適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

優木かなアコースティックライブ in 東京の感想のようなものを

1月12日に新宿ReNYで開催されました優木かなさんのアコースティックライブにこっそりひっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

11月の名古屋公演に続いて昼夕の2公演を拝見することが出来ましたので、今回もこの2公演が合わさった感想となっております。

 

やって来ました東京の新宿、確かジュンク堂があった時に絶版野球本を求めて来た以来ですので、10年ぶりくらいになりますでしょうか…。

ちょっと迷いながらも会場に無事到着。席を確認しますと昼夕ともに何と珍しく下手側。普段上手側の席になることが非常に多いので、いつもと視線が変わって見えた気がします。

会場で流れていたのは、心の花が咲き終わる前にとKanaNote (アコースティックver)の2曲がリピートされていましたね。

開演時間になると曲が流れているのにも関わらず、優木さんを除く3Kの3人(頭痛が痛いのような書き方)が上手から(そういえば名古屋では下手側からでしたね)実にぬるっとステージに。位置に付いたところで音楽ストップ&ステージは暗転、最後に優木さんがステージに上がりライブスタートとなりました。

 

1.心の花が咲き終わる前に

ハンドマイクでの歌唱でしたね。確か名古屋ではスタンドマイクスタイルでの歌唱だったので、いきなり変化を付けていたのかしら…?と思っておりました。

昼の部でしたか「嬉しいこと つらいこと ちゃんと君に言うよ」のところを偶然かもしれませんが、マイク両手持ちで歌っていたところが、何と申しましょうか…メッセージが込められていた気がしたといいますか、優木さんご本人の「誠実」を改めてこちらに向けたシーンと勝手に解釈してしまうなあ…と思ってしまいましたね。

 

2.星たちへのワルツ

朗読で鉄琴のような音が奏でられていましたね。夕の部のMCで話していましたが、グロッケンという楽器らしく加峯さんが用意したとのこと。

サビでミラーボールが回っていました。サビで「星」や「星空」というワードで始まることもあるのか、ちょうどこのミラーボールの光がプラネタリウムのように星の役割を果たしていた演出になっていて良かったですねえ…。ステージの両端に固定カメラの映像が映っていたのですが、その画面で見ますとミラーボールが月のように映っていて、それを中心に星が流れ、そこで4Kが音楽を奏でている…という1つの作品感があってステージよりそっちを見ている時間が長かったような気がします。

この日優木さんは何度か咳払いをしており、あまり喉の調子が良く無さそうに感じましたが、この曲は特にちょっと辛そうに見えてしまいましたね…。

 

3.Unlimited

この曲でパーカッションの北村さんが正面に置いてある小さめのシンバルを叩く動きが好きでそちらの方を重点的にチェックしておりました。

ライトが白中心で次のOver The Rainbowのカラフルさと真逆の使い方になっていたのですが、優木さん自身も何と言いますか、Over The Rainbowでは表情豊かに動きも多めになっているのに対して、この曲では極力動きを付けないと言いますか、この曲の中で描かれている心情を歌声に載せている・表わしているのかな…と。間に朗読を挟まずに続けて歌っていることもあるのか、この2曲は表裏一体、陰と陽になっている感じを改めて強く感じました。

 

4.Over The Rainbow

昼の部では間奏に入る直前に菊池さんと北村さんが眼で合図をしていたようなところがあって、良いものを見れた…と思わず手拍子が遅れそうになっておりました(?)。そんな手拍子も前回の名古屋公演よりはついていけたような気がします(当社比)。

あのピースサインとともに「いえい」とスタートして最後に「ありがとう」と終わるのが、この世界観の中では1つの区切りの曲になっているのかな…とも思いました。

昼の部ではありがとうの後に「うふふ」とも言っていて最初はかなちゃんかしらと思っていましたが、いやこの世界の主人公の女の子だろうと自分の反応の悪さに呆れるおじさんでした(?)。

 

5.モノクローム・フラワー

昼ではスタンドマイク、夕の部ではハンドマイクで歌っていたように記憶しています。夕の部では、間でスタンドの高さを調整したり、星たちへのワルツの時に何度か口元にマイクの微調整を行なっていたのでその影響でしょうか…ただ確か名古屋でも昼夕で変わっていたはずなので意図的、もしくは気分で(?)変えていたのかもしれません。

間奏の途中途中で台詞が入っていましたが、星たちへのワルツやOver The Rainbowなどとその曲のフレーズが入っていると思わしきところで曲名を交えた台詞を言っていたので、答え合わせと言ったところなのでしょうか。

何となくですが、名古屋公演の時よりも笑顔を見せるなど優木さんの表情の変化があったように見えました。

この曲も星たち〜ほどではありませんが、まあ少し喉の調子で苦戦している感がありました。

昼公演ではこの2曲の時にスタンドマイクで、歌う前に水分補給を行なっていたので、スイッチの切り替え的な側面があるのかしら…と思っていたのですが、夕の部を見た限りですと水分補給のタイミングは私が意識過剰に見てしまっていただけで偶然でしょうね。

 

6.KanaNote (アコースティックver)(昼公演)/KanaNote(ピアノソロver)(夕公演)

名古屋公演の時と同じく昼がギター、夕がピアノオンリーの演奏でした。

あのモノクローム・フラワーからこの曲に入るまでの間が好きなのですよね…。心の花が咲き終わる前に、という物語の終わり、いや一区切りと言いますかこれからも物語が続く先に繋がるためのエンディング曲であり、希望の歌へ雰囲気自体が変わってゆく瞬間があの間に感じるのですよね…。

夕の部はこの曲も少し苦戦しているように見えました。そこで流れます「少しでも 支えてくれるなら 私はもっと頑張れるよ」…思わず頑張り過ぎないで…と私の中のお節介おばちゃんの心情が出てきてしまいましたね…。しかしそれと同時にこれは物凄く失礼な感情なのではと…。こっちが勝手に解釈していることもありますが、この日の100%を出している方に少なくとも公演中にそう思ってしまうことは駄目だなあ…と。

しかしその後「悲しい 思い出も 勇気になる」のところで自身の顔を指して笑顔を見せたところで勝手に救われたと言いますか…。

やはり私はこのKana Noteという曲に対してちょっと重い何かを持ってしまっているのかな…と。

 

MC

「…はい」という一言とともに笑いが起こり、歌手優木かなさんからラジオパーソナリティの優木かなさんへ、という空気の変わり様は流石でした(?)。

恒例のお土産は東京ということもあり、神奈川関係の物では無くかなちゃんの画がパッケージとなったチロルチョコの配布がありました。

そして名古屋でありましたアンケートトークはなく、代わりに4Kメンバーが選んだ品物が詰まった福袋争奪じゃんけん大会があったり、盛り沢山でしたね。

昼の部ではMCの段取りをかなり間違えてしまったらしく、夕の部ではしっかりやりますという一幕もありました。

 

7.FLY two BLUE

1曲カバーを…。と始まったのは優木さんが出演していたアニメ「はるかなレシーブ」のオープニングだったこの曲でした。

「かぶきゅん!」と言ってイントロが流れて曲が始まるところ、物凄くライブ感がありました(?)

サビになると、ステージは白っぽい明るめの照明で、客席は青色のライトで照らしているのが、ステージが浜辺、客席は海になるような演出に見えて、これ良いわね…と思っておりました。両サイドのモニターで見ると尚更そう感じましたね。

夏の曲ですが、アコースティックマジックなのか、そこまで夏を感じさせない、心の花が咲き終わる前にの世界に溶け込んでいる演奏だなあ…と思っておりました。

本来2人で歌う曲なので大変だった、とのことですが、それを感じさせないのは流石でした。

 

8.孤独のナイトライダー

次はぽよぽよナイトライダーです、と。少しアレンジを変えたとの事で、ピアノがエレピになったという説明は夕の部でしたでしょうか。それを言い表すのにぽよぽよという表現になったようで。

音が変わるとまた印象が変わりますね。元々アコースティックアレンジで柔らかくなった音が更にふわふわ感を持つようになり、歌詞にある「宇宙の片隅」というところがどこかの星、というよりも宇宙を漂っているような良い意味で孤独感の薄くなったアレンジに聴こえました。

元々がそうなのですが、この曲はステージが青色のライトで照らされるので、FLY two BLUEと逆になるのが面白いなあ…と思いました。おそらく狙っているのでしょうけど。

 

9.君との羽

最初はFLY two BLUEからこの曲へ…という流れかな、と予想していました。本来2人で歌う曲を優木さん1人で…という事だったので、次にこの曲で2人分の想いを羽に…という構成が頭を過ったのです。

前の2曲が、青色のライトだったのに対してこの曲ではオレンジに近い黄色のライトになっていたのも、夏だったりクールなイメージからふわっと温かい、この冬の時期だからこそ感じるものがあった気がします。

昼夕ともに間奏では振り付けを結構やっていましたね。

 

10.Be yourself!

本編ラスト曲ですね。テンポが名古屋よりも少し早いような気がしたのですがどうだったでしょうか…(既に名古屋の記憶が薄くなりつつあるおじさん)。

ライトがOver The Rainbowと同じくカラフルで、Over The RainbowとBe yourself!はライブの核になる曲なのだなあ…と改めて感じましたね。

昼の部ではラストの歌詞を間違えてしまうというハプニングも。ただその歌えなかった「今歩き出そう」を最後に叫んだところが、この言葉の感じといい、逆に締めとしては良かったのではと思っておりました。

そして本編は終了、4Kの皆さんが後ろに下がりアンコールが始まりました。

 

11.ピアノ弾き語り

アンコール明け、1人でステージに戻ってきた優木さん。ここでTwitterで予告していたあることに挑戦の詳細が。ピアノの弾き語りをするとのこと。実は幼少期にピアノを習っており今回久々に弾くということでした。

曲はデレデレな内容とのこと。菊池さんが作った曲で少し歌詞に手を加えた曲だそうです。

本人曰く成功率は3割3分3厘らしく野球だと高打率なんだけど…と。昼の部では1音弾いて「あー」みたいな展開を3回ほど繰り返していました。

内容は君は私のことが好き、私はまあ好きかも…というそういうあれです(?)。

昼の部は曲に入るまでの一連の動き(?)を除けばスムーズに進んでいましたが、夕の部では終盤に躓いてしまいましたが、もう一度とリベンジを果たして締めておりました。

夕の部は流石に悔しそうでしたね…。これが子どもの発表会を見つめる親の気分か…とおそらく経験することが無いだろう感情を経験しました(?)。昼の部では少し余裕があったのか、猫踏んじゃったエリーゼのためには覚えていると少しだけ弾いてくれましたね。

楽譜が見えないということでスタッフの方がハズキルーペを用意していましたが使うことは無く…w。

 

12.Natural Note

ラストはこの曲、Natural Noteさんでした。

大阪・名古屋を経て4Kとかなすこ民で育てた曲という感じでしょうか。エンディングとしてはこのアコースティックライブを綺麗に締まる曲だなと。

ラストのラララから「君の声聞こえたよ」の流れで昼の部は「でももっと声出せるでしょ~」と言われてしまいましたね…w。が、頑張ります…w(夕の部は頑張った(当社比))。

 

そしてライブは終演。夕の部では4Kがステージ前に勢揃いし、全員で手を繋いでわーして礼するあれがありました(説明が難しい)。そして最後に優木さんに花束が渡され、アコースティックツアーは無事に終了となりました。

 

さて少し改めての振り返りを…。

MCでも優木さんがおっしゃっていましたが、朗読パートで心の花が咲き終わる前にという1つの世界の答えが多く散りばめられていましたね。

主人公の女の子が絵描きになりたい、でも色が分からないというところがストレートに語られていましたね。

また昼夕とほぼ同じ席(1つ隣でした…w)だったこともあり、昼で感じたこと気が付いたことを頭に浮かべながら夕の部を見ることが出来たと言うことも、とても楽しく良い経験となりましたね。

そして夕の部のピアノの弾き語り前にお話されていましたが、年始に体調を崩してしまったと…。感じていた声の不調はおそらくこの影響だったようですね…。リハーサルの時間も限られた中でこれだけ素晴らしいライブを作って下さった優木さん・3Kの皆様・スタッフの皆様に改めて感謝でございます。

幸せでした。本当にありがとうございました。

 

またいつかこのような企画がありますことを、そしてその時またお邪魔できますことを楽しみにいい加減雑な感想を終えようと思います。

 

また1つ大切な心の花が咲きました。

いつの日か咲き終わる前まで大事に抱きしめて日々を歩いて行きたいと思います。