適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

1999年年越しライブ「晴れ着DEポン」のセットリストを今更雑に見てみる

リアルタイムを知らないライブを雑に振り返るシリーズ第3弾でございます。今回は1999年の年越しライブ「晴れ着DEポン」を振り返って見ようと思います。

例によっていくつかのブロックに分け書いていこうと思います。


1.女呼んでブギ

2.My Foreplay Music

3.太陽は罪な奴


1曲目は「女呼んでブギ」でした。1996年の年越しライブ「牛」以来の1曲目でもありましたね。前回のライブとなります、「シークレットライブ’99 SAS 事件簿in歌舞伎町」では2曲目ではありましたが、1曲目は「私の世紀末カルテ」でしたから、バントスタイルとしての1曲目と考えますと、今回の晴れ着DEポンというライブがある程度歌舞伎町ライブの内容をなぞったものになるという示唆的なものがありますし、同時に1999年と2000年を跨ぐライブのスタートをアマチュア時代に作った曲で始める、というのも1900年代の総括とも見えるように感じますね。

3曲目であり年越し曲ともなったのは「太陽は罪な奴」でしたが、所謂ザ・夏というイメージのある曲で年越しというのも珍しいですね(勝手にシンドバッドみんなのうたマンピーのG★SPOTなどは夏を漂わせつつもライブに於いてはあまり四季を問わない感じがありまして…)。この曲も何となく2000年意識といいますか、今後のサザンがさくら路線から世間が求めるサザンに戻るというメッセージだったり、翌年の「TSUNAMI」の大ヒットや「茅ヶ崎ライブ~あなただけの茅ヶ崎~」の開催などサザン一色となる「太陽(サザン)は罪な奴」というある種の予言、もしくは結果的に太陽が自分達を指すアイコンになったのでは…と今から見ますと感じてしまいますね。

…えっ、2000年問題のあれですか…?まあそれは置いておきましょう(?)。


4.茅ヶ崎に背を向けて

5.当って砕けろ

6.朝方ムーンライト

7.愛する女性とのすれ違い

8.あっという間の夢のTONIGHT

9.死体置場でロマンスを

10.Ya Ya(あの時代を忘れない)


ここは9曲目に「死体置場でロマンスを」が入ってはいますが、それ以外の曲は実質歌舞伎町ライブの前半を再現するコーナーになりましたね。2日間のライブハウス公演という見る人が限られたファンクラブ限定ライブの雰囲気を少しでもここで…というのもあったのかと思いますが、前奏アレンジが付けられるなど、全く同じにしない、というのがサザンらしいように思います。

役割は全て異なりますが、4曲目の「茅ヶ崎に背を向けて」は結果的に翌年の茅ヶ崎ライブにも繋がる大きな1曲となりましたね。何と申しましょうか…大まかに歌舞伎町ライブ-TSUNAMI茅ヶ崎ライブと1本の線が引けると思うのですが、その1本を支える柱の役割を担った感じがあるのですよね。

死体置場でロマンスを、は2番の歌詞が毛ガニさんのホラ話ネタに替え歌されていますが、その後のライブでも毛ガニさんネタの替え歌が挿入されるようになり、そのアレンジの始まりともなりましたね。

コーナーのラストは「Ya Ya(あの時代を忘れない)」。歌舞伎町ライブのように曲だけでなく唇型の風船を掲げる方がいなくて良かったですね(?)。


11.ミレニアムメドレー

 せつない胸に風が吹いてた

C調言葉に御用心

~Bye Bye My Love (U are the one)

~Happy Birthday

~君だけに夢をもう一度

~マチルダBABY

ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

~爆笑アイランド

チャコの海岸物語

~そんなヒロシに騙されて

~松田の子守唄

涙のキッス

~あなただけを~Summer Heartbreak~

~LOVE AFFAIR~秘密のデート

~THE END〔THE BEATLES

希望の轍

思い過ごしも恋のうち

いなせなロコモーション


このライブ最大の目玉になったのはやはりこのメドレーコーナーになりますでしょうか。これ以降2003年の「SUMMER LIVE 2003「流石(SASが)だ真夏ツアー!あっっ!生。だが、SAS!」~カーニバル出るバニーか!?~」、2008年の「真夏の大感謝祭」とメドレーコーナーが設けられましたが、この2つが1978~1985年という所謂初期サザンからの選曲だったのに対し、キャリア全てからの選曲とまさにミレニアムメドレーという名に相応しい豪華さとなっております。

「せつない胸に風が吹いてた」から始まりますが、この曲で始めるのが意外な気もしますが、15年、20年、30年、40年と周年ライブでの演奏率が高いこともありますし、お気に入りなのかこういった節目で使いやすい曲としてメドレーの頭に持ってきたのかも知れませんね。

メドレーの中でもコーナー、と言いますか色分けされているようなところをいくつか感じまして、「Bye Bye My Love (U are the one)」~「爆笑アイランド」はデジタル色の強い構成ですね。ギター+スタンドマイクスタイルの「マチルダBABY」はレアですね。放送・映像化されたライブテイクでは唯一ではないのでしょうか。

チャコの海岸物語」~「そんなヒロシに騙されて」~「松田の子守唄」の流れはチャコのB面が「翔(SHOW)~鼓動のプレゼント」だったことを考えますと実質松田弘メドレーと言えるのではないのでしょうか(?)。もっとやってください(?)。

涙のキッス」~「LOVE AFFAIR~秘密のデート」の3曲は90年代を代表するサザンポップスメドレーといったところでしょうか。90年代最後のライブだったと考えますと結果的にサザンの90年代の総括を担った選曲のように感じます。少し飛びますが、ラストの「思い過ごしも恋のうち」~「いなせなロコモーション」という歌舞伎町ライブの中盤と同じ曲の流れを持ってきたところも尚更そう感じさせられますね。またある種大感謝祭でのいとしのエリー真夏の果実TSUNAMIという3曲の流れの原型になったような気がしますね。

1991年「闘魂!ブラディ・ファイト」でのサザンビートルズ合体メドレーに続きメドレーで起用されている「希望の轍」ですが、翌年の茅ヶ崎ライブの1曲目から2018年の紅白歌合戦登場など、サザンの代表曲とさての階段を駆け上る中で、あくまで「ライブ定番曲の1つ」としての起用だった最後のライブになった感じがあります。


12.いとしのエリー

13.涙のアベニュー

14.TSUNAMI

15.Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)

16.フリフリ'65

17.ボディ・スペシャルII(BODY SPECIAL)

18.勝手にシンドバッド


終盤を一気に行きましょう。みんな大好き(?)私の世紀末カルテの振りからの「いとしのエリー」大先生のご登場です。この演出がなかなかのインパクトといいますか、割と有名になったイメージがあるのですが、桑田さんの弾き語りスタイルからバイオリンが絡んでいくのも良いですよね。このアレンジ好きなのですよね。このいつものエリーと少し雰囲気が違う感じがどこか「TSUNAMI」への伏線にも思えてしまいますね。このTSUNAMIも恐らくライブでは唯一のギター+スタンドマイクスタイルになるのですよね(次の「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」との兼ね合いもあったのかもしれませんが)。その間にいらっしゃるのが「涙のアベニュー」さんですね。繋ぎというと失礼だと思いますが、ワンポイントで挟まっていることで、エリー→TSUNAMIで繋ぐよりも1曲1曲が引き立つようになった気がします。これぞいぶし銀です(?)。

しかしTSUNAMIからBig Star Bluesの流れがこの数ヶ月後にはサザンの歴代一番売れたシングルから一番売れなかったシングルへの流れになってしまったとは誰が予想出来たのでしょうか(?)。

「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」から「勝手にシンドバッド」の煽りコーナーは歌舞伎町ライブと同じ流れですね。とはいえアレンジが変わっているところもありまして、例えばシンドバッドは90年代前半のライブで使われていた、終盤にジャンジャンジャンと前の3人が左右に振り向くあのスタイルに変わっております(あれはどう説明したらいいのだろうか…)。


En1.イエローマン~星の王子様~

En2.マンピーのG★SPOT

En3.Oh!クラウディア


そしてアンコールでございます。全身黄色のコスチュームに身を包んだ桑田さん。そりゃ「イエローマン〜星の王子様〜」ですよね。「茅小」の小学生帽子は2005年「みんなが好きです!」のランドセルを背負うあのスタイルに繋がっていく訳ですね(?)。そういえばここでも茅ヶ崎の要素が出ていた、というのも今見ますと意味深ではありますね。個人的にこの曲の2番で映ります客席にいる表情を変えずに風船をブンブン振るおじさまが好きだったりします(余談)。

そして「マンピーのG★SPOT」。アンコールでは現時点で唯一の披露になりますね。この2曲も90年代後半に生まれた煽りの定番となりましたし、改めてこのライブが歌舞伎町ライブと90年代の総括が混ざったライブであったことを今見ると感じますね。

ラストは「Oh!クラウディア」。そういえば「女呼んでブギ」で始まりこの曲で締め、というのは「牛」と同じだったのですね。その牛とブラディ・ファイトでもラストとすっかり年越しライブ締めの定番曲となった瞬間でもありますね。

 

さて雑に振り返って見ました。先程も書いたのですが、やはりこのライブは歌舞伎町ライブと90年代サザンの総括だったと感じますね。それと同時にMCだけではなく翌年の茅ヶ崎ライブに繋がるような解釈も出来る点もいくつかありましたし、例年の年越しライブとは色が違う少し周年ライブっぽさが1999年と2000年を跨ぐライブとして、そしてTSUNAMI初披露の場としては暗過ぎずとはいえ、周年ライブの派手過ぎない華やかさを持った雰囲気があったように思います。


名は体を表す、ではありませんが、晴れ着DEポンというライブ名がTSUNAMIにそしてサザンの2000年のスタートになったのかもしれませんね。

 

真夏の大感謝祭における希望の轍の立ち位置についてふと思ったことを

2008年に行われましたサザンオールスターズのライブ「真夏の大感謝祭」。30周年という記念すべき舞台であるのと同時に翌年以降のサザンとして無期限活動休止前最後のライブという非常に複雑なものを持ったともいえるライブとなりました。

そんなライブを見返す・思い出す度にここ絶妙ね…と個人的に感じる曲がありまして、その曲である「希望の轍」について今回は書いてみようと思います。

曲順としては37曲目(「せつない胸に風が吹いてた」が演奏された初日・その模様が収録されている製品版は38曲目になりますね)、当時の新曲であった「I AM YOUR SINGER」と「OH!! SUMMER QUEEN~夏の女王様~」の間に挟まれた、場所としては盛り上がりコーナーに突入する所謂煽りの頭といったところでしょうか。

まず言ってしまえば、この位置に希望の轍がいるというのも過去にいくつかありましたし、曲のアレンジも何か劇的に変わっていた訳ではないのですよね。

それが何故絶妙なのかといえば、ここに至るまでの過程ですね。

最初のMCで桑田さんがこのライブのコンセプトとして「いつものサザン」と話しておりました。確かに最初のメドレーコーナーやアコースティックコーナーは過去の周年ライブ等でも行っていた、まさにその宣言通りの「いつものサザン」という演出でありましたが、その「いつもの」を崩す、といいますか、そこから少し外れたのでは…と感じたところがありました。

いとしのエリー」「真夏の果実」「TSUNAMI」と所謂サザン3大バラードとも呼ばれる3曲が連続で演奏されたところです。何と申しましょうか…。過去にはこの中の2曲+他のバラード(1999年年越しライブ「晴れ着DEポン」のいとしのエリー涙のアベニューTSUNAMI)という形での連続演奏はありましたが、この3曲を並べるというのは、30周年ライブ、というよりも、このライブが終わればサザンは無期限活動休止に入る…という側面がより強く出てしまったような印象が個人的にありまして…。

このライブから暫く経った後のやさしい夜遊びだったでしょうか。桑田さんがぼそっと「TSUNAMIの辺りからだれてきて…」と話していた事が何故だかずっと頭に残っているのですよね…。もちろんこの時にセットリストや細かい心境等の話はありませんでしたので、あくまで憶測でしかないのですが、当初桑田さんとしては、サザン3大バラードとも呼ばれるこの3曲を連続で披露、というのは30周年という区切りの中でベタなファンサービスの1つ位の認識だったのかもしれません。

しかし客席からどこかそれまでの30周年ライブという雰囲気からその後の無期限活動休止へ向かってしまう悲しみといった空気が強くなってしまったことを感じてしまい、それがだれたという表現になったのでは…と。

そして次の「I AM YOUR SINGER」です。メンバーがステージ中央に集合すると共に腰痛の影響でライブをお休みしていた毛ガニさんのサプライズ登場で久々にサザン5人が公の場に揃う形となり、まさに笑顔と涙の交差するこのライブをある意味で一番象徴する場面だったのではないのでしょうか。しかし一方でバラード3曲からのこの曲でしかもこの演出ですから、恐らくアンコールを除くライブ本編の中で「無期限活動休止」という言葉がある意味で色濃く表れてしまった瞬間だったのではないのでしょうか。

その無期限活動休止>30周年ライブという空気がピークに達したといえるこの時に演奏されたのが、「希望の轍」でした。何と申しましょうか…。あのイントロが流れた瞬間大歓声が上がるではないですか。あれが桑田さんのいう「いつものサザン」、といいますかこれから終盤の煽りコーナーに突入するのと重なって、会場の空気が明るく、30周年ライブという側面が再び前面に現れた瞬間になったように感じてしまうのです…(同時に曲のパワーで強引に持っていった、とも見えてしまうのですが)。それが希望の轍というライブ大定番曲といえます、ある意味で「いつもの」を担った曲によって「いつものサザン」に戻るように感じたというのが、勝手にシンドバッドに代表されるような盛り上がり系の大定番でもいとしのエリー真夏の果実等のバラード系の大定番でもない、良い意味での微熱感を持ったこの曲でなされた…というのが非常に興味深いと思うのです。

伏線ではないとは思うのですが、このライブの前年2007年桑田さんソロ活動の時、テレビ番組用ライブやライブツアー「呼び捨てでも構いません!!「よっ、桑田佳祐」SHOW」の最後弾き語りで希望の轍を演奏するという機会が何度もありました。特にツアー最終日で披露された時は、ソロからサザンへの橋渡し感が個人的にとてもありまして(石垣島ライブは…まあ置いておいてください(?))、今回はサザンとファンを空気感的な意味で1つにするといいますか、サザンがサザンであるための重要なキーになったように思うのですよね。

何と申しましょうか…元々の知名度や人気の高さも勿論あるかと思いますし、2000年の「茅ヶ崎ライブ」1曲目や2006年の「THE夢人島Fes.2006 WOW!! 紅白! エンタのフレンドパーク Hey Hey ステーション …に泊まろう!」でラストに他の出演者とともに歌唱するなど、既に扱いとしましてはサザンの楽曲の中で頭1つ抜けた曲の1曲になっていたとは思うのですが、ソロですが、2011年の「宮城ライブ ~明日へのマーチ!!~」と2013年のサザン活動再開後のツアーとなった「SUPER SUMMER LIVE 2013「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」」でのアンコールラスト曲での登場や、2018年の「キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」」では意図的に外し、その為に温存したと後に語った「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」での1曲目、そして同年の紅白歌合戦での披露など、この真夏の大感謝祭以降はそこより更に上になったといいますか、希望の轍という曲自体がサザンの曲(正確にいえば違うのですが)から「=サザン」といえる存在になったように思うのです。

ある意味希望の轍にとって真夏の大感謝祭というライブは、1つのライブの大定番曲からサザンそのものを表わす曲いうところに変化した瞬間といいますか、この2つのポジションが絶妙に同居したライブになったのではなかったのでしょうか。今何となくそう思ってしまうのです。

 

…と唐突な大感謝祭における轍論(大袈裟)でございました。長年思っていた事を改めて文字にするのは難しいですね。まあ酔っ払いの戯言だったと思って下されば(?)(シラフで書いているからまた厄介)。

 

桑田佳祐「BIG MOUTH,NO GUTS!!」のセットリストを雑に予想してみた

いつもの妄想シリーズでございます。Twitterでやれ案件をこちらに持ってきてしまいました。

いらないセットリスト説明という名の駄文を書きたいがための移籍でございます。どうか「言い訳だけを心の中に置いてあなたへの優しさを忘れてた」記事と思って頂ければ(?)。

 

早速セットリスト予想を上げさせて頂きます。曲数は近年の年越しが絡むライブである「ヨシ子さんへの手紙 ~悪戯な年の瀬~」・「LIVE TOUR 2017 「がらくた」」を参考に28曲としました。


1.SMILE~晴れ渡る空のように~

2.悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOLE)

3.波乗りジョニー

MC

4.今でも君を愛してる

5.あなたの夢を見ています

6.飛べないモスキート(MOSQUITO)

7.太陽が消えた街

8.月

9.地下室のメロディ

10.東京

11.ヨシ子さん

MC

12.炎の聖歌隊 [Choir(クワイア)]

13.さすらいのRIDER

14.金目鯛の煮つけ

15.メンチカツ・ブルース

16.おいしい秘密

17.明日へのマーチ

18.鬼灯(ほおずき)

19.Soulコブラツイスト~魂の悶絶

20.Yin Yang

21.Blue~こんな夜には踊れない

22.大河の一滴

23.銀河の星屑

24.ROCK AND ROLL HERO

アンコール

25.若い広場

26.100万年の幸せ!!

27.月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)

28.祭りのあと


1曲目は「SMILE~晴れ渡る空のように~」を。「静かな春の戯れ ~Live in Blue Note Tokyo~」で初披露されていますが、それまでは「この曲は皆さんの前で…」ということを桑田さんがしばしば話されていたことと、歌詞にあります「ここから未来を始めよう」というフレーズが久しぶりの有観客ライブのスタートとしてはピッタリな気がしまして…。理想は「炎の聖歌隊 [Choir(クワイア)]」のMVが流れ、最後桑田さんがステージに向かうラストシーンからこの曲のイントロへ…というのがあれば良いわね…と。

2~3曲目は何となくポップな所謂イメージの中で最も分かりやすいといえます桑田佳祐を全面に出してきそうな感じがしまして、ある種その象徴ともいえる2曲をここで…という妄想でございます。声出しはNGということですので、序盤のまだ温まり切っていない空間である種やり逃げ的な感じで選曲しそうな感じがありまして…。あと「波乗りジョニー」先輩がほぼ終盤固定なので、敢えて序盤に演奏することで終盤の煽りを読みにくくされる効果もあるかな、というのも含みで考えて見ました。


MCを挟みまして4~11曲目は少しご時世的なものを挟みつつ如何にも序盤的な(?)並びを。「今でも君を愛してる」はサザンの「YOU」的な使い方な感じがありますね。何となくSMILEでなければこの曲が1曲目な気がしましたが、2017年の「この夏、大人の夜遊び in 日本で一番垢抜けた場所!! supported by ニッポンハム / Billboard Live 10th Anniversary」で1曲目をやったばかりだったのでこちらに。「太陽が消えた街」はワクチンと聴く度にこの曲の歌詞にある注射を思い出してしまうもので(?)。「地下室のメロディ」は世の中の諸々やTwitter等のSNSでの諸々を見る度に「地下室で平和を祈るのさ All through the night」となってしまう民として聴きたい曲ということで(?)。

そんなTwitterのTLで見たのですが、今のライブには1時間に1度の換気タイムが設けられていると…。今回のライブでその時間が組み込まれると考えますと、このコーナーのラストで1度区切りになりますので、ここで敢えての「ヨシ子さん」は面白いのではないのかと…。今回はヨシ子さん(実物)には本来顎の位置にあるマスクをしっかり着用していただき、曲ラストに「みなさん換気タイムです」(ヨシ子さん)「それ俺の台詞だよ」(桑田さん)といういつもの(?)小芝居の後に換気タイムを設けるとあまり違和感がないといいますか、演出に組み込めそうな気がします(多分私だけが思っている)。


2回目のMCはありますでしょうか。もしかすると変わりとして換気タイムに映像を流す可能性がありますね。ここで「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!︎」並みの長さなメンバー紹介映像を流すと時間ぴったりになりそうですね(?)。

換気タイム明けに、新曲コーナーとしてまず先頭打者に「炎の聖歌隊 [Choir(クワイア)]

」を持ってきそうな気がします。「開演お待ちどうさん~」の歌詞が、ある種換気タイム後の2部のスタートに良さそうな気がしますね。いかにも1曲目な曲ですが、だからこそ敢えてライブの1曲目よりもこういうポジションに持ってきそうな気がします。

新曲コーナーのあとの2曲はまあ私のアホなお遊びです…wごはんEPからのおいしいおかずのメドレーということにしていただけると(?)。

「明日へのマーチ」の前に公式では表記されない程度の(?)短めMCは入りそうですね。

「鬼灯」、この時点ではまだオンエアはされていないので何ともですがとりあえずこの位置に。オンエア後こっそり曲順をいじっていたらすみません(?)。


そして煽りコーナーでございます。まずは新曲「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」から。その後の「Yin Yang」・「Blue〜こんな夜には踊れない」はユニクロジーンズCMからの「お気に入りのOld blue jeans」(Yin Yangの歌詞、そしてBlueという、自分しか分からない自己満足メドレーとなっております(?)。さらにまた次にまた「心 ブルーにこんがらがって」の「大河の一滴」を持ってくるところ、我ながらしつこい連続ゲームしているな…という呆れと自覚はあります。

まあ今回は何となく煽りコーナーは渋めにして来るような予感を持っていたというのもあるのですが。

本編ラストは「ROCK AND ROLL HERO」を。最初は「Let's try again 〜kuwata keisuke ver.〜」をはめていたのですが、やりそうでやらない予感がしたので…(伝えるメッセージのニュアンスが少し違うといいますか…まあ普通にやりそうですけどねw)。そこはちょっとダークにソロっぽい毒っけを少しだして締めるのも今までの無観客配信ライブとの差別化にもなって面白いかな…と。ただおそらく本編最後の曲で年越しになるはずなので、それを考えるとHEROさんは色が違う気もするのですが…。まあここは「栄光に満ちた孤独なHERO」だったということでお茶を濁しましょう(?)。


さてアンコールでございます。

ここの1曲目が一番考えたかもしれません(真面目に妄想し過ぎでは…浮世は舞台とはいえ(?))。

最初は日替わり枠として、「DEAR MY FRIEND」と「MY LITTLE HOMETOWN」の「I LOVE YOU -now & forever-」収録枠を争った2曲を候補としていたのですが、ふいに閃いた「若い広場」を。「100万年の幸せ!!」は今回演奏しそうなので、サザンでいうところのLOVE AFFAIR的な使い方で。ラストは「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」と思わせておいてからの「祭りのあと」で敢えて何かをせず、いつもの桑田佳祐ライブの締めを…という流れにしました。そしてラストにSMILEが流れ振り出しに戻る(戻りません)というところまでがワンセットです(?)。

 

ということで、またも妄想しかない雑なセットリスト予想でございました。

しかし毎回思うのですが、こう考える時に案外自分の好きな曲や聴きたい曲をそこまで入れずバランスや諸々を優先してしまうのは、良いのか悪いのか…。

まあ毎回予想を遥かに凌駕する(何処かで聞いた売り文句)シン・セットリストにひれ伏すしかないのですが(?)。

 

サザン・ソロの既存曲で「ごはん味噌汁~」的並びを雑に作ってみた

先日、桑田さんの新作EPのタイトルが「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼きfeat. 梅干し」となると発表がありましたね。何でも「究極の献立」が由来になっていると…。

そこでサザン・ソロの曲の中から歌詞、もしくは食べ物関係のCM等々で起用された曲を6つ組み合わせて、献立を考えたら面白いのでは…というお遊びシリーズでございます。しゃあない祗園さん Oh, 寒むFreezeな雑文でございますが笑い飛ばしていただければ(?)(言いたいだけ)。

 

「ラーメンからあげ焼きそばキムチビーフンfeat. 杏仁豆腐」

1.アロエ(杏仁豆腐)

2..LOVE KOREA(キムチ)

3.チャイナムーンとビーフン娘(ビーフン)

4.The Track for the Japanese Typical Foods called “Karaage” & “Soba” 〜 キラーストリート (Reprise)(からあげ)

5.いとしのフィート(ラーメン)

6.MY LITTLE HOMETOWN(焼きそば)

 

本家(?)が日本食で来ましたので、こちらはまず中華料理で攻めてみましょう。ええ、完全に「町中華で飲もうぜ」の影響を受けております(?)。

焼きそば(MY LITTLE HOMETOWN)以外はサザン名義曲なので惜しい(惜しい?)。アロエさんを分身(ジャージャー麺・杏仁豆腐)出来れば綺麗に行けるのですが。もしくはチャイナタウンという歌詞がある涙のアベニューで誤魔化しましょう(?)。

バラード系がないのが辛いところですが、割と曲のバランスは良い気がしますね。ただ食で再現する際には油による胃もたれに御用心を(?)。

ジャケットは是非毛ガニ飯店の店主さんでお願いしたいところですね。

 

「カレースムージーメンチカツリンゴオムレツfeat. コカ・コーラ

1.EARLY IN THE MORNING(リンゴ)

2.愛のささくれ~Nobody loves me(スムージー

3.僕のお父さん(カレー)

4.メンチカツ・ブルース(メンチカツ)

5.大河の一滴(オムレツ)

6.ROCK AND ROLL HEROコカ・コーラ

 

ソロは洋食で固めてみました。ご飯物をもう少し、という方にはオムレツ(大河の一滴)をオムライス(OSAKA LADY BLUES ~大阪レディ・ブルース~)に変更可能となっております(?)。

デザート枠は今回リンゴ(EARLY IN THE MORNING)としましたが(私が好きだからという理由)、バナナとマンゴーが一緒に楽しめる「こんな僕で良かったら」に変更も可能です(?)。

そして飲み物ですが、洋食にはやはりコカ・コーラになりますでしょうか(私はコーラ飲めないのですけどね、余談)。ピザがあれば完璧だったのですが(?)。

曲として見ましてもライブ定番曲がそこそこ顔を出していますし、ベスト盤の一部を切り取った、と見ても違和感があまりなさそうですね。

しかし「メンチカツ・ブルース」先輩はコロッケもありますからおかず曲(何か違う意味になるような…)としてはとても優秀ですね。

 

「ご飯パンそば粉もんタコスfeat. ドーナツ」

1.HOLD ON(It's Alright)(パン)

2.OSAKA LADY BLUES ~大阪レディ・ブルース~(粉もん)

3.からっぽのブルース(カレー)

4.HAIR(ドーナツ)

5.天国オン・ザ・ビーチピリ辛タコス)

6.ヨシ子さん(上鴨そば)

 

さあ皆さん大好き炭水化物のコーナーがやって参りました。ダイエット中の方はお気を付けて(?)。

パン枠の「HOLD ON(It's Alright)」ですが、今回のライブツアーでEPが「ごはん味噌汁~」という中で敢えて1曲目に持ってくるという、「おいしい葡萄の旅」での「葡萄なのにTatako…?」という戦術を見たいところですね(?)。

このコーナーですとオムライスもある「.OSAKA LADY BLUES ~大阪レディ・ブルース~」師匠はちょいと優秀過ぎますね。これぞまさに大阪です(?)。

カレー枠は地味に曲が多いのですよね…(今回出た物以外ですと猫もそうですし)。甘口辛口的な感じで使い分けましょう。

そばはラーメンに置き換えも出来ますのでこちらもお好みで(?)。

 

「ビールワインウイスキー焼酎水割りfeat. ノンアル」

 

1.太陽は罪な奴(ビール(CM))

2.恋の女のストーリー(ウィスキー)

3.ワイングラスに消えた恋(ワイン)

4.大河の一滴(焼酎(商品名))

5.おいしい秘密(プレアル)

6.SEA SIDE WOMAN BLUES(水割り)

 

最後は飲み物(お酒)に限定してみました。正直水割り(SEA SIDE WOMAN BLUES)はちょっとズルい気がしましたがお許しを。

大河の一滴」は最早…ですが、ネタと言うことで…w。

ご時世的に20時以降には使えないメニューですね。お家で楽しみましょう。

つまみはキムチ(LOVE KOREA)やチーズ(女流詩人の哀歌(CM))あたりで是非(?)。

 

と4つほど考えてみました。キリがないのでこの辺りでストップしたいと思います。

今回「Tarako」だったり天ぷら屋という歌詞のある「今宵あなたに」などといった曲を登場させられませんでしたので、是非こういった曲を使って構成してみては如何でしょうか(?)。

 

1996年「ザ・ガールズ 万座ビーチ」のセットリストを今更雑に見てみる

今年はサザンオールスターズのアルバム「Young Love」がそしてそのアルバムツアーである、Southern All Stars Stadium Tour 1996「ザ・ガールズ 万座ビーチ」から25年という年に当たりますね。そこで(?)このライブのセットリストについて今更&見たことがないのにも関わらず偉そうに(?)振り返ってみようという雑文でございます。

例によって何となくのコーナー分けをしまして、そのブロック毎に書いていくスタイルで進めていこうと思います。



1.お願いD.J.

(10月12日の横浜スタジアム公演では「いとしのエリー」)

2.フリフリ'65

3.いなせなロコモーション

1~3曲目から振り返っていきましょう。

1曲目は「お願いD.J.」ですね。当時の代官山通信ライブレポートによりますと、メンバー登場前に当時、そしてその後も長く桑田佳祐やさしい夜遊びでオープニング曲として起用されていたピンク・フロイドの「原子心母(Atom Heart Mother)」が流れていたそうですね。ラジオのオープニング曲からラジオがテーマの曲で始まる、というのが物凄く良いですよね…。まさに「あんたのすべてがMusic」ですよ(?)。そして台風による中止で順延となった横浜スタジアム公演では「いとしのエリー」に。これは沖縄公演でのダブルアンコールという形で披露した、尚且つ順延である意味おまけ公演としてのサービス的な側面もあったのでしょうか。

2~3の流れは一転してザ・野外ライブというコンビですね。とはいえ2曲目常連といえます「フリフリ'65」師匠は実はどちらかというと年越しライブでの2曲目登場が多いので(夏は「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」の方が2曲目が多い)、貴重といえば貴重かもしれませんね。とはいえ「ROCK IN JAPAN FES.2005」でも2曲目だったので割と珍しい感じではないのかも知れませんが。

 

4.Young Love(青春の終わりに)

5.あなただけを~Summer Heartbreak~

6.マリワナ伯爵

7.Moon Light Lover

8.Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)

9.汚れた台所(キッチン)

10.恋の歌を唄いましょう

4~10曲目は所謂アルバム「Young Love」のコーナーですね。アルバムタイトル曲である「Young Love(青春の終わりに)」から始まるというのが、ベタというと失礼ですが、ある意味で王道といえるスタートともいえるのかもしれません。その次に前年のヒットシングルであり、「ホタル・カリフォルニア」では終盤の核ともいえるところで演奏されていた「あなただけを~Summer Heartbreak~」が来るというのが、あくまでアルバムの1曲、として演奏されている感じが良いですね。その後がYoung Loveの陰の方になる曲が続くというのが、後のアルバムツアーを見ると意外といいますか、早いともいいますか…。このあたりの流れが何となく次回作の「さくら」に繋がっている気がしますね。

「ドラマで始まる恋なのに」をもし演奏していたらこのコーナー(あなただけをの次あたり?)でしょうか…?

 

11.平和の琉歌

12.C調言葉に御用心

13.夏をあきらめて

14.涙のキッス

15.愛は花のように(Ole!)

16.希望の轍

17.真夏の果実

11~17曲目に参りましょう。

最初のYoung Loveの15曲目こと(?)「平和の琉歌」はコーナー的にどっちに入れるか迷いましたがこちらに。ここは夏のザ・王道コーナーですね。この前後の屋外ライブを見ましてもこれだけの並びはなかなかないと思いますね。「愛は花のように(Ole!)」以外は2年後の「海のYeah!!」に収録されていますね。だからザ・王道とも感じてしまうのですが。

夏のツアーとなりますと、「THE音楽祭-1991-」以来5年ぶりとなりますので、お久しぶりの出血大サービス、ということもあったのでしょうか。

サザンのアルバムのツアーですと、割と過去のアルバムから連続で選曲されるコーナーが設けられることが多いのですが、このツアーでそういうコーナーがあるとすれば、「稲村ジェーン」収録曲が続く15~17曲目になるのでしょうか…。夏曲が続いている流れなので、アルバムのコーナーという訳ではないかと思いますが、結果的こういう形で稲村ジェーンに触れる結果になったのは面白いと思います。

 

18.太陽は罪な奴

19.胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ

20.愛無き愛児~Before The Storm~

21.恋のジャック・ナイフ

22.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

23.マチルダBABY

24.マンピーのG★SPOT

25.ボディ・スペシャルⅡ(BODY SPECIAL)

26.みんなのうた

27.愛の言霊~Spiritual Message

18~27曲目まで一気に行きましょう。

夏曲の流れのまま「太陽は罪な奴」から再びYoung Loveコーナーへ。所謂煽りコーナー前のバラード枠ではありますが、ここに「愛無き愛児~Before The Storm~」が入るというのも、また珍しい緩急の付け方、といいますかアルバムの繋がりの中ではありますが、意図的に強調されている感じがありますね。

「恋のジャック・ナイフ」からの煽りコーナーはまた凄まじいですね。ちなみに初日のつま恋多目的広場公演では「マチルダBABY」がなかったらしいです。アンコールで演奏されていますが、「勝手にシンドバッド」抜きで新曲を加えた時のベストセレクトという感じがありますね。1998年の「スーパーライブin 渚園『モロ出し祭り~過剰サービスに鰻(ウナギ)はネットリ父(チチ)ウットリ~』」以降は、「ボディ・スペシャルⅡ(BODY SPECIAL)」→「マンピーのG★SPOT」という流れで固定されていますので、マンピー→ボディスペ、となっているのは今見ますとレアな流れですね。

本編ラストは「愛の言霊~Spiritual Message」、センター中央の球体が開き花のセットになるという仕様でしたが、ビデオ/DVDでのダイジェスト版ですと開いてそこへ桑田さんが、というシーンで終わってしまうので、どういう結末(?)を迎えるのか気になるところですね。

 

En1.ニッポンのヒール

En2.勝手にシンドバッド

En3.心を込めて花束を

En4.いとしのエリー

(沖縄宜野湾市海浜公園野外劇場公演のみ演奏)

アンコールでございます。

「ニッポンのヒール」から始まりますが、これは1994年の桑田さんソロツアー「さのさのさ」と同じですね。1999年の「Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)~素敵な春の逢瀬~」でも途中「My Foreplay Music」に代わるまではこの曲でしたので、この頃は仕切り直しの頭に使いやすい曲だったのでしょうか…。

2曲目はシンドバッド、このツアー毛ガニさんが腰痛で残念ながら欠席となりましたが、毛ガニさんが居ない時にシンドバッドを演奏する時はアンコールで演奏されることが多い傾向があるのは偶然なのでしょうか…(2005年「みんなが好きです!」、2008年「真夏の大感謝祭」(この時は一応この曲で登場してはいますが)。2003年の「SUMMER LIVE 2003「流石(SASが)だ真夏ツアー!あっっ!生。だが、SAS!」~カーニバル出るバニーか!?~」は本編ラストですが、25周年+3年ぶりのサザンというのがありそうですね)。

ラストはYoung Love最後の曲でもある「心を込めて花束を」、CD版では編曲が宮川泰となっていてメンバーの演奏ではない曲ではありますが、それをバンド演奏という形では初披露となる、というのがライブらしくて、尚且つそれが締めとなるというのが何か良いですよね…。

そして沖縄ではダブルアンコールという形になるのでしょうか。急遽「いとしのエリー」を。こちらも平和の琉歌ビデオ/DVDにフルが収録されていますが、仕方ない事情だったとはいえ毛ガニさんがいなかったことだけが残念だったと思います…。



さて雑に振り返ってみました。こう見ますとアルバムツアーにも関わらず、渚園や2000年の「茅ヶ崎ライブ」に負けず劣らずなセットリストになっていたのだな、と改めて感じましたね。

よく「Young Love」というアルバムは原点回帰という言葉は付くのを目にしますが、ライブに関してもある意味サザン=夏というイメージに乗っかった、ある意味での原点回帰ともいえるような感じがあったのかもしれませんね。だからこそこの年と翌年の年越しライブ「牛」や「おっぱいなんてプー」のセットリストがあのような形になったことや次のアルバムが「さくら」というのが反動、というと違うのかも知れませんが、そうなっていったのはある意味で必然だったのかしら…と。

 

最初に書きましたが、当時を体験していませんので、セットリストから読み取っただけの都合の良い解釈な妄想と嗤って流して頂ければ幸いでございます。このシリーズの次は…果たしてどうしましょうか…。

 

もし稲村ジェーンのアルバムツアーがあったらセットリストはどうなっていたのか雑に考えてみる

本日6月25日、稲村ジェーンのDVD/Blu-rayの発売となりましたね。

公開当時の1990年9月1日にサウンドトラックアルバムがリリースされましたが、サントラということもあったのかアルバムツアー・ライブは行われませんでした。ということで稲村ジェーンDVD/Blu-ray発売記念としまして(?)、もし稲村ジェーンのアルバムツアーが行われたらというセットリストを31年越しに考えていきたいと思います。

流石に0から作るとそれこそ自由過ぎてしまいますので、稲村ジェーンから数曲演奏され、実質アルバムライブという形に近いこの年の年越しライブである「歌うサザンに福来たる」をベースに考えていきたいと思います。また曲数は「夢で逢いまSHOW」と同じく27曲で組んでいきたいと思います。

早速ですが、妄想セットリストを晒していきましょう、どうか嗤って下さいませ(?)。

 

1.忘れられたBIG WAVE

2.お願いD.J.

3.いなせなロコモーション

MC

4.マリエル

5.愛は花のように(Ole!)

6.マンボ

7.LOVE POTION No9

8.悪魔の恋

9.東京サリーちゃん

10.稲村ジェーン

11.愛して愛して愛しちゃったのよ

MC

12.YOU

13.C調言葉に御用心

14.思い過ごしも恋のうち

15.チャコの海岸物語

16.さよならベイビー

17.真夏の果実

18.希望の轍

19.フリフリ'65

20.Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)

21.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

22.匂艶THE NIGHT CLUB

23.みんなのうた

24.勝手にシンドバッド

アンコール

En1.恋はお熱く

En2.Bye Bye My Love(U are the one)

En3.Ya Ya(あの時代を忘れない)

 

さて得意のいらない解説に入りましょう。

1曲目はアルバムからと行きましょう。前回のライブに当たる「夢で逢いまSHOW」でも1曲目に「さよならベイビー」を持っていていましたし、あり得る選曲、というのと「忘れられたBIG WAVE」は初披露された年越しライブ「いっちゃえ'89サザンde'90」では生中継された時にちょうど始まった曲(実際はライブ4曲目)で完全燃焼版では何故か1曲目に放送されていたので、ここで正真正銘の1曲目(?)として披露されれば面白いのでは(お前だけ)という理由でございます。

2曲目の「お願いD.J.」はあれから10年も~の後に約10年前の曲が来たら…という選曲ですね。ちょうど10年前ですと1980年ですから「ふたりだけのパーティ」あたりになりそうですが、「歌うサザンに福来たる」でお願いD.J.を選曲していますし、当時歌う可能性が高そうということでこちらにしてみました。

4曲目からは稲村ジェーンコーナーでございます。…えっ、悪魔の恋は稲村ジェーンに収録されていない…?。歌詞に「稲村ジェーンJAWS」とありますので名誉枠ということでお許しを(?)。こう見ますと序盤にスペイン語曲を固めてしまっていますねえ…。ただ変に分けにくい感じもありましたし、歌うサザンのようにアルバム「Southern All Stars」と混ぜる形で序盤のコーナーを構成した方がしっくり来るように自分で組んでみて思いました。

さて2度目のMC明けは「YOU」から。何となくリアル感ありませんか(?)。いっちゃえ~でも発売前のアルバム曲の中から演奏されていますし、当時から既に桑田さんのお気に入り感が存分に漂っていますよね。「C調言葉に御用心」~「チャコの海岸物語」は歌うサザンから選抜で。翌年の「THE音楽祭 -1991-」でもC調~思い過ごしの流れをやっていますし先取りです(?)。

さよならベイビーから「真夏の果実」・「希望の轍」は映画主題歌メドレー的な感じで捉えていただければ。本当は「モーニング・ムーンは粗雑に」から「朝方ムーンライト」か「恋の女のストーリー」あたりも入れたかったのですが、バランスを考えてしまうのが私の悪いところ(?)。ここは1曲挟んでいますが、煽りの「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」で補いましょう。「フリフリ'65」で挟んでいるのは、轍→フリフリ(とその逆)があっても、轍→ビッグスターという流れがなかった、ビッグスター→フリフリの流れはあるので、逆にすれば繋がるのは…という判断です。まあ「ひつじだよ!全員集合!」の1~3曲目の流れをひっくり返したと言えばそれまでなのですが…w。

煽りは歌うサザンを軸に+まあシンドバッドはこの時期のセットリストを見ればやりますでしょう、と。地味にこの頃「みんなのうた」に取られがちだった本編ラストをお願い致しましょう。

アンコール1曲目は稲村ジェーンの番宣や試写会でやたらと(失礼)起用されていた「恋はお熱く」先輩を。その流れで演奏することを期待しての起用です(?)(妄想で期待とは)。

「Bye Bye My Love(U are the one)」は夢で逢いまSHOW・歌うサザンで連続アンコールだったということでここでも。もしくは「夕方Hold On Me」あたりになりそうですが。

ラストは歌うサザンと同じく「Ya Ya(あの時代を忘れない)」を。余談ですが、実際歌うサザンでのYa Yaはタイミングがベストといいますか、「サザンオールスターズ-真夏の夜の夢-1988大復活祭」のライブツアー初日の西武球場1曲目以来、2年ぶりの演奏を年越しのラストで、というのがサザン復活から稲村ジェーンまでの活動の一区切りとそういうスタートの1曲目というどうしても大きくピックアップされがちな看板を綺麗に下ろせた感が今見るとあるように思いますね。

 

…という訳で雑に組んでみました。まあ一生答えの出るものでは無いですし、十人十色なものになる妄想ではございましたが、こんなBIG WAVE…いやさざ波も稲村ジェーン一色の中にあっても良いではありませんか…とたまには自分を肯定して締めたいと思います(?)。

 

2013~2020年のサザンオールスターズライブの楽曲演奏回数を雑にまとめてみた

5月のやさしい夜遊びは桑田さんの楽曲制作期間として2週にわたってお休みの稲村ジェーン特集でしたね。去年は諸々で活動が制限されていましたが、今年は本格的にソロとしてまた動き出しそうですね。

ということで(?)、(この時もソロ活動を挟んではいますが)2013年の「SUPER SUMMER LIVE 2013「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」」から2020年の「ほぼほぼ年越しライブ2020「Keep Smilin’~皆さん、お疲れ様でした!! 嵐を呼ぶマンピー!!~」」までのマンピーに始まりマンピーに終わる(?)7回のライブでの楽曲演奏回数を雑にまとめてみたいと思った文章でございます。

ちなみにこちらがライブの一覧となります。


・SUPER SUMMER LIVE 2013「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」(2013年)

・ひつじだよ!全員集合!(2014-15年)

・おいしい葡萄の旅(2015年)

・キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」(2018年)

・“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!︎(2019年)

サザンオールスターズ特別ライブ2020「Keep Smilin’~皆さん、ありがとうございます!!~」(2020年)

・ほぼほぼ年越しライブ2020「Keep Smilin’~皆さん、お疲れ様でした!! 嵐を呼ぶマンピー!!~」(2020-21年)


毎度のことながら、テレビ用のライブや「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」は集計から除外しております。

7回のライブのうち1度だけ演奏された曲についても載せておりませんので、ご容赦くださいませ…。

それでは2回演奏された曲から載せていきます。


2回 29曲

海、Ya Ya(あの時代を忘れない)、YOU、タバコ・ロードにセクシーばあちゃん、Moon Light Lover、さよならベイビー、愛の言霊~Spiritual Message~、神の島遥か国、慕情、Bye Bye My Love(U are the one)、涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~、蛍、HOTEL PACIFIC、いとしのエリー、Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)、フリフリ’65、あっという間の夢のTONIGHT、JAPANEGGAE、死体置場でロマンスを、Computer Children、LONELY WOMAN、SAUDADE~真冬の蜃気楼~、シャ・ラ・ラ、愛と欲望の日々イエローマン~星の王子様~、BOHBO No.5、青春番外地、天井棧敷の怪人、闘う戦士へ愛を込めて


2回演奏曲は数が多いため、改行せずに雑多に並べております。

この29曲でセットリスト組めるのでは…というラインナップでございますね。「愛の言霊~Spiritual Message~」や「HOTEL PACIFIC」といった所謂ライブ定番といえます曲も顔を出しておりますね。

「慕情」ですが使われ方を見ますと、代役、ということでは勿論ありませんが、何となく「TSUNAMI」のポジションを担っている感じがありますね。

「LONELY WOMAN」や「あっという間の夢のTONIGHT」など年越しライブでのみ登場曲や「死体置場でロマンスを」・「Computer Children」といった年越し→ツアーという流れで続けて、というパターンの曲もいらっしゃいますね。

そして「BOHBO No.5」先輩は再びフルで演奏される日はやってくるのでしょうか…。


3回 6曲

My Foreplay Music

太陽は罪な奴

ピースとハイライト

ボディ・スペシャルⅡ

チルダBABY

エロティカ・セブン


このままライブの煽りコーナーとして持ってきても違和感がなさそうですね。おっとそこの方、ギターを壊して歌い出し間違えそうな流れがあるとは言ってはいけません(?)。

太陽は罪な奴」はサザンのデビュー日であり、自身の発売日である6月25日に行われた「キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」」「サザンオールスターズ特別ライブ2020「Keep Smilin’~皆さん、ありがとうございます!!~」」という2つのライブでも「勝手にシンドバッド」「ミス・ブランニュー・デイ」「みんなのうた」と同じく6月25日シングル3曲とともに選曲されるなど、夏=サザンというイメージの代表曲となった感じでしょうか。

エロティカ・セブン」先輩も「真夏の大感謝祭」以降は煽りコーナー定番の1つとして定着した感がありますね。煽りでマンピーとシンドバッドがコンビとして登場することが少なくなったのも影響したのでしょうか。1993年の曲ではありますが煽りの幅がより拡がりましたね。


4回 4曲

真夏の果実

みんなのうた

匂艶THE NIGHT CLUB

はっぴいえんど


このあたりになりますとザ・定番という曲が並びますね。

特に「はっぴいえんど」は初登場の「おいしい葡萄の旅」から「サザンオールスターズ特別ライブ2020「Keep Smilin’~皆さん、ありがとうございます!!~」」を除いて演奏されているなどすっかり定番となりましたねえ。「今」のサザン、という感じがありますね。

おいしい葡萄の旅とラララのおじさんの2回、この4曲が揃い踏みで登場されているなど四天王感があります(?)。

また「真夏の果実」は夏が絡むツアーと6月25日が絡むライブでは必ず演奏されています。


5回 4曲

LOVE AFFAIR~秘密のデート

ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

マンピーのG★SPOT

希望の轍


まさに皆さん、いつもありがとうございますというメンバーですね(?)。

ここの4曲はそのまま「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」で演奏されていますし、サザンのスタンダードといいますか、勿論元々知名度もあるかと思いますが、ファンの皆様だけではない場で演奏出来る所謂名刺代わりになる曲達という感じなのでしょうか。

マンピーさんも轍さんも演奏回数1位にはならないというのは意外と言えば意外、なのでしょうか。この2曲はRIJFの為にラララのおじさんでは演奏せずに温存したと桑田さんも話していましたし、定番だけどここ一番の曲としても起用出来るという強みを改めて感じますね。

何となくこのあたりは1曲1曲のパワーが強い曲が並んでいる感じがありますね。


6回 4曲

勝手にシンドバッド

栄光の男

ロックンロール・スーパーマン~Rock’n Roll Superman~

東京VICTORY


1位には4曲が並びましたね。大方予想通りといえばそうなるのでしょうか。

しかし「勝手にシンドバッド」と「ロックンロール・スーパーマン~Rock’n Roll Superman~」はふざけるなツアーでちょうど入れ替えされた曲同士ということで実質5.5回といったところでしょうか(?)。

「東京VICTORY」師匠は初ライブの「ひつじだよ!全員集合!」から皆勤という脅威の演奏率100%ソングとなっております。あなたこそまさに金色に光る一番星(?)。

シンドバッド以外の3曲は2005年以降の曲、というのもまた興味深いですね。ちゃんと現在進行形といいますか世代世代でライブ定番となる曲が生まれているのは流石といいますか…。

 

以上雑にまとめてみました。まあ上にも書きましたが、それが良いか悪いかは別としまして予想通りでしょう…w。

演奏回数が多い曲に近年のものが増えるのは、発売前後のライブではほぼ披露されるということが勿論あるからだと思いますが、自分たちが好き、もしくは今のサザンのアンセムとして続けて演奏しているように見えますね。一方で長年のライブ定番曲たちは(一部の例外はありますが)ここ一番での登場、という使い方、もしくは一定のペースになった、という感じでしょうか。

何と申しましょうか…。演奏率的にも曲の年代的にもある程度のバランスを保っている、ということなのでしょうか。


まあごちゃごちゃと書いてきましたが、今その時に演奏したい曲をやる、というのが伝わってくるのが良いのですよね、きっと。