適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

沼倉愛美 FINAL LIVE「みんなで!」の不完全な感想のようなものを

2月16日に豊洲PITで行われました沼倉愛美さんのライブにうっかりこっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

さて早速言い訳を…(?)。不完全な感想、というのは時間の都合上ライブの始まりと終わりを見る事が出来なかったのですね…。なので何とか運良く会場で体験出来た感想のようなものをつらつらだらだらと書いている次第でございます。

さて当日、急遽入ってしまった野暮用を何とか済ませるも開演時間にギリギリ間に合う新幹線には乗れず、何とか乗り継ぎと人には歩いているようにしか見えないダッシュ(?)で何とか会場へ。どうやらMCタイムだったようでしたね。しかしどうしてもトイレが

我慢出来ず…。という事でまさかのトイレで私にとって最初の曲を聴く事に…。

 

1.叫べ

2.ハレルヤDrive!

3.Checkmate

…の前に最初の3曲はこの曲だったのですね…(アニメイトタイムズの記事に載っていたセットリストを見ました)

 

4.Shining Days

5.グッバイ

6.Smiling & Smiling

7.Good Day

(メドレー形式での演奏)

「Shining Days」が私の1曲目となりました。どうやらMC前には既に3曲歌っていたようで、ライブとしては4曲目だったようですね。そして扉を開けた瞬間次の曲へ…?

どうやらメドレーでの披露だったようですね。しかし「グッバイ」という曲名の時に扉を開けるとは何てタイミングの悪いおじさんなのでしょう(?)。

…正直に申しますとこの辺はまだ息切れが続いていたり、まだライブに入りきれていないところがありまして、あまり深く覚えていないところが多々あるのが、悔しいといいますか情けないといいますか…。

ただ「Good Day」が始まった時に、どこかほっとしたといいますか「楽しまなきゃ損だよ Everytime」と聴こえた時に、そうだよ、そんなどこか遅れていたとか疲れたとか変に心の中で言い訳する前に今この時をちゃんと楽しまなきゃ、と沼倉さんに優しく喝を入れられたような、ようやく私のエンジンが掛かった感じがありましたね。

曲明けのMCで「ハッピーな曲を続けました」…とそういうコーナーだったのですね。思えばこういうハッピーな曲もたくさん歌ってきましたね、という話もしていたような。

 

8.彩 -color-

もう少しハッピーな曲を…といって始まった記憶があります。

メドレーの段階で既に気が付いていたのですが、「沼倉さんが見えない…」。私がいたのはほぼ最後列、これに私の低身長が重なれば当然の結果なので予想はしていたのですが、人の間からすらも見えないとは(バンドメンバーの皆様もほぼ見えなかった)。

もともとその場に入れれば…と思うタイプであることと見えない分よりがっつり「聴く」事に集中できたといいますか…。

そういう感情的なものがあったのもあるのかもしれませんが、この曲がよりぐっと来たところがありまして…。元々好きな曲ではあったのですが、大好きな曲となりました。

「会いたい会いたい夢の先」…見えない先にこう歌う会いたい会いに来た方がいらっしゃるのだなあ…とも少しね…。

 

9.Benvenuti

この流れ良かったですね…。ソロ活動第2期とも言えます活動のスタートとなったシングル曲からのアルバム1曲目という明るさといいますか彩りの鮮やかのようなものを感じましたね。

2曲とも沼倉さん作詞曲だったところもどこか要因としてあったのかなと。

 

10.Hello,Ms.myself

ここで少しスローなこの曲が始まりましたね。この日はあいにくの雨模様だったのですが、レイニーという言葉から始まる歌詞がどこかピッタリとマッチしていていましたね。

沼倉さんは今、曇りガラスにどんなありふれた雨を描くのだろうか…とおぼろげに頭の片隅で考えながら聴いていたのは、私の悪いところが出ていてしまっていましたね…。

 

11.恋愛したいっ!

12.心はきっと

13.またあした

(メドレー形式での演奏)

ここでファンクラブサイトで行われていた沼倉さんに歌ってもらいたいリクエスト曲のコーナーとなりました。

1曲投票数が圧倒的だった曲があり、それを披露するとのこと。

そして始まったのがアニメ「恋愛ラボ」のOPだった「恋愛したいっ!」でした。

続けて歌われたのはアニメ「RELEASE THE SPYCE」のキャラクターソング「心はきっと」、ラストは「蒼き鋼のアルペジオ」のキャラクターソング「またあした」をメドレー形式で続けて歌われました。

ここで言うことではないとは思うのですが、私アニメを殆ど見ない声優好きというマイノリティーおじさんでして…。沼倉さんがラジオのパーソナリティを務めていたことで恋愛したいっ!とまたあしたは知っていましたが、このあたりはちょっと弱いところを突かれてしまいましたね。でもこれをきっかけに知ることが出来たので、今後キャラクターソングにも触れて行けたらな…と。

しかし恋愛したいっ!が始まった瞬間の歓声は物凄かったですね。やはり初主役の作品の歌というのは、ぬー民の皆様にとっても特別なものなのだな…と。ファンの方々の愛を改めて強く感じた瞬間でもありました。

 

14.AVALON

もう1曲、我が儘を言わせてもらいました、初めて沼倉愛美という個人名義で歌った曲ですという一言がそして「AVALON」と。

キャラクターソングメドレーからこの曲ですから、どこかこのコーナーは声優としての活動も反映された、それまでの声優沼倉愛美の足跡、という印象も受けました。

おそらくリクエストも数多くあったとは思うのですが、それとか関係無く歌ったのだろうなあと…。「THE IDOLM@STER STATION!!!」も終了してはいますが、何となくこの曲はまたどこかで歌われるような気がするのですよね…何故だか分かりませんが。

アウトロとともに1度ステージから下がっていったのは、不意の拍手で何となく感じておりました。

 

15.RELOAD

16.This Kiss

17.What You Want

18.Don’t back

(メドレー形式での演奏)

沼倉さん再登場まではダンサーの皆さんの華麗なダンスを堪能タイムでございました。

そしてポップアップで沼倉さん登場。この時ようやくお姿をちらりと拝見することができました。

「RELOAD」から怒濤のダンスナンバーメドレーがスタート、前半のハッピーや優しい印象のあるメドレーコーナーとの差といいますか、この二面性が沼倉さんの歌手活動の大きな核になっていたのだと改めて実感したコーナーでもありましたね。

 

19.夜と遠心力

20.Spiral Flow

21.Desires

この3曲はフルコーラスだったでしょうか。「Spiral Flow」の後に少しだけMCが入り、キツいやつを…と「Desires」に入りましたね。

MCを挟んでいるとはいえ、再びのダンスナンバーラッシュですからね…。凄かった…というよりもただただ圧倒されていましたね…。

えっ…姿が見えていないのに分かるのかと…?。もう歌声とぬー民の皆様の反応だけで充分過ぎるほど伝わってきておりました…。特にこのコーナーは歌声から格好良さがとてつもなく伝わってきましたよ…。

 

22.Climber’s High!

MCで「ぬーさんの夢を叶えるコーナー」ということでどうしてもある人と2人で歌いたい曲がある、とここでゲストの呼び込みが。登場したのは何とLynnさん。この2人が揃ったということはもうこの曲しかありません。

この時、初めての経験だったのですけど、背中がとてもぞくぞくとしたのですね…。何と申しましょうか…いや何も表現できない、ただただ脳の処理が追い付かない、身体も動かない、自分の中で電流が走ったような物凄いものを体験しているといいますか…。ライブ経験が決して多い方ではありませんが、今まで経験してきた中で衝撃的な瞬間を味わっていたのでしょうね、おそらく。

これは本当に生涯忘れない瞬間でしたね、ええ…。

歌い終わった後、こういう形でこの曲を歌うのは初めて、というLynnさんに対して「初めてを貰ったぞー」と沼倉さん。流石の返しでした…w。

 

23.星の降る町

もう1曲だけ2人で、と始まったのはやはりこの曲。正直衝撃的な「Climber’s High!」の印象があまりにも色濃く残り過ぎて少し記憶が薄くなっているところがありますが、この2曲が個人的ハイライトだったなあ…と。

曲が終了とともにお2人はステージから下がっていきました。そういえば1度もLynnさんのお姿を拝見せずに終わってしまいました。

 

24.言の葉

25.屋根上の朱い花

26.まどろみ

27.SWAY

28.暁

星の降る町終了とともにバンドメンバーが奏で始めたのは、「わたしたち」のインストバーション(沼倉さん再登場後のMCで知る)が。そのわたしたちに乗せてバンマス伊賀さんがまあ煽る煽るw。こういうの大好きです(?)。衣装チェンジの時間ということもありますが、しっかりとバンドメンバーやダンサーチームが主役となる時間があるというのが良いですよねえ。この時間がまた好きだったりするのですよ…。

そして「言の葉」のイントロとともに沼倉さんもステージに。

「言の葉」終わりで少しMCが入りましたが、ここからは5曲続けてバラードナンバーが歌われました。

何と申しましょうか…。ここはファイナルライブだからこそ、だからしか出来ない流れでしたね。

「屋根上の朱い花」はいつか生で聴ければ…とずっと思っていたので、間に合った、といいますか来て良かったな…と。サビ頭の「ねえ」の歌い方がとても好きです。

「暁」もしかすると1番最後に歌うのかな、と予想していましたが、ここでご登場でしたか。何となくですが、「言の葉」で始まって「暁」で終わるという流れは、とある1人の女性が歩んだ物語感がありまして、何か1本の映画を見たような、そういう時間のように思っておりました。

「暁」が終わりMCで、元々バラードは苦手だったけど…とお話されていたのが意外でしたね。でもこのバラードたち歌って行く中でそういう気持ちが無くなっていった、というようなこともおっしゃっておりましたね(ちょっと曖昧なところがあるので細かいニュアンスは違っているかと思います…)。

 

29.魔法

ここからは地獄です。と始まりました煽りコーナー(盛り上げる曲コーナーを私はこう勝手に呼んでおりまして…)。その先頭打者としてご登場されましたは「魔法」。

「最高の景色を あなたと見れるなら どんな困難だって超えて行けるよ」地獄と称したコーナーの最初に何とも相応しいフレーズではないですか…。

私、この盛り上がりの最初の曲という位置好きなのですよね…。これからライブの中で一番盛り上がるところに入るのと同時にライブの終わりを意識してしまうという、不思議な心境、もしくは感覚といいますか…。

その感覚、好きではあるのですが、その終わりの意識が今回はどうしても強かったですね…。

もう少しでライブ、そして沼倉さんの歌手活動という「魔法」が解けてしまうのだなあ…と。

 

30.アイ

まあそんな思いはこの曲で一気に吹き飛んでしまう訳なのですが。

ベストアルバムを通して聴いた時に、急に頭の中でこの曲がモノクロなイメージから鮮明なカラーのイメージに変わったのですね…。時々ある感覚なのですが、この感覚に襲われる曲はどれも大好きな特別な曲になっていくのですよね…。なのでこの曲が今回1番聴きたい曲であったのですね。

あの赤い照明がまた良かったですねえ…。あの赤いドレスのような衣装ととてもマッチしていたのでしょうね。ここだけは一瞬でもお姿を見たかったですがこればかりは仕方がありませんね。今目の前で生きている「アイ」を聴くことが出来ただけでもう充分過ぎるものを頂いてしまいましたから…。

 

31.Anti-Gravity

このまま一気に怒濤の流れになるのかと思いましたが、ここでこの曲が来るのかーと。もちろん盛り上がりますし格好いいのですけど、漂うクール感といいますか、ちょっと雰囲気が変わるのがアクセントになって良かったですね…。サザンでいうとミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)という感じです(そちら界隈の人にしか伝わらない例え)(?)。

この曲でステージの上の方に登り、左右に移動していたのですが、この時ようやくしっかりと沼倉さんのお姿を拝見することが出来ました。

 

32.My LIVE

そしてこの曲で地獄の深いところまで落とされる訳です(?)。

盛り上がりは最高潮でしたねえ。ライブ全体を通して思ったのですが、盛り上がるところはしっかりと盛り上がって、逆にバラードのような曲では聴き入るぬー民の皆様の切り替えが凄いなあ…と。演者とファンのとても良い関係を見れたような気がして、とても温かい空間だったなと改めて。

歌手活動終了宣言を聞いた時、この曲の「あなたの選択は概ね正解です」というフレーズがずっと頭の中でリピートされていまして…。基本的にはそういうことも(色々と見たり考えたりして飲み込んだ上で)受け入れてしまうタイプではありますのでそういう意味の近いフレーズを呼び起こしてしまったのだと思いますが。そしてこのライブでこのフレーズを改めて聴いた時に、ああ多分これからもこの方の活動を見続けてきっといつの間にか「概ね」を私の中で外す時が来るのだろうな、と。

…何か自分の中で勝手に終わりの心境になっていましたが、まだまだ続いているのですよ。ちょっと気合いを入れ直そうということでMCへ…。

 

33.みんなで!

少しだけMCが。「今日で一区切り、でも人生は続いていきます」といった内容だったでしょうか。みんなにまた逢うためにもオーディション頑張らなきゃね、というような事もお話しており、歌手沼倉愛美から声優沼倉愛美になる(戻る、といった方が正しいのでしょうか…)瞬間を垣間見たような気がして…。

そんなことを考えていましたら曲へ。思えばこの曲が披露されるのは、本当にこの1回きりなのですね…。

アルバムでもそしてこのライブでもアンコールを除けば、「叫べ」で始まり「みんなで!」で終わるのですよね。この2つを合わせた「叫べみんなで!」というのが、らしいといいますか、沼倉さん始めスタッフ、バンドメンバー、ダンサーチーム、そしてファンの皆様が作り上げたライブの象徴というように勝手に捉えてしまうのですよね。

おそらくこの曲に沼倉さんのメッセージが全て詰まっているのだと思うのですよ。それを自分はどこまで受け止めることが出来たのでしょうか。…と最後にうっかり悩んでしまうのは私の悪いところですね…。

時間の関係で私はこの曲が最後となってしまったのですが、この約5分間は何とも表せない時間でしたね。言葉に出来ない、とはこういう事なのかと…。

でも終わった時には楽しい・笑顔の忘れられない時間となりました…。

 

沼倉愛美でしたー!」の一言を最後に後ろ髪を引かれながらも会場を後にすることになりました。

最初を見れなかったこともそうですが、最後まで見ることが出来なかったことは残念でしたし後悔が残りました。でもこの温かい空間の片隅に少しの時間でもいることが出来たこと、最後に沼倉さんのライブにお邪魔できたということでそういったことへの悔いを残すことなく終わることは出来たのかなと…。

 

ちなみに聴けなかったアンコール曲はこちら

33.Come on New World!!

34.もっと一緒

35.HEY!

 

沼倉さん本人が歌手活動終了を区切りと話していましたが、本人もそういう思いだったのね、ととても安心しておりました。個人名義での歌手活動を始めるのも終わるのも自分で決めたとおっしゃっていたので、きっとそういうことなのだろうなと思っていたのですが。

私は基本的に好きな方に対しては少しでも日々幸せでありますように、と思うタイプでして

今回の決断が長い人生の幸せに繋がっていくのであれば、それ以上望むものはありません(これが引退、になっていたら受け入れつつもまた違う心境になるのでしょうが)。

もうきっと沼倉さん自身は未来の方を向いているのでしょうから、このライブがある種の門出の日になれば…と願っております。

 

改めまして歌手活動お疲れ様でした。また1つ忘れられない大切なものを頂いてしまいました…。

またいつか何処かでお逢いしましょう。

「出会えたの いとしい世界と」