適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

見つめ合うと素直にお喋り出来なそうなTSUNAMIの思い出や諸々を

我ながらまた酷いタイトルである…という自覚は勿論ありますよ…ええ…。

本日1月26日でシングル「TSUNAMI」が発売されて17年経つのですね…。

この曲には私なんかにはまあ珍しく思い出的なものがあるので、書き殴りここに捨てようと思います。

 

 

TSUNAMI…この曲がサザンオールスターズというものに触れた始まりでした。

その出会いと言いますのが、当時私は学生だったのですが、担任の先生が産休となり、代わりに来た女性の先生がいまして、産休期間が終わったためその先生とのお別れ会で最後クラスの全員で合唱する曲、として先生が当時好きだったという「TSUNAMI」を歌うことになりそこで聴いたのが初めてでした。

 

えー…ここで多分信じて貰えなさそうな事実という名の余談を書きますが、そこで聴くまでTSUNAMIを聴いた記憶が無いのですね。そのお別れ会というのが6月だったので、練習の期間を考えると5月くらいに聴いているのですよね。ということは発売から3~4ヶ月経っていますね。まあ300万枚近く売れ、当時も恐らく毎日のようにテレビやラジオ、街で流れていたはずですが、音楽に全く興味が無かった為か耳に入っていなかったようですね。

ちなみに、ではありますが、後々にCDを買いサザンを聴くまでは、勝手にシンドバッドいとしのエリーも知らなかった、いやそれ以前にサザンオールスターズという存在自体を知らなかったわけで今、こんなサザン関係の駄文を晒しているとは思えないほどの無知だったわけですよ。

 

さて話を戻しましょう。そのお別れ会で歌った後、いつもならそのままただの曲と忘れてしまうはずでしたが、私、実はその先生が好きだったんですね(ちなみにその先生本人も回りの同級生も知っていた)。なので別れの曲として「想い出」という補正があったためか、忘れずに残っていたのですね。練習用になのかその後に作って貰ったのかは忘れてしまいましたが、10分のカセットテープのA面B面両方にTSUNAMIだけが入った物をたまに聴くという生活が始まりました。ただ毎日では無く、本当にたまに2~3ヶ月に1回聴く程度だったと思います。

あ、でもその先生とはその後何度か逢っていたので、聴く度に先生を思い出すのが辛かったとかそういうのがあった訳では無かったので、いつの間にか単に「ただの好きな曲」になっていたんですね。

ちなみに今でも覚えているのですが、このお別れ会6月12日だったんですね。ずっと後に気が付いてしまったのですが、この日付の数字を入れ替えますとちょうど今日、つまりTSUNAMIの発売日である1月26日になるのです…。この偶然本当に恐ろしいですね…。そしてそれに気付いた自分はまた気持ち悪いなと…。

 

ここから約5年の歳月が流れ2005年…とあるCMで流れたとある曲とある歌声「あれ…この声はサザン…?」となりました。いつもは無関心だったはずのところでたまたま立ち止まってしまい現在に至ってしまうことになってしまいました。

ここでめぐり逢えた瞬間から約5年潜伏していた解けない魔法にようやく掛かってしまいました。

そこで初めてサザンの人数は5人(すぐ後に家にあったTSUNAMIのシングルを発見しその頃は6人だったと知る)でそのメンバーの顔、TSUNAMIがそんなに売れていたCDだったということ、そして歌っている人は桑田佳祐というのも分かりました。…が実は2001年に「桑田佳祐」という名前だけは認知していたのですね。

朝の時間帯か昼の時間帯なのかは記憶に無いのですが、そこで音楽を聴く時間的なものがあり、そこで白い恋人達を流していました。確か1番だけね。それを聴き「これ歌っている人サザンの人の声にそっくりね…」と思い、配られていた歌詞カードを(CDのでは無く多分雑誌か何かのコピー)見ますと、どうやら桑田佳祐という人が歌っているとのことで、「この桑田って人は随分サザンの人の歌声に似ているな…」と本気で勘違いしてしまったのです…。

よく考えればサザンのボーカル=桑田佳祐となる訳ですが、何でかそうならなかったのですね。まあ誰に聞くわけでも無く自分の中でそのまま4年間放置していたので、そうなってしまったのですが、今考えても当時はどれだけそういう類いに興味が無かった…というより無知だったのかと呆れてしまいます。勿論これは作り話ではなく本当に本気で思っていたことですよ。一応。

でも1つだけ残念に思ったのは、TSUNAMIという自分だけしか知らない宝物のような歌・グループだったはずなのに、その曲・グループが多くの人たちが当たり前のように知っているものだった…ということでしょうか。今は当然そんなことは思わなくなったのですが、当時は少し複雑な思いがありましたね。

 

はい、思い出は以上です。ここからは「その後」のことを少し失礼しまして…。

その後2005年末から本格的にサザンの曲を聴くようになりました(翌2006年のサザン漬けの日々はどんな1年よりも濃いサザンの日々だった…)。

誤解を恐れずに言いますと、もうその頃には「TSUNAMI」はサザンの中で1番好きな曲では無くなっていました。それは色々な曲を聴くようになってしまったので当然と言えば当然なのかも知れませんが。でも初めて買った「FILM KILLER STREET」のDVDでTSUNAMIのライブ映像を観た時は本当に嬉しかったですよ…もう数え切れない位観ましたね。TSUNAMIは1番聴いた曲であり、1番映像で観た曲でもありますね。

 

私、ライブに行くようになったのは2012年からなので、生でこの曲を聴いたことは当然ありません。まああの大震災後は封印という形になってもいますからね(そういえば震災から数ヶ月後にテレビで忘れられたBIG WAVEが流れた時は「そっちはいいのか…」と思いました)。

今後歌われることはあるのでしょうか。まあ面倒なタイプなのでこのまま生で聴けること無く、夢で終わっても仕方が無いかなとも思ってしまうのですが。

もし生で聴けることがあればどうなってしまうのでしょうか。そういえば2005年にCMで流れていたとある曲を「ひつじだよ!全員集合!」で聴けた時にはただただ棒立ちのまま唖然としたままになってしまったので、同じような状態になりそうです。もしくはどこかでサザンという物に対しての情熱が燃え尽きてしまうのでは無いのかという危惧もありますね(燃え尽きるほどあるのか、と突っ込まれそうですね)。やはり始まりの歌、という補正のためかあまりにも自分の中で強く大きな曲にしてしまっているところがあるので、それをこの眼で観て聴いてをしてしまえば、という不安が何処かにあるのかも知れませんね。

なんだかんだで普通に聴いてしまいそうでもありますが。どう転んでも涙は枯れ果てているので(中学生の頃までは毎月のように泣いていて、その後高校生になって以降、泣かなくなってしまったのでねえ…いや時々朝目覚めたら泣いている時はあるのでそれは嘘になるな)、泣くことは無いのかなとは思います。なんて寂しい男なんだろうか。

 

こんな締めで良いのでしょうか…。ちなみに今回(?)は意識して使いませんでした。何となく。

 

 

あとがきのようなもの

通りゃんせは家にTSUNAMIのCDがあることが分かった時に初めて聴きました。特に

「何これ…」とも思わず普通に聴いていたような…。ただ聴けなかった分を取り戻そうと思ったのか、1日中この曲を聴いていた日があったことを今更思い出したとさ。

 

 

おまけ

TSUNAMIが演奏されたライブを雑にまとめてみた

 

はい。ここからはおまけですよー。ここからは(?)さんも登場予定です。

そうです、まあいつものやつです。2つに分けても良かったのですが、そんなに長くないので(当社比)まとめて載せました。

 

 

 

・晴れ着DEポン

21曲中(アンコール3曲を含む)14曲目(前後曲:涙のアベニュー/Big Star Blues(ビッグスターの悲劇))

初披露は発売前に行なわれたこのライブでした。サザンで発売前の曲がライブで演奏されるのは、おっぱいなんてプーでのLOVE AFFAIR~秘密のデート以来でこれが最後になっていますね(ソロではダーリンを呼び捨てライブ、涙をぶっとばせ!!をI LOVE YOUツアーで発売前に演奏されてはいますが)。

歌い出しで歓声が上がっていましたがもうテレビ番組ではすでに流れていた効果でしょうか。この歓声が翌年の大爆発を予測していた…とは流石に言い過ぎですかね。

ギターを持ちスタンドマイクで歌うテイクは珍しいですね。涙のアベニューからのイントロ無し曲メドレー、もしくは9年後の真夏の大感謝祭3連発に備えた仮セットリストだったのかも知れません(?)(いとしのエリー真夏の果実TSUNAMI真夏の果実涙のアベニューになっている…と特に必要のなさそうな補足)。

 

 

茅ヶ崎ライブ~あなただけの茅ヶ崎

36曲中(アンコール4曲を含む)26曲目(前後曲:真夏の果実/HOTEL PACIFIC)

アコースティックスタイルから始まったバラードコーナーの締めとしてご登場されました。

ハンドマイクスタイルはこのライブから始まりましたね。同時に6人サザンでの最後のTSUNAMIとなりました。

このTSUNAMIの大ヒット、ライブ開催の署名、そして茅ヶ崎ライブの開催…、この次の曲であるHOTEL PACIFIC(花火を挟みますが)が茅ヶ崎ライブ最大のハイライトだったのではないのでしょうか。

 

 

・ゴン太君のつどい

29曲中(アンコール4曲を含む)29曲目(アンコール4曲目・ラスト曲)(前後曲:LOVE AFFAIR~秘密のデート/)

ラスト曲となりました。TSUNAMIから始まった2000年、この曲で2000年と20世紀を締める(年越しの日には2001年・21世紀になってはいますがそこは大目に見てください…)のは当然と言えば当然だったのでしょう。

ちなみに5人サザンとなって初めてのライブとなりましたが、腰痛の影響での欠席があり毛ガニさんがTSUNAMIを演奏したのは、この時が最後なんですね。その後は4人サザンでのTSUNAMIなので、5人サザンでは最初で最後のTSUNAMIとなっております。

 

 

・「流石(SAS)だ真夏ツアー!あっっ!生。だが、SAS!」~カーニバル出るバニーか!?~

34曲中(アンコール4曲を含む)34曲目(アンコール4曲目・ラスト曲)(前後曲:いなせなロコモーション/)

ツアーではYa Ya(あの時代を忘れない)がラスト曲となっていますが、その前に応援団員限定で行なわれたZepp Fukuoka、sapporo公演でのみラスト曲がTSUNAMIとなっていました。

DVDにもツアー完全版のDisc3に収録されていますが、何故か1番最初に置かれていますね。これ結構不思議な気がするのは私だけでしょうか(最後に来るイメージがあるので)。

「打たれ強い僕がいる」の「僕」を「君」と歌っていますね。

このラストは最初から限定と決めていたのでしょうか。もしくはしっくり来なかったためYa Yaに変更したのか…とまた考えてしまいますが、誰もが知っているような曲を大きな会場では演奏せず、ライブハウスでしかもファンクラブ限定のテイクにしてしまうというのは、一見逆のような気がして面白いと思います。…でもよく考えてみればTSUNAMI誕生のきっかけが歌舞伎町ライブなのでその経緯を見れば帰る場所に帰ったとも見れますね(?)。

 

 

・みんなが好きです

29曲中(アンコール4曲を含む)27曲目(アンコール2曲目)(前後曲:勝手にシンドバッド/LOVE AFFAIR~秘密のデート)

アンコールの2曲目という他のライブとは少し違う位置に置かれていますね。

全曲の勝手にシンドバッドからの流れは、同じ年(2005年)に12cmシングルとして、勝手にシンドバッドからTSUNAMIまでを再発したのを宣伝していたのかも知れません(?)。

曲が始まる前の波の映像は非常にインパクトがありますね。今ではもう不可能でしょうが。

全体的に会場が青く染まっていたライトが間奏で赤に変わるのがまたいいですね(大感謝祭でも同じような演出がありましたね)。

個人的には客席が映るところで(DVD版)風船にすがっている(?)女性のファンの方の姿がとても印象に残っています。

 

 

・真夏の大感謝祭

46曲中(アンコール4曲を含む)35曲目(前後曲:真夏の果実/I AM A SINGER)

いとしのエリー真夏の果実と続いて、バラード3連発の締めくくりとしてご登場いたしました。

個人的にはライブにおいてTSUMAMIは屋内、真夏の果実は野外、いとしのエリーは万能型というイメージがありますが、このライブではあの大雨の中ので「思い出はいつの日も雨」というのが、その雨のシーンとこのライブが終われば無期限活動休止…という複雑な思いが絶妙にマッチしているようで素晴らしいと思うのと同時に、冬に発売されたこの曲に夏と野外というイメージを付けたシーンだと思いますね。

あと「Oh,Sweet memory」のあたりでカメラが4台くらい一気に集まって桑田さんを映しているのが何ともシュールです。

ちなみに生放送版ですと、歌詞間違いやカメラに向かって笑顔で手を振るファンの方が抜かれているなど製品版よりもポップなテイクになっていますね(?)。

サザンは2013年に活動再開となりましたが、TSUNAMIさんはこのライブ以降、2017年現在まで約9年間無期限活動休止状態となっています。

 

 

 

はい。というわけでおまけのライブ雑まとめでございました。

セットリストの位置を見ますと、ほぼ煽りコーナーの前かアンコールのラストに演奏されていますね。サザンのバラード曲の中では「強い」部類に入るためか(私がそう聴こえるだけかも知れませんが)どうしても位置が限定されてしまうのでしょうか…。

今回も(主にDVD版のものですが)持っている限りのTSUNAMIのライブ映像を見てみました。とても良い時間でした…(これこそ雑な感想)。

上にだいたい書いてしまいましたが、やはり私はTSUNAMIが好きなんだと再確認することが出来ました。

 

結局長くなってしまいました。失礼いたしました。

 

 

おまけのおまけ(まだ書くのか)

B面の通りゃんせは、冬のライブ(というか年越しライブ)では1度も演奏されておらず、茅ヶ崎ライブと海の日ライブという夏のライブで演奏されているのが、なかなか興味深いなと思いました。

TSUNAMIのシングルというのは、TSUNAMIと通りゃんせ2つ合わせてこそなのだな…とも改めて実感しました)