適当文集

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優木かなアコースティックライブ in 名古屋の感想のようなものを(ネタバレあり)

11月3日に名古屋のスペードボックスで開催されました優木かなさんのライブにこっそりひっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

一応曲順等のネタバレがありますので、1月の東京公演に行かれる方はご注意下さいませ…。

今回のライブは昼夕の2公演ありまして、その両公演を見ることが出来ました。感想はその2公演の合体版となっております。

 


新幹線を乗り継いでやってきました。ここは愛知県。14年前に通過したことはありますが、今回初上陸でしたね。

さて会場へこっそりと潜入。アンケート用紙が配られていましたね。私は書かなかったのですが、周りの方は書いていらっしゃったので、そういうのを書かずに本を読んでしまうおじさんモードでいた事は不覚でしたね…。

会場では心の花が咲き終わる前にのアルバムがリピートされていましたね。昼公演は星たちへのワルツ、夕公演ではOver The Rainbowの途中で暗転(曲は逆だったかもしれません…)、4Kから最初にバンドメンバーが登場。その後優木さんも登場しライブスタートとなりました。


1.心の花が咲き終わる前に

1曲目はアルバムと同じくこの曲からスタートしました。特に昼公演でしたか胸の辺りに手を置いて歌っているのが、心の花を持っているように見えて印象的でしたね。夕公演は手の動きが少し多かったような。

「光あたえて」のところはこちら側が歌うのですね…。不意打ち感がありました。

最初にこの曲名を耳にしたのは、バースデーイベント前後のラジオだったでしょうか。初めて「心の花が咲き終わる前に」という言葉が聴こえた瞬間、凄い曲名を付けるのね…と思わず考えてしまいました。後にコンセプトアルバムの表題曲として、更にその物語には主人公が存在すると聞く訳ですが、自分の中で消化し切れなくて、大袈裟かも知れませんが作詞家優木かなの奥深さを思い知らされた感がありました。

曲が終わると優木さんによる朗読が入り次の曲へ…。


2.星たちへのワルツ

イントロから歌に入るまで、何度か不意に優木さんが伏し目がちなところから目線を上げるところがあったのですが、その時の表情が何と申しましょうか…憂いを帯びていると言いますか、この曲の世界観に入っていく瞬間の表情がとても印象に残っています。

1番では朗読に使っていた本を開いて左手に持っての歌唱でした。

夕公演では「窓辺で歌い踊る」のところだったでしょうか。一瞬とちってしまいちょっと苦笑いといいますか、笑ってしまっていたところがありましたね。

曲中サビ終わりでしょうか。セリフパートが挿入されていましたね。大阪公演といくつか変わったところがあると話されていましたが、この辺りも変わっていたりしたのでしょうか。

この曲も終了後朗読が入り次の曲へという流れでした。


3.Unlimited

最初の2曲はスタンドマイクでの歌唱でしたが、この曲からハンドマイクで歌っておりましたね。

昼公演は席が壁際でちょうど目線の高さに鏡があったので、この曲辺りで敢えて鏡越しにステージを見てみるという変な行動を取っておりました。

今回のライブで一番印象が変わったのはこの曲だったでしょうか。アルバムの中ではサウンドが強めな曲という感じがあり、実際ライブでもそんな感じがあったのですが、アコースティックということもあるのか、CDよりもソフトに聴こえたといいますか、ようやくこの曲が自分の中で消化出来たような気がします。

「この世界は 見えるものばかりじゃない だからこそ美しい」ここのパートを聴いた時、何となくこの曲への感情と重なったように思えてはっとしましたね…。


4.Over The Rainbow

朗読を挟まず繋げて演奏されました。夕公演で気が付いたのですが、Unlimitedの時にライトは白一色だったのに対し、この曲の時は曲名通りカラフルなライトになっていた対比がまた良かったですね…。

イントロが始まるとピースサインとともに「いえい」と優木さん。今までの3曲は意識的にか表情にあまり感情を載せないようにしていた感じがありましたが、この曲の時はずっと笑顔で楽しそうに歌っていたように見えました(もちろん曲の世界観が反映されているからなのでしょうが)。曲の途中に手拍子をするところがあったのですが、昼夕両方でテンポが変わる時に手拍子を間違えてしまう私(いつもの事)、そしてテンポが早くなるといつの間にかサザンの「気分しだいで責めないで」のイントロの手拍子になってしまう癖を何とかしたいですね…(誰にも伝わらない)。

そして曲終わりに「ありがとう」と。アルバム曲の中で唯一曲終わりに一言あった曲でした。

そして最後の朗読パートへ。


5.モノクローム・フラワー

この曲でスタンドマイクに戻していましたね。…と思ったのですが夕公演ではハンドマイクだったような…。どちらかを勘違いしているのか、昼夕公演で変えたのかどうだったのでしょうか。

個人的にアルバムの中で一番好きな曲ですね…。何と申しましょうか…もちろん曲調的な好きもあるのですが、今回の最後の朗読でもそうだったのですが、Over The Rainbowの時点ではハッピーエンドで終われるところをこの曲の存在によって、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかを聴き手に委ねる、考えさせられる曲、という立ち位置に対するちょっと偏愛的な好きという感じがありますね…。


6.KanaNote (アコースティックver)(昼公演)

/KanaNote(ピアノソロver)(夕公演)

MCを挟まず約30分アコースティックでアルバムの世界を再現した時間もこの曲で本当の終わりを迎えました。

昼公演では少し長めの間があった後(ギターのチューニングっぽい事をしていたからかもしれません…)、菊池さんのギターオンリーでの歌唱。夕公演では逆にそれほどの間が無く加峯さんのピアノオンリーでの歌唱、と変わっておりましたね。

全ての曲の中で多分KanaNoteが一番好きなのですよね…。やはり始まりの曲でしかも本人の作詞というのには弱いのですよね。ラジオの主題歌、という事とその後の音楽活動がまだ見えていなかった時のある種全てを出せる詩、ということもあると思いますが、優木さんの想いが強く、そして良い意味で一番生々しく反映されている曲だと思うのですよね…。…いやそんな事は無いのかも知れませんが、私の面倒な思考がそう感じてしまうせいで好きな曲でありながらこの曲との距離間を測りかねていたのですが、今回の邂逅で一歩距離を詰められた気がします。

そのKanaNoteと心の花が咲き終わる前にの世界はちゃんと1本の線で繋がっていた、いやノートの世界にしっかりと描かれていた事が改めて感じたなあ…と。

そして夕公演のピアノソロverでは少しだけ泣いてしまいました…。


MC

ここでMC、と言いますかアンケートトークを始め、いつものラジオと同じ楽しいと癒しが同居する時間がやって来ました。

ここでお土産として全員に鳩サブレーが配られました。ちなみに昼夕ともに私の手元にやってきたサブレーさんは割れているというミラクルが…wこういう運だけはあるのですよねえ…w

トークはメンバー紹介だったり猫様話だったり。夕公演ではパーカッションの北村さんの岡山トークが盛り上がってしまい、元々押していた次の曲へ入る時間が更に伸びてしまう事態に。トークパートは30分あったか無かったか位だったでしょうか。


7.君との羽

シングルの曲から…と始まったのはこの曲でした。座っての歌唱だった事もあり振り付けは抑え目での披露でしたね。昼公演では歌い終わった後、「永野愛理に振りを付けてもらったのにアコースティックだと披露できない」という内容の事を話しておりましたね。何となく夕公演の方が昼公演よりも振り付けの動きが多かったように見えました。

アコースティックが合う曲と思っていたので、そんな曲が後半戦の最初に聴けたのは良かったな…と。


8.Be yourself!

最後の曲、と紹介の後始まりました。

テンポは少し遅めになっていましたでしょうか。アンコール明けのMCで話していたのですが、この曲は女子人気があるそうで…。

私、ライブ前に全曲を聴き直す事をしたりするのですが、行きの新幹線でこの曲を聴いた時急に泣きそうになってしまったのですね…。ちょっと自分でも想定外だったので驚いてしまったのですが、ライブでも昼公演で少し泣いてしまったのですね…。

正直理由がまだ分かっていないのですが、他の方でも時々そういう事が起きる事がありまして…ただそんな曲は特別なものになったりするので、きっとこの曲も自分にとって特別な、初めて歌手としての優木かなさんを見た思い出と共に残ると思います…。

この曲終わりで4Kの皆様はステージから一旦退場。そして退場からアンコールのタイミングの早さ…w地味にパート分けでコールしておりかなすこ民のレベルの高さを思い知らされたおじさんでした(?)


9.孤独のナイトライダー

アンコールと言えばこの曲、という立ち位置になりつつあるのでしょうか。

ライトの青さがまた良かったですね…。

今回のライブ全体にも言えるのですが、アコースティックでの演奏という事で声と楽器の生の音がそのまま届いてくるので柔らかさをより感じるのですよね。その柔らかさと特にマッチしていると感じたのは、この曲と君との羽というB面コンビでありました。こういった今まで何度も聴いた曲との新しい出会い、というのも今回来て良かったな…と改めて感じた要因の一つでしたね。


10.Natural Note

ライブラスト曲は今回のアコースティックライブの為にやって来た新曲のNatural Noteさんでした。

大阪公演の後のラジオでお話しされていたので、存在は知っていましたがもっと短い曲を予想していました。

この曲の時ライトはオレンジ色でしたね。孤独のナイトライダーの時は青だったので、曲の雰囲気の違いがそのまま反映されているのは良いですね。

かなすこ民担当のラララパートは大阪公演よりも長くしたとの事。

曲が始まる前にこの曲を何らかの形で出せないかトークが昼夕ありましたね。夕公演ではこの曲を作曲した菊池さんが「出しましょう」とGOサインを出していたので(直後にそんな権限は無いんだけどね的な事を言っておられましたが…w)、きっとまたお目にかかれる時がやって来るでしょう。また新しいノートに物語が描かれたのですから…。


そしてライブも終演。4Kの皆様が裏へ捌けますとスクリーンにライブ恒例の優木さんの写真とメッセージが映し出されました。


さて少し色々と振り返りを…。

約1時間30分の公演でしたが、本当にあっという間でしたね。私は大阪公演にお邪魔出来ていませんが、変わったところが多々あるという事で、大阪公演から連続で参加された方はより違いが分かったのでしょうかね。

今回席が昼公演では壁際だったこともあり、4K全員の表情を見ながらの観賞が出来ました。一方夕公演はセンターということもあり逆に俯瞰してステージを見れることができ、そういった違いも良かったな…と。

今回まさか名古屋まで来ることになるとは思いませんでした。でも単純にこのライブへ行ってみたい、と思ってしまったのですね。そういう思いには抗わない方が良い結果になる事が多かったのと、今年の目標が好きな方へ逢いに行く、例年よりは動く年にする、と密かに掲げていた事もあり、思い切る事ができ、そしてまた一つ大切なものを頂く事が出来ました。


私はどのジャンルにもどの人にもファンという自信や一生付いて行きます、などとはとても言えません。万が一醒めてしまう事があればその言葉を裏切ってしまう事が、一度何かのきっかけで好きになった方に対して申し訳ないという気持ちが過剰なもので…。

だからこそ「心の花が咲き終わる前に」という言葉が特別響いてしまったのかもしれません…。

これからも私の心の花が咲き終わるその日が来るまで(でも最近その日は命が尽きるまでやって来ない気がするとどのジャンルにもふと思う時があるのですが…)、その「声」を聴かせて頂きます。


素敵な時間をありがとうございました。

ずっと覚えているよ 忘れない