったり。

 

 

 そして当日、灼熱のマンピーの宮城スタジアムを入れれば3度目となる宮城セキスイハイムスーパーアリーナへ。なんとか会場に潜り込んで開演20分前にトイレにいったら長蛇の列。結局間に合いましたが、1曲目はトイレで聴く覚悟をしました(数分後そうならなくて本当に良かったと思うことに)。こういう時男に生まれて本当によかったなと思います。しかし並んでいる間にウェーブの練習とか会場に流れる映像への歓声は分かっていても「え…まさかもう始まったの…?」と思ってしまうので心臓に悪いですね。

今回もリストバンドがありました。過去2回とは違って四角い形でした。ひつじに続いて今回も終了後回収でした。(回収するとも何も言われず持ち帰った灼熱のマンピーでのリストバンドは宝物です…)

そういえば会場で流れてたのはサザンの曲でしたね。自分たちの曲を開演前に流すのは珍しいのでしょうか?それほどライブに行ったことが無いですし、他の方がどうなのかも分かりませんので…

 

※一方武道館公演当日、7月末まで悩み続けていました。個人的には1度観たならもういいかなといつもは思うのですが、今回はもちろん大満足でもう充分というのもあったのですが、上に書いているように今回「葡萄」というアルバムを消化する前に行ってしまったのかも…という後悔があり、でももう1回行くのは…というどうでもいい葛藤が自分の中でずっとあり、最後にはチケット挑戦してみよう、という思いの方が強くなり勝負に出る事にしました。

挑戦した先行で当たり前のように外した後、いつもなら諦めてしまうところを最後の抵抗で再挑戦した一般でうっかり取れてしまったチケットで(がらけーさんは偉大なり)こっそりと行くことになりました。

あえて水道橋から歩いて行くことにし、某大感謝祭風に言えば(?)東京ドームから神保町を経由して武道館へ、という感じで、東京サリーちゃん~栄光の男~亀が泳ぐ街~葡萄の曲というメドレーが頭の中で始まってしまいました(そこは聴いていけ)。

そしてなんだかんだで武道館に無事忍び込むことに成功し、この日流れていた多分ビートルズの曲をBGMに野球本を読むという、分かりやすいぼっちらしい時間の過ごし方をし、トイレも余裕を持って行けたので安心しながら(?)待っておりました。武道館は当然初めてだったので、回りを見てみると上の階段急でしたね…まるで大阪球場のようです(南海ホークスファンの方のみに向けたコメント)。

リストバンドは丸型でしたね。武道館型を期待したのですが(?)。

 

そんなこんなで舞台が暗転し、皆様がご登場。ライブが始まりました。

 

1.Tarako

イントロが流れてきた瞬間、「えっ…嘘でしょ…」と思うのと同時に一瞬で顔のニヤニヤが始まってしまいました(はい、気持ち悪いですね)。

この1曲目を予想出来た人はほとんどいなかったのではと。葡萄やアロエと同じ3文字で食べ物の曲名だったからこの曲が1曲目だったのでしょうか…。また全英語詞の歌というアルバム「葡萄」とはある意味正反対に位置するような曲ですから、そういった意味でもインパクトがありました(実はそれを狙っていたりもしたのでしょうか…)。それにしてもまるで口が葡萄の糖分を求めていたところにいきなりたらこの塩分を思いっきりぶち込まれた感じでしたね(?)。

ライブでは1997年「おっぱいなんてプー」以来実に18年ぶりの演奏でした。そんな曲を当たり前のようにオープニングに持ってくるなんて…この目で観て、聴いてきたはずの今でもまだちょっと驚きが残っている1曲目でした。

こう観てしまったという補正があるかと思いますが、近年で最高の1曲目ではないかと。

しかし生で聴ける日が唐突にやって来るとは…

※前に1度観に行っていて1曲目が分かっていても、いざ始まると高揚感は前回となんら変わらないものなのですね…

 

2.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

Tarakoの衝撃からのこのライブ大定番曲への流れ。ただ私自身エンジンがかかるのが遅いのか、こういう曲が2曲目に来ると「あ、あ…」となっているうちに終わってしまうので、少し悔いを残してしまいますね。そして拳を上げるところは分かっているはずなのに何度かタイミングを逃してしまう私は相変わらずノリ方が下手というか、悪いというか…

ちなみにライブの2曲目で一番演奏されているのがこの曲のようですね(次点はMy Foreplay Musicとフリフリ‘65らしいです)。

今回希望の轍、LOVE AFFAIR、イエローマン茅ヶ崎でお留守番となったため(?)3度のドームツアーすべてで演奏された唯一の曲となりました。

※ふと回りを見てみると(何早速よそ見をしている)、一部座ってじっと見てるところがあって、もしかしてあそこが関係者席なのかしら…と思わず気になってしまいました。私みたいなノリ方の駄目な奴は、1度ああいう風にただじっとライブを観てみたいものですな…

 

3.ロックンロール・スーパーマン 〜Rock'n Roll Superman〜

なんとなくミス・ブランニュー・デイを聴いたときに、今回の3曲目はこれが来るかな…、と薄らと思っていました。今回も風船はありませんでしたね。2005年「みんなが好きです」から今回のライブまで唯一の皆勤賞曲となりましたが、序盤、終盤、アンコールとどこでも演奏されるあたり、第2の希望の轍的ソングとなりつつあるような気がします。今回のライブではその希望の轍を演奏しなかったこともあり、よりそんな感じがしましたね。連続登場はどこまで続くのでしょうか。今のところ運よく行けているサザンのライブでは毎回聴けているので、最初の頃とかなり印象が変わってきた曲ですね。

※私の見ているところだとステージと天井の日本国旗が一緒に眼に入ってくるので「嗚呼 お日様~」の部分であの日の丸がまさにお日様に見えたような、そんな気がしました。

 

MC

年齢調査が。アリーナにいた10代の人が標的に。私は中途半端な年齢で良かった(?)最高齢の方にはサイン入りTシャツをプレゼントしていましたが、こういうのは珍しい気が。他のところではどうだったのでしょうか?

さて、ここから葡萄コーナーへ突入のようです。

※最初にステージを組んだスタッフへの感謝が。今日はみんなおひとり様ですねという話から他の公演に行った人―と聴く場面も、そして年越しでのあの髭を買ってきて付けて出たら怒られちゃったと、木村主任を責めるという夜遊びリスナーにはうれしい(?)絡みが(おそらく会場にいるほとんどの人が夜遊びを聴いているのでしょうが…)。

 

4.青春番外地

MC明けはこの曲だろうなーとは思っていました。この曲からどことなく漂う昭和感がとても好きです。どのサザンのアルバムでも2曲目になっていそうな感が良いですね(?)

個人的には夜遊びで初解禁になった時ちょうど居酒屋に行っていた両親を車で迎えに行っていて、酔っぱらった両親を乗せた酒臭い車の中の空間とラジオの電波の悪さが、この曲に何故かすごくマッチしていて良くも悪くもそのイメージが残ってしまっていますね…(そんな事を思いながら、夜遊び中に呼び出した両親にはちょっとイラっとしてしましたが…w(土曜日の23時からは基本駄目と言ってはあったのですが))。

 

5.イヤな事だらけの世の中で

予想していたよりも早いご登場でしたね。終わってみればここで聴けて良かったと思いましたが。確かこの曲からステージの後ろに大きな葡萄の絵の暖簾(?)が2本出てきていましたね。(もしかしたら青春番外地で出ていたかも…)その後曲によって出てきたり引っ込んだりしていました(武道館では5本でしたね。メンバーと一緒ですね)。

葡萄収録曲の中ではこの曲のイントロが一番好きですね。曲の雰囲気もどこか懐かしくもあり新しくも感じる不思議な雰囲気が漂っている気がします(サザン以外ほとんど聴いていない奴が何を言っている)。実は最初に聴いた時はあまりピンとこなかったのですが(自分の中で消化するのに時間がかかるみたいで大半の曲はそんな感じなもので…)、試聴会で聴いた後、家に帰るまでやけにこの曲のイントロが頭で何回もリピートされるようになってきてから変わってきたのか、CDで聴いてからやっと「ああ…これは」と少しは分かった気がします。

※とても暑かった会場の中で、「小雪が舞っている」のところで急に涼しい風を感じ、一瞬何かそういう現象が…?と思ったら斜め前の人のうちわの風でホッとしました(?)。

 

6.バラ色の人生

モニターの映像は分かりやすくスマホ(主にSNSとやら)が出てきていましたね。映像の動画再生場面からサビに行く演出は好きです。

イヤな事だらけの世の中でからの流れで聴きますと、確かに世の中はイヤな事が多いけれど、そんな中でもバラ色の人生と言えるようなそんな恋愛をしたい、という風にまた違った曲への感想が生まれたりしましたね。

この曲の初聴きは、試聴会でしたが、サザンに興味を持って以降新曲のフルバージョンは夜遊びで聴いていたので、映画館での初聴きというのはなんだか不思議な経験でしたね。

個人的にはアナログ人生というタイトルの方が好きだったかも。

「完璧すぎる世間を 嗤ってやりたいな」という部分が何故だかすごく好きです、はい。

あと「このバラ色の人生を 分けてあげたいな」というところを聴いてしまうと、こっち側はそう思っても、歌っている本人は絶対に自分の人生をバラ色だとは思ってないのだろうな…とついつい考えてしまう私はやっぱり…なあ…(嗚呼…こういうことを思うからダメなのでしょうね)。

まあそんなことを言いつつも10年近く愛の魔法に酔わされ続けているのですが…。

※ここまで来てしまったら、今度もずっとほろ酔いでも何でも、悲しくて酔えなくなるまでは酔い続けようと謎の決心をしてしまいました。

 

7.Missing Persons

なんとなく中盤あたりにMr. ブラック・ジャック~裸の王様~とセットで歌うのではと予想していましたが。

映像は思っていたよりも落ち着いていましたね。まあ仕方のないことかもしれませんが。

ライブで聴いてようやくかっこ良さと言いますか、そういうものが分かった曲でしたね。ライブ終了後に聴いた葡萄の中で聴こえ方が変わっていたのもこういう感想になったのかも知れません。私はやはり全体像を掴むのに時間がかかるタイプだなと…。

 

8.平和の鐘が鳴る

この曲も中盤以降に来るのではと思っていたら、まさかこんな序盤に鐘が鳴るとは…。映像はこの曲の話に出ていたNHKの番組の映像でしょうか(見ていないので分かりません…)。

試聴会での「貴方」という2文字がスクリーンに浮かんだ時の印象が今でもすごく強く残っていますね。そのせいなのかこの曲にようやく少しピンと来たのが仙台へ移動中のライブの前最後に聴いた時だったのかもしれません。その時初めて「やっとこの曲はちゃんとライブで聴けるかも知れない…」と良く分からないことを思った事を覚えています。ただその一方で(この曲に限らずですが)もう少し聴いてからライブにいた方が良かったかも…と思いながら観ていましたが…。

※武道館に来て、それまでは貴方(You)というのが、自分の方にようやくほんの少しだけ向いてきたのかなと思えるようになり(本当にほんのちょっとだけですよ)、私の中でやっと平和の鐘が鳴ったような気がしました…。

 

9.彼氏になりたくて

ある種の重さを感じた2曲が続いたところでの「彼氏になりたくて」は良い位置にいるな…と。これはアルバムの曲順でも感じましたね。ここでようやく落ち着けた気がします。

最初に聴いた時からどこか暖かさを感じる曲だなとずっと思っていたのですが、聴いているうちにLONELY WOMANに似た暖かさかなと…。そのせいかなんとなく男性版LONELY WOMANだなと勝手に都合のいい解釈をしちゃっております(この2曲とも招待状と乗車券が消えてしまっていますね、そういえば)。

 

10.はっぴいえんど

ここまで披露された葡萄の曲の方々はどこか哀しさややるせなさなんかを感じるような物が多かったところでこの曲が来たというのは良かったですね。なんとなく彼氏になりたくてが演奏された時に次はこれかな…なんて思っていたりしていましたが。

この曲は桑田さんからメンバーに向けて歌った曲ということですが、何度か聴いているうちにI AM YOUR SINGERと繋がっているように思えてきまして、実ははっぴいえんどI AM YOUR SINGERの続き…もしくは同じ主人公なのではないのかと思ったり。

例えば「旅の途中で羅針盤 キミに預けたら」のところは2008年の無期限活動休止の時に言っていたサザンの屋号を預けます、という発言に繋がっているように聴こえてしまったり(あてなき旅の途中で預けたのかな…なんて妄想も)

他にも太陽が沈むのを…というところは昇る朝日に繋がってるように見えたり(その太陽というのがおそらく…と)、みんなでアンコールしたLove songはイカす仲間が奏でる愛の歌じゃないのかな…などなど色々とついつい感じてしまったり。

以上が実に都合のいい解釈でした(以上とある日のつぶやきから引用)。

※まさかいつの間にか宮城で羅針盤を預かっていて、武道館で返しに来る事になるとはね…。

そして2番で「旅の途中がハッピーエンドなら…」と間違えてしまうというらしい間違いが。でもこれがサザンなんですよね、きっと。

 

11.黄昏のビギン~天井棧敷の怪人

知らない曲が始まったと思って、モニターの字幕の方を見たら、ああなんか夜遊びとか何かで聴いたような気がするなと…(サザン以外の音楽は全くと言っていいほどの無知な物で…)。

そして多分1番が終わった後に天井棧敷の怪人が。最後のよいしょっとは桑田さんが言っていたような。ダンサー演出といい舞台感が凄く出ていたと思います(舞台も見たことないくせに何を)。

個人的に怪物君の空と連続で演奏してもらって、怪物君と怪人さんの共演が観たかったですね(?)

今のところ葡萄の曲の中で一番好きな曲ですかねー。曲名も歌い方も曲の雰囲気もすごく良いですね…素晴らしいです…

試聴会で初めて聴いた時に、「御来場の皆さん」のところでまさかこのために替え歌したのか…?とそんな訳がないことを一瞬でも思ってしまった自分はなんなのでしょうか。

※字幕と言えば武道館ではモニターがセンターにしかなかったので、曲名と歌詞が出ていませんでしたね。もうみんな分かっているんでしょ、というメッセージだったのかもしれません(?)。ステージの見にくい恐らく参加席と思われるところにはセンター固定カメラの映像が観れる小さな画面がありました。

 

12.ワイングラスに消えた恋

劇団サザンオールスターズが誇る大女優マダムゆうこりんがご登場。

今回は桑田さんが言っていたようにハンドマイクで歌って少し踊って(?)いました。京都物語でTVに出ていた時にハンドマイクで歌うのは見ていましたが、…ふと気付くと原さんが歌っている後ろの方に蝶ネクタイで指揮棒を持って、たまにコーラスをしている方がいましたが、あれはもしかして天井棧敷の怪人さんだったのでしょうか…。

またそろそろ原さんのソロライブなんてどうでしょうか…毛ガニさんの流れに乗って(?)来年あたり還暦ライブなんてどうでしょう?(もちろん今すぐにでもお願いしたいものですが)

※歌って踊る原さん。まさに武道館で舞踏会でしたね(?)。怪人さんが最初仮面をつけていましたね。すぐ外していましたが。毛ガニさんや弘さんと絡もうとしたりしつつも、コーラスはきちんとしている怪人さんがなんだか愛おしかったですね(?)。ハンドマイク原さん(?)も24年ぶりの武道館となりましたね。確かこの91年の原さんソロライブがサザン関係で初めてWOWOWで放送されたライブだったと、どこかで読んだことがあったようなのを思い出しました(何故今更ここで)。そしてそのライブのセットリストが公式には載っていないという愚痴はまたどこかで(?)。

 

MC2

主なところを要約すると

松田独眼竜弘さん

サザンの仲間外れ毛ガニさん

TIGERさんが猫を踏む

関口さん、仙台(千台)ネタは桑田さんもソロライブで来た時に似たような替え歌やっていましたよ

ここからは古い曲を…70年代、80年代、90年代とか…と言って始まったのは…

※やはり武道館と言う事もあるのか、ビートルズの話が。そこからビートルズ風のメンバー紹介をとなっていました(ただ徐々にいつもの感じになっていたような)。その後サザンの初ライブが、武道館に近い九段会館だったという話を(その時桑田さんは「春五十番コンサートで…」と言っていましたが最初のコンサートは「胸さわぎ」でしたね。しかし30年以上前のタイトルが出てくるのは流石ですね…)。そしてここで沖縄では急にやって失敗したので、ちゃんと練習してきたビートルズの曲を1曲と…

 

12.5.Help!

これは音楽寅さんで見たことがあると、何とか分かった曲でした。多分自分の曲をやるよりも楽しいんだろうなーというか本当楽しそうね、と思っていたら。終了後「これが1番楽しいかも…」と一言。ですよね…w

 

13.よどみ萎え、枯れて舞え

まさかのこの曲が、嬉しかったですね(さっきからまさかと嬉しかったばかり…語彙の無さと頭の悪さが丸出しですね)。どこか葡萄に収録されていても良いような曲な気がします。

この曲の雰囲気が好きで、何年か前に突然「ライブに行くことがあったらこの曲は聴いてみたい…」と思った時があったので、不意打ち感がありましたが、数年越しの夢が叶ってしまう形となってしまいました。

…関係無いですが、このあとの流れの中で「そういえばこの曲はKAMAKURAのライブの時でもこんな感じで紛れ込んでたような…」なんて急に思い出してしまうくらいには(詳しくはKAMAKURAツアーのセットリストをチェックして下されば…)まだどこか冷静な自分がいることにちょっとガクっとしましたね…(まるでそのライブを見ていたかのような発言)。

 

14.顔

Tarakoに次ぐ衝撃でしたね…いや、喜びはそれ以上だったのかもしれません。

老け顔な事もあり(?)大好きな曲の1つだったので本当にうれしかったですね…(学生時代顔をネタにされていたのも好きになった要因かもしれませんね)。

まさに忘れ難き顔(?)。

大感謝祭でのメドレーでも演奏されていますが、単独での演奏となると88年の「大復活祭」以来実に27年ぶり…まさに完全体での大復活でしたね(?)しかし本当今回は次に何が来るか油断の出来ないライブでしたね…。

しばし浮世を忘れてしまいました。

※正面からの顔もモニターも見れない席だった私はただ横顔を見ていたのさ。

 

15.Happy Birthday

この曲がきた瞬間思わずステージに向かって一礼してしまいました。何故かというと私事ではありますが、私がうっかり生まれてしまったのが、このライブに行った4月なもので…(その日はまだ誕生日を迎えていませんでしたが)サザンからの少し早いプレゼントをもらえたような気がして嬉しかったのです…。終わった後もまた一礼。

間奏は少し短くなっていたような。

※しかし8月という個人的に誕生日に関係ない時に聴いても感じる幸福感は何なのでしょうか…。

(2017年のひとりごと:この修正版を上げたのもギリギリですが4月になってしまいましたね。これは偶然ということで…。)

 

16.死体置場でロマンスを

この辺りから「あれ?今回KAMAKURAのライブツアーでしたっけ…?」と思ってしまっていました。2番では「ひつじだよ!全員集合!」の時と同じように毛ガニさん還暦ネタでの替え歌でした。ただ前回での「今年ついに…」というところが「去年ついに…」となっていましたが。

個人的には間奏で関口さんにダンサーが大接近してきた時のあの表情が忘れられません…w

この会場でこの歌を聴く日がやってくるとはね…

※もしかしたら前回の武道館経験者として選曲されたのでは…などと思ってしまったり(最近初めて歌う日本シリーズのビデオを見た影響もあるのかもしれません)。

 

17.Computer Children

死体置場でロマンスをとこの曲の時の映像はひつじの時とはあまり変わっていなかったような。前回のひつじでも見ていましたが、やはり良いな…と改めて。

ここまでKAMAKURAからの曲が4つ続きましたが、ひつじで聴けなかった人への短縮版として演奏したのか、KAMAKURAと葡萄という2つのアルバムの比較のコーナーにしたかったのかな…なんて妄想が始まってしまいましたね(と思ったけど、そういえばさくらの時はYoung Love、キラーストリートの時は海のYeah!!収録曲を続けて演奏していたコーナー的なところがあったので珍しい事ではなかったのかもしれない…)。

ここでKAMAKURAコーナー(?)は最後でしたが、今後のライブでも過去のアルバム曲コーナー的な物があるといいなあ…とささやかでわがままな希望が出てきてしまいますよね…(次は綺麗あたりお願いします…と早速わがままな希望)。

※あの指差しで腕を振るあれあるじゃないですか。この曲でそれをやる時「外で遊べない Computer-Child」というところでステージに向かって指を指すのはいいものか…と考えてしまい、結局手拍子に終始してしまうという謎の約5分間を過ごしてしまいました(ソロの悲しい気持ちの時はそんなことを考えてなかったので本当なんなのか)。でもミス・ブランニュー・デイの時も結局はやってなかった僕…。

 

18.栞のテーマ

まさかのドクダミ・スパークのテーマに映像が付いてのCM(?)が流れ(ぶどう味新発売的なネタをやるかなと思ったけどCD音源のままでした)、その直後に演奏されたのがこの曲。そういえばその映像内で海のYeah!!という字が映っていたのはここからの3曲の伏線だったのかもしれません。(3曲とも海のYeah!!収録されている曲ですね)

2005年「みんなが好きです」以来10年ぶりとなりましたが、音楽寅さんの時の山中湖ライブや宮城ライブ、夜遊びライブなどソロ関係で演奏されることが多かったこともあり、お久しぶり感はあまりなかったような。

実はそれまであまりピンと来ていなかった曲だったのですが、今回初めて生で聴けてやっと良さが分かってきたような気がする1曲でした(遅い)。

 

19.あなただけを~Summer Heartbreak~

今回のライブではTarakoと顔に次いで驚いた曲でしたね…1999年「晴れ着DEポン」のメドレー以来でしたが単独演奏となるとYoung Loveのライブツアーだった1996年「ザ・ガールズ万座ビーチ」以来と実に19年ぶりで一番間が空いていましたから…まさか聴けるとはなんて思ってもいませんでした。

7月の沖縄で聴けた人はちょっと羨ましいなと思ったり。

※8月に聴けたというのも良かったですね…。

 

20.真夏の果実

夏のライブではほぼ演奏される曲ですが、今回のツアーは春~夏なのでどうなのかなと思っていましたが、やりましたね。まあやらない理由がないですが。(そういえば夏のライブで必ずと言っていいほど演奏されている愛の言霊は今回やらなかったですね)

前回演奏した灼熱のマンピーの時と同じく、ハンドマイクで歌っていましたが、今までほとんどのライブではマイクスタンドに置いていたと思うので、ステージの右に左に動きながら歌う真夏の果実は珍しいというかまだ新鮮だったといいますか…見慣れない分どこか若干の違和感がありましたね。

 

MC3

ここまでで20曲終わりましたと聴いた時は「もうそんなにやってたのか…」と…まさにあっという間の夢のTONIGHTですね。

ここからはセットリストがネットに上がったりするけど、次からはここはいらない、外すべきと言われるコーナー、でも歌っちゃうよ的なことを話していたので、期待感が高まりました。

※ここのMCはあまり変わっていませんでしたが、話の流れから桑田さんが私はガラケーですが、ガラケーの人はいますか?と聴かれ、手を挙げられて良かったです(?)。

そして結局は感想をこんな無駄に長くネットに垂れ流してしまうこんな私でした…。

 

21.おいしいね~傑作物語

そんなMCから始まったのはこの曲。百人一首の件から最初は世に万葉の花が咲くなりの曲かCRY 哀 CRYあたりが来るのかと。

今回のライブツアー名が発表になった時にこの曲をテーマソングとして(?)やるのではないのかと思った人は少なからずいたのではと思いますが、本当にやってしまうとは…。

発売の頃の事を調べたりしていると、この曲は怒りの曲というイメージでしたが、この時代に聴くと、どこか嘆きの感情が強いように聴こえました。

皆さんが一度は通るように(?)一時期みんなのうたよりも聴いていたので、もう本当においしかったです(?)。

※おいしい(葡萄だ)ね そりゃ見事(なアルバムとツアー)だね。

 

22.Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)

これが来るのかーと。頭痛持ちとしては頭痛の度にこの曲を思い出してしまう程度には好きです(ただ頭痛にうならされているだけかもしれない)。

おいしいねとこの曲を今のサザンが歌うというのも、またいろいろと思ってしまったり。

この曲は1999年の「セオーノ」以来だったので、21世紀になって精神爆破魔さん初めての登場でしたね(もしくは復活?)。おめでとうございます(?)。

※サビで手拍子が変わってしまうのに対応できずに終わってしまうという、実に回りに迷惑な私でございました。

 

23.01 MESSENGER~電子狂の詩~

バラ色の人生とComputer Childrenを演奏したあたりからなんとなーくやると思っていました。これで3大ネット(ゲーム)への風刺曲そろい踏みという形になったのでしょうか?

アルバムバージョンでの演奏だったのでタイトルは正確には、(The Return of)01 MESSENGER~電子狂の詩~になりますね。ということは16年ぶりにライブにリターンして来たということで(?)。

これもライブで聴きたかったので(まあ結局ほとんどの曲がそうなんですが)、もう本当に今回はねえ…。

次はシングルバージョンも是非…。

この3曲で、葡萄のライブツアーだということをまた少し忘れてしまっていました。

※レーザーの演出がよく見えましたが、あれいいですね…宮城とは違う角度から観ることが出来て良かったでしたよ…

 

24.ブリブリボーダーライン

前3曲の流れからだとちょっと拍子抜けしてしまった感じですね。もしかしたらイエローマンさんの代打だったのかもしれません(手を振るのと黄色は葡萄の色じゃないですからね(?))。同時に終盤への足がかりかなとも感じましたが。個人的にどこか不思議なノリの曲だなーと思っていたので、生で観れて良かったと楽しさが改めて分かった曲ですね。今回葡萄収録曲以外で今までと一番印象が変わった曲でしょうか?もちろん良い方に。

※左右の人の腕の振りが逆だったのですが、こういう時間にいる私はどうすればいいのでしょうか?結局小さくなってこそっと腕を振る私に誰か良い案を下されば…。

 

25.道

桑田さんがギターを持って演奏されるとばかり思っていましたが、ハンドマイクで歌ってましたね。まあ歌うたいに楽器は必要なかったのでしょう。ベンチに座る桑田関口コンビの2ショットがとても良かったですね…。もしかしたらこのライブでのベストシーンかもしれません。そしてセルフで枯れ葉撒き。

暗転している中で見えたセット準備のスムーズさに謎の関心をしておりました。

そういえばこの曲の時だけは座って聴いている人が多かったですね。前の方は立っている人が多かったのですが、ふと振り向くと後ろの人、スタンドの人は結構座っていましたね。

この曲も架空の主人公がいるらしいですが、聴いているとやっぱりイコールで結びたくなりますよね…。

今までのロックンロール・スーパーマンでもI AM YOUR SINGERでもROCK AND ROLL HEROでもMUSIN MANのように憧れやなりきりのように、どこか武装しているように見える人物像に比べて、極力装備の無い、ただどこかで過去の色々な人物たちのその要素をもっているような桑田佳祐に一番近いようで最も遠い人物だなと良く分からないことを思ってしまいます…(ええ、途中から何を言っているか自分でも分かっていませんとも)。

 

26.栄光の男

序盤で演奏されると思っていたので終盤のこの位置に置かれていたとはちょっと意外でした。道からの流れですと道の主人公がこの曲を歌っているように見えて、「生まれ変わってみても 栄光の男にゃなれない」というフレーズの響き方が今までと違って聴こえてきました。

ちなみにこの栄光の男、アルバムでは11曲目ですが、あの天覧試合で長嶋にサヨナラホームランを打たれ、打倒長嶋茂雄に燃え、最大のライバルと言われた阪神タイガースの投手村山実の背番号「11」と同じなんですよね。おそらくは偶然なのでしょうけど、もし意図的だったら流石しか言えませんが…村山について書き出すと多分止まらなくなるのでここまでにしておきます(ちなみにその天覧試合が行われたのは6月25日、つまりサザンのデビュー日と同じという別な偶然もあったり)。

今回のツアーでは東京ドーム公演がありましたが、もし後楽園球場が残っていたらそこで聴いてみたかったなあ…と。なのでいつかせめて神宮球場で…(そっちもそっちで絶対に無い)。

※そして武道館でこの曲を聴いた時、どうしてもプロ野球の父と言われ、武道館の建設にも関わった正力松太郎が頭をよぎってしまうのです…。この人がいなければ、プロ野球や長嶋、そしてこの武道館公演はどうなっていたのだろうか…なんてことなどを考えてしまいましたね…(捻くれた野球史好きな物ですいません…この事も表や裏の色々な想像が止まらなくなるのでストップします)。

 

27.東京VICTORY

道から東京VICTORYまでの流れ良かったですね…。この曲がアンコール前最後に演奏かなと予想していたのですが。ここでリストバンドが思い出したかのように光出す。

葡萄に収録されたシングル曲の中で印象が一番大きく変わった曲ですね。感覚的な物なのでどう変わったのか説明しにくいのですが、アルバムで通して聴いていた時に突然この曲が鮮明に聴こえてきた瞬間がありまして、なんというか今まで脳内での映像が白黒だったものが一気に鮮明なカラーの映像になったかのような何とも言えない不思議な感覚が走りましたね…。うーんやっぱりうまく説明できない…(本当自分の語彙の無さが腹立たしいですね)。

そんなこともあってか今回のライブで聴くのが特に楽しみな曲の1つでした。

感想としては良かった…なんて言葉しかないけど、ひつじの時の良かったとはまた違うものだった…ね。

※東京で聴く東京VICTORY…自分の中でこの曲の印象が変わってしまったことも含め去年とはすべてが本当に変わってしまった曲だなと…そんななのにWowが未だちゃんと出来ない私でした。

 

28.アロエ

あれですよね、杏仁豆腐とジャージャー麺が食べたいけど1人で中華料理屋に行く勇気がない人を応援する曲でしたよね(絶対に違う)。

中華料理人風の恰好をした毛ガニさんを見た時に一瞬でもあり得ないのに、「もしかしてチャイナムーンとビーフン娘やるのか…」と思ってしまう私はなんなのか。あと給食のおばさんにも見えましたね。

ただミラーボール的な物が出てきていたので、アロエ愛と欲望の日々のどっちかかなと。

PVの踊りをしている人結構いましたね。私はしませんでしたが、踊っていた左隣の方の手が何度か当ってしまい、申し訳なく思ってしまいました。そういえば前にいたおば…お姉さまが終始ノリノリだったことを今更ここを書いてる時に思い出す。

「葡萄」収録曲の中でまだまだこの曲は良さをちゃんと分かってないままだったかな…とライブ中にあらためて思ってしまいました。この時は何故だか分かっていなかったのですが、どうやら私はまだアロエが苦手なようなですね…。その理由も分かってないのですが…。

※最近気づいたのですが、苦手な理由と言うのは、多分色々と考え過ぎて聴いていたようなのですね…あまり深く考えずに聴き始めてからは少し苦手感が薄れてきていました。なので武道館でもう1度聴き、観ることが出来て4月に思ったある種の後悔を吹き飛ばす楽しさを感じることが出来ましたが、恐らく8~9割の人があの踊りを踊っていたので驚きましたね…。やっぱり踊れた方がいいのかなあ…でもPVそんなに見てないしなあ…と新たな不安が生まれてしまうということに(これこそ勝負に出るものではないのであろうか)。

 

29.マチルダBABY

この曲が始まった瞬間特攻の爆発への覚悟をしました。正直逃げたかったです(?)あのボッ、ボッと出てくる炎の熱さも感じましたがステージはもっと熱かったんだろうなあ…と(何故かそこだけ冷静)。そして毎回爆発直前で手拍子を…といいますか動きを止めて身構える私は本当ただのチキン野郎でした。まさに体が震えてやまぬという感じでしたね(大袈裟)。

ちなみに私この曲のCD版のスピードもライブと比べて猫を被ってる感があって(?)結構好きなのです(というかアルバムの綺麗がただ好きなだけかもしれない)。

そういえばミス・ブランニュー・デイとマチルダBABYを同じライブで離れ離れで歌われたのはいつ以来だろうかと思って調べてみたら90年の「夢で逢いまSHOW」以来だったようですね。だから今回のライブは夢だったわけだ(?)

※あの特攻の爆発の後で、「イェーイ」と回りの皆様言っておられましたが、チキンな私にはとてもとても…いやいや…。

 

30.エロティカ・セブン EROTICA SEVEN

チルダでの炎を消化してしまうような、奥歯も凍るようなキスをしたい曲が。マチルダBABYからエロティカ・セブンの流れで1993年の「しじみのお味噌汁」でのあれを思い出した人は私以外にもきっといたはず。

大感謝祭で演奏されてから何故かまたしばらくは演奏されないのではと勝手に思っていたので驚きました。

そういえばセオーノから大感謝祭の間まで9年間演奏しなかったのは「君もエロティカ・セブン~」(当時サザンの6人+君で7人)が出来なくなるからだと勝手に思っていました(えっ、シングルのジャケットは5人だったから関係ないって?あ…そうですね…ごめんなさい)。

※1番と2番の最初では前川清さんが降臨していましたね…w。

 

31.ボディ・スペシャルII (BODY SPECIAL)

葡萄、Tarakoアロエ、杏仁豆腐、ジャージャー麺、ロマンティックなジュース、しじみのお味噌汁(これは関係ない)…等々をすべて吐き出してしまいそうな曲が始まってしまいました。

また特攻の爆発を(以下省略)前回のひつじの時にかなり遠慮がちに腕を上げてしまっていて終わった後に後悔したので、今回は前回より頑張ったつもりです。でもまあなかなかね…。もちろん心はハイテンションになってはいるのですがライブに慣れていないせいかなかなか表にまでは出せないのです…(言い訳)。マチルダBABYの時もでしたが、ビクビクしながらも特攻の爆発の時には天井を見上げて思わず確認してしまいますね…残念ながら天井棧敷の怪人さんはいませんでした(いや違うそこじゃない)。

※冒頭のギターのところで私の回りでは、「誠さーん」や「まこっちゃーん」との呼びかけをしている方が何人もいましたね。

 

32.マンピーのG★SPOT

銀テープがパーン。今回は灼熱のマンピーの時のような演出は無く、ハゲヅラもかぶっていなかったので割とシンプルなマンピーを見れた気がしてなんか新鮮でしたね。過去にもハゲヅラをかぶっていないライブもたまにありましたが、実際に見てしまいますとレアなものを見たかのような、妙な嬉しさがありましたね。あと私はやっぱり水着のお姉さんが苦手なようだ。

そういえば今年でマンピーさん成人なんですね。(凄く今更ながら灼熱の時は18歳ですからそういった意味でも解禁だったんですね(?))おめでとうございます(?)。

ラストマンピーさんもすっかり定着しましたね。ここで一旦終了しアンコールへ続きます。

※なんと武道館ではまさかのハゲヅラが登場。付けているところもばっちり観てしまいました。灼熱のマンピーの時と同じく、上からティッシュが出るタイプのものでしたね。ノリノリだった隣の人が「あ…ヅラかぶってる」と素の反応をしているのがちょっと面白かったです。最後の弘さんドラムソロのところで、片山さんの前あたりでハゲヅラをとった桑田さんが徐々に弘さんに近づいてくるのが、なんか気になっていましたね…w。

最後の特攻が来るのをずっとビクビクしながら待っていたので疲れました(?)。

 

33.C調言葉に御用心

メンバーご登場前にアブダ・カ・タブラの1か3をバックにダンサーさんによるちょっと洋画風(?)な演出が。

そしてアンコール1曲目はこの曲でした。アンコール前の熱気もあってか、どこか爽やかさを感じましたね。いい曲だなーと今更ながらに改めて実感。

確か「砂の浜辺で~」からはカットだったような気が。

ふとホーン隊の方を見た時に山本拓夫さんだけは立ってステップを踏んでいました。確か楽器は持ってなかったと思いますが…

※どうやらここが会場によって曲が変わっていたようで。

 

33.匂艶THE NIGHT CLUB

そして武道館ではこの曲でした。人がびっしりと入っている武道館がNIGHT CLUB に変貌してしまうとまさに情熱以上の熱さが。C調言葉とは違ってマンピーからの熱をそのまま引き継いだような感じでしたね。この曲でリストバンドは光りませんでしたが、匂艶だから七色に光ったりするといいのにねとちょっと思ったり。まあ難しいのでしょうが。

 

34.ピースとハイライト

銀テープがパーン(2回目)。個人的にはC調言葉に御用心からの流れは良かったですね。今後使っていきたいです(何にだ)。

映像の方はかなりシンプルになっていましたね。でもこっちの方がいいかも。

2013年サザン復活の時のシングルでしたね。初めて聴いた時には、今までの活動再開のシングルよりいい意味で肩の力が抜けてるなと思いつつも、サザンが再活動したことへのいろいろな思いや、この曲はきっと試行錯誤したんだろうなあ…と余計に感じたものがあって、それがずっと残っていたのですがこの2年間、ライブで聴いたり、葡萄で聴いたりでそのいろいろと感じたものが薄まっていき、「ああ…良いな…」とようやく曲への方に思いが向いてきたのかなとようやく感じることができました。

 

35.みんなのうた

みんなのうたに入る前に「あの日から何度目の…」のあの曲が。個人的には大感謝祭と灼熱のマンピーで完結して欲しかったので、ちょっとうーんという思いが。しかしなんか登場する度にあの曲さん徐々に長くなっていますね。あと3~4年すれば完成しそうな勢いです。

歌詞はあまり間違えていなかったと記憶。これまた逆に珍しいものを見れた気がします…w。

今回のみんなのうたは聴けた時すごく嬉しかったんですよね…何故かは良く分からないのですが…。

途中の歌詞で仙台にまた来るねと。いつかは私の住んでいる街にも…とは意外と思わない私よ。

※アンコール位からでバテてきてしまっていて、この腕振りで力を使ってしまおうと思ったら、また左右の人の振りが逆という悲劇(?)が。途中のところは武道館またやろうねと、でも次も22年後というのはご勘弁を。

あと7回ジャンプしたのは、ここでしたっけ?(マンピーとどっちかの時だったのですが抜けてしまいました…)私今度はタイミングを失敗して6回ジャンプになってしまい、あと1回ジャンプ出来ませんでした…。

 

36.蛍

アルバムと同じくラストはこの曲でした。リストバンドの色は緑じゃなかったですね。前回演奏された灼熱のマンピーでは腕を振るのに必死で、ステージをあまりちゃんと見れていなかったので、あまり腕を振らずに聴いておりました。もしこの日に行かれた方がいましたら、飛んでいなかった1匹の蛍の主は私です。ごめんなさい。

※また腕を振らずに棒立ちで聴いてしまいました。ごめんなさい。でも隣の人も途中から腕を振らなくなったので、きっと許されますね(?)。Tarakoで始まり、蛍で終わった葡萄のツアー、まるで3文字と言うのが、裏テーマだったのでは…となんてまたまたくだらないことを考えてながらの会場を後にしておりました…

 

そしてライブの最後には恒例になりつつある「おおブレネリ」(調べました)を替え歌で回していき終了。誠さんの動きのキレがやたら良かった気が。そしてオチに便利な(?)金原さん。

劇団サザンオールスターズらしい(?)終わり方でしたね。

※蛍が終わると桑田さんはメンバーや各スタッフチームすべての人にありがとうと感謝の気持ちを伝えており、すごく暖かい空間でしたね…「おおブレネリ」は無しかなと思ったらもう1曲とやりますと言い、(大歓声がありましたが…w)しっかりやるとあたり流石でした(?)。

最後に2度「死ぬなよー」と桑田さんは仰っておりましたが、いつもライブが終わると、もうこれで死んでもいいや…といつも思ってしまっています…それくらい満足以上の何かが生まれてしまうのです…

 

 

さてライブが終わって改めて振り返ってみますと、葡萄収録曲以外は前年の「ひつじだよ!全員集合!」のセットリストと入れ替えても違和感が無かったかのような、どこか少しマニアックさを感じる曲が多かった気がしますね。「大感謝祭」や「灼熱のマンピー」がこちらから見ている、いかにもサザンというイメージのライブであった反動なのでしょうか…?。

 

今回は勝手にシンドバッド希望の轍、LOVE AFFAIR~秘密のデートなどライブ大定番曲が演奏されませんでしたから、余計にそう思ったのかも知れません。

今後名前を出した3曲を1曲もやらないライブを観ることがあるのかな…?なんてちょっと思ったり(特に勝手にシンドバッド希望の轍の両方を演奏しなかったライブと言えば「おっぱいなんてプー」と2004年の「暮れのサナカ」だけで10年に1度物ですからね…。

御開帳みたいなものか(?))。

 

そういう意味ではまたすごくレアなライブを観てしまったのだな…と。

個人的には希望の轍を演奏しないライブを1度観てみたかったので(ほとんどのライブでやっている分逆を観たくなってしまっていて…)、ある種の嬉しさがありました(へそ曲がりで本当すいません)。

 

しかし毎回のようにライブでは10年以上ぶりという曲が出てくるというのも、昔からのファンには懐かしく、最近ファンになった方には新鮮に感じる嬉しいサプライズですね。今後も長年演奏していないあれやこれを聴いてみたいものです…(ただキラーストリートからでも10年ぶりになってしまうのですね…時の流れとは恐ろしい)。

 

「葡萄」からは天国オン・ザ・ビーチのみが演奏されずでした。ただシングル曲以外の収録曲は全曲演奏されていましたね。これは多分「人気者で行こう」以来かと(ただ未演奏だったのはミス・ブランニュー・デイのB面だったなんば君の事務所だけなので、実質全部やっているようなものですが)。

天国オン・ザ・ビーチもひつじ以降にやっと消化できたような感じだったので、今回聴くことが出来なかったのは残念でしたね。アルバムの中ではなんとなく他の15曲の実を繋げている蔕というか茎の役割をしているある意味重要な曲なのかなーとなんとなく思っていたのですが、それをこの「おいしい葡萄の旅」に当てはめると蔕や茎の部分は食べれないので置いてきたのかもしれません(?)。もしくは天国での公演が無かったからかもしれません(お前は何を言っているんだシリーズ)。

 

 

※そして武道館…まるで歌舞伎町ライブビデオの夏をあきらめてと似たようなところから観ていましたが、こういうのも良かったですね。同じツアーに2回行くというのも初めてでしたが、演奏曲をすべて知った上で行くとこんな感じなのね…と新しい見方が出来ました。

そしてアルバム「葡萄」…

今回で消化できたかと言われると、どうでしょうか…でも消化不良だったかもという後悔は薄れ、今までは葡萄をどう食べていいのだろうか…?という思いだったのですが、ようやく少しは味が分かるような食べ方が出来るようになったのでは、とは感じることが出来るようになりました。本当に行って良かった…。

 

 

そんなこんなで今回もまた長々と、まとまりも語彙も無い感想を架空の広場に晒してしまいました。でもみんなが集まるところではないので問題ないですね(?)

うっかりここまで読んでしまった方ありがとうございました。そして貴重なお時間を使わせてしまい本当に申し訳ございません(なら何故書いて置き逃げした)。

(以下言い訳タイム)実は正直今回は書かないつもりだったのですが、前回は書いてみようかとしましたが、早く書こうとしてしまい後で、ここはこうすれば…、これを書いておけば…と後悔してしまったので、リベンジを兼ねて書いてしまいましたが、時間をかけても酷い文章と漂うネガティブさは変わらないですね。次回以降ライブに行くかは分かりませんが、今後は多分書かないのでどうかお許し下さい…。

 

最後にサザンオールスターズ、そしてサザンに関わる皆様、これを読んでしまった方本当にありがとうございました。また明日からそれなりに頑張っていこうと思います。

 

サザンオールスターズの皆さん!!

最後にブラボー!!

素敵なライブをありがとう

さよならを言う前に

 

…最後までごめんなさい。

 

 

以上が発掘した感想でした。まず1つこれ長いですね…。読む方のことを一切考えていないですね。当時の私に代わって(?)ここで謝罪いたします。

あと最後の方に今後は多分書かないと言っておいて、こんな駄文集ブログをやっているとは2015年8月の私は思っていなかったでしょうね…。

以上この2つが過去に書いていた感想でした。

 

サザンオールスターズ年越しライブ「ひつじだよ!全員集合!」の感想のようなものを(復刻改訂版)

以前TwitterのTwitLongerという長文を書けるもの(雑な説明)に投げていた感想文を1ヵ所にまとめたくなったため、こちらに移籍させてみました(いちいち検索が面倒くさいという理由なのは内緒です)。

ただそちらに載せた後、あそこはああすれば…ここ間違ってる…というのがありましたので、人に嫌われそうな細かい男としまして(?)無駄に直してみました(文庫化みたいなものですね(?))。

ではここから先は約2年前の私(と時々現代の私)です(?)。

(この雑前文は「おいしい葡萄の旅」感想とほぼ同じです(コピペって便利))

 

 

今回サザンオールスターズ年越しライブ「ひつじだよ!全員集合!」の初日12月27日にこっそりと行かせていただきました。という訳で(?)感想のようなものをだらだらと長々と駄文のお手本のような形で書いてしまいました。ただ記憶違いなどもありますので、もし間違いを発見した際には冷たい目で見ていただくか、舌打ちでもして消してしまってくださいませ。

 

さて私、今回のライブがサザン・ソロと含めて3回目となりますが(というかライブというもの自体が3回目であります)、冬・横浜でのサザンというのは初めての参加でした。

ただ過去2回はいずれも9月のライブだったので、それほど夏!という感じでもありませんでしたが。

駅から横浜アリーナまで歩いていると、「チケットを譲ってください」という紙を持った方がちらほらといて、本当にそういう人がいるんだなあ…となぜか妙に感心してしまったり。

そんなこんなで横浜アリーナの中に入り、座席を見つけて回りを見渡して最初に思ったのは意外に大きくないな…と。映像で見たイメージでは結構大きいイメージがあったもので…初めて行った人はだいたいそう思うのですかね…?

今回のライブにも前回の灼熱のマンピーと同じようにリストバンドが配られましたが、今回は終了後に回収とのこと(灼熱のマンピーの時は各席に置いてあり、特に回収とも言われませんでした)。開演前には何度か点灯テストがあったのですが、リストバンドが点かず、

付いてない人はスタッフに…→「あれ、みんな付いてないよ…?」

消灯テストを行います→「えー!?」

以上で点灯テストを終わります→「えー!?w」

という一連の周りの反応の流れが少し面白かったです(その後のテストではちゃんと点灯しました)。

今回の会場内のBGMはひとり紅白で歌っていた(多分)曲達が流れていました。ただ最後の方にAKB48さんの曲が流れていたので、「まさかまたフライングゲットブルース的な曲があるのか…?」などと思ったり。

そしていざ開演となり暗転して聴こえてきたのは、Wow… となんと「東京VICTORY」が。大歓声とともにまさかこれが1曲目…?とあわててフレフレフラッグを出そうとしている人がちらほらと。しかしすぐにサザンの面々が登場しますと、ああ…これはCD音源だったのか…というある種の安堵感と再びの大歓声。そしてメンバーがいつもの位置に立ち聴こえてきた1曲目は…

 

1.Big Star Blues (ビッグスターの悲劇)

ライブのザ・1曲目というイメージのある曲でライブがスタートしました(実際公式HPに載ってるライブデータを数えて見ると一番1曲目の曲として演奏されているみたいです)。

サザンとしては2005年「みんなが好きです」以来の演奏ですが、夜遊び1000回記念ライブでも歌ってたのであまりお久しぶり感はなかったですね。

 

2.フリフリ' 65

2004年「暮れのサナカ」以来の演奏となるこの曲。この時も2曲目でしたね。このBig Star Bluesからフリフリ' 65の流れを聴いて思わず歌舞伎町ライブを思い出してしまいました(たまたま最近歌舞伎町ライブのビデオを見ていたもので)。

ちょうど東京VICTORYで東京オリンピックの話が多く出てたこともあり、前回の東京五輪の年である1964年の次に当たる65という数字が入ってるこれを選曲してきたのかな…なんてことも思ったり思わなかったり。

まだライブのテンションに付いて行ききれずにHey Hey Hey…やフリフリのところでノリきれなかったのが悔やまれますね…。

 

3.希望の轍

もうライブ定番中の大定番が早くもここで登場いたしました。実は来る前に、妹と希望の轍の話になった時にライブではほぼ毎回演奏してるから、逆に演奏しないといういろいろな意味でレアなライブも見てみたいね、なんて会話をしていたのですが、あのイントロからの大歓声を聴いた瞬間、自分の愚かな考えを猛省しました…

今回2番のBaby Loveの部分をシャウトせず普通に歌ってましたが、普通に歌ったのはいつぶりなのでしょうか(31日ではシャウトをしたそうで)。

 

4.気分しだいで責めないで

MCを挟んで懐かしい曲のコーナーと題した1曲目がこの曲でした。

個人的にはこの曲に入る直前のひつじちゃんと桑田さんの流れ(ひつじちゃんがコーナー紹介のボードを掲げていたのですが、客席の方を向くと笑顔で、桑田さんの方を向くと渋い顔になる)から桑田さんの「気分しだいで表情を変えないでよ…」というコントが隠されていたのではないのかと勝手に思っていました…w。

 

5.匂艶THE NIGHT CLUB

ここでこれか!と。会場が一瞬でナイトクラブとなったように思えました。こんな序盤でのご登場だとはまったくの予想外で驚きと喜びでここからテンションが変になってきました、というよりようやくライブのテンションになってきたというところでしょうか。

 

6.メロディ(Melody)

匂艶からのこの曲で最近の桑田さんの「ライブは1時間くらいで終わろうよ」的発言から本当に10曲位で終わるんじゃないのかと一瞬危惧してしまったり。

ところでメロディの表記って場所によって「メロディ(Melody)」「Melody(メロディ)」となっていますけど、どっちが正しいのでしょうか…(今回の会場では「Melody(メロディ)」でした)。いい意味で期待を裏切ってくる選曲が続くなーと思っているとまた次の曲も…。

 

  1. 逢いたくなった時に君はここにいない

気分しだい、匂艶、メロディと来てここで完全に今回のライブがどうなるかが完全に分からなくなってしまうと同時に、これが聴ければ…なんて考えていたものが、もうなんでも来い!という気持ちになり、いろいろ考えてしまう余計な冷静さが解けてきて本当に楽しめるライブになってきました。1990年の曲はもう懐かしい曲の方になってしまうのですね…

 

8.あっという間の夢のTONIGHT

もう今回のライブというものをこの曲名だけで表していますね。まさにあっという間の夢のTONIGHTという3時間でしたね。毎回思うのですがサザンのライブに行く、というのは夢のような時間で、あとで本当に自分はあの場所にいたのかな…なんて思ってしまいます。

 

  1. JAPANEGGAE (ジャパネゲエ)

個人的に1番驚いた曲。歓声も「わー」というものではなく「おお…」と、どこか「まさかこの曲を…」という思いが混ざっていたかのように聴こえました。

2008年「真夏の大感謝祭」の時の演奏して欲しい曲ランキングにも上位に(18位)入っていたのも、どこかに残ってたのかな…と。

本当に聴けるとはまったく思っていなかったので嬉しかったなあ…(一瞬でもTarakoのB面の全英語詞バージョンが来たりしてなんて思ってたのは内緒です)。

 

  1. 死体置場でロマンスを

1999年年越しライブ「晴れ着でDEポン」以来の演奏で同時にLOVE AFFAIRとの不倫ソングの再共演となりました。

2番ではその「晴れ着でDEポン」と同じく毛ガニさんへの替え歌となっておりました。

あらためて毛ガニさん還暦おめでとうございます。

 

  1. Computer Children

またまたまさかの選曲。これのライブバージョンも好きで渚園のDVDでこれを何回も見直してた時期があったくらいです。かっこよかった。

ところで前の席がご夫婦と女の子だったのですが、この曲の時にお父さんに抱かれた女の子とやたら目があってしまって、この子もこのライブのことを覚えていて将来コンピューターで調べたりしたりするのかなあ、なんてまたくだらないことを思ったり。

 

  1. 鎌倉物語

今回の原坊曲コーナーはこの曲でした(今回はチャイナムーンとビーフン娘やるかなあ、なんてちょっと思ってましたが)。横浜で聴く鎌倉物語は良いものでありますね。

いつか鎌倉へ観光に行った際にはこの曲を聴きたいものです…

 

  1. BLUE HEAVEN

ちょっと新しい曲のコーナーと題し演奏されたのがこの曲。1997年の曲で新しい曲ということは「さくら」曲からは新しい曲ということなのでしょうか…。とはいえ「逢いたくなった時に君はここにいない」が1990年の曲なので境がどこにあるのか気になりますね(36年なので半分にするとだいだいちょうどいいですが)。

この曲は個人的に大好きな曲の1つでラジオでかけてた際に是非1度は生で聴いてみたいと思っていたので、流れてきたときにはもう…ただ棒立ちのままステージの方を見ることしか出来ませんでした…。

 

  1. LONELY WOMAN

棒立ち状態のまま次に流れてきたのはこれまた大好きなこの曲。私がサザンのファンのようなものになった大きなきっかけの曲で、その時もし自分がライブに行くということがあったら1番聴いてみたい曲と思っていたため、また棒立ちのままで聴き入っていました…。

後日この2曲をライブで聴いている夢を見て、朝起きたら大号泣していました。なぜ生で聴けた時に涙を出さないで後日泣いているんだ、自分よ。

 

  1. SAUDADE~真冬の蜃気楼~

正直にいえば前の2曲の印象があまりにも強すぎて、若干記憶から抜け落ちているところがあります。意外と忘れがちな冬の曲ですね。まだ少し呆然としながら、これがあったか!と。

「人はどうして~過去への扉を叩いて生きるの?」のところは何故かとても好きなのです…。

このライブは夢でも蜃気楼でもないんだよなあ…きっと…。

 

  1. ごめんよ僕が馬鹿だった

ここでようやく私は元のライブテンションに戻った感じです。

今回は、不倫の曲(死体置場でロマンスを、LOVE AFFAIR)と浮気がばれた男の曲という3大な曲(?)がそろい踏みとなりましたね。

そして曲明けのMCでは紫綬褒章の話となり、褒章御披露目とラブユー褒章という曲の披露が(曲名は紫綬褒章ブルースだと思ってたのに)。

 

  1. 涙のアベニュー

とある港町のコーナーと題し、最初に何が来るのだろうと思っていたところで、いきなり「お気に召すまま~」と不意打ちで聴こえてきて一瞬の驚きとこれかーと一気に高揚し、後半へのエンジンがもう一段掛かった曲でした。

 

  1. 思い出のスター・ダスト

歌詞の「二人立たずむスタジアム」は横浜スタジアムのことでしょうけど、日産スタジアムでの大感謝祭や灼熱のマンピーのことも思い出していた人もいたのかなと。

またいつか日産スタジアムでライブをやる際には、夏・横浜のサザンを1度見たいものです。

 

  1. シャ・ラ・ラ

クリスマス風の演出、とある港町から、ああもうこれしかないな…と。

1997年「おっぱいなんてプー」で久しぶりに演奏されて以降はソロだったり、なんだったりでちょこちょこ演奏していますね。

冬の横浜で聴けたのは良かったなあ…

 

  1. LOVE AFFAIR~秘密のデート

流石に中盤から終盤へと向かっているこのあたりでは回りを見ると座ってる方が何人いらっしゃったのですが、この曲のイントロが流れた瞬間に総立ちになり、序盤で演奏した某曲で言えば「LOVE AFFAIRのイントロは皆を立たす」ということでしょうか…(?)。

バックステージにいた女性をステージに上げるという約1万人が見つめる秘密のデートが(秘密になってない)。

 

  1. ピースとハイライト

ここで忘れかけてたリストバンドが光り出しました。年越しライブ開催決定と聴いた時になんとなくこの曲で年越しかなと思っていましたが、外れでしたね。

31日にはこの曲と次の東京VICTORYで31年ぶりの紅白出場となりました。

良くも悪くも2010年代のサザン代表曲となりそうですな。

ここで銀テープがパーン。当然(?)キャッチは出来ず。

 

  1. 東京VICTORY

バックに炎が登場。フレフレフラッグは思ったよりも持っていた人は少なかった印象が。

かく言う私も持って行ってましたが、出さずに終わってしまいました。

この時だけは横浜VICTORYでしたね(?)。

ここでちょっとした間があり(今考えると紅白のための間だったのですね。まあ匂わせてはいましたが)、時間調整のコーナーと題し次の曲へ。

 

  1. 爆笑アイランド

「現下の…」ところは変えてくるかなと思いきや原曲のままでした。ただ別のところで衆議院解散を入れた替え歌がありました。

最後のサビに入る前に入りミスがありましたが、ああこれがライブだなあ…と。

しかし東京VICTORYの前後にこういった曲を持ってくるあたりがサザンらしいな…と。

 

  1. 愛と欲望の日々

序盤のナイトクラブから終盤にはディスコとなった横浜アリーナ

サビで踊ってる人も多々いました。私はそこでチキンぶりを発揮+振りに集中してステージを見れなくなりそうと思ったため踊れず(言い訳)。

 

  1. イエローマン~星の王子様~

ライブ定番曲ですね。「真夏の大感謝祭」と「灼熱のマンピー」ではやらなかったので、もしかしたら…と思っていた中でのご登場。これがライブでのイエローマンか…と圧倒されました。この辺からはひたすら圧倒し続ける展開に。

間奏では馬と羊のケンカ、そして仲直り。

 

  1. 怪物君の空

夜遊びで流していた曲はほぼやっていたので、この曲はいつ来るか…と待ちわびていたところついに降臨。思わずガッツポーズ。生で聴いてみたくて仕方がなかった曲です。

かっこいい…最高…なんて単純な語彙の無さを晒すだけの感想しか出てこず。

 

  1. BOHBO No.5

生で聴くと迫力がまったく違う!と感じてしまうほどのパワフルさがひしひしと伝わってきました。ライブ終了後寝る前に思わず聴き返してしまうほどでした。

「ピースとハイライト」からここまで「怪物君の空」以外は平成の曲でしかも、2003年以降の曲が多いというのも新鮮で、リアルタイムで聴いてきた曲ばかりというのも嬉しかったですね…。

イエローマン、怪物君、BOHBOくん(出てこなかったけど)と固有名詞3連発(?)。

2番が終わると突然あの曲のイントロが。

 

  1. ボディ・スペシャルII (BODY SPECIAL)

始まった瞬間間違えなく会場内の温度が急上昇しましたね。間奏のブレイクするアレンジは好きですね。周りのオーオやOh,yeah!に圧倒してしまうところまだまだライブに慣れておりません。そして特効の爆発に身構える私はやはりチキン。

 

  1. 勝手にシンドバッド

出だしの特効の爆発で思いっきり驚いてしまって、思わずのけ反るような反応をしてしまったのはお恥ずかしい。過去に生で観た勝手にシンドバッドはギター持ちだったので、ついにマイク1本シンドバッドを見ることが出来ました。

もう一撃必殺の曲ですね。BOHBOまでの流れだと(怪物君の空を除いて)平成曲締めになるのかな、と思っておりましたが満を持しての大登場。本編ラストを生で見るとやはりそのパワーにただただ圧倒…

どうやらこの曲で年越しだったようで。

 

  1. 天国オン・ザ・ビーチ

アンコール1曲目。本編ラストはこの曲だと思ってたので、まさかアンコールで演奏するとは思わず。季節外れの水着のお姉様ご登場。

今日、横浜アリーナという天国に来ることが出来て良かったと…。フライングでラストムードになってしまいました。

??「きゃーの声が枯れてるよ」。

 

  1. ロックンロール・スーパーマン~Rock'n Roll Superman~

キラーストリート収録、発売後「みんなが好きです」から皆勤曲。

その演奏率といい、序盤、中盤、終盤、アンコールとどこでも演奏されるあたり第2の希望の轍と言ってもいいような曲となってきていますね。

そういえば風船無かったなあ…。

 

  1. 栄光の男

ここでこれかーと。この曲も好きなのですが、野球好きというあれがありまして、この曲の本当の良さというものを私はまだまだ分かってないのでないのかな…と。

ところで長嶋茂雄国民栄誉賞に影響を受けて誕生したこの曲、28日には安倍首相も来たということですが、国民栄誉賞受賞の際の総理と考えると実はこの曲誕生の陰の功労者なのかも知れませんな…。

ちなみにここで32曲目の演奏となりますが、途中のラブユー褒章を入れれば33曲目となり、2度目の監督時代(93~99年まで)の背番号33と同じになるというのは偶然でしょうか…。

 

  1. Oh! クラウディア

最後はこのバラードでした。映像ではありますが初めて動いてるサザンを観たのが、歌舞伎町ライブのビデオで最後がこの曲でやけに印象に残っていたので、ファンみたいなものになった頃のことなんかを思い出しながら、全体が腕を揺らしてる中でまたまた棒立ちとなり眼に、心に焼きつけながら観て聴いていました(常にこれで生で見るのが最後かもしれないとネガティブなことを無意識の内に考えてしまうので最後の曲の時にはいつもこうなってしまうのです…)。

 

 

ライブが終わって振り返ってみると、「灼熱のマンピー」との被りは意図的に避けたかのようにほとんどなかったですね。(被りは6曲のみで2013年の新曲だったピースとハイライト、栄光の男を除けば4曲)

個人的には1996年「牛」や2000年「ゴン太君のつどい」っぽい、いかにも年越しライブというセットリストだなと感じました(動物繋がりだったのかなと言いたいだけ)。

また夜遊びで流していた曲はほぼやっていたので、ほぼネタばれになっていましたね…w

やらなかったのは多分「I AM YOUR SINGER」だけだったと思います。(終盤の流れを見ると途中まではセットリストに入ってたのかな、なんて妄想したり)

 

そんなこんなで今回のライブについての感想的な物を書いてみましたけど、ここまで読んだ人いますかね…(自分の記憶用メモ的なものでありますので)。もし読んでくれた方にはただただ感謝であります。

 

そして2015年となりアルバムの発売日とツアーの日程が発表となりましたね。

私個人の話ですが、2015年はサザンオールスターズのファンのようなものになってちょうど10年目の年となります。これで少しはささやかなファンくらいにはなれたかな…と。

10年前には自分が実際にライブに行くなんて想像も出来ませんでしたし、この先サザンを好きで居続けているだろうか…なんてことを考えていたことを思い出します。

アルバムをゆっくりと楽しみに待ちつつ、今年もツアーのどこかに参加できるかは分かりませんが、これからもこっそりとサザンの活動を見つめることが出来たら(応援しています。なんて言うのはなんかちょっとおこがましいので)なあ…と思っております。

 

最後にサザンオールスターズの皆様、サザンに関わるすべての皆様2014年も本当にありがとうございました。どうか2015年もご縁がありましたらよろしくお願いいたします。

 

 

以上がTwitterから掘り出してきた感想のような物でした。

今読み返しますと、あまり使うのが好きでは無い「!」を何度か使うなど、頑張って(?)書こうとしていたのでしょうか…。

あともう1つ「おいしい葡萄の旅」の感想のような物もこちらに移籍させておりますので、よろしければ…。

 

今更ながらサザンオールスターズ「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」の感想のようなものを

この前古いパソコンのデータを漁っていたら、このライブの感想メモを発掘しまして…。

そのままゴミ箱に入れて消去してしまうのも少し勿体ないと思ったので、文章のゴミ箱でお馴染み(?)のこちらで供養されていただきます。

流石にメモをそのまま載せるのもアレですので、改めて製品版を見た感想のようなもので補填しております。なるべく2013年当時にこんなことを考えていたなあ…ということを書いていますが、2017年の私が多少出てきていますので、純粋な感想では無いことをどうかお許しくださいませ。

それでは特に望まれていない世界で一番遅い「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」の感想のような物でございます。

 

 

私がこっそりと会場に潜入しましたのは、ツアー最終日、9月22日の宮城スタジアムの公演でございました。私としては前年のソロライブ「I LOVE YOU -now & forever-」ツアー以来2度目のライブとなりました。

仙台駅までは車で行き、その後シャトルバスに乗って会場まで向かったのですが、そのバスに乗っておられた男性の方の横顔がとても桑田さんに似ていまして、一瞬「…えっ…?」となりました。

そんなこんなで会場に到着し、無事に侵入に成功しました。席に着くと見慣れない物が…。袋にリストバンドが入っており、説明書を見ますと(この前サザンBOXを整理していたらこの説明書が出てきました…持って帰ってきたのかい…4年前の私よ…)、どうやら光るとのこと、その後テストがあり、一斉に光ったときに歓声が上がっていましたね。

この時半袖で出掛けていたのですが、やけに9月の風が身体をしめらせてきたので(?)、ライブグッズであったパーカーを購入し着まして、寒さから尿意が来ないことを祈りながら待機しておりました。

そうしていますとアナウンスが始まり…。

 

オープニング

ここのアナウンス煽ってましたねー。ちょっと引っ張りすぎたような。「おっ勃ちません」位までで良かったような気がします。

そして下からサザ…SMAPの皆さん(?)がご登場しました。って両サイドにあったセットはこのためだけに用意されていたのですね…w。

改めてサザンオールスターズと紹介されると大歓声が。私はニヤニヤ(気持ち悪い)。

風船がたくさん上げられていましたね。会場に来る途中民家があったので、そこまで飛んでいかないか心配になりました(誰目線だ)。一部の風船は結構空中に残っていましたね。サザンファンだったのでしょうか(?)。

ちなみに私のいた席からサザンの皆様は米粒よりは大きく見えましたね。柿の種ぐらいでしたでしょうか(?)。

 

1.YaYa(あの時代を忘れない)

メンバーが位置に付き(いつの間にかサポートメンバーの皆様も集結していましたね)、聴こえてきたのはこの曲のイントロでした。

イントロを聴いた瞬間「うわーまたベタだなー」と思いました。悪い意味では無く、無期限活動休止前最後のライブである「真夏の大感謝祭」のラスト曲をそのまま持ってくるというのも正統派な選曲だなー、という思いがありました(ライブ冒頭からこんなことを考えていた自分は何なのか、まあ今も何ですけどね…)。

後ろのモニターに早くもメンバー5人を映すなど、復活を印象づけるのにはこれ以上にない曲ではありますよね。

しかしこれが生サザンの初めての曲となった訳ですから、このYaYaを忘れない…とも思いました(雑)。

日替わりでここに「海」が選曲されていましたね。こちらを現地で聴いていたら、どんな感想を思ったのでしょうか…(いつかこの曲もライブで聴きたいですね…)。

 

2.My Foreplay Music

個人的サザンライブ2曲目3人衆の1人であるこの曲(あと2人はミス・ブランニュー・デイフリフリ’65)が、今回代表として(?)選曲されていましたね。

私「みんなが好きです」のDVDが初めて見た、そして多分1番見たライブ映像だったので、その「みんなが好きです」と同じ2曲目の曲だったので、YaYaの作った雰囲気から少しずつ熱が上がり始めたといいますか、入りやすかった面がありましたね。

 

3.勝手にシンドバッド

My Foreplay Musicからそのまま繋げてくる流れだったので、どの曲が来ると思いきやまさかの勝手にシンドバッドという選曲でしたね…と言いたかったのですけど、実は会場に着いたときにまだリハーサル中だったようで、ちょうどこの2曲を演奏しているのを聴いてしまっていたのですね…。慌てて逃げましたが、早く来すぎてしまった自分を責めたかったですね…。

1番終わりで後ろのモニターに「35年間ありがとう」の字幕が出ましたが、デビュー曲のこの曲で出てくるの良いなあ…と思いながら見ておりました。

しかし映像で見てみますと、客席にいる皆様、このテンションがMAXになる曲とはいえ、3曲目から全開となっている方々が多く(当たり前ですが)、まだ客席でノりきれていなかった自分を思い出してしまい「涙が止まらない どうしよう」状態になりそうです(?)。

 

4.YOU

やっと微熱くらいになり始めた私には、丁度良い温度の曲でしたね(?)。とても落ち着いてMC後のスタートを切れたと思います(あっ勿論私のテンションが、です)。

サビの「YOU」というところで桑田さんとファンで指の指し合いをしてるのは良いですよね(自分を含めない第三者目線)。ただ、「blue」のところで桑田さんに指を指すのはどうなのでしょうか。踊ってくれなくなったらどうするのでしょうか(?)。

 

5.愛する女性とのすれ違い

この曲が始まった瞬間思わず「あっ…」と声が出てしまいましたね。この曲大好きなのですよ。確かこのライブ前日のやさしい夜遊びで掛けており、「もしかしたら…」と思ってはいたのですが…。

何度「'99 SAS 事件簿 in 歌舞伎町」のビデオでこの曲を見たことでしょうか…。初サザンで聴けるとは。今振り返ると1番テンションが高かったところだったのかも知れません。

(そして今現在このライブの愛する女性とのすれ違いを何度も見ているという…)

 

6.涙のキッス

バンドスタイルでの演奏は(ソロのX’masライブを除けば)2000年の「茅ヶ崎ライブ」以来だったでしょうか。

ちなみに日産スタジアムの公演のみ、涙のキッスと愛する女性とのすれ違いの曲順が逆だったようですね。この情報、何故か代官山通信には載っているのに公式サイトのセットリストには掲載されていないという(よくある)謎仕様となっていますね…。

 

7.夏をあきらめて

9月で少し寒かったこともあり、会場の雰囲気に合っていたと思います。

「背中で見てる渚よ」のところでモニターに桑田さんの背中を映していたのがとても良いなあ…と見ておりました。

ちなみにライブでは良く演奏される曲ですが、DVD化したのはこのライブが初めてなのですねえ(ビデオ版のみでは歌舞伎町ライブがありますが、あれもあれで隠し撮り的な編集なんですよねえ)。

 

8.タバコ・ロードにセクシーばあちゃん

イントロ前に前奏が付いていましたね。「あれこの音もしかして…」と思った瞬間にこの曲が始まりました。

活動再開のシングルが「ピースとハイライト」というタバコの銘柄が2つ入っていたタイトルだったこともあり、この曲が選曲されるのでは…と一部で話題になっていましたが、本当に演奏されるとは…。

(2017年のひとりごと:2015年の「おいしい葡萄の旅」の時もツアー名から「おいしいね~傑作物語」をやるのでは…の流れで本当にやったので、そういった意味ではごく一部の期待に応えているのかも知れませんね(?)。)

前回演奏されたのは2003年「「流石(SAS)だ真夏ツアー!あっっ!生。だが、SAS!」~カーニバル出るバニーか!?~」でのメドレーコーナーだったので、フルで演奏されるのは1996年の年越しライブ「牛」以来になりますね。

 

9.Moon Light Lover

前日の夜遊びで「この曲もやるんだけどね」的なネタバレを桑田さんからされていたので、「ここで登場でしたか…」となりました(曲の流れ的にここかな…と思っていましたが)。

月は出ているかな…と思い、上空を見てみたところ月の代わりに、冒頭に飛ばされていた風船さんがまだ空にいらっしゃっておりました。特等席にしかも無料でライブを見ているとはなんて奴でしょうか(?)。

しかし「Young Love」収録のこの曲を、「90 years old」と歌詞にある曲の次に持ってくるとは、セクシーばあちゃんもまたつらい思いをしてしまいそうですね(?)。

ベストアルバム「海のYeah!!」「バラッド3」に収録され、1998年「渚園」、2006年「夢人島」という夏ライブでも演奏されているのを見ますと、桑田さんのお気に入りソングなのでしょうか。

 

10.さよならベイビー

「消えた夏灯り」と冒頭の歌詞に合うように回りはすっかり暗くなっていましたね。時間も考えた選曲だったのでしょうか。

大体10年に1回ライブで演奏しているイメージの曲なので(夢で逢いまSHOW、音楽祭、渚園、暮れのサナカ)、もしかしたらやるかしら…と思っていたらご登場してしまいましたね。

アルバム曲が続いたこともあり、ここで夏のシングル曲を…というものがあったのでしょうか。

 

11.愛の言霊~Spiritual Message~

イントロに入る前の前奏のところで、後ろの方にいたおばさまが「来るよ、来るよ」とネタバレしそうな勢いだったので、少しビクビクしていました(曲の雰囲気で何となく予想は出来ていたとはいえ)。ちなみにその後も微妙にネタバレしそうな勢いで同伴の方に話していたので、時々別の意味で落ち着かなくなってしまっていました。

 

12.人生の散歩道

屋号返還の儀(?)、メンバー紹介後、新曲を2曲…と言って始まったのは、何と「あまがえるちゃん」…?。映像の後に原さんボーカルのこの曲が始まりました。今までサザン名義の原坊曲だけでは無くソロ名義の曲を演奏することがありましたが、原さん作詞曲を演奏するのは珍しいですね。1988年「大復活祭」での「あじさいのうた」以来になりますでしょうか。

桑田さんがコーラスをしつつも振り付け(?)をしており、「HOTEL PACIFIC」や「100万年の幸せ!!」など培ったダンス力(?)を遺憾なく発揮していましたね(?)。

このライブで演奏された曲の中では手拍子が1番合う曲では無いでしょうか。

(2017年のひとりごと:この後何度も聴いている内により好きになった曲の1つなので、いつかまたライブで聴きたいですね…。)

 

13.栄光の男

あまがえるちゃん」次回予告からの原さんナレーションで長嶋茂雄引退試合の映像が入り、この曲のイントロが流れましたね。

緑のレーザー良いですよね。ただこの色を見たときに、「長嶋が南海ホークスに入団直前だったのを巨人に逆転されてしまった南海ホークスファンの仕業では…(当時ユニフォームが緑基調だった)」と思ってしまう私は何なのでしょうか。

「居酒屋の小部屋で 酔ったフリしてさ 足が触れたのは故意(わざ)とだよ」のところで足をぶつけ合っていたカップルだか夫婦らしき方が5つくらい前の席にいましたね。しかしそれを見て「カップルだけど実はLOVE AFFAIR(不倫)だったりして…」と思ってしまう私は何なのか(デジャブ)。

 

14.ラチエン通りのシスター

モニターに秋のフォトグラフとメンバーの昔の写真がいくつか映り、セットもいつの間にか準備され、アコースティックコーナーとなりました。

そして始まりましたはこの曲。茅ヶ崎でのライブを念頭に置いて選曲されたのかなと思ったり。

 

15.NEVER FALL IN LOVE AGAIN

秋らしい曲でちょうど時期もピッタリでしたが、まさかこの曲が来るとは…。9月の風に身体をしめらされていた身にはとても染みました(?)。

1991年の「THE音楽祭」以来22年ぶりの演奏となりましたね。

ライブは8月から始まっていたので、8月の間は違う曲が選曲されていたらどうしようかと謎の心配をしておりました(特に八月の詩あたり選曲されていたら何もかも駄目なDarlinになっているところでした(?))。

 

16.神の島遙か国

元気な奴を…といって始まったこの曲で、座っていた人たちが一斉に立ち上がっていましたね(後ろの人のことを考えていない空気の読めない私はずっと立って聴いていましたが…)。

サザン3大沖縄ソング、そしてキラーストリート曲の中では、ライブ等で演奏されているのを見ますと、この中では桑田さんのお気に入りソングなのかも知れませんね。

 

17.慕情

アコースティックコーナーのラストを締めたのは、このバラードでしたね。過去2度ライブでは演奏されていますが、「歌う日本シリーズ1992~1993」ではラスト曲、2000年年越しライブ「ゴン太君のつどい」ではバラッド3コーナーのラストと、区切りになりやすい曲ですね。

モニターの映像が白黒だったのが、良かったですね…。

 

18.太陽は罪な奴

アコースティックコーナーが終わり、鈴の音が聴こえてきたということは…。そうです。野外ライブではよく降臨される(…といっても「流石だツアー」以来10年ぶりでしたが)罪な奴(?)こと太陽は罪な奴さんご登場です。

ここで初めてギターなしのハンドマイクスタイルで歌っておりましたね。

割と「夏」のサザン曲というイメージのある曲の1つにこの曲が入るので、ここで聴けて嬉しかったと思う反面もう少し暑い時期に聴きたかったな…と気候を少しだけ恨んでしまいました。

 

19.Bye Bye My Love(U are the one)

ライブアレンジバージョンでしたね。これも好きな曲でしたので、身も心も溶けそうでした(?)。しかしあのモニターの映像は何だったのでしょうか…。もしかするとあれが女晴れだった可能性がありますね(?)。

「波音は情事のゴスペル~」のところは「仙台は雨も無く~」と替え歌になっていましたね。もし雨が降っていたら原曲通り歌っていたのか雨専用歌詞(?)があったのか気になりますね。

 

20.真夏の果実

波の音が聴こえた時、もしかして…と思いましたがその通りでしたね。ついにこの曲が…というよりももう終盤に差し掛かったのか…という気持ちの方が強かったですね。

初め一瞬違和感がありまして…何かと思いよくステージを見てみると、ハンドマイクで歌っているではありませんか。この曲はスタンドマイクで歌っている姿のイメージしか無かったので(それまで製品化されているこの曲は全部そうだったはず)、珍しいな、と見ていました。

 

21.LOVE AFFAIR~秘密のデート

ここに映画主題歌+バラードメドレーという感じで次は「蛍」かしら…と予想していたら、突然の「マリンルージュで~」と来たので、不意を突かれたようになってしまったと同時に「この胸に~」と始まるライブ版「みんなのうた」みたいね…と思ってたりしていました。

「みんなが好きです」まではアンコール定番曲になっていましたが、それ以降はアンコールでは演奏されていませんね。ワンパターンにならないようにしているのか、「真夏の大感謝祭」で3曲目に置いてバリエーションが広がったのでしょうか。

 

22.涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~

そのまま繋げてこの曲が演奏されましたね。なんとライブでは2003年の「流石だツアー」以来10年ぶりのご登場となりました。ここでダンサーさんがバーと大量召喚されましたね(人生の散歩道でも数人登場していますが)。

関係ない話ですが、私の妹がこの曲が主題歌に使われていたドラマを見ており、その時からこの曲が好きだったらしく、そのせい(?)で「サザンファンになったのはこっちが先だから」と事あるごとに言われてしまうので、先に生で見ることが出来て少しだけ溜飲が下がる思いがしましたね(?)。

 

23.蛍

映像が入り(一本杉の物とか)、曲が始まった瞬間にリストバンドが光りましたね。「おお…」という歓声…では無く、驚きの声のように聴こえました。曲に入るまで静寂の時間があったので、その声がどんな歓声よりも大きく聴こえたように思います。

前後の曲が盛り上がる曲だったこともあり、良い意味で浮いていた、といいますか浮き世の世界から現実に引き戻されるような感覚がありましたね。

どこか桑田さんも丁寧に歌っているように見えました。あの緑の光、ステージからはどのように見えたのでしょうか…。

 

24.ピースとハイライト

Tigerさんのコーラスの後に、サザンデビュー日の前日、6月24日に某Yahooで聴くことが出来たあのイントロが。再び盛り上がりコーナーになりましたね。

ここで2度目の風船が飛びましたね。サバイバルを勝ち抜き(?)最後までライブを見ていた風船さんがいましたね(なんてうらやましい(?))。

この曲の全貌を初めて聴いたときに試行錯誤したのだろうなあ…と思ってしまいました。

今までのサザン活動再開時の新曲を振り返りますと、みんなのうたマンピーのG★SPOT・涙の海で抱かれたい(I AM YOUR SINGERもありますけどこれは微妙ですね…)といかにもサザンらしい、といえるような曲で(そういえば今回この3曲すべて演奏しましたね)、今回5年ぶりの活動と言うことで過去のように正統派で行くのか、それとも少しずらしてくるのか考えていましたが(マンピーはこっち側かも知れませんね…)、なるほどなーと…。

これからまたたくさん聴いて少しずつ好きの苗を育てていこうと思っていました。

(2017年のひとりごと:好きの苗は少しずつ育っている気がします、でも(葡萄の曲すべてに言えるかも知れませんが)まだまだです。)

 

25.マチルダBABY

そのまま繋げてこの曲に入りましたね。炎が出てくるのと同じよう…いやそれ以上に客席の熱が一気に上がったように思います。

そんな中私は、ある不安が。それはサビ終わりのあの爆発です。覚悟して身構えていましたが、もう最初の爆発で「きゃー」ですよ(?)。その後は体が震えてやまむというくらい(?)特効ドカンにビクビクしておりました。

好きですけどこの曲は映像で見るのが一番良いのでは…と思ったりして。

 

26.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

斎藤誠さんのギターソロからこの曲へ。これが噂のマチルダからミスブラという繋ぎですか(マチルダの時点で予想は出来た)。この繋ぎ、熱さとクールさが絶妙に合わさっているように聴こえてまた良いですよね…。

間奏は原曲に近い物でしたね(多分)。

 

27.みんなのうた

「真夏の大感謝祭」でアンコール「夕方Hold On Me」前に歌われていた「あの日から何度目の~」がここで使われていましたね。製品版で見ていますとここで前の席の方はカッパを着ていますが、この方々は次がみんなのうたということを知っていた人たちなのですね…。

一緒に出てきため組の方々はマチルダの時に出てきてもらわないと(?)。

ホースでの放水、前にいなくて、もしくはスタッフでは無くて良かったと思いました(寒さに負けた老人のぼやき)。

 

28.マンピーのG★SPOT

R-18解禁となりついに姿を表しましたはツアータイトルにもなっているこちらの曲。

今回のヅラではティッシュが出てくる仕様となっておりました。

そして突然両サイドから御神輿に乗りご登場したきのこさんとアワビさん。最後に合体しておりましたが、その合体の後ろで静かに去って行くメンバーのシュールさは癖になりそうですね(?)。

最後のマンピーのところ、間違えなくあの言葉を言ってましたね…。

 

アンコール

29.青葉城恋唄

さっき練習した曲と言って始まったのは、宮城ライブでもカバーしていたこの曲。

ちゃんと宮城ライブのDVDを見ていたので、反応できて良かったです(?)。

他の会場でもその場所にちなんだ曲をそれぞれ歌ったのかなと思ったら、宮城だけだったのですね。

 

30ロックンロール・スーパーマン~Rock’n roll Superman~

ここでようやく来ましたね。「キラーストリート」曲が…。キラーストリートは初めて買ったCDでもあるので、ある種の特別感がありライブに来たからには1曲でも聴ければ…という思いがあったので、(シングル曲の涙の海で抱かれたいや神の島遥か国がありましたが)ここでようやく…という思いがあり嬉しかったですね…。

 

31.フライングゲット・ブルース~HOTEL PACIFIC

そしてまた好きなシングルである「DIRTY OLD MAN~さらば夏よ~」のB面曲「太陽に吠える!!」が…と思いきや…あれ…?何か某アイドルさんぽい曲のフレーズだか何かが…と思っている内に始まったのはこれまた大好きな1曲が。

何と言いますか…「HOTEL PACIFIC」は初めて聴いてすぐに好きになって、それが今現在まで変わっていないので大きな理由は無いのですが。

そういえば入場前にモーレツな感じの格好をされていた集団を見ましたね。これがネタバレというやつですか(?)。でも今回はダンサーさん方の格好は某AなKのBさん風だったので、セーフとしておきましょう(?)。

私、席は通路側だったのですが、皆さん通路に出て踊っていましたね。そんな中踊っていなかったのは謝罪物でしたね…(踊るのに集中してステージを見逃したくなかったのです…という言い訳)。

 

32.いとしのエリー

あと「約」1曲です。と短めのMCが入った後にこの曲が。

終盤マイクを向けられましたけど、私なんかがあの場では歌うことは出来ませんよ…ええ…(しかもかなり音痴だし、某カラオケ採点ではこの曲で30点台を叩き出していますからね)。

しかし最後溜めていましたねえ…。でもあれくらいが「復活」とどうしても頭に付けたくなってしまうこの活動再開のライブではちょうど良かったのかも知れませんね。

このエリーの時に、顔に1滴だけ雨のようなものが降ってきたのですね…。今回のライブツアーではほとんど雨が降らなかったとのことでしたが、「なんだ…やっぱりサザンは雨バンドだったんだ…」と何故か少しだけ嬉しくなってしまいました。

(2017年のひとりごと:今だったら絶対この雨は大河の一滴だったと間違いなく書いてますね(書いてる)。)

あとどうでも良いですが、某Twitterでフォロワーさん同士の会話でこの曲のネタバレをうっかり見てしまい、SNSの怖さを知りましたね(?)。

素晴らしいラスト曲だった…と思っていたのですが…?。

 

33.希望の轍

聴き慣れたイントロが。そういえばほぼ毎回ライブで演奏しているこの曲、まだやっていませんでしたね。

ソロでは宮城ライブや弾き語りでのおまけ的ポジションでラスト曲に演奏されることがありましたが、まさかサザンでもラスト曲になるとは。

もうエリーですっかり終わりの気持ちになっていたので、テンションを戻す前に曲が終わってしまった感じでした、

 

そしてラストにはミュージカル風のコント(失礼)があり、無事にライブ終了となりました。これのおかげで終わり感をもう一度作れたので助かりました(?)。

花火もありましたね。そそくさと帰る方もいましたが、まあどのみち混みますし、クールダウンも兼ねて椅子に座ってライブのことを思い返しながらぼーと花火を見ておりました(後ろの方で上がっていたので、首はホットになっていましたが(?))。

 

ただ帰りシャトルバスに乗るのに2時間近く掛かりましたね(スタジアムから出てきたのがゆっくりだったこともありますが)。回りからでも結構不満の声が多く聞こえてきていました。ちゃんとトイレに行っておいて正解でした(?)。

 

 

以上が2013年夏の思い出でございました。極力当時思っていたことを書いてみましたが、どうでしょう…。何度も製品版を見ているのでそっちの感想が多少紛れ込んいるでしょうがどうかそこは大目に見ていただけますと…。

しかしいくらメモを発掘したとはいえ、ソロの年に4年前のサザンライブの感想とは何をしているのでしょうか。しかも春に夏ライブのことを書くとは…。なので(?)ちゃんとリアルタイムに書いており、TwitterのTwitLongerにひっそりと載せていました。「ひつじだよ!全員集合!」と「おいしい葡萄の旅」も無駄に移籍されてきたので、季節的バランスはとれたと思うので(?)、無理矢理ごまかせたことにしておいてください(ライブ感想タグからどうぞ。リンクの付け方よく分からないというのは内緒です…)。

 

 

あとがきのようなもの

「I LOVE YOU -now & forever-」のツアーにも行っていますが、記憶力の低下のためこちらの感想はどうしようかな…状態です(ここに書くとやらないパターン)。

 

桑田佳祐名義曲のライブ演奏回数を雑にまとめてみた

先週の(今週もですが)やさしい夜遊びのお題はソロナンバーリクエストでしたね。それを聴いていたときにふと、この曲はライブで何度演奏されたのかしら…とうっかり気にし始めてしまいました。というわけで(?)今年はソロ活動30周年という理由付けを行ない、ボウリングのスコアが100いくかいかないボウリング場で格好付けられない私ではありますが(蛇足文)、数多くありますソロ名義の曲のライブ演奏回数を調べてみました。一応以下のライブから集計致しました。

 

真夏の夜の夢 1988大復活祭

・さのさのさ

・X’mas LIVE in 札幌

・けいすけさん、色々と大変ねぇ

・呼び捨てでも構いません!!「よっ、桑田佳祐」SHOW

・宮城ライブ~明日へのマーチ!!~

・年忘れ!!みんなで元気になろうぜ!!の会

・I LOVE YOU -now&forever-

・ヨシ子さんへの手紙 ~悪戯な年の瀬~

古賀紅太 No Reason! ライブハウスツアー

ROCK IN JAPAN FES.2002

・アコースティックライブin石垣島

SWEET LOVE SHOWER 2009

音楽寅さん武道館ライブ

・ULTRAヨシ子デラックス!ナイト

 

私の勝手な基準ではありますが、基本時にテレビ用や夜遊びライブは除いております。

大復活祭は実質的にサザンとソロのジョイントライブと言ってもいいと思いますので、ほぼアルバム「Keisuke Kuwata」限定となりますがカウントしました。

また古賀紅太ツアーからの6つもフェス関係や、ファンクラブ限定とイベント色が強いため迷いましたが一応入れてみました。()内のライブの記載順が年代別になっていないのはそのためです(大復活祭~悪戯、古賀紅太~ヨシ子ナイトと2つに分けた物と思っていただければ)。

一応ソロ活動が行なわれた年ごとに区切ってみました。

曲横の(0/0)は発売後の(演奏数/ライブ数)です。発売前に先行で演奏された曲に関しては(/)にはカウントせず、横に補足的なものを載せております。

曲下の()は演奏したライブとなっております。

流石に1つ1つライブ名を載せていくと文字数が大変なことになってしまうので、見にくいですが

(大復活祭・さのさのさ・X’mas・けいすけさん・呼び捨て・宮城・元気・I LOVE YOU・悪戯・古賀紅太・RJF・石垣島・SLS・寅さん・ヨシ子ナイト)

と簡略化しております。

一応上に書きましたライブリストの順番となっております。

表にすればもっと見やすかったかも知れませんが、私にその技術は無かったので、技術のある方はどうぞ自由にお使いください(ミス等あったらごめんなさい…ちょこちょこチェックして発見したらこっそり直します…)。

一応活動期別に分けてあります。

 

1987~1988年

・悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)(12/15)

(大復活祭・さのさのさ・X’mas・けいすけさん・呼び捨て・宮城・元気・I LOVE YOU・悪戯・古賀紅太石垣島・SLS)

・LADY LUCK(0/15)

(ライブ演奏無し)

・いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)(4/15)

(大復活祭・X’mas・呼び捨て・I LOVE YOU)

・SHE'S A BIG TEASER(0/15)

(ライブ演奏無し)

・哀しみのプリズナー(4/15)

(大復活祭・X’mas・けいすけさん・呼び捨て)

・今でも君を愛してる(4/15)

(大復活祭・X’mas・I LOVE YOU・寅さん)

・路傍の家にて(2/15)

(大復活祭・けいすけさん)

Dear Boys(0/15)

(ライブ演奏無し)

・ハートに無礼美人(Get out of my Chevvy)(4/15)

(大復活祭・さのさのさ・X’mas・けいすけさん)

・Big Blonde Boy(1/15)

(大復活祭)

・Blue~こんな夜には踊れない(5/15)

(大復活祭・X’mas・けいすけさん・呼び捨て・ヨシ子ナイト)

・遠い街角(The wanderin' street)(3/15)

(大復活祭・X’mas・呼び捨て)

・愛撫と殺意の交差点(1/15)

(大復活祭)

・誰かの風の跡(2/15)

(けいすけさん・寅さん)

 

やはり悲しい気持ちは圧倒的でしたね。演奏されなかった3つはROCK IN JAPAN・寅さん武道館・ヨシ子ナイト、とフェスとイベント色の強いライブとなっており、ツアーや年越しという公式サイトのソロライブリストに記載されているようなライブでは、皆勤となっており、ソロ界の「勝手にシンドバッド」「希望の轍」と言っても良いポジションになっていますね。

他に目立つ回数演奏しているのは、いつか何処かで(4回)、哀しみのプリズナー(4回)、今でも君を愛してる(4回)、ハートに無礼美人(4回)、Blue~こんな夜には踊れない(5回)となりますでしょうか。その中でハートに無礼美人はけいすけさんツアーまでは終盤曲の一員としてイベント計を除けば皆勤していましたが、その後は15年演奏されていません。ソロ曲が増えてきた影響もあるのかと思いますが、初期からソロライブの終盤を支えてきたと言える曲だけにこのまま封印状態にあるのは惜しいですね…。

そして実質的なアルバムツアーと言っていい、大復活祭で演奏されていない曲が(シングルB面の2曲は除いて)2曲、誰かの風の跡とDear Boysがありますね。誰かの風の跡はけいすけさんツアーと寅さん武道館の2回となっていますが、発売から14年目にして初演奏だったのですね。サザンの「ジャズマン(JAZZ MAN)」の17年目のライブ初演奏といい勝負をしていますね(?)。その為か(?)演奏された2回とものちに製品化されていますね(けいすけさんDVDとCD本当は怖い愛とロマンスのボーナストラック)。

もう1曲Dear Boys、こちらは今現在までライブで一度も演奏されたことの無い曲になっています。桑田さん曰くお子様の2人に向けて書いた歌とのことなので、曲として完成した時点でもうお2人にプレゼントしたものであり、もう自分の物では無いのでライブでは…という思いがあるのでしょうか…。

 

1993~1994年

真夜中のダンディー(8/14)

(さのさのさ・X’mas・けいすけさん・呼び捨て・I LOVE YOU・悪戯・古賀紅太・RJF)

・黒の舟唄(0/14)

(ライブ演奏無し)

・月(8/14)

(さのさのさ・X’mas・けいすけさん・呼び捨て・宮城・I LOVE YOU・古賀紅太・RJF)

・A LOVER'S CONCERTO(0/14)

(ライブ演奏無し)

・漫画ドリーム(2/14)

(さのさのさ・呼び捨て)

・しゃアない節(4/14)

(さのさのさ・X’mas・けいすけさん・寅さん)

・エロスで殺して(ROCK ON)(3/14)

(さのさのさ・けいすけさん・悪戯)

・鏡(4/14)

(さのさのさ・X’mas・けいすけさん・悪戯)

・飛べないモスキート(MOSQUITO)(4/14)

(さのさのさ・X’mas・悪戯・RJF)

・僕のお父さん(2/14)

(さのさのさ・古賀紅太

・すべての歌に懺悔しな!!(1/14)

(さのさのさ)

孤独の太陽(1/14)

(さのさのさ)

・太陽が消えた街(1/14)

(さのさのさ)

・貧乏ブルース(1/14)

(さのさのさ)

・JOURNEY(3/14)

(さのさのさ※青学祭ではカット・悪戯・古賀紅太

・祭りのあと(9/14)

(さのさのさ・X’mas・けいすけさん・呼び捨て・宮城・I LOVE YOU・悪戯・古賀紅太・RJF)

 

シングル3曲の圧倒的演奏率ですね…。MUSIC MAN収録曲中心とはいえ、この3曲すべて演奏しなかった「年忘れ!!みんなで元気になろうぜ!!の会」は改めて見てみますと珍しい部類になるライブだったのですね…。

アルバム曲ですと、しゃアない節・鏡・飛べないモスキートが4回、次いでエロスで殺して・JOURNEYが3回演奏されています。偶然かも知れませんが、JOURNEY以外の曲はすべてアルバム序盤に収録されている曲に偏っていますね。真夜中のダンディー以降JOURNEY前の曲になりますと、すべてさのさのさツアーっきりの演奏になっています。ただ最近の夜遊び(4月22日放送回)でまだ一度のみの演奏となっている貧乏ブルースについて「いつかライブでやりたい」的発言をしていたので、もしかしたら…という期待をしてしまいますね。

そして2回演奏されている漫画ドリームと僕のお父さんはその2回共に製品化されているという誰かの風の跡に近い扱い(?)になっていますね(しかも映像化なので扱いは上かも知れませんね(?))。

 

2001~2002年

波乗りジョニー(10/13)

(X’mas・けいすけさん・呼び捨て・元気・I LOVE YOU・悪戯・古賀紅太・RJF・石垣島・SLS)

・黄昏のサマー・ホリデイ(2/13)

(RJF・寅さん)

・MUSIC TIGER(0/13)

(ライブ演奏無し)

・PRIDEの唄~茅ヶ崎はありがとう~(0/13)

(ライブ演奏無し)

白い恋人達(6/12)

(X’mas・けいすけさん・呼び捨て・元気・I LOVE YOU・悪戯)

・踊ろよベイビー1962(0/12)

(ライブ演奏無し)

・東京(5/11)

(けいすけさん・呼び捨て・I LOVE YOU・RJF・寅さん)

・夏の日の少年(2/11)

(けいすけさん・RJF)

・可愛いミーナ(3/11)

(けいすけさん・呼び捨て・I LOVE YOU)

・HOLD ON(It's Alright)(1/10)

(けいすけさん)

ROCK AND ROLL HERO(6/10)+発売前にROCK IN JAPAN FES.2002で演奏

(けいすけさん・呼び捨て・I LOVE YOU・悪戯・SLS・寅さん)

・或る日路上で(1/10)

(けいすけさん)

・影法師(2/10)

(けいすけさん・呼び捨て※福岡公演1日目のみ演奏)

・BLUE MONDAY(1/10)+発売前にROCK IN JAPAN FES.2002で演奏

(けいすけさん)

・地下室のメロディ(2/10)

(けいすけさん・呼び捨て)

・JAIL~奇妙な果実~(1/10)

(けいすけさん)

・東京ジプシー・ローズ(3/10)+発売前にROCK IN JAPAN FES.2002で演奏

(けいすけさん・呼び捨て・悪戯)

どん底のブルース(1/10)

(けいすけさん)

・質量とエネルギーの等価性(1/10)

(けいすけさん)

・ありがとう(0/10)

(ライブ演奏無し)

・素敵な未来を見て欲しい(0/10)

(ライブ演奏無し)

 

1993~1994年のシングル3曲の演奏率もなかなかでしたが、波乗りジョニーはそれ以上でしたね。演奏されなかったライブが3回というのは、悲しい気持ちと同じですね。演奏されなかったのは宮城ライブ・寅さん武道館・ヨシ子ナイトで後ろ2つはイベント色の強いライブ(悲しい気持ちのところと同じ事書いていますね…)ということもあり、実質演奏しなかったのは、宮城ライブだけになりますね。

白い恋人達は年越しライブとツアーが冬まで続く時には必ず選曲されていますね(I LOVE YOUツアーは9月スタートでしたがしっかり歌っていましたね)。

可愛いミーナはアンコール定番曲、というイメージがありましたが、3回しか歌われていないのは意外でした。一応すべて演奏されたライブは製品化されているのもあるのかも知れません(けいすけさんDVDは途中から始まって途中で終わってしまいますが…)。

東京は曲名に似合わず(?)全国ツアーとなると必ず演奏されていますね(単独でも武道館で演奏されているのは流石です(?))。

そしてアルバムからはタイトル曲でもあるROCK AND ROLL HEROの演奏回数は半分以上となっていますが(孤独の太陽とは真逆ですね…)、他には東京ジプシー・ローズの3回が目立つ程度ですね…。後に反省点の多いアルバムと振り返っていることもあるかも知れません。ただその中で比較的ポジティブ寄りな発言をしているHOLD ON(It's Alright)はそろそろ…という期待もしたいものです。

踊ろよベイビー1962・ありがとう・素敵な未来を見て欲しいが一度も演奏されていませんね。ありがとう・素敵な未来を見て欲しいはどこかアルバムのボーナストラック感があるためそれも影響しているのでしょうか。踊ろよベイビー1962は弘さんと毛ガニさんが参加しているソロとしてはかなり珍しい、半サザン的な扱いになってしまっているのでしょうか…。

このあたりの曲は特に演奏する曲が偏っていますね。

 

2007~2008年

明日晴れるかな(5/9)

(呼び捨て・宮城・I LOVE YOU・石垣島・ヨシ子ナイト)

こんな僕で良かったら(2/9)

(呼び捨て・元気)

・男達の挽歌(エレジー)(2/9)

(呼び捨て・寅さん)

風の詩を聴かせて(4/9)

(呼び捨て・宮城・悪戯・石垣島

・NUMBER WONDA GIRL ~恋するワンダ~(2/9)

(呼び捨て・宮城)

・MY LITTLE HOMETOWN(2/9)

(呼び捨て・I LOVE YOU)

・ダーリン(6/9)

(呼び捨て・元気・I LOVE YOU・悪戯・石垣島・寅さん)

・現代東京奇譚(1/9)

(I LOVE YOU)

・THE COMMON BLUES ~月並みなブルース~(1/9)

(寅さん)

DEAR MY FRIEND(2/8)

石垣島・寅さん)

 

シングルのA面曲の演奏率が高いのは当然と言えますが、明日晴れるかなよりもダーリンの方が1つ上回っているのは意外でした。序盤・中盤・終盤とセットリストのどこにでも配置しやすいというのがある、というのと特に近年桑田さんの音楽ルーツとして「歌謡曲」というものがフィーチャーされている中でダーリン発売当時この曲について自ら「ド歌謡曲」とおっしゃっており、その象徴…とは言わないまでも、ソロとして活動するのには外せない曲となっているのかも知れません。

THE COMMON BLUES ~月並みなブルース~は音楽寅さんのアンプラグドライブ企画の中でも歌われていますが、(夜遊びライブ等を除いた)ライブでたった1日しか演奏されていない曲というのもかなり珍しいですよね(サザンだと近年では八月の詩になりますでしょうか…(夢人島1日目のみ演奏))。DEAR MY FRIENDも似たようなポジションになっていますが。

このソロ活動期で発表された曲はすべて何かの形で演奏され、放送されていますし、現代東京奇譚もAAA2008で歌っていますので、アンプラグドライブを含めると複数回演奏されているというのもまた珍しいですしのちに好きになった人にとっても有難いですね(?)。

 

2009~2013年

君にサヨナラを(2/6)

(元気・寅さん)

・声に出して歌いたい日本文学〈Medley〉(1/6)

(I LOVE YOU)

・HONKY JILL ~69(あいなめ)のブルース~(1/6)

(寅さん)

本当は怖い愛とロマンス(4/5)

(宮城・元気・I LOVE YOU・悪戯)

・EARLY IN THE MORNING~旅立ちの朝~(4/5)

(宮城・元気・悪戯・ヨシ子ナイト)

・現代人諸君(イマジン オール ザ ピープル)!! (2/5)

(宮城・元気)

・ベガ(1/5)

(元気)

・いいひと~Do you wanna be loved?~(2/5)

(宮城・元気)

SO WHAT?(3/5)

(宮城・元気・悪戯)

・古の風吹く杜(2/5)

(宮城・元気)

・恋の大泥棒(1/5)

(元気)

・銀河の星屑(4/5)

(宮城・元気・I LOVE YOU・ヨシ子ナイト)

・グッバイ・ワルツ(1/5)

(元気)

・OSAKA LADY BLUES~大阪レディ・ブルース~(3/5)

(宮城※MIYAGI LADY BLUESとして替え歌で演奏・元気・I LOVE YOU※大阪公演のみ演奏)

傷だらけの天使(2/5)

(元気・悪戯)

・それ行けベイビー!! (3/5)

(宮城・元気・悪戯)

・狂った女(1/5)

(元気)

悲しみよこんにちは(1/5)

(元気)

・月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)(4/5)

(宮城・元気・I LOVE YOU・悪戯)

・明日へのマーチ(4/5)

(宮城・元気・I LOVE YOU・ヨシ子ナイト)

・Let's try again~kuwata keisuke ver.~(3/5)

(宮城・元気・I LOVE YOU)

・ハダカ DE 音頭~祭りだ!! Naked~(1/5)

(宮城)

・幸せのラストダンス(2/3)

(I LOVE YOU・悪戯)

・CAFE BLEU(カフェ・ブリュ)(1/3)

(I LOVE YOU※涙をぶっとばせ!!追加後はカット)

・100万年の幸せ!! (2/3)

(I LOVE YOU・ヨシ子ナイト)

・MASARU(0/3)

(※音楽寅さん2012SPライブでは演奏)

・愛しい人へ捧ぐ歌(1/3)

(I LOVE YOU)

・Yin Yang(イヤン)(1/2)

(悪戯)

涙をぶっとばせ!! (0/2)

(※発売前にI LOVE YOU -now&forever-ツアー福岡公演2日目から最終日まで演奏)

・おいしい秘密(0/2)

(※AAA2013では演奏)

 

「MUSIC MAN」について「後悔するようなアルバムにしたくなかった」という発言がありましたが、ライブ回数が決して多くない中で複数回演奏されている曲が多く、その発言通り後悔していないアルバムになっているのかも知れません。

その中で本当は怖い愛とロマンスと月光の聖者達はヨシ子ナイトを除けば、今のところ発売後皆勤曲となっていますね。またI LOVE YOU -now&forever-ツアー以外(とヨシ子ナイト)で演奏されているEARLY IN THE MORNINGとSO WHAT?、それ行けベイビー!!、そして悪戯な年の瀬では選曲から外れてしまいましたが銀河の星屑もライブ定番、と言ってもいい曲になっていますね。

明日へのマーチとLet's try again~kuwata keisuke ver.~も悪戯な年の瀬で選曲されませんでしたが、特に明日へのマーチは女川ライブなど夜遊びのライブでも定番となっており、今後もセットリストにしっかり入ってきそうですね。Let's try again~kuwata keisuke ver.~も当初は宮城ライブ限定かと思われましたが、ソロ楽曲では意外に少ない腕を上げて「ヘイヘイ」出来る(?)終盤曲として欠かせない1曲になりつつあるのでしょうか。

Yin Yangも発売後にサザン活動再開があり、悪戯な年の瀬までは夜遊びでのライブのみの演奏となっており、同じく収録された涙をぶっとばせ!!とおいしい秘密が先にライブデビューしてしまうなど波乱の1曲(?)となってしまっていましたね。

 

2016年

・ヨシ子さん(2/2)

(悪戯・ヨシ子ナイト)

大河の一滴(2/2)

(悪戯・ヨシ子ナイト)

・愛のプレリュード(2/2)

(悪戯・ヨシ子ナイト)

・百万本の赤い薔薇(1/2)

(ヨシ子ナイト)

・君への手紙(1/1)

(悪戯)

・悪戯されて(1/1)

(悪戯)

・あなたの夢を見ています(1/1)

(悪戯)

・メンチカツ・ブルース(1/1)

(悪戯)

 

こちらは去年のシングル曲という事もありますが、百万本の赤い薔薇以外はすべて悪戯な年の瀬で演奏されています。しかもその百万本の赤い薔薇もイベントとは言えヨシ子ナイトで歌っているため一応すべて演奏していることにはなりますね。

ちなみに余談ですが、年越しライブでやるのでは…と思われていた大河の一滴と銀河の星屑の組み合わせと100万年の幸せ!!と百万本の赤い薔薇の組み合わせはすでにヨシ子ナイトでやっていたというのは割と盲点でしたね。

 

以上がソロ曲雑まとめになります。ここで「おい、KUWATA BANDの曲はカウントしないのか」という声があるかは分かりませんが、一応おまけとして載せておきます。

 

おまけ

KUWATA BAND名義曲

・BAN BAN BAN(5/15)

(大復活祭・さのさのさ・X’mas・呼び捨て・宮城)

・スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)(7/15)

(大復活祭・X’mas・けいすけさん・呼び捨て・宮城・SLS・ヨシ子ナイト)

・MERRY X’MAS IN SUMMER(6/15)

(さのさのさ・X’mas・呼び捨て・宮城・古賀紅太・SLS)

・ONE DAY(1/15)

(呼び捨て)

SUPER CHIMPANZEE名義曲

・北京のお嬢さん(1/14)

(さのさのさ)

 

SUPER CHIMPANZEEから北京のお嬢さんも載せてみました…といってもさのさのさツアーで演奏したきりとなってしまっていますが。

KUWATA BAND名義曲ですと、スキップ・ビートの演奏回数が一番多かったのは予想通りでしたが、1回差でBAN BAN BANよりもMEERY X’MAS IN SUMMERが多かったのは意外でした。

その中でX’mas・呼び捨て・宮城ライブの3回で共演を果たしていますね。近年のソロライブで歌っていないところを見ますと、呼び捨てライブでシングル4曲演奏を最後にそれ以後のライブでは純粋なソロ名義曲でライブを…と考えていたのかも知れません(宮城ライブやイベントライブのような物は別として)。

 

 

というわけで雑にではありますが、まとめてみました。やはりシングル曲…と言いますか、悲しい気持ちと波乗りジョニーは強かったですね。ライブの回数が10回以上(ROCK AND ROLL HEROまで)の曲で見ますと演奏率にしますと約80%と77%と圧倒的な確率を叩き出していますね。次いで祭りのあとが約64%となっています(計算が間違っていたらごめんなさい)。

ちなみにもし仮に次のライブでダーリンが演奏されますと70%という確率になります(現段階では約67%)。

アルバム曲ではROCK AND ROLL HEROが飛び抜けていますね。補足のROCK IN JAPAN FES.2002を入れますと11回中7回ですからサザンで言うマチルダBABYポジションになりつつありますね。MUSIC MAN収録の銀河の星屑・それ行けベイビー!!・月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)は今後どうなるかが気になります。

以前サザンのライブで1度しかもしくは1度も演奏していない曲でセットリストを組んだら的な事を書いたことが出来ますが、そろそろソロ楽曲でも出来そうですね。まあギリギリではありますし…そっちと比べるのもあれですが…。

まあとにかく次のライブでどんな選曲がされるのか、桑田さんに「ネットでセットリストについて何ちゃら…」と怒られない程度(?)に妄想していきたいと思います。

 

 

あとがきのようなもの

そういえばソロライブでは大きな夏のライブやったことないですよね(フェス系以外で)。今年はそういったところもどうなるのか気になりますね…。

 

2000年の長嶋茂雄とサザンオールスターズ

「ハンカチを振り振りあの人が引退(さ)るのを立ち喰いそば屋のテレビが映してた…」

 

プロ野球史においてあまりにも有名な長嶋茂雄引退セレモニーのシーンを歌ったこの曲は、2013年、当時5年ぶりに活動を再開したサザンオールスターズの「栄光の男」である。

桑田佳祐国民栄誉賞を受賞した長嶋から影響を受け作った曲である。そんな長嶋とサザンの2000年に焦点を当ててみたいと思う

 

20世紀の最後の年、俗に言う世紀末、2000年の長嶋(プロ野球)と桑田(サザン)と言えば、やはりONシリーズと呼ばれた日本シリーズ、サザンならば「TSUNAMI」の大ヒットからの桑田佳祐の故郷で行なわれた茅ヶ崎ライブという出来事が大きなトピックスであるのは間違いないであろう。この2つの出来事はファンにとってまさに世紀末最後の祭りといえる。

 

当時のサザンと長嶋が監督を務めていた読売ジャイアンツは少し似たような歩みをしており、4年前の1996年にサザンはシングル「愛の言霊~Spiritual Message~」とアルバム「Young Love」の大ヒット後、98年にベストアルバム「海のYeah!!」は大きな売り上げを残したものの97~99年まではシングル・アルバム共に売り上げが伸びず悩む時期が続いていた。一方でジャイアンツも96年に最大11.5ゲーム差を逆転した「メークドラマ」でリーグ優勝を飾ったものの日本一は逃し、翌97年にはBクラスの4位という結果に終わった。98,99年もAクラス(3位、2位)こそ維持するものの優勝は逃しており、98年には長嶋の監督退任の報道も流れるなど、安定しない時代であった。

 

そのような状況の中1999年に翌年へと続く変化が始まる。98年には20周年ライブを日本の中心である渚園で行い、99年の初のドームツアーこそ成功を収めてはいたが依然CDの売り上げは伸びなかった。そんな中9月にファンクラブ限定のシークレットライブを行った。そこで桑田曰く「刺激を受けた」とのことであり、その流れでとある曲が生まれ、2000年という世紀末を駆け抜けていくことになる…。

 

ジャイアンツも3年連続で優勝を逃してしまった。当時3年連続で優勝を逃すというのは球団のワースト記録であった。現在では4年連続が記録となっているが、1人の監督で3年間優勝が出来なかったのは、長嶋(第1次監督の時を含め2度)と王貞治の2人だけである。

特にこの時代のジャイアンツといえば毎年のように大金を使い補強に乗り出すのが恒例行事のようになっていたが、この年のオフも大補強を行っている。

主な選手としては、FAで前ホークスの工藤公康、前カープ江藤智、外国人で前阪神ダレル・メイ、ドラフトでは1位に高橋尚成を指名し獲得するなどチームのウィークポイントであった先発左腕、三塁手の穴を埋める大補強を行ない、翌年の優勝へ向けた動きを進めていた。

また、新入団した江藤がカープ時代に付けていた背番号「33」は長嶋が付けていたこともあり、長嶋が「33」を江藤に譲り新たな背番号を付けることになる。(余談であるが、江藤自身は背中がスマートに見えることから1度1桁の背番号を付けてみたいと考えており、もし仮に背番号を変えるなら移籍の時が唯一のチャンスだと思っていたが、長嶋から直接「33」を譲ると言われたら断れない、と後に語っている。)

 

2000年、新年早々に両者は大きな話題を集めることになる。シングル「TSUNAMI」の大ヒットと長嶋茂雄背番号「3」の復活である。

前年、FAとなった江藤智を獲得する際、自らの背番号33を譲り、現役時代に背負っていた所謂、「栄光の背番号3」(OB戦等を除けば)を26年ぶりに付けるとあり、キャンプには連日ファン・マスコミが押し寄せた。しかし長嶋はすぐに「3」を見せることなくジャンパーを着て封印し続けた。その時はようやく2月12日になりやってきた。

長嶋がジャンパーのジッパーに手をやり、脱ぐまでの悲鳴のような大歓声とフラッシュを覚えている人は多いだろう。

そんな背番号「3」の復活が報道されている中、とある曲が大ヒットを記録しつつあった。サザンオールスターズが1月26日に発売し、後に300万枚近くの売り上げを記録することになるシングル「TSUNAMI」である。

前年に行われたライブから「刺激を受けて」作成された曲である。

このTSUNAMIの大ヒットと茅ヶ崎ライブの成功がサザンを国民的バンドと言われるのに決定的な影響を与えることになる。

 

「3」という背番号…。「栄光の男」でも歌われている長嶋茂雄引退試合でのセレモニーの中でも電光掲示板に「ミスターG 栄光の背番号3」と映し出されていたように、「3」というのは栄光に彩られた現役時代のスーパースター長嶋茂雄を象徴する数字である。

監督としての長嶋は背番号に「90」(75~80年)、「33」(93~99年)を付けていたが、この2つの背番号は人間長嶋・中間管理職長嶋の象徴のようなものになってしまった感がある。特に最初の監督時代は、主力選手の高齢化、球団初の最下位、空白の一日江川事件)と華やかに彩られていた選手時代とは別の、監督として時に苦悩を覗かせるような問題と立ち向かうことになった。同時に監督としてカンピューターと揶揄された采配や様々な発言により(これに関しては現役時代からではあるが)所謂天然の人という現役時代のある種神格化された存在から愛すべき陽気なおじさんというキャラクターが定着した番号と(実際最初の監督になった頃の野球漫画ではそのようなキャラクターの変化が見られる)言えるのではないのだろうか。

 

そのような中での「3」の復活…もちろん長嶋自身の意思もあったと思われるが同時にどこか読売の「都合」というのも見えてしまうところがある。

 

あの長嶋巨人時代の大補強というのは、もちろんチーム力のアップ、敵チームの戦力ダウンという要素はもちろんあるのだが、読売グループによる長嶋茂雄という存在を守りそれと同時に読売グループを守るためのものだった、と思える面もある(のちに長嶋自身はこの毎年の補強について、チームに刺激を与えなければなれ合いが生まれるため、チーム内に緊張感を創り、競争を煽りたかったと語っている)。

少し時は戻るが長嶋の最初の監督時代(75~80年)6年間で2度リーグ優勝は果たしたものの日本一にはなれず、監督長嶋の采配にも疑問視が付き、辞任という名の解任となっている。

この時一人の監督を解任しただけで読売新聞は部数を大きく落としてしまうのである(一説には数十万部とも言われている)。

1975年監督1年目の長嶋は全く勝つことが出来なかった。全球団に負け越し球団初にして唯一の最下位という結果となる。しかし毎日球場にファンはやってきた。当時後楽園球場の過去最高の動員数を記録したのだという。

長嶋の復帰は92年オフ、翌年にJリーグのスタートを控えていたこともありプロ野球人気への影響が囁かれていた時期であった。しかしサッカーというスポーツに長嶋茂雄という1人の人物で対抗しようとしていたところに根強い長嶋人気とそれに頼り切りの球界(というより読売と言えるだろうか)の都合が見えてしまうのだが…。

前置きが長くなってしまったが、そんなタイミングでの背番号「3」はファンに栄光の背番号をもう一度見せようというファンサービスというところや興行としての面もあったと思うが、同時に自らの退路を断つという覚悟もあったのかもしれない。何故なら長嶋茂雄と背番号「3」というのは、完全にイコールで繋がっていたものである。プロ野球のイメージを変えたと言われ、ここで打って欲しいという場面で必ずと言って良いほど快打を飛ばした神格化された存在の象徴のようなものであった、正に栄光の背番号だったのである。だから監督として付けた「90」「33」はどこか人間長嶋茂雄・中間管理職長嶋茂雄という番号になってしまっていたのではないのだろうか。

だからその背番号3を復活させるというのは極論すれば「神」を再び背負うことになるのである。そこで結果が出なければ、長嶋と言えどこれ以上「3」を背負うことは許されない…そう思わせてしまうような魔性の番号なのである。

 

2000年、新年早々の1月26日にあるシングルCDが発売された。

サザンオールスターズの「TSUNAMI」である。これがまた爆発的に売れてしまったのである。前年までのシングル売り上げの低迷から脱却した起死回生のCDとなった。

夏のイメージが強いサザンであるが1月に発売されたCDには「起死回生」「復活」という言葉が合うような作品が偶然にも名を連ねているのである。82年の1月に発売となった「チャコの海岸物語」はアルバムこそ売れていたが、シングルの売り上げは低迷していた80~81年からの脱却となった(こうして見るとTSUNAMIのヒットの流れはチャコをなぞっているように見える)。そして90年の1月にはアルバム「Southern All Stars」がリリースされたが、これは前回の「KAMAKURA」から活動休止期間を挟み5年ぶりのオリジナルアルバムとなった。バンド名をそのままアルバム名にしており「復活」を意識しているように見える。…というように共通点が見えるのは偶然だろうか。

 

その「TSUNAMI」がヒットチャートを賑わせている中で、とある活動が行なわれていた。1999年末に行なわれた年越しライブで桑田から「今年(年明け後の発言)の夏は海が見えるところでライブがしたい」という発言があったのである。またそこで茅ヶ崎を示唆する発言もあったため、翌年(2000年)故郷への凱旋ライブが実現するのか…?という期待があったとも思われるが、こういった発言は桑田にとってよくあることなので、そこまでの空気は無かったのではないだろうか。

しかし年が明け発売された「TSUNAMI」は売れに売れた。サザンにとって最大のBIG WAVEがやって来たのである。最初にその波に乗ったのは、サザンでは無く、そのファンであったのではと言えるのかも知れない。

ライブの開催に向け、茅ヶ崎市民のグループが署名運動を始めたのである。最終的に約5万人の署名を集めライブの開催決定となった。

結果的にボランティアによる交通整備やゴミ拾いが行なわれるなど、ファン・市民が主体となったライブとなったのである。ファン・市民もまたオールスターズであり、世紀末とTSUNAMIの大ヒットの波に巻き込まれてしまったのかもしれない。

 

共に「20世紀最後の宴」への準備が着々と進んでいた。

ジャイアンツは満塁ホームランからサヨナラホームランの連発という劇的な形でリーグ優勝を決め、パリーグではONのOである王貞治が監督を務める福岡ダイエー(現ソフトバンク)ホークスが前年に続き優勝した。これにより日本シリーズジャイアンツ対ホークスの組み合わせとなり、かつてのチームメイトでON砲と呼ばれたコンビが監督として相まみえるという往年のONファン、というよりプロ野球ファンが最も見たかった「監督」の対決だったのではないだろうか。

サザンも茅ヶ崎でのライブ開催が正式に決定後ライブに向け、ライブ開催1ヶ月前に7月に新曲「HOTEL PACIFIC」を発売、ライブを念頭に置いた曲であるためか、歌詞に「茅ヶ崎」という地名が入る曲はデビュー曲の「勝手にシンドバッド」、桑田自身が初めて作った曲といわれファーストアルバムにも収録されている「茅ヶ崎に背を向けて」以来、実に22年ぶりとなった(提供曲は除く)。

 

斯くして2つの宴は開催されたのである。結果から言えば、日本シリーズは4勝2敗で、ジャイアンツが6年ぶりの日本一となり、茅ヶ崎ライブは公演時間約4時間、演奏曲数は当時最多タイとなる36曲のセットリストで2日間行なった。

とはいえ、当然監督だけでは試合にはならず、ライブには曲が無ければならない。これもまたその場に相応しい選手・曲が揃っていたのである。

主なメンバーを上げてみると、ジャイアンツには松井秀喜清原和博高橋由伸桑田真澄工藤公康上原浩治、ホークスには小久保裕紀松中信彦城島健司井口資仁秋山幸二…とMVPや沢村賞のタイトル獲得者、後の三冠王、メジャーリーガー、監督経験者というそのままオールスター・日本代表となってもおかしくない選手がスタメンに名を連ね、控えにも左殺しの代打の切り札(この頃はまだ代打1本では無かったが)大道典良や守備の名手でバントの神様川相昌弘など玄人好みな選手が脇を固めるなど、球界を代表する「O」と「N」の雌雄を決する戦いに相応しい豪華メンバーだったのである。

茅ヶ崎ライブで演奏された曲も、勝手にシンドバッドいとしのエリーチャコの海岸物語涙のキッス愛の言霊~Spiritual Massage~・真夏の果実TSUNAMIといったヒットシングルや、希望の轍・マチルダBABY・マンピーのG★SPOTなどのライブ定番曲、そしてファンの間では隠れた名曲と言われている、ラチエン通りのシスター・冷たい夏という曲が顔を揃え、有名どころの曲が多く、恐らくはライブ開催までの恩返しやTSUNAMIから入った新しいファンを念頭に置いたベストアルバム的な当時考えられる最も「分かりやすい」と言える選曲だったのではないだろうか。

 

さてこの日本シリーズであるが、当事者となったOとNの心境は周囲の盛り上がりとは、少し違う物があったようだ。後に雑誌の企画で長嶋はこのシリーズについて、「正直いってやりづらかった」と述べている。長嶋にとって王は戦友であり、勝負の世界であるため勝たないと行けないがそれが辛かった、と振り返っている。王も長嶋の発言に同意しつつも選手やファンの気持ちを考えると、巨人に勝って日本一にさせたい、と答えている。またこう付け加えている。「もう一度対戦し、対戦成績を1勝1敗にしておきたいという気持ちもあるのも事実(笑い)」と。これは恐らく本音では無いだろうか。結果的には翌年両チームとも優勝を逃し、長嶋は監督の座から退いた。もしもであるが、ONシリーズに2度目があれば王が勝ったのでは無いだろうか。これは2人の現役時代と被らせてみると長嶋の後を追い、王は最終的には成績面では長嶋を圧倒しているが、人気面では長嶋には及ばなかった。単純に「成績」だけを見れば、王は長嶋の上を行くのである。しかしこの結果的にたった1度きりの日本一決定戦となってしまえば長嶋が勝ってしまうのである。もう長嶋茂雄というのは言葉では説明できないそういう星の下に生まれているのである。

 

桑田佳祐茅ヶ崎ライブには、今までとは違うプレッシャーがあったのでは無いのだろうか。

ライブ前に発売された「HOTEL PACIFIC」であるが、制作時から曲のアレンジについて随分悩んでおり、CD版の完成後も手直しを行なっていたという。桑田自身このレコーディング中何度か口にしていたという言葉がある。「茅ヶ崎のステージの上、みんなの前でこの曲を演奏している絵をイメージするとさ…」。

桑田曰くこの曲の完成版は茅ヶ崎ライブで披露することが出来たとのことである。

このライブ以降も茅ヶ崎江ノ島、エボシ岩とサザン的名所が歌詞の中に顔を出し、ファンも踊れる振り付き曲としてライブの定番の1つとなったのである。

このライブから数年後、2006年に行なわれたとあるインタビューでこのようなことを話していた。「(友人や芸能関係者と吞みにいた際にギターがありサザンを歌ってと言われても)サザンは絶対に歌わなかったんですよ。こう見えてイヤでね、そういうのが。それは“サザンの桑田”っていうのは世を忍ぶ仮の姿で、本当の僕は違う姿なんだっていう気持ちが強かったからなんですよ…」。この意識が最も強かったのが、「7年くらい前かな」。ちょうど茅ヶ崎ライブの前に当たる。この茅ヶ崎ライブにおいてはその「世を忍ぶ仮の姿」と「本当の姿」が何処か曖昧になっていたのでは無いだろうか。シングル「HOTEL PACIFIC」、ライブの選曲・演出は「サザンの桑田」として出来るファンや茅ヶ崎市民への恩返しであったと言えるが、本番のステージ上ではどうだっただろうか。故郷である茅ヶ崎でのライブであったが、桑田自身予想しなかった位大きな物となってしまいある種のやりづらさがあったのでは無いのだろうか。ライブ開催までの経緯、地元凱旋という今までに無かった物が重なったこともあり、「サザンの桑田」に徹することが出来ず、「本当の姿」が見え隠れしていたのかもしれない。どこか映像を見てみると「サザンの桑田」を維持するためか、堅さを感じてしまうのである。またこのライブ後にメンバーの1人ギターの大森隆志が休養に入り、翌年脱退という流れがあった。今にして思うとこのライブの時には6人ではこれが最後と言うことを、どこかで感じていたのでは無いのだろうか。これも堅いと思った要因の1つかも知れない。

この茅ヶ崎ライブ以降桑田の作る歌詞に「茅ヶ崎」という言葉が入る曲が何曲か発表されている。またサザンでは無く、ソロではあるがテレビの企画で茅ヶ崎の海の家でライブを行なったり、アルバムの先行試聴会の最終日を茅ヶ崎とするなど、かつてよりも茅ヶ崎との距離がぐっと近付いていったのでは無いのだろうか。

 

この翌2001年、ジャイアンツ・ホークスともに優勝を逃し、長嶋は監督勇退を発表した。また前記したが、サザンのギタリスト大森が前年末の休養のからサザンからの独立、脱退が発表された。これにより、ONシリーズはこれが最初で最後のシリーズとなり、サザンもデビュー時のオリジナルメンバーでのライブは茅ヶ崎ライブが最後となってしまった。

その後、2004年にプロ野球は球団合併・1リーグ構想という球界再編が起こり、サザンは2008年にバンドとして無期限活動休止を発表した。過去を振り返れば、大小問わず様々な出来事があったが、この2つの年は句読点を打つような世間を巻き込んでしまう非常に大きな物であった。

こうして見ると2000年の出来事というのはプロ野球サザンオールスターズにとって、20世紀最後の祭であったのと同時に、昭和の終わりと言えるのでは無いか。

同時に球界再編・無期限活動休止というのは、この2000年からカウントが始まった必然の物だったのかも知れない。しばらくは昭和という名の亡霊と両者は戦っていたのでは無いのだろうか。この2つを乗り越えて、ようやく平成が始まった、とは言い過ぎだろうか。

 

そして無事に両者が「平成」を迎えることが出来た2013年、長嶋(と松井秀喜)に国民栄誉賞を受賞した。またこの年サザンは5年ぶりの活動再開が発表された。

2000年の日本一を決めた本拠地東京ドームで国民栄誉賞の授与を受けた長嶋、また桑田も2000年以来となった茅ヶ崎公園野球場で行なったライブでのステージ上で市民栄誉賞の授与を受けるなど両者は再び同じ年に大きな出来事が重なったのである。

やはり栄光の男と呼ばれるような男達にはこのような巡り合わせが起こってしまう物なのだろうか…。

 

 

2016年8月に野球が2020年に行なわれる東京オリンピックの追加種目として採用された、と発表された。そんな中ふと何気なく観たニュースで長嶋茂雄をその東京五輪野球で総監督にという案も、とあった。時を同じくして開会式で歌って欲しい歌手というアンケートがテレビやネットでいくつか行なわれていたが、サザンオールスターズは常に上位で名を連ねていた。「国民的」という看板を得てしまった両者であるがゆえ、日本の一大イベントといえる自国開催のオリンピックに名前が出てくるのも(スポンサー等の兼ね合いなどがあるにせよ)、当然と言えるかも知れないが、2020年にサザンはデビュー42年目の年となり、リーダーの桑田佳祐も64歳、長嶋茂雄に至っては84歳という年齢になる年である。

また天皇陛下の退位により近く「平成」という時代が終わるという報道もあった。「国民的」という言葉が死語に近付いているこの時代の後に新たな「栄光の男」は現れるのだろうか。

いや、桑田佳祐自身が「栄光の男」の中でもうこのように歌っているではないか。

「生まれ変わってみても 栄光の男にゃなれない 鬼が行き交う世間 渡り切るのが精一杯…」

 

 

長めのあとがきのようなもの

はい、以上でございます。ここからはいつも通りの私(?)です。

愚痴と言い訳中心なので、お気を付けて(?)(ここからは特に読まなくても大丈夫です(?))。

野球とサザンが好きな私としましては、ずっとこの好きな物をうまく合わせた(ちゃんと溶け込めているのかは何ともですが…)雑文に1度は挑戦したいと思っていまして今回ようやく実現することが出来ました。

別に気にされる方はいないかと思われますが、今回はですます調で無いのは、最初はですます調で書いていたのですが、書いている内に個人的に違和感があったのでこうなりました(つまり特に意味は無いのです。敬称略も同じような理由です)。

2000年の云々とタイトルにしておきながら、茅ヶ崎ライブ後のシングル「この青い空、みどり ~BLUE IN GREEN~」と年越しライブ「ゴン太君のつどい」のことを書いていないのは、タイトルを最後まで「2000年のONシリーズと茅ヶ崎ライブ」と悩んだ名残だと思ってください(?)。

「では無いか…」的なものが多いのは申し訳ありません。フィクション物と思って呼んでいただければ幸いです…。

多分次からはいつも通りゆるいテーマになりますのでご安心を(?)。

それでは長文失礼致しました。

 

弘さんのソロで好きな歌について雑に書いてみた

本日4月4日は松田弘さんのお誕生日ですね。おめでとうございます。

関口さんの時にも書いていますが、個人的によく定期的に早く関口さんと弘さんのソロ曲も配信してくださいとぼやいていますので、DEAR MY FRIENDがひっそりと配信された今、その勢い維持していただくために(?)弘さんのソロ曲で好きな物を勝手に挙げていこうと思います。

好きな順番ではなく、一応年代ごとに並べてあります。

 

 

蒼いパリッシュ

(アルバム「EROS」収録)

いきなりベタな曲を挙げてしまいましたね(?)。サザンでは何曲かありましたが、弘さんソロの中で唯一作詞作曲が桑田さんの曲ですね。原坊ソロ以外では桑田さんがサザンのメンバーに提供した唯一の曲になります。

桑田さん成分が強いのか良い意味で「EROS」というアルバムの中で毛色が違うと言いますか浮いているように聴こえますね。

19年後にアルバム「[FUTARi.]O.S.T.」で小倉さんのギター1本のセルフカバーバージョンが収録されていますが、ボーカルにより大人の色気を感じるテイクになっていますね。ちなみにEROS版よりもテンポが速くなっております。弘さん曰く、消化不良な部分が残っており、リベンジも気持ちもあったとのことです。

 

それでも時は

(シングル、アルバム「DRMS」収録)

ミニアルバム「DRMS」と同時に発売されたシングル曲でもあります。

弘さんの声と歌詞やメロディがとても合っていて、桑田さんの作るバラードとはまた違う雰囲気を持つと言いますか、もう大好きな曲ですね…。

ちなみに作詞の相田毅さんは、あまり売れなかったけど自分の好きな曲という質問にこの曲を挙げています。

そういえばこの曲を公式サイトで歌詞を見ようとすると何故か最初の1行のしかも半端な所しか掲載されていないので、もしうっかりこれを見てしまった関係者の方どうか修正をお願い致します。

シングルとアルバムではバージョンが微妙に違います。が私には正直どこがどう違うのかよく分かりません…。

 

Thursday Music Club

(アルバム「DRMS」収録)

「DRMS」の1曲目ですね。木曜日(のラジオ)が好きな私なので、当然この曲も好きになるわけで(?)。

前回のソロアルバム(シングル)から14年の時が流れていますが、声にEROS以上のエロスを感じてしまいますね(?)。

サザンではまずないいかにソロ、というサウンドですね。このアルバムの雰囲気は全体的に後の「GOOD CELEBRATION」に繋がっているように聴こえるように思います。

 

微笑みを君と…

(アルバム「[FUTARi.]O.S.T.」収録)

8人の女性アーティストとのデュエットソングが終わり、弘さん単独ボーカル曲が3続きますが、その最初の曲ですね。

君というのが8曲のそれぞれの女性主人公に宛てた…と言いますか、このアルバムを含め、過去の「EROS」「DRMS」というアルバムも愛を歌う曲がほとんどですので、そのすべての曲の主人公がハッピーエンドの結末になるとしたら…ということを思わず想像してしまう曲ですね…これもまた好きなのよ…。

ちなみにこの「[FUTARi.]O.S.T.」に収録されている弘さんソロ3曲はカラオケにも入っています。ほぼサザンしか歌わないでお馴染みの私ですが、ソロコーナーをやるときにはこの曲は高確率で入りますね(実にどうでもいい)。

 

Dear One

(アルバム「[FUTARi.]O.S.T.」収録)

そういえば青いパリッシュを含めてしまうと、このアルバムのソロ曲すべてをここに載せてしまっていますね…。どうかお許しを(?)。

この曲は弘さん曰くサザンを女性に見立てて作詞をしたとのこと。確かにそれを踏まえて歌詞を見てみますと「砂まじりの街 ただ走ってきたけど」というフレーズには思わず目を引かれてしまいますね。また「もう一度朝日(ひ)は登る」にのちのサザンでのはっぴいえんどに繋がっていると思ってしまいます。

ちなみにこの曲のレコーディングには小倉さん・斎藤さん・片山さんというサザンでもソロでもお馴染みの3人が参加されていますね。この疑似サザン感(?)がより曲を引き立たせているような気がします。

 

愛という名の季節(とき)

(アルバム「GOOD CELEBRATION」収録 ※名義はBOOGIE MATSUDA & FUNKY★FREAKS)

このアルバムの中では唯一単独ボーカルを取っている曲ですね。アルバムのラストを飾る曲ではありますが、そこまでバラードという感じでもないですね(このアルバムの中ではバラードの部類にはなりますが)。

個人的には「DRMS」に収録されていても違和感のない曲だと思います。

関係ないですが、季節で(とき)というのはかつて素敵なバーディー(NO NO BIRDY)のB面で弘さん作詞作曲曲の「遙かなる瞬間(とき)」に続いて2度目のルビ振りなのですね。瞬間から季節に変わったのにも心境の変化が感じられますね(?)。

ちなみに毛ガニさんも参加していますが、公式の歌詞のページですと参加ミュージシャンの記載が間違っているのですよ…。正しい物はCDを確認しましょう(ここに書けや)。

 

 

というわけで好きな曲を並べてみました。こう見てみますと私弘さんボーカル曲好きなんだな…と改めて実感しましたね。あとそういえば「[FUTARi.]O.S.T.」からデュエット曲を1つも出していませんでしたね…。某バンドのリーダーKさんが「女って怖い」と歌っていたので、変に1曲上げるのも怖いと思いまして(?)(うっかり忘れていたわけではないですよ…多分)。まあソロ曲をピックアップしたという事にしておいてください。

改めまして弘さんお誕生日おめでとうございます。

 

 

あとがきのようなもの

この謎誕生日雑文もあとは毛ガニさんだけですね…。本の読書感想文あたりになりそうですね(?)(ここに書くとやらないパターン)。