適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」の感想のようなものを(西武編)(ネタバレあり)

5月11日に埼玉メットライフドームで行なわれたサザンのライブにお邪魔してきてしまいました。例のごとくその感想のようなものです。

長いです。そして前回同様ツアー中の感想ですので、ネタバレがばっちり含まれておりますので、まだ今回のライブに行っていない方はご注意くださいませ…。

前回の宮城編を踏まえて書いているところもありますので、気になる方はそちらも是非(両方読むのは長くて大変かと思いますが…)。

 

さて今回の会場のメットライフドームですが、一時期埼玉に住んでいた頃に野球観戦で何度か訪れたことがありまして、野球好きとしてはいつか野球とサザンの両方で訪れたいと思っていまして、今回その夢がようやく実現しました(東京ドームはがらくたツアーでお邪魔できましたが未だ野球観戦は叶わずでして…)。

今回は新幹線+電車移動でしたが、電車で久しぶりに見た光景がちょこちょこありまして以外と覚えているなと。そんなこんなで会場に到着しました。西武ドームは7年ぶりだったでしょうか。

そして会場へ潜入。いつも野球観戦の時は三塁側に座っていたのですが、今回の席は一塁側でトイレが分からず…。無事空いていたので開演まで余裕がありましたがその往復でもう疲れてしまいました(?)。

開演前のアナウンス、テンションが随分高かったですねえ…。2日間同じ方が担当されるでしょうし翌日の喉が心配でした(?)。そういえば扇子などを掲げないようにと特に念入りにアナウンスしていましたね。

さていよいよ開演です。ここからはネタバレのオンパレードです(?)。行きますよ。ここからはネタバレで「ふざけるな」というのは無しですよ(?)。



1.東京VICTORY

まだ明るい中でのスタートでしたが、あの幕の演出しっかりと影が映っていて良かったです。どうでもいいのですけど、幕は下がるでしたね(前回どうだったのか忘れてしまっていた)。ただ光るリストバンドとなりますと、あまり目立たないような印象がありましたね。ラストはSAITAMAになっていましたね。原曲に最も(場所的な意味で)会場でしたが、また離れてしまいますね(?)。

 

2.壮年JUMP

曲が始まる前に手を2回ほど振っていましたが、あの局地的にアリーナ席から手を振り返すのを遠目から見るの嫌いではないですね(?)。

前回は2曲目は早いかな、と思っていたのですが、1番の「待ちわびた瞬間は今」や「命の限り声あげて」は、東京VICTORYでのオーオーからの流れを踏襲しているかのように思えてきまして、自分の中で勝手に納得しておりました。

あと2番での替え歌で、メットライフドーム、ではなく西武ドームと歌っていたのが少し気になりました。この後の大阪(京セラドーム)、福岡(ヤフオクドーム)といったネーミングライツのあるドーム公演があるので分かりませんが、もしかしたら西武公演が映像化もしくは放送されるのかしら…とうっすら考えておりました。

 

3.希望の轍

ラッパアレンジからのスタートであのイントロが始まる訳ですが、隣の席のお姉さまがラブ・ストーリーは突然にのジャケットでの小田和正さんもビックリなくらい(?)仰け反っておりました。それほど好きな曲だったのでしょうか…。私は見た感じがテンション低めなので、隣がそういう人だと逆に安心します(?)。

イントロで烏帽子岩の映像が出ていましたが、よく見ますとあれは茅ヶ崎物語の映像だったのですね。いつの間に追加されていたのでしょうか…(宮城では無かったような)。

 

MC

西武ドーム愛してるよー、所沢も愛してるよーと。そして壁がない事に触れる桑田さん。飛んで埼玉をネタにしたことを言っていましたが、忘れてしまいました。

スタンドー、アリーナーもありましたが、私の席はフィールドビューシートというグラウンドのファールゾーンにせり出たところだったのですが、場所が場所だけにどっちで反応しようか一瞬悩んでいる方が多かったですね。割とスタンドで反応する方が多かったような。

今日は長いです。それでは次が最後です。というお約束に、反応が良いからついやってしまう…wと自己ツッコミを入れておりました。

 

4.闘う戦士たちへ愛を込めて

イントロが始まった時、近くから「あー」という一言が聞こえてきたのですが、あれは4曲目でやるのかという反応だったのでしょうか…。

何と申しましょうか…かつてのコクド、いや堤義明西武グループを牛耳っていたいた時の事が何となく頭の中を回っていたのですね。こういうところで野球好き拗らせおじさんが出てきてしまうのはいい加減に何とかしたいですねえ…。

あと確かラララのおじさんの時かROCK IN JAPAN FES.2018の時にこの曲のイントロを弾くキーボードの位置と同じだったか確認したかったのにまた忘れてしまいました。

 

5.SAUDADE〜真冬の蜃気楼〜

始まりの音が「いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)」とそっくりだったので一瞬あれ、となりました。同じキーボードを使っているのでしょうか…。

「都会じゃ癒えない旅情の音を静かに聴かせて」が沁みるくらいにはこの曲の世界に浸っていましたね。

しかしついさっき未来のドアを開けてもらったのに、過去への扉を叩いて生きてしまうとは(?)。

 

6.彩〜Aja〜

冬から春の曲へ。しかしこの日はかなり暑かったですね…。でもこの曲が爽やかな春の風になっていた気がします(隙間からの風をたまたま感じていただけの可能性もありますが(?))。

「夢の中へ僕を連れてって」…まさか後半夢か現実か分からなくなる瞬間が訪れることになるとは…。

 

7.神の島遥か国

イントロでの手拍子、あのリズムはこの曲だけで客席の皆様がほとんどやっているというのを見ますと、何と申しましょうか…ポップな一体感が欲しい時に確実な答えが出せる曲として使っているのかしら、と。闘う戦士〜やバラードナンバーが続いたところで切り替えといいますか、良い意味で空気を変えられる曲になっているのかと感じました。

ちなみにメットライフドームを本拠地としています埼玉西武ライオンズには、山川穂高という沖縄出身で沖縄限定のオニオンビールのCMに出ている選手がいまして、まさかそこを踏まえて選曲したのだろうかと一瞬思いました(そんな訳がない)。

 

8.青春番外地

ライトが全体的に紫になっているのが、「葡萄」感があって良いなと思っていたのですが、よく見るとピンクっぽくも見えて、もしかして葡萄ではなくて「桜吹雪」にかかっているのだろうか…?と悩んでおります(?)。

私の2列前にご夫婦と思わしき2人組がいらっしゃっていて、男性の方が何やらチケットホルダーに入れている紙を女性の方に見せていたのですが、よく見ますと今回のセットリストのカンペでしたね。そういうリストを用意する旦那さんの優しさに惚れました(?)。あとリストがあると次の曲だったりを声に出してネタバレする事がないので賢いなと思いました。あとはそういうものに注目してしまう私のようなアホがいなければいいわけです(?)。

 

9.欲しくて欲しくてたまらない

イントロが始まった瞬間、飛び上がって喜んでいる方が眼に入ってきました。なるほどこれが所謂ガチ勢という方でしたか(?)。

この曲のイントロとアウトロの良さといいますか、今回改めて良いなあ…と。あのイントロの焦らすような長さとアウトロの余韻が曲名とマッチしているように感じまして、よりこの曲が好きになりましたね。

 

10.Moon Light Lover

イントロ前の片山さんがオルガンを弾くところで片山さんだけに当たる黄色のライト、あれ月を表現していたのでしょうか…。モニターで見てステージを改めて見た時にようやく気がつきました。おっちょこちょいと睨まれそうですね(?)。

サビに入る前のあー、というコーラスのところで歌う桑田さんとコーラスをしながらドラムを叩く弘さんの2ショットがまた大好きでしてねえ…。これだけでテンションが上がってしまう単純なおじさんです(?)。

 

11.赤い炎の女

あの最初の誠さんのギターがやはり稲村ジェーンに聴こえてしまいますねえ…。もしかするとかつて真夏の大感謝祭での「ボディ・スペシャルⅡ」の間奏で「Big Star Blues」のイントロをさりげなく混入させていたように実は稲村ジェーンのイントロかどこかを混ぜていたりしていたのでしょうか。

モニターで後ろの女と女(めとめ)の激し目な絡みが割と映っていたように記憶していますが、そういうのが好きな方には歓喜の瞬間でしたね(?)。2人とも赤いドレスなのも細かい、いやそれは当然でしょうか。

青春番外地の辺りから座っている方が周りにはそこそこいたのですが、宮城の時同様、この曲が始まると立ち上がる人が多くいらっしゃっていまして、何となくこの曲はそういう立ち位置の曲になっているのね…と思わず感じてしまいました。

 

12.北鎌倉の思い出

イントロの壮大さといいますか、そういう雰囲気がこの広いドームという会場にあっているように感じました。また外が見える半分野外といえる特殊な作りが、モニターのあの自然の(鎌倉の?)映像と溶け込みやすくなっていたのでは…と思いたかったのですけど、よく見ると外は大分日が落ちてきてしまうタイミングでしたね…。そこだけは太陽さんに頑張って欲しかった(?)。

原坊曲の時になりますと、カメラの角度からか原さんと関口さんののほほんコンビの2ショットがよく映るのでそれが密かな楽しみだったりもするのです…。

 

MC

ここでメンバー紹介がありました。桑田さん以外のサザンのメンバーはお面を最初につけるのですが(弘さんだけはジャイアンツのキャップ)、そのお面に合ったBGMが追加されていましたね。関口さんのお面、最初からカールおじさんでしたっけ…?。宮城ではもたついていた関口さんにほっこりして(?)見逃しておりまして…。

TIGERさんの紹介の時虎の鳴き声が入っていましたね。余談ですが阪神タイガースが1985年に唯一の日本一を決めたのはこの球場でしたね。

ODYさんとTIGERさんのラップは字幕の歌詞通りでしたね(宮城では語尾が〜だよ、が〜だぜ、というような感じで微妙に字幕とズレていた)。ODYさんのまだ桑田さんからのフリに慣れていない感じ愛おしい(?)。

そして何故か一句詠むコーナーが、原さんはTSUNAMIの歌詞から引用した一句を披露していましたね。オチの菅坡さんはまさかの清原ネタ。まあ西武ドームでしかも「桑田」がいるからこそ出来るネタですよね。…ここで清原の事を書こうとしましたが長文に長文を重ねる形になりそうなので自重致します(?)。

 

13.古戦場で濡れん坊は昭和のHero

この曲でトイレに行く人多かったですね。確かにそのまま濡れん坊になる可能性を考えるとやむを得ないのでしょうか(?)。

今回のメットライフドーム西武球場時代から数えますと初めて昭和・平成・令和の3つの元号でサザンがライブを行なった場所となる訳ですが、この曲からはいつぞやのSONGSでの「時を駆けるサザン」のコーナーといえるのではないのでしょうか。

古戦場のイントロが誘う昭和に始まり、古典の世界・平成最初のシングル・戦後のヒーロー、そしておそらく何らかの形で令和にリリースされるだろう新曲…。まさに40年、いやそれ以上の歴史が詰まっているのではないのだろうかとふと思ってしまったのです…。

そういう思いを持つともう駄目ですね。さらにこの曲を好きになってしまうので困ります(?)。

 

14.JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)

古戦場くらいから完全に日が暮れて来まして、外が見える分より曲と雰囲気がマッチしていると感じました。完全に野外というわけではありませんが、かつて渚園の「夕陽に別れを告げて」は夕陽の見える時間を逆算して選曲したという話のように、この古戦場からの選曲はある程度日が暮れる時間を計算して選曲されていたりしたのでしょうか…。

ラストの「愛苦ねば 世も知…」というところをセオーノやひつじだよでは「愛苦ねば 世も知…れずぅー」というような歌い方をしていたかと思いますが、今回は「愛苦ねば 世も知れず」を2回続けた後に「世も知…」で終わっていましたね。

この曲が始まった瞬間の響めきとその後に流れるあの独特の雰囲気がとても好きですね…。

 

15.女神達への情歌(報道されないY型の彼方へ)

ダンサーの方の服装あんなにギンギラギンでしたっけ…黒っぽい衣装だったような…。前回の宮城は演奏したことの喜びは大きすぎてそこまで記憶できていませんでしたね…。ただいつの間にか2人から4人に増えていたところは覚えていて再確認出来たので良かったです(?)。

あと映像もあんなに裸シーンか多かったでしたっけ…?。下着姿までだったのが、より脱いでいまして胸のところに星マークとかのシーンになっていたような…。これもしかして宮城で映像とダンサーの方を殆ど見ていないことがバレてしまう結果になった可能性がありますね(?)。

 

16.慕情

曲前に波の音が追加されていましたね。これはやはり掛け声対策だったりするのでしょうか…。ゴン太君のつどいや灼熱のマンピーでもそうだったと思うのですが、MC前やコーナーラストにこの曲が選曲されていますね。そういう締め、といいますか区切りの曲として以外だと少し配置しにくいというのもあったりするのでしょうか。

「水に投げた小石の跡が~」で投げる素振りをしたあとモニターで止めどなく輪を広げる演出素敵でしたね。その投げる素振りを利き腕ではない左手でやっていたのが、右手でマイクを持っていたから当たり前なのですけど、何故かとても印象に残ってしまっているのですね。もしかすると右だとそんなに記憶していなかったのかも、と思うくらいには。

 

17.愛はスローにちょっとずつ(仮)

多分タイトルはこのままいくとおっしゃっていましたが、逆にここまできて変わってしまっては曲名で混乱を招きそうです(?)。

歌詞の中での一人称が「俺」なのが、あっ、となりました。何となくなのですが、私の中で「僕」の曲はフィクション感が、「俺」の曲は等身大の桑田さんに近いような主人公、という感じを受けるのですね。なので、何と申しましょうか…。いい意味でカッコ付け過ぎないけどリアル感が漂うところがあるのかしら、と現段階では感じました。

 

18.ゆけ‼︎力道山

前回の宮城では気が付かなかったのですが、桑田さんのギターがガンガン鳴っていましたね。「僕は力道山」と歌うくらいですから、かなり攻めの姿勢だったのでしょう(?)。

ドームの大きなモニター、そして数多くの人々で力道山の映像を見ますと、あの時代の街頭テレビや電気屋の前に集まって一心不乱に画面を見ていた、というのはこういう感覚だったのかしら…と思いましたね。

 

19.CRY 哀 CRY

音圧といいますか、サウンドが前後と変わった影響もあるのか、サビに入るとボーカルが少し聴こえにくかったのは私だけでしょうか…。

個人的に今まで少し取っ付きにくい曲という印象を持っていたのですが、目の前で演奏しているところを見ますと、徐々にそういう印象が薄くなってきました。あと3回くらい見たら完全に払拭されそうです(?)。

 

20.HAIR

桑田さんの弾き語りのような形でのスタート、桑田さん1人にスポットライトが当たっていたのが、音が厚くなるにつれ弘さんや関口さんにもライトが当たり…というところで気が付いたのですが、過去この曲が演奏されたのが、1992年の「北京で逢いましょう」と「歌う日本シリーズ」の2回で、そのライブの時に休んでいた関口さんはHAIRを演奏するのはこのツアーが初めてだったのですね…。ということは6人揃って演奏されたことが無いということでもあったのですね…。これは盲点でした…。

そんなことを思いつつまた食い入るようにステージを見ておりました。あのフルートがまた良いんですよねえ。

ラストは原曲通りに歌っていましたね。宮城の感想で今の桑田さんで原曲通りの締めで聴いたらどうなるのだろう、というようなことを書いていたりしましたが、結局は最後に照れ隠しなのか歌詞を変えてしまう桑田さんも、格好良く締める桑田さんのどっちも桑田さんの「顔」なのだなと改めて感じました。

多分近年の桑田さんというのは意図的におどけるキャラの顔を軸にしていると思うのです。それは年齢的なものや国民的という冠を付けて語られることがあることに抗う、という程ではありませんが、悪戯心を敢えて出しているような気がします。それが良くも悪くもこういうギラギラとしていた頃の完成されている曲におどけという形で反映させていたのかも知れませんね。

ただ今回原曲通りで終わらせたというのは、ツアーで演奏するにつれ、この曲にはやはり格好良さの顔で行くべきと言う雰囲気を感じ取ったのかも知れませんね。

実際歌う日本シリーズのビデオとはまた違う、味わい深さや良い意味での枯れた雰囲気を感じ取れた気がしますね。元々HAIRは大好きな曲であるのですが、この2つの顔を同じツアー中にそれも実際生で聴くことが出来たというのはまた格別でしたね…。もう多分好きな曲として寄り添い続けられるのだろうなと…。

…ただこの会場では「歌っちゃった」と歌って欲しかったという思いが少しだけあったのですね…。それが何故かは26曲目の諸々で察してください(?)。

 

21.当って砕けろ

とても歓声が大きかった記憶があります。周りの盛り上がり加減も凄かったですね。テンションが上がり過ぎたのか、隣のお姉様がぶつかってきてしまいましたが、まさに当って砕けろでしたね(?)(ちなみにちゃんと謝っていました、念のため書いておきます(?))。

今回はWantedを割とちゃんと出来たので良かったです(?)。

 

22.東京シャッフル

この曲はやると分かっていても、そして何度聴いても嬉しい曲の1つですねえ。いつかフルバージョンで、という思いももちろんありますが、こういうメドレーコーナーで末永く時々登場頂ければ幸せですね。

終演後、同行の方に去年の紅白歌合戦NHKホールに登場したのがこの曲以来、と言われていてそういう選曲だったのですかね。という話をされて、確かに…と納得しておりました。

 

23.DJ・コービーの伝説

小林克也さん登場のところとイントロでの2回の歓声、みんな大好きコービーという感じがひしひしと伝わってきますね(?)。

前回カットがあってどこだっけ、となっていたのは「おりこうな奴〜Mr.DJ」の部分でしたね。

そしてカットされると思われていたのか、逢えないこの夜は〜の前に歓声が上がっていましたね。ただそのラストを歌ってもう一度歓声が上がる二重構造割と好きなのですよね…とよく考えたらこの曲の時は結果的に最初と最後2回歓声が上がるのですね…。全く欲しがりさんなんだから(?)。

 

24.わすれじのレイド・バック

写真増えていたような…。ただ何となくライブで使われる写真決まっていませんか…。まあ使いたくても編集で誤魔化しきれないというのもあるのかもしれませんが。

当って砕けろとこの曲は、流石だツアーのメドレーコーナーの1曲目とラストなのですよね。東京シャッフルも大感謝祭のメドレーで演奏された事もありますし、過去の周年ライブのエッセンスを少し混ぜていたりしていたのでしょうか。

 

25.思い過ごしも恋のうち

毛ガニさんのパーカッションスタートですが、そこでベースの音が宮城と比べて大きめに聴こえていました。

わすれじで少し熱を落とした分、この曲に入る時の盛り上がりがさらにもう一段上がったように感じました。

しかし「ひとりひとりを抱きしめたいのさ」と歌った後に、思い過ごしも恋のうちとよりその気にさせるメドレーなのはずるいですね(?)。

ふと気が付いたのですが、年越しや単発のライブでの出番が多く、ツアー参加となりますと、「THE音楽祭-1991-」以来になるのですね。

 

26.はっぴいえんど

改めてこの公演で感じたのですが、当って砕けろからマンピーのG★SPOTまで回りの熱が高いままなのですね。だからこそここでクールダウン、もしくは1度座って休まれる方は休みましょう的選曲だったのかもしれません(わすれじも座りにくい曲な感じですし…)。しかし「もっと行きますかー」と桑田さん…w。

ここでハンドマイクになるのもギター+スタンドマイクからいきなり煽りに入るよりも、左右に動いて次に備える準備体操のようなポジションとしての採用だったのかもしれません。

今回私はこのメットライフドーム公演を特別楽しみにしていました。あれは忘れもしない2010年7月28日の事です。その日私は初めてのプロ野球観戦を控えていました。お昼頃何気なくサザンの携帯サイトを覗いたところ、桑田さんの病気が公表されていました。そこからはテレビとパソコンを付け、その情報をひたすら追い掛け、その間も色々な感情や考えが頭の中を駆け巡っていました。そんな状態だったのでとても観戦に行くような気分ではなかったのですが、家にいてもどうしようもないので観戦に出掛けました。

当然頭の中はそのことでいっぱいだったので、虚ろな感じで眺めているという状態でした(それでも内容はそれなりに覚えているのだから不思議)。その観戦に行った球場というのが、西武ドームだったのですね…(ちなみに西武vsロッテ戦)。

その日から約9年後にサザンがライブをその会場で行なう…偶然とは言えこれは何かの巡り合わせだろうと思いました。だからこの公演だけはどうしても…という想いが強くありました。そして幸いにしてお邪魔する事が出来ました。

ここまではそれを特別意識することは無かったのですが、桑田さんが動き三塁側に向かった時、はっとしました。

あの日の席は三塁側自由席、今回は一塁側で見ていたので、ちょっと視界に桑田さんとあの日の席が収まるのです…。そして曲は2番のサビに。それがですね、あの日の自分に歌ってもらっているように思えてしまったのですね…。ああそうか…はっぴいえんどがあの日とこの瞬間の私にとってイカす仲間が奏でる愛の歌だったのね…と。涙は耐えたのですがグっときました。

2019年5月11日、はっぴいえんどは私にとって特別な1曲となりました。

 

27.シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA

この曲が来ると分かっていて感慨にふけっている暇はありません(?)。

えびばでだんすですから(?)(こう言っていたの歌う日本シリーズの時でしたっけ)。

そりゃ大好きなERIKOのところで原さんを映すのはもはやマストなのでしょうか。

ラップ部分カットの恋の季節部分では何と映像に女装した舞台監督の南谷さんが。いったい何人の被害者を出せば気がすむのでしょうか(?)。しかしツアー中の忙しい時にそういう映像を撮っていたとは頭が下がります…。

 

28.マチルダBABY

さあみんな大好きマチルダさんです。今回も特効の爆発に備えていたのですが、爆発音が後ろから聴こえていたような…どうやら野外で打っていたようで…。ここでしか出来ない演出ですね(?)。

この時に登場したダンサーさんの動き、SPのような服装で、銃を構えたりする以外は「みんなが好きです」と同じだったかしら…(もしくは少しアレンジがあったのでしょうか)。

しかし爆発後の皆様の「イェー」という反応、まだまだ私は追いつけないようで…(同じことを「おいしい葡萄の旅」の感想でも書いているおじさん)。

 

29.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

「意味のない流行の言葉〜」のところ、今回は普通に歌っていましたね。うっかり歌ってしまったのか、間違えるのに飽きてしまったのか(?)。

この曲とマチルダBABY、そして勝手にシンドバッドの3曲はKAMAKURAツアーから万座ビーチまでの西武球場時代の公演全てと今回の西武ドーム公演で演奏された曲になるのですね。サザンのAKD砲と呼びたくなりますね(?)(ネタが古い&野球好きにしか伝わらない)。

 

30.イエローマン〜星の王子様〜

仮面さん登場でモニターが黄色になるの良いですね。仮面さんの仮面が黄色になっていて(宮城もそうだったかもしれないけど、白っぽく見えた)、あの方がイエローマンという認識が正解ということでよろしいのでしょうか。

間奏明けの「Goin×2 とっぽいよ」の部分は確か「おっぱい、おっぱいでっかいな」と歌っていましたね。みんなが好きですの時は食べたいな、と歌っていたのであの当時より性欲が少し落ち着いたのでしょうか(?)。

この曲が終盤の煽りに来る時前後の曲によって印象が変わるというイメージが個人的にありまして、ミス・ブランニュー・デイの後だと少しクールな残るのように感じて、だから仮面さんの演出があったのかなーとなど思っておりました。

 

31.マンピーのG★SPOT

今回のヅラには「さいたマンピーのG★SPOT」と書いてあり、おでこには埼玉県の形を模したものがついており、ドームの場所あたりに目印と矢印が付いておりました。そして今回気が付いたのですが、あのマイクを握っている腕、指の感じとマニキュアを見ますに女性の腕だったのですね。

あの終盤、下着を被った男性ダンサーさんと水着の女性ダンサーさん両方が登場するところにどこかヨシ子さんの雰囲気を感じるのは私だけでしょうか…。

モニターに出て来る男女の浮世絵的なあれ宮城では違うものが出ていたような…?。まあここまで来ましたら何でもいいですね(?)。

マンピーが終わり、皆様が後ろに下がった後、後ろにいましたカップルらしき2人組の会話が聞こえてきまして、ライブが初だったと思われる彼女さんが「最後終わりますとかさよならとか言わないんだね」と彼氏さんに聞いていた事が妙に残っています。

 

32.I AM YOUR SINGER

アンコールでメンバー再登場時に再びカップルさんの会話が。

彼女さん「みんな違うTシャツ着るんだー」

彼氏さん「売り上げが変わるからね」

…まあそうなのでしょうけど、現実感があり過ぎるストレートな解答でしたね…w。

実はこの曲で泣いてしまったのですね…。また左右に動いて三塁側に行った時です。はっぴいえんどの時の余韻も残っていたからだと思うのですが、ああこのサザンオールスターズというのはI AM YOUR SINGERならぬ自分にとってのMY ONLY BANDなのだなと思った瞬間もう駄目でしたね…。私はどの分野でもそうなのですが、あまりファンという言葉を使うのが好きではなく、また面倒くさいタイプなのでファンと名乗ることもあまりしないのですが、この時だけはこの方たちのファンで良かった、出逢えて良かったと素直に思うことが出来ました。

また1つ特別な曲が増えてしまいました。

最後にあの日の私が見えたなあ…ちょっとはファンらしくなったんじゃないの、と泣きながら苦笑いしている私が。

 

33.LOVE AFFAIR~秘密のデート

曲順がアンコール3曲目(34曲目)から2曲目に変わっていましたね。ハンドマイクとギター持ちを交互は流石に面倒だったのでしょうか(?)。

「ひつじだよ!全員集合!」のLONELY WOMAN、ラララのおじさんのDIRTY OLD MAN~さらば夏よ~の時といい、何故私が泣いてしまった曲の次にはさくらからのナンバーが演奏されてしまうのでしょうか…。特にこの曲には2度も被害を与えてしまいました(?)。

「ボウリング場で~」の格好付けはセンターモニターにボウリングのピンが登場、見事ストライクを決めるという演出が加わっていましたね。ライブ前、花道という名のボウリングレーンを作ってライブ中に投げて欲しい、などと呟いたことがありましたが近いことをやりましたね(?)。

…泣いて吹っ切れたのか何なのかよく分からないというのと誤解を招くかも知れませんが、ここから終わりまで今までのライブの中で1番楽しかったのですね…。珍しくハイテンションになったのか、ゾーンに入ったのか分かりませんが…。

そういえばイントロ前の汽笛のSEのところで後ろからボソっと「LOVE AFFAIR…」と言った声が聞こえてきたのですね。あれは分かっていたのか、もしかしてという意味だったのか謎ですが、タイミング的に微妙にネタバレになってしまいましたね。何か霊的なものでなかったことを祈ります(?)。

 

34.栄光の男

曲順が変わってしまったため、長嶋茂雄の「33」ネタが使えないではないですか(?)。その代わりにアンコール「3」曲目になりましたから、落ち着く場所に落ち着いたというべきでしょうか。ちなみに長嶋的34といえば、プロデビュー戦での4打席4三振という有名な試合、あの試合でその4三振を奪ったのは「34」を付けた国鉄スワローズ金田正一だった…という都合の良い解釈で如何でしょうか(?)。

ドームといいますか、野球場でこの曲を聴けたのはまた格別な喜びがありましたねえ…。前回のドームツアー、おいしい葡萄の旅と今回で2連続ドームツアーでの演奏となりましたが、やはり野球場、ということも念頭にあったりするのでしょうか…。

弘さんがライオンズのキャップを被っていましたね。今後もその会場を本拠地としたチームのキャップを被るのだとすれば、京セラドームはどうなるのでしょうか…。本拠地としてはオリックスになりますが、阪神ですかね…。ただ巨人ファンの弘さんが阪神の帽子をかぶるのかという疑問があるのと、2番でイチローの写真が出ることを考えるとオリックスかなーと勝手に予想しております。

 

35.勝手にシンドバッド

メンバー紹介で一言も喋らせて貰えないどころか、名前も呼んで貰えなかった毛ガニさんがついに爆発(?)。ただようやくの名乗りが「毛ガニです」。皆さんそれで分かりますが、よくよく考えると渾名を言って実際は名乗ってないですね…w。

毛ガニさんの「ふざけるなー!」のあと、ツアーの挿絵(?)が5人それぞれモニターに映るとまさかまさかの勝手にシンドバッドが。夜遊びで言っていた変更したというのはここだったのですね。「行くぞー!」と珍しい毛ガニさんの煽りからにスタートと同時に、マンピーでなくなっていた銀テープそして金テープが発射されました。

…私、運が良いことにテープが落ちてくる場所にいたのですが、テープに関してはまあうまく自分の所に落ちてきてとれればと、それよりステージを見たいという考えで今回もそうしていたのですが、近くの方がテープを集めるのに必死だったのか私のいる前、後ろにまで身を乗り出してテープを取っていたのですね。まあ気持ちも分かりますし、別に取られることに関しては構わないのですが、私は一応ステージを見ている、ということを少しだけ分かっていただけてもらえていればなと…(ちなみにテープは同行の方から頂きました。感謝です)。まあ同じ金銀でも金・銀・パールプレゼントであれば私も一目散に取りに行くでしょうが(?)(ネタが古い)。

そんな余談は置いておきまして、今回は今までで一番「今何時?」が出来ました、といいますかようやくちゃんと参加出来た、という感じでしょうか。いや本当に楽しかった、素敵だった、夢のようだった…というような感想しかありません。バルーンに出ていました「祭」というのがまさに、でしたね。

 

36.旅姿四十周年(旅姿六人衆)

ラストはこの曲、イントロの歓声からの曲名がモニターに出たときの響めきがドームで人数がいるということもあるのか、とても大きく聴こえました。

もしかして「シュラバ★ラ★バンバ」での南谷さんご登場は「Mr.Nanya」が以外と伝わっていない、という感じがあったのを反映した結果だったりしたのでしょうか…?。

ラストはまた逢おうね、と3回くらい続けていましたね。元気にさようならというようなフレーズも1回ありました。渚園のように「Do you remember~」で終わるのも良いですけど、あれはあれで完成されたテイク過ぎてねえ…。多分同じ事をしても…という判断だったのかなと(でも宮城では「Do you remember~」と「また逢おうね」が混ざっていたような記憶が…)。もしくは英語に頼るよりも分かりやすくストレートに感謝を伝えたかったのかも知れませんね。

「忘れない」ではなく「また逢おうね」…次逢える時を楽しみにしております。

 

そしてエンディング、ここでも最後まで呼ばれない毛ガニさん…w。最後全員がセンターに出てくると流れていたのは「壮年JUMP」ではなく「また逢う日まで」。また逢えるまではこの時を忘れずにいて、ですから未来のドアを開け去っていく曲よりも、一緒に未来でまた逢いましょう感を出せるこちらに変えたのでしょうか。もしくはひとり紅白BOXの宣伝だった可能性が(?)。

最後はメンバー5人が残り左右へ移動。あの肩を組んではないちもんめのように足を上げるポーズは何か元ネタがあったのでしょうか。

そして5人が下がり終演、となりました。

 

 

今回は私自身が色々な想いを抱き、特別に楽しみにしていた公演だったこともあり、おそらく生涯に残る忘れられないライブとなりました。

ただその一方で座席にゴミを残したり、規制退場の指示に従わない方を見たりして何とも言えない気分にもなりましたね。

メンバーやスタッフの方が最高のものを見せてくださっていたので、こちら側もそういった態度やマナーで、その最高に答えなければいけないな、と改めて思いました。

 

そういえば帰りの電車で聴こえてきた会話がありまして、ご家族同士の話のようだったのですが、お子さんの1人に「四年生でこのライブを見れたのはうらやましいねー」と話しかけたあとに、ポツリと「私もその頃にライブを体験してみたかったなー」と言っていたあの流れが何故か頭に残っているのですね。

それだけ40年、というのは長いものですし、現在進行形で生きているバンドなのだなとしみじみ思ってしまいました。

 

宮城の感想よりは短くするつもりでしたが、結局同じような文章量になってしまいました。改めてここまで読んで下さった方、本当にありがとうございました。

 

ありがとう、埼玉幸せでした。

サザンオールスターズと関係する皆様、また逢いましょう。