適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

沼倉愛美 FINAL LIVE「みんなで!」の不完全な感想のようなものを

2月16日に豊洲PITで行われました沼倉愛美さんのライブにうっかりこっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

さて早速言い訳を…(?)。不完全な感想、というのは時間の都合上ライブの始まりと終わりを見る事が出来なかったのですね…。なので何とか運良く会場で体験出来た感想のようなものをつらつらだらだらと書いている次第でございます。

さて当日、急遽入ってしまった野暮用を何とか済ませるも開演時間にギリギリ間に合う新幹線には乗れず、何とか乗り継ぎと人には歩いているようにしか見えないダッシュ(?)で何とか会場へ。どうやらMCタイムだったようでしたね。しかしどうしてもトイレが

我慢出来ず…。という事でまさかのトイレで私にとって最初の曲を聴く事に…。

 

1.叫べ

2.ハレルヤDrive!

3.Checkmate

…の前に最初の3曲はこの曲だったのですね…(アニメイトタイムズの記事に載っていたセットリストを見ました)

 

4.Shining Days

5.グッバイ

6.Smiling & Smiling

7.Good Day

(メドレー形式での演奏)

「Shining Days」が私の1曲目となりました。どうやらMC前には既に3曲歌っていたようで、ライブとしては4曲目だったようですね。そして扉を開けた瞬間次の曲へ…?

どうやらメドレーでの披露だったようですね。しかし「グッバイ」という曲名の時に扉を開けるとは何てタイミングの悪いおじさんなのでしょう(?)。

…正直に申しますとこの辺はまだ息切れが続いていたり、まだライブに入りきれていないところがありまして、あまり深く覚えていないところが多々あるのが、悔しいといいますか情けないといいますか…。

ただ「Good Day」が始まった時に、どこかほっとしたといいますか「楽しまなきゃ損だよ Everytime」と聴こえた時に、そうだよ、そんなどこか遅れていたとか疲れたとか変に心の中で言い訳する前に今この時をちゃんと楽しまなきゃ、と沼倉さんに優しく喝を入れられたような、ようやく私のエンジンが掛かった感じがありましたね。

曲明けのMCで「ハッピーな曲を続けました」…とそういうコーナーだったのですね。思えばこういうハッピーな曲もたくさん歌ってきましたね、という話もしていたような。

 

8.彩 -color-

もう少しハッピーな曲を…といって始まった記憶があります。

メドレーの段階で既に気が付いていたのですが、「沼倉さんが見えない…」。私がいたのはほぼ最後列、これに私の低身長が重なれば当然の結果なので予想はしていたのですが、人の間からすらも見えないとは(バンドメンバーの皆様もほぼ見えなかった)。

もともとその場に入れれば…と思うタイプであることと見えない分よりがっつり「聴く」事に集中できたといいますか…。

そういう感情的なものがあったのもあるのかもしれませんが、この曲がよりぐっと来たところがありまして…。元々好きな曲ではあったのですが、大好きな曲となりました。

「会いたい会いたい夢の先」…見えない先にこう歌う会いたい会いに来た方がいらっしゃるのだなあ…とも少しね…。

 

9.Benvenuti

この流れ良かったですね…。ソロ活動第2期とも言えます活動のスタートとなったシングル曲からのアルバム1曲目という明るさといいますか彩りの鮮やかのようなものを感じましたね。

2曲とも沼倉さん作詞曲だったところもどこか要因としてあったのかなと。

 

10.Hello,Ms.myself

ここで少しスローなこの曲が始まりましたね。この日はあいにくの雨模様だったのですが、レイニーという言葉から始まる歌詞がどこかピッタリとマッチしていていましたね。

沼倉さんは今、曇りガラスにどんなありふれた雨を描くのだろうか…とおぼろげに頭の片隅で考えながら聴いていたのは、私の悪いところが出ていてしまっていましたね…。

 

11.恋愛したいっ!

12.心はきっと

13.またあした

(メドレー形式での演奏)

ここでファンクラブサイトで行われていた沼倉さんに歌ってもらいたいリクエスト曲のコーナーとなりました。

1曲投票数が圧倒的だった曲があり、それを披露するとのこと。

そして始まったのがアニメ「恋愛ラボ」のOPだった「恋愛したいっ!」でした。

続けて歌われたのはアニメ「RELEASE THE SPYCE」のキャラクターソング「心はきっと」、ラストは「蒼き鋼のアルペジオ」のキャラクターソング「またあした」をメドレー形式で続けて歌われました。

ここで言うことではないとは思うのですが、私アニメを殆ど見ない声優好きというマイノリティーおじさんでして…。沼倉さんがラジオのパーソナリティを務めていたことで恋愛したいっ!とまたあしたは知っていましたが、このあたりはちょっと弱いところを突かれてしまいましたね。でもこれをきっかけに知ることが出来たので、今後キャラクターソングにも触れて行けたらな…と。

しかし恋愛したいっ!が始まった瞬間の歓声は物凄かったですね。やはり初主役の作品の歌というのは、ぬー民の皆様にとっても特別なものなのだな…と。ファンの方々の愛を改めて強く感じた瞬間でもありました。

 

14.AVALON

もう1曲、我が儘を言わせてもらいました、初めて沼倉愛美という個人名義で歌った曲ですという一言がそして「AVALON」と。

キャラクターソングメドレーからこの曲ですから、どこかこのコーナーは声優としての活動も反映された、それまでの声優沼倉愛美の足跡、という印象も受けました。

おそらくリクエストも数多くあったとは思うのですが、それとか関係無く歌ったのだろうなあと…。「THE IDOLM@STER STATION!!!」も終了してはいますが、何となくこの曲はまたどこかで歌われるような気がするのですよね…何故だか分かりませんが。

アウトロとともに1度ステージから下がっていったのは、不意の拍手で何となく感じておりました。

 

15.RELOAD

16.This Kiss

17.What You Want

18.Don’t back

(メドレー形式での演奏)

沼倉さん再登場まではダンサーの皆さんの華麗なダンスを堪能タイムでございました。

そしてポップアップで沼倉さん登場。この時ようやくお姿をちらりと拝見することができました。

「RELOAD」から怒濤のダンスナンバーメドレーがスタート、前半のハッピーや優しい印象のあるメドレーコーナーとの差といいますか、この二面性が沼倉さんの歌手活動の大きな核になっていたのだと改めて実感したコーナーでもありましたね。

 

19.夜と遠心力

20.Spiral Flow

21.Desires

この3曲はフルコーラスだったでしょうか。「Spiral Flow」の後に少しだけMCが入り、キツいやつを…と「Desires」に入りましたね。

MCを挟んでいるとはいえ、再びのダンスナンバーラッシュですからね…。凄かった…というよりもただただ圧倒されていましたね…。

えっ…姿が見えていないのに分かるのかと…?。もう歌声とぬー民の皆様の反応だけで充分過ぎるほど伝わってきておりました…。特にこのコーナーは歌声から格好良さがとてつもなく伝わってきましたよ…。

 

22.Climber’s High!

MCで「ぬーさんの夢を叶えるコーナー」ということでどうしてもある人と2人で歌いたい曲がある、とここでゲストの呼び込みが。登場したのは何とLynnさん。この2人が揃ったということはもうこの曲しかありません。

この時、初めての経験だったのですけど、背中がとてもぞくぞくとしたのですね…。何と申しましょうか…いや何も表現できない、ただただ脳の処理が追い付かない、身体も動かない、自分の中で電流が走ったような物凄いものを体験しているといいますか…。ライブ経験が決して多い方ではありませんが、今まで経験してきた中で衝撃的な瞬間を味わっていたのでしょうね、おそらく。

これは本当に生涯忘れない瞬間でしたね、ええ…。

歌い終わった後、こういう形でこの曲を歌うのは初めて、というLynnさんに対して「初めてを貰ったぞー」と沼倉さん。流石の返しでした…w。

 

23.星の降る町

もう1曲だけ2人で、と始まったのはやはりこの曲。正直衝撃的な「Climber’s High!」の印象があまりにも色濃く残り過ぎて少し記憶が薄くなっているところがありますが、この2曲が個人的ハイライトだったなあ…と。

曲が終了とともにお2人はステージから下がっていきました。そういえば1度もLynnさんのお姿を拝見せずに終わってしまいました。

 

24.言の葉

25.屋根上の朱い花

26.まどろみ

27.SWAY

28.暁

星の降る町終了とともにバンドメンバーが奏で始めたのは、「わたしたち」のインストバーション(沼倉さん再登場後のMCで知る)が。そのわたしたちに乗せてバンマス伊賀さんがまあ煽る煽るw。こういうの大好きです(?)。衣装チェンジの時間ということもありますが、しっかりとバンドメンバーやダンサーチームが主役となる時間があるというのが良いですよねえ。この時間がまた好きだったりするのですよ…。

そして「言の葉」のイントロとともに沼倉さんもステージに。

「言の葉」終わりで少しMCが入りましたが、ここからは5曲続けてバラードナンバーが歌われました。

何と申しましょうか…。ここはファイナルライブだからこそ、だからしか出来ない流れでしたね。

「屋根上の朱い花」はいつか生で聴ければ…とずっと思っていたので、間に合った、といいますか来て良かったな…と。サビ頭の「ねえ」の歌い方がとても好きです。

「暁」もしかすると1番最後に歌うのかな、と予想していましたが、ここでご登場でしたか。何となくですが、「言の葉」で始まって「暁」で終わるという流れは、とある1人の女性が歩んだ物語感がありまして、何か1本の映画を見たような、そういう時間のように思っておりました。

「暁」が終わりMCで、元々バラードは苦手だったけど…とお話されていたのが意外でしたね。でもこのバラードたち歌って行く中でそういう気持ちが無くなっていった、というようなこともおっしゃっておりましたね(ちょっと曖昧なところがあるので細かいニュアンスは違っているかと思います…)。

 

29.魔法

ここからは地獄です。と始まりました煽りコーナー(盛り上げる曲コーナーを私はこう勝手に呼んでおりまして…)。その先頭打者としてご登場されましたは「魔法」。

「最高の景色を あなたと見れるなら どんな困難だって超えて行けるよ」地獄と称したコーナーの最初に何とも相応しいフレーズではないですか…。

私、この盛り上がりの最初の曲という位置好きなのですよね…。これからライブの中で一番盛り上がるところに入るのと同時にライブの終わりを意識してしまうという、不思議な心境、もしくは感覚といいますか…。

その感覚、好きではあるのですが、その終わりの意識が今回はどうしても強かったですね…。

もう少しでライブ、そして沼倉さんの歌手活動という「魔法」が解けてしまうのだなあ…と。

 

30.アイ

まあそんな思いはこの曲で一気に吹き飛んでしまう訳なのですが。

ベストアルバムを通して聴いた時に、急に頭の中でこの曲がモノクロなイメージから鮮明なカラーのイメージに変わったのですね…。時々ある感覚なのですが、この感覚に襲われる曲はどれも大好きな特別な曲になっていくのですよね…。なのでこの曲が今回1番聴きたい曲であったのですね。

あの赤い照明がまた良かったですねえ…。あの赤いドレスのような衣装ととてもマッチしていたのでしょうね。ここだけは一瞬でもお姿を見たかったですがこればかりは仕方がありませんね。今目の前で生きている「アイ」を聴くことが出来ただけでもう充分過ぎるものを頂いてしまいましたから…。

 

31.Anti-Gravity

このまま一気に怒濤の流れになるのかと思いましたが、ここでこの曲が来るのかーと。もちろん盛り上がりますし格好いいのですけど、漂うクール感といいますか、ちょっと雰囲気が変わるのがアクセントになって良かったですね…。サザンでいうとミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)という感じです(そちら界隈の人にしか伝わらない例え)(?)。

この曲でステージの上の方に登り、左右に移動していたのですが、この時ようやくしっかりと沼倉さんのお姿を拝見することが出来ました。

 

32.My LIVE

そしてこの曲で地獄の深いところまで落とされる訳です(?)。

盛り上がりは最高潮でしたねえ。ライブ全体を通して思ったのですが、盛り上がるところはしっかりと盛り上がって、逆にバラードのような曲では聴き入るぬー民の皆様の切り替えが凄いなあ…と。演者とファンのとても良い関係を見れたような気がして、とても温かい空間だったなと改めて。

歌手活動終了宣言を聞いた時、この曲の「あなたの選択は概ね正解です」というフレーズがずっと頭の中でリピートされていまして…。基本的にはそういうことも(色々と見たり考えたりして飲み込んだ上で)受け入れてしまうタイプではありますのでそういう意味の近いフレーズを呼び起こしてしまったのだと思いますが。そしてこのライブでこのフレーズを改めて聴いた時に、ああ多分これからもこの方の活動を見続けてきっといつの間にか「概ね」を私の中で外す時が来るのだろうな、と。

…何か自分の中で勝手に終わりの心境になっていましたが、まだまだ続いているのですよ。ちょっと気合いを入れ直そうということでMCへ…。

 

33.みんなで!

少しだけMCが。「今日で一区切り、でも人生は続いていきます」といった内容だったでしょうか。みんなにまた逢うためにもオーディション頑張らなきゃね、というような事もお話しており、歌手沼倉愛美から声優沼倉愛美になる(戻る、といった方が正しいのでしょうか…)瞬間を垣間見たような気がして…。

そんなことを考えていましたら曲へ。思えばこの曲が披露されるのは、本当にこの1回きりなのですね…。

アルバムでもそしてこのライブでもアンコールを除けば、「叫べ」で始まり「みんなで!」で終わるのですよね。この2つを合わせた「叫べみんなで!」というのが、らしいといいますか、沼倉さん始めスタッフ、バンドメンバー、ダンサーチーム、そしてファンの皆様が作り上げたライブの象徴というように勝手に捉えてしまうのですよね。

おそらくこの曲に沼倉さんのメッセージが全て詰まっているのだと思うのですよ。それを自分はどこまで受け止めることが出来たのでしょうか。…と最後にうっかり悩んでしまうのは私の悪いところですね…。

時間の関係で私はこの曲が最後となってしまったのですが、この約5分間は何とも表せない時間でしたね。言葉に出来ない、とはこういう事なのかと…。

でも終わった時には楽しい・笑顔の忘れられない時間となりました…。

 

沼倉愛美でしたー!」の一言を最後に後ろ髪を引かれながらも会場を後にすることになりました。

最初を見れなかったこともそうですが、最後まで見ることが出来なかったことは残念でしたし後悔が残りました。でもこの温かい空間の片隅に少しの時間でもいることが出来たこと、最後に沼倉さんのライブにお邪魔できたということでそういったことへの悔いを残すことなく終わることは出来たのかなと…。

 

ちなみに聴けなかったアンコール曲はこちら

33.Come on New World!!

34.もっと一緒

35.HEY!

 

沼倉さん本人が歌手活動終了を区切りと話していましたが、本人もそういう思いだったのね、ととても安心しておりました。個人名義での歌手活動を始めるのも終わるのも自分で決めたとおっしゃっていたので、きっとそういうことなのだろうなと思っていたのですが。

私は基本的に好きな方に対しては少しでも日々幸せでありますように、と思うタイプでして

今回の決断が長い人生の幸せに繋がっていくのであれば、それ以上望むものはありません(これが引退、になっていたら受け入れつつもまた違う心境になるのでしょうが)。

もうきっと沼倉さん自身は未来の方を向いているのでしょうから、このライブがある種の門出の日になれば…と願っております。

 

改めまして歌手活動お疲れ様でした。また1つ忘れられない大切なものを頂いてしまいました…。

またいつか何処かでお逢いしましょう。

「出会えたの いとしい世界と」

 

優木かなアコースティックライブ in 東京の感想のようなものを

1月12日に新宿ReNYで開催されました優木かなさんのアコースティックライブにこっそりひっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

11月の名古屋公演に続いて昼夕の2公演を拝見することが出来ましたので、今回もこの2公演が合わさった感想となっております。

 

やって来ました東京の新宿、確かジュンク堂があった時に絶版野球本を求めて来た以来ですので、10年ぶりくらいになりますでしょうか…。

ちょっと迷いながらも会場に無事到着。席を確認しますと昼夕ともに何と珍しく下手側。普段上手側の席になることが非常に多いので、いつもと視線が変わって見えた気がします。

会場で流れていたのは、心の花が咲き終わる前にとKanaNote (アコースティックver)の2曲がリピートされていましたね。

開演時間になると曲が流れているのにも関わらず、優木さんを除く3Kの3人(頭痛が痛いのような書き方)が上手から(そういえば名古屋では下手側からでしたね)実にぬるっとステージに。位置に付いたところで音楽ストップ&ステージは暗転、最後に優木さんがステージに上がりライブスタートとなりました。

 

1.心の花が咲き終わる前に

ハンドマイクでの歌唱でしたね。確か名古屋ではスタンドマイクスタイルでの歌唱だったので、いきなり変化を付けていたのかしら…?と思っておりました。

昼の部でしたか「嬉しいこと つらいこと ちゃんと君に言うよ」のところを偶然かもしれませんが、マイク両手持ちで歌っていたところが、何と申しましょうか…メッセージが込められていた気がしたといいますか、優木さんご本人の「誠実」を改めてこちらに向けたシーンと勝手に解釈してしまうなあ…と思ってしまいましたね。

 

2.星たちへのワルツ

朗読で鉄琴のような音が奏でられていましたね。夕の部のMCで話していましたが、グロッケンという楽器らしく加峯さんが用意したとのこと。

サビでミラーボールが回っていました。サビで「星」や「星空」というワードで始まることもあるのか、ちょうどこのミラーボールの光がプラネタリウムのように星の役割を果たしていた演出になっていて良かったですねえ…。ステージの両端に固定カメラの映像が映っていたのですが、その画面で見ますとミラーボールが月のように映っていて、それを中心に星が流れ、そこで4Kが音楽を奏でている…という1つの作品感があってステージよりそっちを見ている時間が長かったような気がします。

この日優木さんは何度か咳払いをしており、あまり喉の調子が良く無さそうに感じましたが、この曲は特にちょっと辛そうに見えてしまいましたね…。

 

3.Unlimited

この曲でパーカッションの北村さんが正面に置いてある小さめのシンバルを叩く動きが好きでそちらの方を重点的にチェックしておりました。

ライトが白中心で次のOver The Rainbowのカラフルさと真逆の使い方になっていたのですが、優木さん自身も何と言いますか、Over The Rainbowでは表情豊かに動きも多めになっているのに対して、この曲では極力動きを付けないと言いますか、この曲の中で描かれている心情を歌声に載せている・表わしているのかな…と。間に朗読を挟まずに続けて歌っていることもあるのか、この2曲は表裏一体、陰と陽になっている感じを改めて強く感じました。

 

4.Over The Rainbow

昼の部では間奏に入る直前に菊池さんと北村さんが眼で合図をしていたようなところがあって、良いものを見れた…と思わず手拍子が遅れそうになっておりました(?)。そんな手拍子も前回の名古屋公演よりはついていけたような気がします(当社比)。

あのピースサインとともに「いえい」とスタートして最後に「ありがとう」と終わるのが、この世界観の中では1つの区切りの曲になっているのかな…とも思いました。

昼の部ではありがとうの後に「うふふ」とも言っていて最初はかなちゃんかしらと思っていましたが、いやこの世界の主人公の女の子だろうと自分の反応の悪さに呆れるおじさんでした(?)。

 

5.モノクローム・フラワー

昼ではスタンドマイク、夕の部ではハンドマイクで歌っていたように記憶しています。夕の部では、間でスタンドの高さを調整したり、星たちへのワルツの時に何度か口元にマイクの微調整を行なっていたのでその影響でしょうか…ただ確か名古屋でも昼夕で変わっていたはずなので意図的、もしくは気分で(?)変えていたのかもしれません。

間奏の途中途中で台詞が入っていましたが、星たちへのワルツやOver The Rainbowなどとその曲のフレーズが入っていると思わしきところで曲名を交えた台詞を言っていたので、答え合わせと言ったところなのでしょうか。

何となくですが、名古屋公演の時よりも笑顔を見せるなど優木さんの表情の変化があったように見えました。

この曲も星たち〜ほどではありませんが、まあ少し喉の調子で苦戦している感がありました。

昼公演ではこの2曲の時にスタンドマイクで、歌う前に水分補給を行なっていたので、スイッチの切り替え的な側面があるのかしら…と思っていたのですが、夕の部を見た限りですと水分補給のタイミングは私が意識過剰に見てしまっていただけで偶然でしょうね。

 

6.KanaNote (アコースティックver)(昼公演)/KanaNote(ピアノソロver)(夕公演)

名古屋公演の時と同じく昼がギター、夕がピアノオンリーの演奏でした。

あのモノクローム・フラワーからこの曲に入るまでの間が好きなのですよね…。心の花が咲き終わる前に、という物語の終わり、いや一区切りと言いますかこれからも物語が続く先に繋がるためのエンディング曲であり、希望の歌へ雰囲気自体が変わってゆく瞬間があの間に感じるのですよね…。

夕の部はこの曲も少し苦戦しているように見えました。そこで流れます「少しでも 支えてくれるなら 私はもっと頑張れるよ」…思わず頑張り過ぎないで…と私の中のお節介おばちゃんの心情が出てきてしまいましたね…。しかしそれと同時にこれは物凄く失礼な感情なのではと…。こっちが勝手に解釈していることもありますが、この日の100%を出している方に少なくとも公演中にそう思ってしまうことは駄目だなあ…と。

しかしその後「悲しい 思い出も 勇気になる」のところで自身の顔を指して笑顔を見せたところで勝手に救われたと言いますか…。

やはり私はこのKana Noteという曲に対してちょっと重い何かを持ってしまっているのかな…と。

 

MC

「…はい」という一言とともに笑いが起こり、歌手優木かなさんからラジオパーソナリティの優木かなさんへ、という空気の変わり様は流石でした(?)。

恒例のお土産は東京ということもあり、神奈川関係の物では無くかなちゃんの画がパッケージとなったチロルチョコの配布がありました。

そして名古屋でありましたアンケートトークはなく、代わりに4Kメンバーが選んだ品物が詰まった福袋争奪じゃんけん大会があったり、盛り沢山でしたね。

昼の部ではMCの段取りをかなり間違えてしまったらしく、夕の部ではしっかりやりますという一幕もありました。

 

7.FLY two BLUE

1曲カバーを…。と始まったのは優木さんが出演していたアニメ「はるかなレシーブ」のオープニングだったこの曲でした。

「かぶきゅん!」と言ってイントロが流れて曲が始まるところ、物凄くライブ感がありました(?)

サビになると、ステージは白っぽい明るめの照明で、客席は青色のライトで照らしているのが、ステージが浜辺、客席は海になるような演出に見えて、これ良いわね…と思っておりました。両サイドのモニターで見ると尚更そう感じましたね。

夏の曲ですが、アコースティックマジックなのか、そこまで夏を感じさせない、心の花が咲き終わる前にの世界に溶け込んでいる演奏だなあ…と思っておりました。

本来2人で歌う曲なので大変だった、とのことですが、それを感じさせないのは流石でした。

 

8.孤独のナイトライダー

次はぽよぽよナイトライダーです、と。少しアレンジを変えたとの事で、ピアノがエレピになったという説明は夕の部でしたでしょうか。それを言い表すのにぽよぽよという表現になったようで。

音が変わるとまた印象が変わりますね。元々アコースティックアレンジで柔らかくなった音が更にふわふわ感を持つようになり、歌詞にある「宇宙の片隅」というところがどこかの星、というよりも宇宙を漂っているような良い意味で孤独感の薄くなったアレンジに聴こえました。

元々がそうなのですが、この曲はステージが青色のライトで照らされるので、FLY two BLUEと逆になるのが面白いなあ…と思いました。おそらく狙っているのでしょうけど。

 

9.君との羽

最初はFLY two BLUEからこの曲へ…という流れかな、と予想していました。本来2人で歌う曲を優木さん1人で…という事だったので、次にこの曲で2人分の想いを羽に…という構成が頭を過ったのです。

前の2曲が、青色のライトだったのに対してこの曲ではオレンジに近い黄色のライトになっていたのも、夏だったりクールなイメージからふわっと温かい、この冬の時期だからこそ感じるものがあった気がします。

昼夕ともに間奏では振り付けを結構やっていましたね。

 

10.Be yourself!

本編ラスト曲ですね。テンポが名古屋よりも少し早いような気がしたのですがどうだったでしょうか…(既に名古屋の記憶が薄くなりつつあるおじさん)。

ライトがOver The Rainbowと同じくカラフルで、Over The RainbowとBe yourself!はライブの核になる曲なのだなあ…と改めて感じましたね。

昼の部ではラストの歌詞を間違えてしまうというハプニングも。ただその歌えなかった「今歩き出そう」を最後に叫んだところが、この言葉の感じといい、逆に締めとしては良かったのではと思っておりました。

そして本編は終了、4Kの皆さんが後ろに下がりアンコールが始まりました。

 

11.ピアノ弾き語り

アンコール明け、1人でステージに戻ってきた優木さん。ここでTwitterで予告していたあることに挑戦の詳細が。ピアノの弾き語りをするとのこと。実は幼少期にピアノを習っており今回久々に弾くということでした。

曲はデレデレな内容とのこと。菊池さんが作った曲で少し歌詞に手を加えた曲だそうです。

本人曰く成功率は3割3分3厘らしく野球だと高打率なんだけど…と。昼の部では1音弾いて「あー」みたいな展開を3回ほど繰り返していました。

内容は君は私のことが好き、私はまあ好きかも…というそういうあれです(?)。

昼の部は曲に入るまでの一連の動き(?)を除けばスムーズに進んでいましたが、夕の部では終盤に躓いてしまいましたが、もう一度とリベンジを果たして締めておりました。

夕の部は流石に悔しそうでしたね…。これが子どもの発表会を見つめる親の気分か…とおそらく経験することが無いだろう感情を経験しました(?)。昼の部では少し余裕があったのか、猫踏んじゃったエリーゼのためには覚えていると少しだけ弾いてくれましたね。

楽譜が見えないということでスタッフの方がハズキルーペを用意していましたが使うことは無く…w。

 

12.Natural Note

ラストはこの曲、Natural Noteさんでした。

大阪・名古屋を経て4Kとかなすこ民で育てた曲という感じでしょうか。エンディングとしてはこのアコースティックライブを綺麗に締まる曲だなと。

ラストのラララから「君の声聞こえたよ」の流れで昼の部は「でももっと声出せるでしょ~」と言われてしまいましたね…w。が、頑張ります…w(夕の部は頑張った(当社比))。

 

そしてライブは終演。夕の部では4Kがステージ前に勢揃いし、全員で手を繋いでわーして礼するあれがありました(説明が難しい)。そして最後に優木さんに花束が渡され、アコースティックツアーは無事に終了となりました。

 

さて少し改めての振り返りを…。

MCでも優木さんがおっしゃっていましたが、朗読パートで心の花が咲き終わる前にという1つの世界の答えが多く散りばめられていましたね。

主人公の女の子が絵描きになりたい、でも色が分からないというところがストレートに語られていましたね。

また昼夕とほぼ同じ席(1つ隣でした…w)だったこともあり、昼で感じたこと気が付いたことを頭に浮かべながら夕の部を見ることが出来たと言うことも、とても楽しく良い経験となりましたね。

そして夕の部のピアノの弾き語り前にお話されていましたが、年始に体調を崩してしまったと…。感じていた声の不調はおそらくこの影響だったようですね…。リハーサルの時間も限られた中でこれだけ素晴らしいライブを作って下さった優木さん・3Kの皆様・スタッフの皆様に改めて感謝でございます。

幸せでした。本当にありがとうございました。

 

またいつかこのような企画がありますことを、そしてその時またお邪魔できますことを楽しみにいい加減雑な感想を終えようと思います。

 

また1つ大切な心の花が咲きました。

いつの日か咲き終わる前まで大事に抱きしめて日々を歩いて行きたいと思います。

 

「KAMAKURA」収録曲のライブ演奏回数を雑にまとめてみた

約3年前に書きました雑文、「「熱い胸さわぎ」収録曲のライブ演奏回数を雑にまとめてみた」のKAMAKURA編でございます。何故急にKAMAKURAなのかと言う声がありそうですが、気分しだいなものですから(?)。

今回は公式サイトのライブデータに載っているライブから調べております(セットリストの近い北京公演と歌う日本シリーズ、特別公演となっている流石だツアーの沖縄は通常公演はそれぞれ1つとカウントしております)。アルバム発売後の「KAMAKURA TO SENEGAL サザンオールスターズAVECトゥレ・クンダ」からカウントしております。

ライブ名は略しております。一応最後に全ライブ名のリストの方を載せております。



Disc1

1.Computer Children

(6/29)

KAMAKURA/おっぱい/渚園/ゴン太君/ひつじ/葡萄)

1985年のKAMAKURAツアー後、なかなか演奏されていませんでしたが、1997年の「おっぱいなんてプー」で12年ぶりに復活以降はちょこちょこと演奏されるようになりましたね。

偶然なのかもしれませんが、おっぱい→渚園、ひつじ→葡萄と年越しライブで演奏した次のライブでも演奏されているのですね。たまたまその時のセットリストのコンセプトに合ったというだけなのかもしれませんが、次の大きなライブでもやりたいと思わせる何かがこの曲にはあるのかもしれませんね。

 

2.真昼の情景(このせまい野原いっぱい)

(1/29)

KAMAKURA

たった一度のみの演奏となっていますね。この時のツアーは原さんがお休みだったので、原さんはこの曲をライブで弾いたことが無いのですよね…。

今にして思えばKAMAKURAツアーの映像がテレビでオンエアされたというのは、貴重でしたねえ…。選曲した人に感謝ですね(?)。

 

3.古戦場で濡れん坊は昭和のHero

(4/29)

KAMAKURA/音楽祭/牛/ふざけるな)

今年のツアーでも演奏された曲でしたね。21世紀になって初、23年ぶりの演奏だったのですね。

何故かこの曲を演奏する時のサザンのメンバーの参加パターンが異なっており、KAMAKURAツアーでは原さんお休み、音楽祭では関口さんお休み、牛で初めて6人が揃い、ふざけるなツアーでは5人サザンとして初演奏となっていますね。

地味に毛ガニさんはフル参加されていますね。濡れん坊とは毛ガニさんのことだった可能性がありますね(?)。

 

4.愛する女性とのすれ違い

(7/29)

KAMAKURA/大復活祭/歌うサザン/歌舞伎町/晴れ着/海の日/マンピー)

Disc1の中では、シングル曲のメロディ(Melody)と同じトップの演奏回数となっておりますね。特に夏曲ということではないということもあるのか季節を問わず、ツアー・野外・年越し・ライブハウスと場所を選ばずに演奏出来る曲という立ち位置なのが大きいのでしょうか。

序盤に演奏されることが多いというのも、何と申しましょうか…アルバムKAMAKURAのComputer Children~古戦場で濡れん坊は昭和のHeroの頭3曲からのバラードのサザンという安心感と言いますか、良い意味での箸休め感がソフトに演奏しやすい要因なのかもしれません。

 

5.死体置場でロマンスを

(6/29)

KAMAKURA/ブラディ/日本シリーズ/晴れ着/ひつじ/葡萄)

6回のご登場のうち3回は年越しライブでの演奏と言うこともあり、年越しライブ曲、という印象が強めではありますでしょうか。またその年越しで演奏後、次のツアーライブでも選曲されるというパターンが2度あり(ブラディ・ファイト→歌う日本シリーズ、ひつじ→おいしい葡萄の旅)、久しぶりに演奏して手応えを掴んでツアーでも…となりやすい曲なのでしょうか。1番終わりのパーカッションと2番頭の替え歌で毛ガニさんを、間奏で大森さん・誠さんのギターからの関口さんのベースとミニソロ回し的パートがあるので、メンバーの見せ場を作りやすい、というのもあるのかもしれませんね。

 

6.欲しくて欲しくてたまらない

(6/29)

KAMAKURA/大復活祭/牛/ゴン太君/海の日/ふざけるな)

春(ふざけるな)夏(大復活祭・海の日)秋(KAMAKURA)冬(牛・ゴン太君)と四季を制覇している(?)曲ですね。

牛以降登場する時は、その前のライブが夏の割と王道の選曲のライブが多い、というのは偶然なのでしょうか(万座ビーチ→牛、茅ヶ崎ライブ→ゴン太君、流石だ→海の日、ラララ→ふざけるな)。マイナー、という感じはあまり無いように思いますが、ちょっと横道に逸れたくなった時に演奏されやすい曲なのでしょうか。マイナー曲と呼ばれながらも意外と出番が多くマイナー界のメジャー曲でお馴染み(?)の奥歯を食いしばれ先輩の立ち位置に近い存在なのかも知れません。

 

7.Happy Birthday

(6/29)

KAMAKURA/歌うサザン/牛/おっぱい/晴れ着/葡萄)

この曲も6回中4回年越しライブでご登場、と年越しライブ曲といえる曲の1つになっていますね。この時だけはHappy BirthdayならぬHappy New Yearに改名しているのでしょうか(?)。おいしい葡萄の旅ではKAMAKURAツアー以来実に30年ぶりに横浜以外の場所で歌われるという開かない空に俺を閉じこめて状態(違う曲)からようやく脱したライブとなりました(?)。

 

8.メロディ(Melody)

(7/29)

KAMAKURA/大復活祭/音楽祭/茅ヶ崎/海の日/大感謝祭/ひつじ)

シングル曲ということもあるのか、Disc1の中では最もライブ演奏された曲となりました。

ひつじ以外は全て夏のライブで演奏されており、アルバムでは前曲となるHappy Birthdayとは真逆の扱いになっているのは面白いですね。ちょうどひつじとおいしい葡萄の旅で変わるのも某映画の私たち入れ替わってる、的な感がありますね(?)

音楽祭から茅ヶ崎ライブまで8年、間があいた以外は夏のライブで定期的に演奏されていますね。

 

9.吉田拓郎の唄

(2/29)

KAMAKURA/流石)

流石だツアーで18年ぶりに演奏されました。原さんはKAMAKURAツアーでお休みだったので、この時が初めての演奏となりました。これは関口さんがHAIRをお休みだった歌う日本シリーズ以来に演奏されたふざけるなツアーで初めてライブでベースを弾いた27年に次ぐ年数になるのではないのでしょうか(もし今後、マリワナ伯爵、恋のジャック・ナイフ、平和の琉歌のどれかが毛ガニさんがいるる時に演奏されればこちらにも抜かれてしまうのですが…(23年))。

どうでも良い余談ですが偶然にもこの曲が演奏される年は阪神タイガースが優勝していますね(1985、2003年)。

 

10.鎌倉物語

(5/29)

(大復活祭/しじみ/ホタル/茅ヶ崎/ひつじ)

原さんボーカル曲の中では「私はピアノ」の6回に次いでサザンのライブで演奏されている曲ですね。歌謡曲テイストとポップテイストでうまく使い分けているという事でしょうか…。

夏のライブ3回・年越し2回と両方で差もなく演奏されていますが、しじみ以降は神奈川県の中でのみしか歌われていないのですね…。まあタイトル通りといえばそうなのかもしれませんが…。

 

Disc2

1.顔

(4/29)

KAMAKURA/大復活祭/大感謝祭/葡萄)

KAMAKURA・大復活祭と連続で演奏されて以降はしばらく出番がありませんでしたが、大感謝祭で20年ぶりに演奏されました。この時はメドレーコーナー内での演奏で一部カットでしたが、おいしい葡萄の旅ではついに完全体でのご登場となりました。

 

2.Bye Bye My Love(U are the one)

(11/29)

KAMAKURA/大復活祭/SHOW/歌うサザン/音楽祭/渚園/歌舞伎町/晴れ着/みんな/大感謝祭/マンピー)

アルバム「KAMAKURA」収録曲の中では最もライブで演奏されている曲となっておりますね。

ファン人気もあり中盤・メドレー・アンコール、夏・年越し・スタジアム。ライブハウスと場所を選ばずに選曲出来る曲ということも要因としては大きい感じでしょうか。

今後も数字が伸びていく曲になることでしょう。

 

3.Brown Cherry

(1/29)

KAMAKURA

KAMAKURAツアーでのみ演奏された曲ですね。真昼の情景と全く同じで、原さんがお休みでライブで弾いたことが無く、この唯一のライブ演奏がテレビでオンエアされた曲ということに現時点でなっております。

昔何処かの個人サイトで見ました、歌舞伎町ライブでこの曲を演奏して欲しいと絶叫していた女性の方がいたという話が今でも忘れられませんね…w。

 

4.Please!

(0/29)

ライブ演奏無し。

 

5.星空のビリー・ホリディ

(0/29)

ライブ演奏無し。

 

6.最後の日射病

(0/29)

ライブ演奏無し。

 

7.夕陽に別れを告げて~メリーゴーランド

(8/29)

KAMAKURA/大復活祭/SHOW/ブラディ/ホタル/渚園/流石/大感謝祭)

この曲も圧倒的に夏のライブ登場率が高いですね。ブラディ・ファイトは珍しい年越し演奏で且つサザン&ビートルズ合体メドレー内での披露とレアとレアが組み合わさった(?)ライブでしたね。

Bye Bye My Love(U are the one)に次ぐ演奏率ですが、大感謝祭以降12年演奏されていませんね。似た立ち位置のせつない胸に風が吹いてたと併用から徐々に出番を奪われつつある曲となっているのでしょうか…。ちなみに毛ガニさんは流石だツアー・大感謝祭をお休みしていたので、渚園以降22年演奏していない曲になっているのですね…。

 

8.怪物君の空

(7/29)

KAMAKURA/ブラディ/日本シリーズ/しじみ/牛/おっぱい/ひつじ)

5回が年越しライブでのご登場と、年越しライブ用煽り曲という立ち位置になっていますね。ブラディからおっぱいまで4連続で年越しライブにご登場しており、あのこの頃の年越しライブではよく出てきていた干支のオブジェ的なあれを怪物君ということにしていたのかもしれません(?)。

また年越し公演はなかったとはいえ歌う日本シリーズも年を跨いだツアーで1992年は12月30日までライブを行っていましたし、年越しライブ曲、という印象は余計に強くなっている感がありますね。

 

9.Long-haired Lady

(0/29)

ライブ演奏無し。

 

10.悲しみはメリーゴーランド

(3/29)

KAMAKURA/音楽祭/牛)

3回と演奏回数としては多くありませんが、毎回アレンジが変わっているというこれもまた色々な意味で珍しい立ち位置にいる曲になっていますね。

ロック感が強くなった音楽祭以降のアレンジでの演奏はソロのさのさのさツアーを含めて偶然にもすべてにサポートメンバーの片山さんが参加されていますね。

KAMAKURAツアーお休みの原さんといい、サザンを支えるキーボードコンビは原曲に近いバージョンを演奏したことがないというのは不思議な巡り合わせですね。



ということで雑にまとめてみました。

ちなみに1曲も演奏されなかったライブは(いっちゃえ/万座/セオーノ/サナカ/ラララ)の5つでした。

何と申しましょうか…割とコンセプトがはっきりとしているライブになると敬遠されがちという感じでしょうか。

このアルバムからライブでは演奏されない曲がちょくちょく顔を出すようにもなりましたね。

あとは割合どのライブにも1曲は何かしら演奏されるという感じで、夏はこの曲、年越しはこの曲と分かれている傾向が強い曲が多いですね。

 

さてまたいつかのタイミングではどのアルバムがまとめられるのでしょうか。まあフェードアウトの可能性の方が高そうですが(?)。

 

KAMAKURA TO SENEGAL サザンオールスターズAVECトゥレ・クンダ(1985年)

サザンオールスターズ-真夏の夜の夢-1988大復活祭(1988年)

・いっちゃえ'89サザンde'90(1989-90年)

Southern All Stars 夢で逢いまSHOW(1990年)

・歌うサザンに福来たる(1990-91年)

THE音楽祭 -1991-(1991年)

・闘魂!ブラディ・ファイト(1991-92年)

・歌う日本シリーズ1992~1993(1992~93年)

しじみのお味噌汁コンサート(1993-94年)

・ホタル・カリフォルニア(1995年)

Southern All Stars Stadium Tour 1996「ザ・ガールズ 万座ビーチ」(1996年)

・牛(1996-97年)

・おっぱいなんてプー(1997-98年)

・スーパーライブin 渚園『モロ出し祭り~過剰サービスに鰻(ウナギ)はネットリ父(チチ)ウットリ~』(1998年)

・Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)~素敵な春の逢瀬~(1999年)

・シークレットライブ’99 SAS 事件簿in歌舞伎町(1999年)

・晴れ着DEポン(1999-2000年)

茅ヶ崎ライブ~あなただけの茅ヶ崎~(2000年)

・ゴン太君のつどい(2000-01年)

・SUMMER LIVE 2003「 流石(SASが)だ真夏ツアー!あっっ!生。だが、SAS!」~カーニバル出るバニーか!?~(2003年)

・真夏の夜の生ライブ~海の日スペシャル~(2004年)

・暮れのサナカ(2004-05年)

・みんなが好きです!(2005-06年)

・真夏の大感謝祭(2008年)

・SUPER SUMMER LIVE 2013「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」(2013年)

・ひつじだよ!全員集合!(2014-15年)

・おいしい葡萄の旅(2015年)

・キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」(2018年)

・“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!︎(2019年)

 

松田弘ミニアルバム「DRMS」を語りたい

12月20日サザンオールスターズの全曲ストリーミング配信がスタートしましたね。このタイミングでついに関口さんと弘さんのソロ楽曲の配信も始まりました。この2人のソロ配信のようやく…感の件についてはいつかの機会に語るとしまして(?)、私の好きな弘さんのアルバムである「DRMS」についてつれづれなるままにただ何となく好きという理由だけで書いていこうかなと思います。

 

1.Thursday Music Club

この曲大好きなのですよね…。冒頭の「昔の話だけでつながっているわけじゃないさ だってまだ途中だろ」のまだ途中だろの歌い方が良いんですよねえ…高音の使い方と言いますか、「EROS」の時の良い意味で荒々しさのあったボーカルから大人のボーカリストの歌に変わった独特の甘さのようなものを感じてしまうのです。

バックのサウンドも何と申しましょうか…1曲目という気負いがないと言いますか、木曜日の憂鬱さも感じさせつつ、おもむろに動き出したくなるような不思議なクセがある曲のような気がしますね…。

 

2.ふたり

弘さんの作詞作曲ではありませんが、サザン名義で発表された「遙かなる瞬間」や「君に贈るLOVE SONG」の雰囲気に近い曲、という印象がありますね。

この曲では弘さん自身がドラムを叩いているということもあるのか、アルバムの中では1番ドラムを叩きながら歌う弘さんの画が浮かぶ曲ですね(実際この時のライブでどうだったのかを知る方は是非教えていただけるとありがたいです…)。

 

3.INVADED

このアルバムの中では唯一弘さんの作曲で作詞も親交のある森雪之丞さんとの共作という形ではありますが、これまた唯一の作品ですね。

サウンドの印象はサザンの愛の言霊とPARADISEを足して2で割った感じがあるのですよね…(多分伝わらない)。アルバムの中では1番作り込まれた曲の気がします。

歌詞もエイリアンや侵略など相手が実は宇宙人という事を示唆している内容というのもより不思議な雰囲気を漂わせている感じがあります。

 

4.Sexual Chat~大人の童話~

サザンのライブでいえば煽りコーナーで演奏されそうな曲ですね。

テーマとしては不倫の歌でしょうか。LOVE AFFAIR~秘密のデートとは違い、相手の女性に翻弄されるちょっと桑田さんの描く弱気な男性像に近いといいますか、そんなヒロシに騙されてならぬ、そんなヒロシが騙されてといったところでしょうか(?)。

この曲は森雪之丞さんが作詞されているのですが、原さんのMOTHERに収録されている「お涙ちょうだい」もそうなのですが、桑田さんとはまた違う情念の深さと言いますか、登場人物のダークさが独特でいいアクセントになっていると思います。

 

5.それでも時は

珠玉のバラード、という表現がまさにぴったりな曲ではないのでしょうか。弘さんのやさしいボーカル・サウンド・歌詞が見事に嵌まっている、とりあえず聴いて下さいとしかもう言えませんね。

ちなみに作詞された相田毅さんは、とあるサイトで自分の好きな曲にこの曲を挙げています(詳しくはこちらのサイトに載っております)。

サビの「好きなあの映画みたいには生きることは出来なかった」と「好きなバラードみたいには愛せなくて届かなくて」は本当大好きなフレーズですし、この曲に合う好きな映画とバラードはおそらくずっと探し続けていく気がします…。



ということで恐ろしくざっくばらんにただ好きなところを書き続けてしまいました…。

本当いいアルバムなのですよ…。「EROS」が青年ヒロシの不埒なアルバム(?)と言えるのに対して、二十歳を2度も越えた(?)酸いも甘いも知った大人のヒロシさんだからこそ歌えるアルバムだったのでは…と思います。

個人的には「君に贈るLOVE SONG」と次のアルバムである「[FUTARi]O.S.T.」までが大人ヒロシの一連の流れである感じがあるので、またこの辺りも合わせて是非聞いて欲しいなと思っております(謎目線)。

 

サザンMV集について思った事ともし特典映像があった時の雑な予想のようなものを

本日サザンオールスターズのMV集「21世紀の音楽異端児」の発売が発表されましたね。

まず最初に思ったのは、上手いこと考えたなあ…と。ちょうど21世紀になってから5人サザンとなりまして、諸々があって6人時代の映像が世に出せない・出さないというのを、それが良いか悪いかは別としまして逆手に取っていますね。

ただそれで完全に割を食う形になってしまったのは、「この青い空、みどり〜BLUE IN GREEN〜」さんですね。海のOh,Yeah!!にも収録されず、MVも未だ製品化無しで、時代的にショートバージョンがYouTubeで公開される事が今後も無さそうですし…。そろそろ己の罪に懺悔する時間を終わらせる夜明けのベルを鳴らして欲しいところです(?)。

そしてもう一つ思ったのは、MVの清算に入っているなあ…と。2年前の桑田さんソロMV集「MVP」と合わせこれで、20世紀MVや他メンバーソロなどの一部を除いて殆どが製品化されました。

もちろん一定層が購入する数字の取れる商品としてのリリースというところが大多数を締めていると思われますが、これ以降のMVは全てYouTubeにフルバージョンが上がるようになるのではないのでしょうか。既に近年のMVは時代の反映もあるのかフルバージョンで公開される事が多くなっていますが、今後はまさにPVとしての色を強めていく、その為にMV集として売れる・需要があるラストチャンスとしてのリリースという側面もあるのでは…とも何となく思うのです。おそらく「MVP」はそれに見合うだけの売り上げがあった…というのも踏み切る要因の一つになったのではと思います(実際どの位売れたのかはわかりませんが…)。

この辺を一区切り付けて、2020年のお正月にサブスクリプションなどの音楽サービス解禁の流れ、などとなっているのではないのでしょうか。

もしそうなれば製品版と配信の共存と差別化が割と綺麗に行きそうな気がしますが。

(個人的にはそちらのサービス前に関口さんと弘さんのソロ曲配信を本当にお願いしたいところですが)


さてさて特典の予想に入りましょう。

その前にやはり一つ気になるのは、「緊急リリース」という言葉です。毎回大袈裟とも過度な期待を持たせると捉えられる一言があったりしますので、特に意味は無いと思いますが、「MVP」の告知時期を調べると桑田さんのソロデビュー日でもある10月6日に告知、12月13日発売(後に発売延期が発売され1月3日となる)と約2ヵ月前の告知でした。

今回は11月6日の12月31日発売で多少間は短くなってはいるものの、ほぼ告知から発売までの間は変わりません。となると急に企画が持ち上がったのでは…と考えられます。


とこの推測通りで尚且つ特典映像が付く事があるとすれば、やはり「ちょっとエッチなラララのおじさん」の映像でしょうか。一部厳選に不満の声を上げる方も一定数いらしたことを考えるとこのライブを収録の為に急遽企画したとも考えられます。…もっとも収録されるとしても既に数曲が厳選という形で世に出ている後、MVPが特典含みで33曲、今回が現段階で21曲、と見ますと、60分ほどのダイジェスト収録になるのでは…という予想です。

そして21世紀のライブ、という点で見てみましょう。

ありがたい事にサザンは殆どのライブが放送・製品化という形で見る事が出来ますが、その放送・製品化されていない曲をピックアップしてみます。


まず2005年のROCK IN JAPAN2005のマンピー のG★SPOT、希望の轍になりますでしょうか。NHKM-ONの2つで放送されたライブでしたが、この2曲はオンエアされませんでした。

次は翌2006年のTHE夢人島Fesで初日のみ放送された八月の詩ですね。翌日の生放送時には演奏されず、総集編でも放送は無しでした。

そして2015年のツアー、おいしい葡萄の旅でアリーナ会場のアンコール1曲目だったC調言葉に御用心チャコの海岸物語が日の目を見ることがありませんでした。

後テレビ番組用ライブまで拡げるとキリがなくなりそうですね。その中で敢えて一つ挙げるとすれば、2003年の建長寺ライブのふたりだけのパーティ、そしていとしのエリーですね。後に音楽寅さんのDVDBOXにダイジェスト収録されたライブの中で何故かこの2曲だけが未収録なのですよね…。


特典映像として収録されそうなライブとしてはこの辺りでしょうか。まあおそらくMVPと同じくMVオンリー作品になるとは思いますが。

まさかの悲しい気持ちパターンの新MVもあるのでしょうか…。ただそれと似た作りで愛はスローにちょっとずつのMVが作られているので、可能性は低そうですね…。もしそれば実現ならば、今のサザンのモード的にはっぴいえんどあたりが最有力候補になりそうですね。


あとはベストヒットUSASの愛と欲望の日々枠的な感じで壮年JUMPのメイキングあたりでしょうか。


こちらに書いたのはあくまで予想と都合の良い解釈ですから、期待はしないようにして下さいませ…。詳細発表後にでも全然違うと嗤いの種にして下さい(?)。


個人的にはDIRTY OLD MAN〜さらば夏よ〜が良い画質で手元に置ける、というのが嬉しいですねえ。これかラララのおじさんのDIRTY OLD MANで年を越したいと思います(?)

あと、21世紀の音楽異端児は好きですね…。何と申しましょうか…20世紀にある種の異端児として世に出たサザンが、21世紀になっても第一線で活躍し、しかも時に国民的と呼ばれながらもどこか未だに掴みきれないまま、現在進行形でい続けるバンド、という(個人的な)イメージに合っているような気がするのですよね…。

とりあえず今は詳細が出るまで待つとしましょう…。

 

 

優木かなアコースティックライブ in 名古屋の感想のようなものを(ネタバレあり)

11月3日に名古屋のスペードボックスで開催されました優木かなさんのライブにこっそりひっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

一応曲順等のネタバレがありますので、1月の東京公演に行かれる方はご注意下さいませ…。

今回のライブは昼夕の2公演ありまして、その両公演を見ることが出来ました。感想はその2公演の合体版となっております。

 


新幹線を乗り継いでやってきました。ここは愛知県。14年前に通過したことはありますが、今回初上陸でしたね。

さて会場へこっそりと潜入。アンケート用紙が配られていましたね。私は書かなかったのですが、周りの方は書いていらっしゃったので、そういうのを書かずに本を読んでしまうおじさんモードでいた事は不覚でしたね…。

会場では心の花が咲き終わる前にのアルバムがリピートされていましたね。昼公演は星たちへのワルツ、夕公演ではOver The Rainbowの途中で暗転(曲は逆だったかもしれません…)、4Kから最初にバンドメンバーが登場。その後優木さんも登場しライブスタートとなりました。


1.心の花が咲き終わる前に

1曲目はアルバムと同じくこの曲からスタートしました。特に昼公演でしたか胸の辺りに手を置いて歌っているのが、心の花を持っているように見えて印象的でしたね。夕公演は手の動きが少し多かったような。

「光あたえて」のところはこちら側が歌うのですね…。不意打ち感がありました。

最初にこの曲名を耳にしたのは、バースデーイベント前後のラジオだったでしょうか。初めて「心の花が咲き終わる前に」という言葉が聴こえた瞬間、凄い曲名を付けるのね…と思わず考えてしまいました。後にコンセプトアルバムの表題曲として、更にその物語には主人公が存在すると聞く訳ですが、自分の中で消化し切れなくて、大袈裟かも知れませんが作詞家優木かなの奥深さを思い知らされた感がありました。

曲が終わると優木さんによる朗読が入り次の曲へ…。


2.星たちへのワルツ

イントロから歌に入るまで、何度か不意に優木さんが伏し目がちなところから目線を上げるところがあったのですが、その時の表情が何と申しましょうか…憂いを帯びていると言いますか、この曲の世界観に入っていく瞬間の表情がとても印象に残っています。

1番では朗読に使っていた本を開いて左手に持っての歌唱でした。

夕公演では「窓辺で歌い踊る」のところだったでしょうか。一瞬とちってしまいちょっと苦笑いといいますか、笑ってしまっていたところがありましたね。

曲中サビ終わりでしょうか。セリフパートが挿入されていましたね。大阪公演といくつか変わったところがあると話されていましたが、この辺りも変わっていたりしたのでしょうか。

この曲も終了後朗読が入り次の曲へという流れでした。


3.Unlimited

最初の2曲はスタンドマイクでの歌唱でしたが、この曲からハンドマイクで歌っておりましたね。

昼公演は席が壁際でちょうど目線の高さに鏡があったので、この曲辺りで敢えて鏡越しにステージを見てみるという変な行動を取っておりました。

今回のライブで一番印象が変わったのはこの曲だったでしょうか。アルバムの中ではサウンドが強めな曲という感じがあり、実際ライブでもそんな感じがあったのですが、アコースティックということもあるのか、CDよりもソフトに聴こえたといいますか、ようやくこの曲が自分の中で消化出来たような気がします。

「この世界は 見えるものばかりじゃない だからこそ美しい」ここのパートを聴いた時、何となくこの曲への感情と重なったように思えてはっとしましたね…。


4.Over The Rainbow

朗読を挟まず繋げて演奏されました。夕公演で気が付いたのですが、Unlimitedの時にライトは白一色だったのに対し、この曲の時は曲名通りカラフルなライトになっていた対比がまた良かったですね…。

イントロが始まるとピースサインとともに「いえい」と優木さん。今までの3曲は意識的にか表情にあまり感情を載せないようにしていた感じがありましたが、この曲の時はずっと笑顔で楽しそうに歌っていたように見えました(もちろん曲の世界観が反映されているからなのでしょうが)。曲の途中に手拍子をするところがあったのですが、昼夕両方でテンポが変わる時に手拍子を間違えてしまう私(いつもの事)、そしてテンポが早くなるといつの間にかサザンの「気分しだいで責めないで」のイントロの手拍子になってしまう癖を何とかしたいですね…(誰にも伝わらない)。

そして曲終わりに「ありがとう」と。アルバム曲の中で唯一曲終わりに一言あった曲でした。

そして最後の朗読パートへ。


5.モノクローム・フラワー

この曲でスタンドマイクに戻していましたね。…と思ったのですが夕公演ではハンドマイクだったような…。どちらかを勘違いしているのか、昼夕公演で変えたのかどうだったのでしょうか。

個人的にアルバムの中で一番好きな曲ですね…。何と申しましょうか…もちろん曲調的な好きもあるのですが、今回の最後の朗読でもそうだったのですが、Over The Rainbowの時点ではハッピーエンドで終われるところをこの曲の存在によって、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかを聴き手に委ねる、考えさせられる曲、という立ち位置に対するちょっと偏愛的な好きという感じがありますね…。


6.KanaNote (アコースティックver)(昼公演)

/KanaNote(ピアノソロver)(夕公演)

MCを挟まず約30分アコースティックでアルバムの世界を再現した時間もこの曲で本当の終わりを迎えました。

昼公演では少し長めの間があった後(ギターのチューニングっぽい事をしていたからかもしれません…)、菊池さんのギターオンリーでの歌唱。夕公演では逆にそれほどの間が無く加峯さんのピアノオンリーでの歌唱、と変わっておりましたね。

全ての曲の中で多分KanaNoteが一番好きなのですよね…。やはり始まりの曲でしかも本人の作詞というのには弱いのですよね。ラジオの主題歌、という事とその後の音楽活動がまだ見えていなかった時のある種全てを出せる詩、ということもあると思いますが、優木さんの想いが強く、そして良い意味で一番生々しく反映されている曲だと思うのですよね…。…いやそんな事は無いのかも知れませんが、私の面倒な思考がそう感じてしまうせいで好きな曲でありながらこの曲との距離間を測りかねていたのですが、今回の邂逅で一歩距離を詰められた気がします。

そのKanaNoteと心の花が咲き終わる前にの世界はちゃんと1本の線で繋がっていた、いやノートの世界にしっかりと描かれていた事が改めて感じたなあ…と。

そして夕公演のピアノソロverでは少しだけ泣いてしまいました…。


MC

ここでMC、と言いますかアンケートトークを始め、いつものラジオと同じ楽しいと癒しが同居する時間がやって来ました。

ここでお土産として全員に鳩サブレーが配られました。ちなみに昼夕ともに私の手元にやってきたサブレーさんは割れているというミラクルが…wこういう運だけはあるのですよねえ…w

トークはメンバー紹介だったり猫様話だったり。夕公演ではパーカッションの北村さんの岡山トークが盛り上がってしまい、元々押していた次の曲へ入る時間が更に伸びてしまう事態に。トークパートは30分あったか無かったか位だったでしょうか。


7.君との羽

シングルの曲から…と始まったのはこの曲でした。座っての歌唱だった事もあり振り付けは抑え目での披露でしたね。昼公演では歌い終わった後、「永野愛理に振りを付けてもらったのにアコースティックだと披露できない」という内容の事を話しておりましたね。何となく夕公演の方が昼公演よりも振り付けの動きが多かったように見えました。

アコースティックが合う曲と思っていたので、そんな曲が後半戦の最初に聴けたのは良かったな…と。


8.Be yourself!

最後の曲、と紹介の後始まりました。

テンポは少し遅めになっていましたでしょうか。アンコール明けのMCで話していたのですが、この曲は女子人気があるそうで…。

私、ライブ前に全曲を聴き直す事をしたりするのですが、行きの新幹線でこの曲を聴いた時急に泣きそうになってしまったのですね…。ちょっと自分でも想定外だったので驚いてしまったのですが、ライブでも昼公演で少し泣いてしまったのですね…。

正直理由がまだ分かっていないのですが、他の方でも時々そういう事が起きる事がありまして…ただそんな曲は特別なものになったりするので、きっとこの曲も自分にとって特別な、初めて歌手としての優木かなさんを見た思い出と共に残ると思います…。

この曲終わりで4Kの皆様はステージから一旦退場。そして退場からアンコールのタイミングの早さ…w地味にパート分けでコールしておりかなすこ民のレベルの高さを思い知らされたおじさんでした(?)


9.孤独のナイトライダー

アンコールと言えばこの曲、という立ち位置になりつつあるのでしょうか。

ライトの青さがまた良かったですね…。

今回のライブ全体にも言えるのですが、アコースティックでの演奏という事で声と楽器の生の音がそのまま届いてくるので柔らかさをより感じるのですよね。その柔らかさと特にマッチしていると感じたのは、この曲と君との羽というB面コンビでありました。こういった今まで何度も聴いた曲との新しい出会い、というのも今回来て良かったな…と改めて感じた要因の一つでしたね。


10.Natural Note

ライブラスト曲は今回のアコースティックライブの為にやって来た新曲のNatural Noteさんでした。

大阪公演の後のラジオでお話しされていたので、存在は知っていましたがもっと短い曲を予想していました。

この曲の時ライトはオレンジ色でしたね。孤独のナイトライダーの時は青だったので、曲の雰囲気の違いがそのまま反映されているのは良いですね。

かなすこ民担当のラララパートは大阪公演よりも長くしたとの事。

曲が始まる前にこの曲を何らかの形で出せないかトークが昼夕ありましたね。夕公演ではこの曲を作曲した菊池さんが「出しましょう」とGOサインを出していたので(直後にそんな権限は無いんだけどね的な事を言っておられましたが…w)、きっとまたお目にかかれる時がやって来るでしょう。また新しいノートに物語が描かれたのですから…。


そしてライブも終演。4Kの皆様が裏へ捌けますとスクリーンにライブ恒例の優木さんの写真とメッセージが映し出されました。


さて少し色々と振り返りを…。

約1時間30分の公演でしたが、本当にあっという間でしたね。私は大阪公演にお邪魔出来ていませんが、変わったところが多々あるという事で、大阪公演から連続で参加された方はより違いが分かったのでしょうかね。

今回席が昼公演では壁際だったこともあり、4K全員の表情を見ながらの観賞が出来ました。一方夕公演はセンターということもあり逆に俯瞰してステージを見れることができ、そういった違いも良かったな…と。

今回まさか名古屋まで来ることになるとは思いませんでした。でも単純にこのライブへ行ってみたい、と思ってしまったのですね。そういう思いには抗わない方が良い結果になる事が多かったのと、今年の目標が好きな方へ逢いに行く、例年よりは動く年にする、と密かに掲げていた事もあり、思い切る事ができ、そしてまた一つ大切なものを頂く事が出来ました。


私はどのジャンルにもどの人にもファンという自信や一生付いて行きます、などとはとても言えません。万が一醒めてしまう事があればその言葉を裏切ってしまう事が、一度何かのきっかけで好きになった方に対して申し訳ないという気持ちが過剰なもので…。

だからこそ「心の花が咲き終わる前に」という言葉が特別響いてしまったのかもしれません…。

これからも私の心の花が咲き終わるその日が来るまで(でも最近その日は命が尽きるまでやって来ない気がするとどのジャンルにもふと思う時があるのですが…)、その「声」を聴かせて頂きます。


素敵な時間をありがとうございました。

ずっと覚えているよ 忘れない

 

サザンオールスターズのライブでの「煽りコーナー」について雑にまとめてみた(増補版)

以前書きました雑文「サザンオールスターズのライブでの「煽りコーナー」について雑にまとめてみた」の2018~19年のライブを加えた増補版でございます。

基本時には前回から文章は大きく変わりませんが、一部直したりしております。

あまりにも長くなってしまうため、今回ソロライブ版はカットしております。

()内は煽りに入る前のバラード曲を一応載せております。また煽りコーナー曲に関しましては、私の感覚で選んでいるところもありますので、あれが入っていない・これは違うのでは…という点が多々あるかと思われますが、どうかお許しを…。



・デビューコンサート「胸さわぎ」

気分しだいで責めないで~女呼んでブギ~勝手にシンドバッド茅ヶ崎に背を向けて

(別れ話は最後に)

記念すべきデビューライブで、もう基本的な終盤ラストへの流れは完成されている感がありますね。気分しだい前のバラッドコーナー的なところでも恋はお熱く・別れ話は最後に、という曲が選曲されているところも現在に通ずるところがありますね。

そんなデビューライブの本編ラストは「茅ヶ崎に背を向けて」でした。これから生まれ育った故郷・茅ヶ崎を離れて東京で音楽をやっていくという決意や桑田さん自身初めて作ったオリジナル曲(と言われている)という思い入れ…などと色々な都合の良い解釈という名の妄想が膨らんでしまいますね。

その後もFurther on up the Roadまではこの終盤コーナーで顔を出し、ゆく年・くる年ではアンコールラストに歌われるなど初期のサザンライブでは重要な位置を占める曲となりました。

 

・春五十番コンサート

女呼んでブギ~勝手にシンドバッド茅ヶ崎に背を向けて~思い過ごしも恋のうち

いとしのエリー

前回から気分しだいで責めないで思い過ごしも恋のうちに変わり、最後に持ってきた形となりました。それ以外は胸さわぎと変わりませんでしたね。

いとしのエリーが終わり、女呼んでブギからこのコーナーがスタートしましたが、よく(?)「こんなバラードを作る人がマンピーみたいな曲を…」というネタ的な文を見ることがありますが、いとしのエリーから女呼んでブギの流れはこの先駆け感がありますね(?)。

この2回のライブで何となく、盛り上がる系の新曲は煽りの頭かラストに置かれやすい…という法則もスタートした感じでしょうか。

 

・Further on up the Road

思い過ごしも恋のうち茅ヶ崎に背を向けて~勝手にシンドバッド

いとしのエリー

 今までの4曲から3曲となってしまいましたが意外にもこのライブで初めて(公式のセットリストでは)勝手にシンドバッドがラストで演奏されました。

前回の春五十番ツアーから3ヶ月後のツアーで新曲も10月にC調言葉に御用心のシングルが1枚出ただけというスケジュールでレコーディングに専念したくなりますし、TVではないですが、胸につかえたままで眠るだけのHard Day’s Nightだから、と歌ってしまいますね(?)。

 

 

サザンオールスターズがやってくるニャーニャーニャー

C調言葉に御用心わすれじのレイド・バックいなせなロコモーション

(働けロック・バンド(Workin’ for T.V.))

 休養明けで約7ヶ月ぶりとなったこのライブも煽りコーナーは3曲でした。

ちなみにこのライブラジオで一部が放送されていますが、いなせなロコモーションは桑田さんが歌っていない部分が多々あり原さんの曲みたいになっていますね…w

また初めて勝手にシンドバッドを演奏しないライブとなりました。

とある個人サイトに載っていましたセットリストでは、ごめんねチャーリー~FIVE ROCK SHOW~ふたりだけのパーティ~いなせなロコモーション、という今から見ると何とも濃いセットリストの公演があったとのことでした(ツアー終盤の頃にシャ・ラ・ラのシングルが発売となっているので、この頃のセットリストと思われます)。

 

・ゆく年・くる年

女呼んでブギ~気分しだいで責めないでいなせなロコモーション勝手にシンドバッド~シャ・ラ・ラ

涙のアベニュー

 それまでのライブ終盤の総括的なセットリストとなっていますね。ラスト曲は「シャ・ラ・ラ」と初のバラード曲となっています。

余談ですが、このライブで演奏された勝手にシンドバッドいとしのエリーなど以外の曲のほとんどはしばらくライブではお目にかかれなくなっていますね(ラジオ等の番組内での披露はあり)。女呼んでブギもいっちゃえ’89サザンde’90まで9年間が空いているとは意外でした(実は公式のセットリストには載っていませんが次のライブのそちらにおうかがいしてもよろしいですか?では1曲目で歌うときもあったらしいので、本当は8年の間になるのですが…)。

 

・そちらにおうかがいしてもよろしいですか?

Hello My Love~My Foreplay Music~奥歯を食いしばれ~ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie)~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~いなせなロコモーション~シャ・ラ・ラ

栞のテーマ

一気に曲数が増え7曲も演奏されています。いなせなロコモーションとシャ・ラ・ラ以外はガラッと曲が変わりアルバムステレオ太陽族の曲がほぼ中心となっています。

その中で異彩を放っているのが、奥歯を食いしばれでしょう。牛とおっぱいなんてプーで演奏されているので、マイナー曲の枠に入りそうですが、春五十番ツアーから大衆音楽取締法違反ライブまでは割とよく演奏されており、マイナー曲の中のメジャー曲という扱いをしてもいいのかもしれません(?)。

 

・愛で金魚が救えるか サザンオールスターズ PAAPOOツアー’82

ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie)~R&Rメドレー~いなせなロコモーション

いとしのエリー

さっそくR&Rメドレーという謎がありますね…。カバーコーナーだったのでしょうか。

前回のライブからラッパとおじさんは次のライブまでこのコーナーで演奏されているのですね。この頃は盛り上がる曲として定番化していたようですが、縁ギもんで行こうで演奏されて以降32年封印されているのでこの曲のノリというものをいつか聴いてみたいですね。

 

・青年サザンのふらちな社会学

My Foreplay Music~ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie)~NUDE MAN~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~匂艶THE NIGHT CLUB~Ya Ya(あの時を忘れない)

いとしのエリー

 シャ・ラ・ラに続いて「Ya Ya(あの時代を忘れない)」がバラード曲ながらラスト曲となっています。

公演によっては走れ!!トーキョー・タウンをこのコーナーで演奏しているのですね(NUDE MANとBig Star Bluesの間に演奏されているセットリストを見たことがあります)。

この頃になりますとシンドバッドはこの位置には置かず、新曲+前年の曲でこの終盤コーナーを構成しており、常に新しいことに挑戦していく姿勢が感じられたりや第1次勝手にシンドバッド封印期間に突入していたのでは…などとついつい見ることの出来なかった当時に思いを寄せてしまいますね…(この時期のフェス等ではこの位置で演奏していますが)。

ちなみにこのライブのアンコールではシンドバッドを演奏しているので完全封印という訳ではありませんが。

 

SASたいした発表会・私は騙された!!ツアー’83

D.J.コービーの伝説~東京シャッフル~ALLSTARS’ JUNGO~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~ボディ・スペシャルⅡ~YELLOW NEW YORKER

(NEVER FALL IN LOVE AGAIN)

 今でもライブ終盤大定番曲であるボディ・スペシャルⅡさんの初登場となった記念すべき(?)ライブです。

その一方ラスト曲でありながらその後以降演奏されていない(YELLOW NEW YORKER)というのもこの曲だけではないのでしょうか。これが明暗というやつでしょうか…。

Big Star Bluesも1曲目の定番になるまではこの位置での演奏が多くライブ定番曲としての地位を固めていった感がありますね。

 

・熱帯絶命ツアー夏”出席とります”

開きっぱなしのマシュルーム~祭はラッパッパ~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~ボディ・スペシャルⅡ~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~Dear John

(シャボン)

 前年のボディ・スペシャルⅡに続いて現在でもライブ大定番曲の1つであるミス・ブランニュー・デイさんもご登場し、早くも続けて演奏されるなど、後の怒濤の終盤コーナーの形が作られ初められていますね。

ラストはDear Johnとアルバムラスト曲でありバラードを演奏していますが、バラードラストはこのライブが最後になりました(大復活祭も実は…というのがあるのですが後述します)。

 

・大衆音楽取締法違反”やっぱりアイツはクロだった!”実刑判決2月まで

星降る夜のHARLOT~Tarako~祭はラッパッパ~開きっぱなしのマシュルーム~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~マチルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)

涙のアベニュー

 星降る夜のHARLOTはここに入れて良いのか悩みました…ただ恋の女のストーリー・涙のアベニューという流れがあってなので一応こちらに入れました。

チルダBABYとミス・ブランニュー・デイの鉄板コンビはこのライブで初めて揃うことになりました。

Tarako以降の流れはボディ・スペシャルⅡとマチルダBABYの入れ替えがあったのとラストのJAPANEGGAE以外は前回とあまり変わっていませんね。

 

・縁ギもんで行こう

Tarako~ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie)~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~マチルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

(imagine)

終盤定番曲でありながら唯一ミス・ブランニュー・デイさんがラストを飾ったのがこのライブなのですね。ただボディ・スペシャルⅡやマチルダBABYも未だにラスト未経験ではあるのですが。

ちなみにアンコールではありますが、ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッドという流れがこっそりと記念すべき(?)初登場をしているので、アンコールを無視すれば、マチルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッドという鉄板の流れが密かに完成されていました。

 

KAMAKURA TO SENEGAL サザンオールスターズAVECトゥレ・クンダ

Computer Children~Brown Cherry~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~勝手にシンドバッド~怪物君の空

(Bye Bye My Love(U are the one))

このライブは少し迷いますね。Bye Bye My Love前の流れでメロディ(Melody)からの「古戦場で濡れん坊は昭和のHero~マチルダBABY~Bye Bye My Love(U are the one)」があり、この3曲を加えても良さそうな気がします。

ちなみにシンドバッドは初めの公演の方ではアンコールで演奏されていますが、のちにこの位置に移動となりました。しかしデジタル色の強い曲が揃う中で急にラララと来るのは、良い意味での違和感と言いますか不意打ち感がありますね。

この煽りコーナーにシンドバッドが登場したのはゆく年・くる年以来5年ぶりとなりました。

 

真夏の夜の夢 1988大復活祭

ALLSTARS’ JUNGO~勝手にシンドバッド~マチルダBABY~ボディ・スペシャルⅡ~いなせなロコモーションみんなのうた~メロディ(Melody)

(ハートに無礼美人(Get out of my Chevvy))

 3年ぶりのサザン復活ライブ、桑田さんのソロコーナーのあとにALLSTARS’ JUNGOからこのコーナーがスタートしました。ソロからのオールスターと名の付くこの曲でサザンとして再登場してからの勝手にシンドバッドは復活を印象づける繋ぎだったのはないのでしょうか。この位置のシンドバッドというのも珍しいですね。

ちなみに公式サイトではラストがメロディ(Melody)となっていますが、他の個人サイト様だったりを見ますとみんなのうたがラストとなっていて、メロディはアンコールの1曲目という表記も見られます。

どうやら公演によって位置が変わっていたようですね。どの公演がどうだったのかを細かくチェック出来る日はやってくるのでしょうか…?。

 

・いっちゃえ’89サザンde’90

みんなのうた勝手にシンドバッド

(逢いたくなった時に君はここにいない)

 

え…2曲…と皆様思っているでしょうが、私もそう思いました。洋楽カバーコーナーの後にアルバム「Southern All Stars」コーナー的なものがあり、YOU、悪魔の恋、逢いたくなった時に君はここにいないの3曲のあとにこの2曲となっていたので、バラードの次基準なものでこうなってしまいました。

勝手にシンドバッドの本編ラスト演奏はなんとFurther on up the Road以来10年ぶりになるのですね…これはちょっと驚きでした。

後述しますが、このみんなのうた勝手にシンドバッドという2曲、この第2次サザン(88~93年)のライブの象徴的なところがあるので、それを示唆してるようなしてないようなという選曲ですね(?)。

 

・夢で逢いまSHOW

YOU~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~マチルダBABY~ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッドみんなのうた

(逢いたくなった時に君はここにいない)

 YOU・Big Star Bluesと現在では1曲目など序盤曲の定番になりつつある曲がここのコーナーに来るというのもすごく興味が沸いてきますね(?)。

縁ギもんで行こうのアンコールでは実現していましたが、この枠では初のボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッドという流れが初登場したライブでもありました。

ちなみにミス・ブランニュー・デイとマチルダBABYが同じライブで選曲され別々に演奏されるのは大復活祭以来ですが、この後はおいしい葡萄の旅まで26年間見られないある意味貴重な(?)テイクとなりました。

 

・歌うサザンに福来たる

希望の轍フリフリ’65ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~匂艶THE NIGHT CLUB~みんなのうたいなせなロコモーション

真夏の果実

 年越し曲に勝手にシンドバッドが序盤に演奏されており、ここには登場しませんが、割とこちらがイメージするサザンのライブの終盤コーナー、というものがこのあたりから出来てきたのではないのでしょうか。

ちなみにラストのいなせなロコモーションは生放送版・再放送版でも放送されず、生で見に行った人しか見れないという貴重なものとなっています。

 

・THE音楽祭 1991

希望の轍ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~みんなのうたフリフリ’65~匂艶THE NIGHT CLUB~勝手にシンドバッドネオ・ブラボー!!

真夏の果実

桑田さんが渚園ライブのDVD(ビデオ)で言っていた流れに最も近いライブではないのでしょうか。ボディ・スペシャルⅡは選曲されていませんが、8曲も歌われるなど当時の盛り上がり定番曲をほぼ詰め込んだカロリーオーバーなセットリストですね。

ただネオ・ブラボー!!がこのコーナーで演奏されたのはこれが唯一でその後は1・2曲目での演奏となっています。

希望の轍も2連続でこの盛り上がりコーナーの先頭打者として登場し、後のライブ定番曲としての貫禄を見せる前の若かりし姿を感じることが出来ますね(?)。

 

・闘魂!ブラディ・ファイト

怪物君の空~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~みんなのうたフリフリ’65~HELTER SKELTER~勝手にシンドバッド

(君だけに夢をもう一度)

プロレスを合体させつつ、中盤にはビートルズとの合体メドレーも披露するなど、サザンのライブ史上最も桑田さんの趣味寄りのライブでしょう。

ライブ終盤、盛り上がりのところということもあり、プロレスラー+実況も登場するなど、なかなか不思議な所謂カオスな雰囲気となっていますね。

怪物君の空もこのライブで6年ぶりに演奏され、その後も(歌う日本シリーズを除けば)90年代の年越しライブでちょいちょい顔を出すことになります。

ちなみに生放送版(実は途中から前日の映像になってしまうのですが…)では怪物君が再放送版ではマチルダがカットとなり、この流れでの完全版は放送されずとなっています。

 

・歌う日本シリーズ1992~1993(南天群星 北京で逢いましょう)

BOON BOON BOON~OUR LOVE[MEDLEY]~シュラバ★ラ★バンバ~怪物君の空~DING DONG(僕だけのアイドル)~ボディ・スペシャルⅡ~みんなのうた勝手にシンドバッド

(CHIRSTMAS TIME FOREVER)

北京ライブとはBOON BOON BOONとCHIRSTMAS TIME FOREVERの演奏順が逆となっていますが、こちらでひとまとめにしてしまいました。

このライブにはビデオ版が存在しますが、数曲のカットがあり、ここでは怪物君の空、そしてシュラバ★ラ★バンバのイントロ前に演奏されていたOVERTUREありましたが、そこがカットとなっています。

実はアルバムツアーの中でこのライブが唯一ラストにシンドバッドを歌っています。

しかしDING DONG(僕だけのアイドル)~ボディ・スペシャルⅡの流れ、幼い少女を狙い大人の女性と絡み合うとは何という変態さんなのでしょうか…w

 

しじみのお味噌汁コンサート

希望の轍~匂艶THE NIGHT CLUB~シュラバ★ラ★バンバ~ボディ・スペシャルⅡ~怪物君の空~マチルダBABY~エロティカ・セブン

クリスマス・ラブ(涙のあとには白い雪が降る)

大復活祭からこれまで見られた、終盤に勝手にシンドバッドみんなのうた、もしくは両方を演奏していたというある種のパターンから外れた選曲となっていますね(シンドバッドはアンコール、みんなのうたは年越し曲として3曲目に歌われてはいますが)。

このライブ後1年のサザン休止がありますが、もしもう少しサザンの活動を続いていれば、このように終盤のセットリストも少し変わったものになったのかも知れません。

とはいえ希望の轍、マチルダやボディ・スペシャルⅡ、匂艶などの曲もしっかり演奏されてはいるので、近年で言えばおいしい葡萄の旅あたりが近い感じでしょうか。

チルダでのギター破壊からエロティカの歌い出しミスなど(他の日の公演では無事に歌えていたのでしょうか)、今も語られる名場面(迷場面?)が生まれるなど、15年にふさわしいライブだったのではないでしょうか。

 

・ホタル・カリフォルニア

あなただけを~Summer Heartbreak~ ~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~フリフリ’65~ボディ・スペシャルⅡ~エロティカ・セブンマンピーのG★SPOT勝手にシンドバッド

真夏の果実

 2年ぶりの活動再開でのライブ、音楽祭・渚園と並ぶ終盤のTHE王道感を強く感じますね。

実はこちらに書いたあなただけを~Summer Heartbreak~が煽りコーナーの頭に置かれているのは1日目で、2日目からはバラードコーナー(夕陽に別れを告げて・真夏の果実)前に移動となっております。製品版は2日目収録なので、ミス・ブランニュー・デイが煽りの頭となっております。

またエロティカ・セブンがカットとなっており、これによって2000年代前半までの王道パターンの一つであるボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッドという流れがライブに先駆けてビデオで初登場ということになってしまいました(ライブでは3年後の渚園でこの流れが本当に実現します)。

 

・ザ・ガールズ万座ビーチ

恋のジャック・ナイフ~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~マンピーのG★SPOT~ボディ・スペシャルⅡ~みんなのうた愛の言霊~Spiritual Massage

(愛無き愛児~Before The Storm~)

マンピーのあとにボディ・スペシャルⅡというのは逆の流れが定着している今ではレアではないでのでしょうか。

恋のジャック・ナイフからマチルダのデジタルトリオは残念ながら(?)今回のみのトリオとなってしまっていますね。ちなみに初日の公演ではマチルダはカットされていたらしくその後の公演で追加されたようです。

ラストが愛の言霊というのも、盛り上げて、盛り上がって終わる展開や初期のバラード締めとはまた違うものがあったのではないのでしょうか。

Young Loveというアルバムの雰囲気、夏の野外スタジアムツアーということもあるのか、またこれ以降のアルバムツアーがドームになった影響なのかは分かりませんが、アルバムツアーの中では最もサザンというイメージとぴったりと合うライブだと思います。

 

・牛

瞳の中にレインボウ~古戦場で濡れん坊は昭和のHero~欲しくて欲しくてたまらない~悲しみはメリーゴーランド~怪物君の空~愛の言霊~Spiritual Massage~平和の牛歌

エロティカ・セブン

このライブはどこで切るかとても迷いました。バラード曲→盛り上がりコーナーへという流れが無く(強いて言えばMoon Light Loverになりますがその後が10曲あるので…)、

一応エロティカ・セブンがアコースティックバージョンなのでそこで分けました。

瞳の中にレインボウはゆく年・くる年以来16年ぶりの演奏となりました。その後も15年後の2011年の夜遊びライブで歌っているので、次は14年後の2025年での演奏でしょうか(?)。

KAMAKURAから4曲連続で演奏されていますね。アルバムの発売が丑年だったからでしょうか…。

平和の牛歌はアカペラソングでDVD「平和の琉歌」にもボーナストラックとして収録されているあれですね(雑な紹介)。

 

・おっぱいなんてプー

世界の屋根を撃つ雨のリズム~おいしいね~傑作物語~開きっぱなしのマシュルーム~BOON BOON BOON~OUR LOVE[MEDLEY]~怪物君の空~01MESSENGER~電子狂の詩~

(シャ・ラ・ラ)

サザン史上最もコアな選曲と言われているライブ。終盤曲もなかなかなものとなっております。世界の屋根を撃つ雨のリズムはライブではこれ一度っきりとなっておりレアの中のレアになっていますね。

開きっぱなしのマシュルームは大衆音楽取締法違反により実刑判決を受けて以来13年ぶりに娑婆に出ての演奏となりました(?)。

BOON BOON BOON~怪物君~01MESSENGERの何とも言えない絶妙な濃さは見てみたかったですね…。

 

・モロ出し祭り~過剰サービスに鰻はネットリ父ウットリ~

チルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~匂艶THE NIGHT CLUB~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッド

(PARADISE)

LOVE AFFAIR~秘密のデートとPARADISEは入れても良さそうですが、製品版はマチルダから始まり、桑田さんのインタビューもありこうしてしまいました。

チルダミス・ブランニュー・デイという流れは縁ギもんで行こう以来13年ぶりとなりました(それまでは連続で演奏されるときはミス・ブランニュー・デイ→マチルダという流れでした)。そして匂艶を挟み、ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッドという、これ以後のライブでも度々登場することになる。もう1つの流れも完成となりました。

20周年ライブと言うこともあり、全体的に見てもなかなかなものを感じるセットリストですね。同時に苦悩と言いますか、そういうものも見えてきてしまうのですが…。

ちなみにこのコーナーの製品版はほとんど初日の方の映像らしいですね。WOWOW版をお持ちの方は違いが分かるようなので、楽しんでください(?)。

 

・Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)~素敵な春の逢瀬~

愛の言霊~Spiritual Message~PARADISE~ブリブリボーダーライン~GIMME SOME LOVIN’~生命果てるまで~ ~開きっぱなしのマシュルーム~マンピーのG★SPOTみんなのうたイエローマン~星の王子様~

(私の世紀末カルテ)

初のドームツアーであり、渚園DVDでのインタビューでの封印発言後「ニューサザン」として初ライブでもありました。

愛の言霊~Spiritual MessageからのPARADISEは新しいマチルダミス・ブランニュー・デイを作りたかったのでは…と今見ると思ってしまいますね。

その中でもマンピーやみんなのうたなどの煽りゾーン定番曲も選曲されているあたりにバランスを取る難しさが見られますね。中盤にYoung Loveコーナーがあったのも同じ理由かも知れません。

ブリブリボーダーライン、GIMME SOME LOVINとみんなのうた、そしてイエローマンと腕ふりソングが一気に選曲されたライブだったのですね。なるほどこれがニューウェーブサザンということでしたか(?)。

 

・’99 SAS 事件簿in歌舞伎町

Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~フリフリ’65~ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッド

栞のテーマ

ファンクラブ限定として突如開催されたシークレットライブで演奏曲もKAMAKURA(85年)以前の曲中心となっておりました。Big Star Bluesがこの位置に来るのは夢で逢いまSHOW以来9年ぶりとなりましたね。ちなみにボディ・スペシャルⅡからの勝手にシンドバッドというのも同じく夢で逢いまSHOW以来となりました。

個人的にはボディ・スペシャルⅡはこのライブのテイクが一番好きですね…。あのなんと言いますか熱狂を見ますと、野外の大きなステージよりもあの狭い少人数のライブハウスのような空間の方があっているように思えますがいかがでしょうか。

ビデオ版ですとそのボディ・スペシャルⅡ以外は半端なところでカットという編集になっているので完全版はどうだったのでしょうか。

ビデオ版のシンドバッドの終わり方(編集)はサザン史上屈指の消化不良さではないのでしょうか…。

 

・晴れ着DEポン

Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~フリフリ’65~ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッド

TSUNAMI

ここのコーナーは歌舞伎町と一緒ですね。というより全体的に重複が多くなっているのは、歌舞伎町ライブが急でしかもファンクラブ限定ライブだったということもあり、年越しでも再現して多くの人に…という気持ちがあったのでしょうか。

ボディ・スペシャルⅡが終わりシンドバッドに入る前のところは歌舞伎町とは少し変わっています(曲に入るまで長くなっているといった方がいいでしょうか)。

煽りコーナーの春のセオーノと歌舞伎町・晴れ着で被る曲が1曲もなかったというのは珍しいですね。

 

茅ヶ崎ライブ~あなただけの茅ヶ崎

HOTEL PACIFIC~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~フリフリ’65~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT

TSUNAMI

茅ヶ崎ライブのために作られたといってよい「HOTEL PACIFIC」からスタートしました。このライブ以降2000年代の曲の中ではこの煽りコーナーでよく顔を出す曲となりましたね。

シンドバッドが中盤のメドレーで歌われたこともあり、初めてラスト曲にマンピーさんが選曲され、これ以後はラストの定番曲の1つとなりました。

全体的に渚園のセットリストと近いものがありますね。だからこそのマンネリ感を薄くするためのラストマンピーだったりしたのでしょうか。

このライブ以降はマチルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)とボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッドという流れを分けて使っていますね(どちらかから1つゲスト的な感じでご登場ということはありますが)。

今後この流れ(+シンドバッド)は見られないのかも知れませんね。

 

・ゴン太君のつどい

HOTEL PACIFIC~匂艶THE NIGHT CLUB~勝手にシンドバッド~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOTみんなのうた

(この青い空、みどり~BLUE IN GREEN~)

煽りコーナーで選曲されながらシンドバッドがラストではないのは音楽祭以来となりますね。ボディ→マンピー→シンドバッドの流れを崩しているのも、珍しく意外なものではないのでしょうか。

みんなのうたのラストは夢で逢いまSHOW以来でしたね。TSUNAMIの大ヒット、茅ヶ崎ライブの開催、そして21世紀へ…という1年だったと思うとみんなのうたというタイトルの曲がここに来るのは納得、と言えますでしょうか…。

 

・「流石(SAS)だ真夏ツアー!あっっ!生。だが、SAS!」~カーニバル出るバニーか!?~

涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~~イエローマン~星の王子様~~みんなのうた~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッド

真夏の果実

2年間が空いての活動再開であり25周年のライブ、ラストはやはりシンドバッドでしたね。製品版では、桑田さんの上半身裸が見れる貴重な(?)ものとなっているので、皆様DVD買いましょう(?)。

イエローマンはセオーノのラスト以来2度目の煽りコーナーでのご登場でしたね。今回も順番は逆となっていますがみんなのうたと共に腕振りコンビとして定着すると思いきやセットで演奏されたのは今のところこれが最後となっていますね。

 

・真夏の夜の生ライブ~海の日スペシャル~

君こそスターだ~夢に消えたジュリア~みんなのうた~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッド

思い過ごしも恋のうち

君こそスターだの前が女呼んでブギ、思い過ごしも恋のうちだったのでここに入れるか悩みましたが、MCを挟んでいるのと当時の新曲であったこの曲からスタートとしました。

みんなのうたからシンドバッドまでの流れは流石だツアーと同じですね。

このライブ以降ボディ→マンピー→シンドバッドの3曲の流れは現在までやらなくなってしまったのですね。大感謝祭では当初その選曲をしていたそうですが、そこでシンドバッドが外されてしまったのが、運命の分かれ道でしたね(?)。

 

・暮れのサナカ

君こそスターだ~夢に消えたジュリア~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~HOTEL PACIFIC~愛と欲望の日々

(LOVE AFFAIR~秘密のデート)

海の日ライブからはボディ→マンピー→シンドバッドの3曲を外し、変わりにミス・ブランニュー・デイ→マチルダというもう1つの切り札を投入していますね。

君こそスターだからの夢に消えたジュリアはセットで歌われていますが、桑田さんの君こそスターだの発言を見ますと、夢に消えたジュリアも歌う可能性は低いのでしょうか…。

チルダで爆発に気合いを入れすぎて(?)天井が燃えてしまったのはこのライブでした。

ラスト2曲は踊れる曲と、2曲セットになっている曲で構成されていますね。

 

・みんなが好きです

ロックンロール・スーパーマン~Rock’n Roll Superman~ ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~イエローマン~星の王子様~ ~BOHBO No.5

(限りなき永遠の愛)

ロックンロール・スーパーマンの風船は定番になるのかと思いきやここと真夏の大感謝祭のみでしたね。

ミス・ブランニュー・デイからイエローマンまでのデジタル感のある流れはセオーノに通じるものがある気がしますね。ドーム公演となるとダークな色が強くなる傾向があるのかも知れません。

このライブ後のインタビューでセットリストを変える必要がなかったのは奇跡的な発言をしていますが、近年のキラーストリートへの発言を聴きますと今どう思っているのか少し気になりますね(ライブはまた別なのでしょうが)。

 

・真夏の大感謝祭

I AM YOUR SINGER希望の轍~OH!!SUMMER QUEEN~夏の女王様~ ~エロティカ・セブンHOTEL PACIFIC~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT

TSUNAMI

30周年にして無期限活動休止前のライブという今までとは違った重さを持ったライブ、その終盤は新曲だったI AM YOUR SINGERからスタートしましたが、直前のいとしのエリー真夏の果実TSUNAMIのバラード3連続というこれが終わると無期限活動休止…という思いが強くなり始めたときに楽器を持たずに歌われ、その次に希望の轍という流れがMCでも言っていた「いつものサザン」に戻す効果があったのではないでしょうか。

エロティカがこの位置に来るのはホタル以来13年ぶりとなりました。

ラストのマンピーでの金メダルヅラとピーマンヅラと2種類がありましたが、どちらが好きかでアンケート取りたくなりますね(?)。

 

・灼熱のマンピー!!G★スポット解禁!!

ピースとハイライト~マチルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~みんなのうたマンピーのG★SPOT

(蛍)

5年ぶりの活動再開となったライブ、蛍の演奏の際会場で配られていたリストバンドが光り出すという演出があり(茅ヶ崎と宮城のみ)、ピースとハイライトからはずっとピカピカしていましたね。

チルダが始まったとき、どうマンピーに繋ぐのだろうかと思いきや意外と曲数を使わなかった印象がありますね。

ピースとハイライトからマチルダへの流れは愛することを躊躇わなかったから囚われの彼女を助けに向かったというストーリーが出来そうですね(?)。

ラストのマンピーさんは18禁仕様(?)となっています。まさにG★SPOT解禁という感じでしたね(?)。

 

・ひつじだよ!全員集合!

爆笑アイランド~愛と欲望の日々イエローマン~星の王子様~ ~怪物君の空~BOHBO No.5~ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッド

(東京VICTORY)

直前のピースとハイライトと東京VICTORYを入れても良さそうでしたが、紅白コーナーの2曲と言うこともあり、時間調整のコーナーから煽りコーナーとしました。

爆笑アイランドがここに来るのは初ですね。いかにも年越しライブという感じがしますね(?)。怪物君はおっぱいなんてプー以来17年ぶりの演奏となりました。

BOHBOは2番が終わりにいきなりボディ・スペシャルⅡになってしまいました。もしかしたら本当に時間調整として演奏されたのかも知れません。

この年はいつもと年越しの時間が変わったため、ラスト曲のシンドバッドが年越し曲となりました。シンドバッドの本編ラストは海の日ライブ以来何と10年ぶりとなりました。

 

・おいしい葡萄の旅

栄光の男~東京VICTORY~アロエ~マチルダBABY~エロティカ・セブン~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT

(道)

これもどこで切るかが難しいライブですね。東京VICTORYかアロエにしようと思いましたが、東京ドームでも演奏しましたし(?)、過去と未来の曲繋がりということで栄光の男からとしました。

アロエからマチルダBABYの流れは勝負に出ろ、勝負に行こうと言われ、囚われの彼女を助けに向かったというストーリーが出来そうですね(デジャブ)。

3度目のドーム公演となりましたが、ボディ・スペシャルさんは意外にも初登場でした。

そういえばシンドバッドもみんなが好きですのアンコールで演奏されただけで、ドームでは煽りコーナーで選曲されたことがないのですね。何となくアロエ以降の流れは灼熱のマンピーのセットリストと入れ替えた方が過去のドーム公演ぽいと言いますか、しっくり来るような気もしますね。

 

・キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」

東京VICTORY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~匂艶THE NIGHT CLUB~HOTEL PACIFIC~みんなのうた

(栄光の男)

栄光の男からの東京VICTORYと前回のおいしい葡萄の旅と同じ流れでしたね。ミス・ブランニュー・デイがマチルダBABYとセットではなく、このコーナーで演奏されたのはホタル・カリフォルニア以来24年ぶりでしたね(石垣島ライブではありましたが)。

また匂艶の煽りコーナーとみんなのうたが本編ラスト、というのはゴン太君のつどい以来18年ぶりとなりました。

みんなのうた終了後、メンバー5人がステージ前に揃って客席の皆様をバックに写真撮影とアットホームな雰囲気の中で40周年のスタートに相応しい1シーンとなりました。

 

・“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!︎

シュラバ★ラ★バンバ~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~イエローマン~星の王子様~ ~マンピーのG★SPOT

はっぴいえんど

シュラバ★ラ★バンバはしじみのお味噌汁コンサート以来26年ぶりにこのコーナーでのご登場でした。4度のドームツアーでミスブラさんは皆勤(2曲登場が2回ありましたが)、マチルダイエローマンは3度目のご登場と、ドームツアー専用の煽りコーナー曲が何となく固まりつつあるということなのでしょうか…。デジタル色の強めな曲が演出的にも合いやすいという判断なのでしょうか…。

マンピーは会場事にヅラの文章が変わるという細かい仕様になっておりました。

2連続で煽りコーナーは5曲でしたね。今後はこの位の曲数での構成となるのでしょうか。



と増補版も雑に振り返ってしまいました。

ここでラスト曲として複数回演奏された曲をまとめて見ましょう。

 

11回 勝手にシンドバッド

5回 マンピーのG★SPOT

3回 いなせなロコモーションみんなのうた

2回 シャ・ラ・ラ

 

続いてこの煽りコーナーで歌われた回数の多い曲を集計してみました。

 

19回 勝手にシンドバッド

18回 ボディ・スペシャルⅡ

16回 マチルダBABY・ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

14回 みんなのうた

12回 マンピーのG★SPOT

9回 Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)

7回 怪物君の空・フリフリ’65・匂艶THE NIGHT CLUB

6回 いなせなロコモーション

 

このあたりに関しましては前回と被るため省略いたしますが、勝手にシンドバッドは回数が変わらずでしたね。変動したのはみんなのうたの本編ラスト演奏回数がいなせなロコモーションと並んだことと、コーナー登場回数でマチルダBABY・ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)が並び3位に浮上したところでしょうか。

 

やはり21世紀以降のマンピーのG★SPOTの強さとシンドバッドのここ一番での切り札化が浮かび上がってきている感がありますね。

またボディ・スペシャルⅡのレア曲化、マチルダBABY・ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)コンビの相変わらずの安定感など、近年の終盤パターンが見えつつも、また違うパターンが見れそうな楽しみも同時に含んでいるように感じましたね。

 

と今回は以上でございます。カットしてしまいましたソロライブの煽りコーナーに関しましても、いつかは改めてまとめようとは思っていますので、気長にお待ちいただければと思っております。