適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

サザンオールスターズ ほぼほぼ年越しライブ2020「Keep Smilin’~皆さん、お疲れ様でした!! 嵐を呼ぶマンピー!!~」の感想のようなものを

12月31日に横浜アリーナで行われましたサザンオールスターズ ほぼほぼ年越しライブ2020「Keep Smilin’~皆さん、お疲れ様でした!! 嵐を呼ぶマンピー!!~」の配信をうっかりこっそりと見ておりました。その感想のようなものです。

毎度の事ながら曲順も諸々もつらつらだらだらと書いておりますので、まだこれから見るところという方にはネタバレになってしまいますので、どうかC調言葉ならぬネタバレに御用心を(曲名に意図はありません…だってここまでは開催前に書いたのだもの(?))…。

 

私は前回と同じく応援団のサイトから会場最後列から見ている気持ちで(?)見ておりました。サイトへアクセスしますと流れていたのはSEA SIDE WOMAN BLUES、良い締めでした(早い)。SOMPOのCMが流れたりとライブ前の会場感が前回よりも増した感がありますね。

そんなこんなで開演前の諸注意アナウンスがあり、いよいよライブスタート…と思いきやサザンのメンバー登場の小芝居映像(失礼)が毛ガニ飯店の店主はケーガーイーツの配達員になったのは時の流れを感じますね(?)。そんな映像も終わり本当にライブ本番になるようです。



1.ふたりだけのパーティ

1曲目は夜遊びで桑田さんがヒントとして「少人数の宴」と発言した通りのこの曲でございました。「「流石(SASが)だ真夏ツアー!あっっ!生。だが、SAS!」~カーニバル出るバニーか!?~」以来17年ぶりのご登場が無観客年越しの1曲目というプレッシャーのかかる(?)場面での起用でしたね。

大人数での食事や飲み会などが好ましくないとされていることもあってか、曲名先行での選曲だったのでしょうか…。

ライブアレンジのイントロはなく原曲通り最初から桑田さんのギター全開でしたねえ。ラストにもう一度サビを歌う追加がありましたね。

前回6月の「Keep Smilin’~皆さん、ありがとうございます!!~」ではYOUが1曲目でしたが、YOUからふたり、と相手に向いていた曲名から、共に、という意味に変わったような感じが、どこか良い意味での繋がりと対比を表わしているような気がしますね。

 

2.My Foreplay Music

ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)先輩に次ぐミスター2曲目(?)のご登場です。年越しライブに限定すれば、1999年の「晴れ着DEポン」、ツアーが絡んではいますが2005年の「みんなが好きです!」に続いて最多3度目の2曲目登板となりました。

ふたりだけのパーティから繋がっておりましたね。

「scratch」のところで桑田さんが引っ掻くような仕草をするのが好きなので今回も見ることが出来て嬉しかったです(?)。

 

3.東京VICTORY

地球の映像が画面に映って…とあの地球よく見ますと画面に映っていたというよりもCGっぽく浮き上がるように存在していたように見えたのですがあれは一体…?まさかあれがあの奇跡の地球というやつですか(?)。

最初のWow…がいつもよりも抑えめになっていたように聴こえました。最後のHeyもそんな風に聴こえたのでそういう今回はバランスにしていたのかもしれませんね。

バックの映像で様々なスポーツのアスリート、客席で「2020」の文字が登場したあたりかなり延期となった東京五輪を意識した演出でしたね。

しかし3曲目に起用されるとは、既に煽り・1曲目・紅白と僅か6年の間に経験されていますし、今のサザンを1番表わしている曲と言ってもいいのではないのでしょうか。

 

MC

…すみません亀が泳ぐ街でもないのに(?)トイレに行っていました…(そもそも亀が泳ぐ街ではトイレに行かない勢)。アンバサダーが未だに良く分からないと話していたのは覚えています。

 

4.いとしのフィート

MCで曲順を決めてない、誠次何にする?、などといつもの感じを出しつつ、ひろちゃん・ケガちゃん頼むよと言いつつ始まりましたは、大晦日お正月曲であるいとしのフィート師匠でございました。年越しライブではちょこちょこ演奏されるイメージですが、年越しでは何と1996年の「牛」以来のご登場でした。ちなみに年明け前の演奏という視点に限れば1984年の「縁ギもんで行こう」以来になるのですよねえ。

テレビは1チャンネルに決まっているけど、と配信ライブで歌うのは時の流れを感じますね。

 

5.恋するマンスリー・デイ

何と何とのご登場。ライブ演奏は1997年の「おっぱいなんてプー」以来、23年ぶりとなりました。

ユウコさんと歌詞に出る度に直接だったり、桑田さん越しだったりで映像に映る原さん。2番ではついにハラユウコの…とフルネームで歌うとは何とストレートを桑田さんが投げつけるのでしょう。全盛期の桑田真澄くらい速いストレートでした(?)(桑田違い)。

アウトロ前くらいでのコーラス2人の動きが好きです(?)。そして締めにさりげなく登場された星降る夜のHARLOTアウトロさん。おっぱいなんてプーと同じアレンジで綺麗好きのおじさんは嬉しかったですわよ…。

 

6.あっという間の夢のTONIGHT

ここで1つポップ寄りに戻した感がありますね。

晴れ着DEポン以来、年越しライブ曲のポジションを得た感があります。

ここからもまさにあっという間の夢のTONIGHTとなってしまうのです…。

 

7.君だけに夢をもう一度

この曲が始まったときは一瞬固まってしまいましたね…。何と申しましょうか…。私この曲が勿論好きではありますが、数年に1度急激にライブで観てみたい欲が出てしまう時がありまして、今回つい先日にまたその発作(?)が出てしまっていたため思わず、本当に…?という気持ちが。

そういえば誠さんの夜遊び代行回でこの曲を初めて聴いたときに深夜だったけど思わず桑田さんに電話をしてしまった、ということを話していたことを思い出しましたが、その曲を弾いているのはどんな気持ちだったのかとても気になりますね。

晴れ着のメドレー以来21年ぶりのご登場でしたが、フルでは「歌う日本シリーズ1992-1993」以来実に28年ぶりの演奏となりました。

 

8.夜風のオン・ザ・ビーチ

いやーこの曲の歌詞の通りまさに「言葉などじゃとても言えないほどに アナタ「達」は最高」ではないですか(?)。

2003年の流石だツアー以来でしたが、メドレーではなくフルでの演奏は「愛で金魚が救えるか サザンオールスターズ PAAPOO ツアー'82」以来実に38年ぶりになるのでしょうか…。

「まるでエボシ岩~波がかぶるよに」のところは何とODYさんが熱唱。後半の桑田さんと声が重なることを含めてここはとても良かったですね…。何かのタイミングでうっかりフルバージョンをカバーしてもいいのよODYさん(?)。少なくとも私は買います(?)。

 

9.LONELY WOMAN

泣きました…(6年ぶり2度目)。駄目よこの曲は…。

もしかしたら演奏されるかも…とは思っていましたが。「ひつじだよ!全員集合!」の感想のようなものにも書きましたが、やはり特別な曲なのですよ、私には。この前にもこの後にもお久しぶりな曲の皆さんとの邂逅がありましたが、今回の1番…いやもう順位には入らない、付けてはいけませんね。

サザンを好きになってリアルタイムでこの曲を2度聴くことが出来たというのはこの先忘れない、忘れられない大きな1つになりました。

 

10.Ya Ya(あの時代を忘れない)

正直に申しますとLONELY WOMANパワーにより、あまり覚えていないのです…(6年ぶり2度目、あの時はSAUDADE~真冬の蜃気楼~先生が被害者(?)に…)。

冒頭の英語語りはTIGERさんだったでしょうか…。そういうところはちゃんとTIGERさんアップで映さないと駄目よ(?)。

「戻れるなら In my life agein」と「目に浮かぶのは Better Days」の間くらいだったでしょうか。Better Daysにいた4人(桑田さん・原さん・関口さん・誠さん)の背中が一瞬1つの画面の中に収まる時がありまして、あれは良かったですね…この映像だけ鮮明に残っております。

 

MC

2度目のMCとメンバー紹介がありましたね。今回もソロ回しを交えながらのメンバー紹介でしたね。いつもの3時間超えのライブですとどうしても映像演出や長めのメンバー紹介コーナーが1つの休憩ポイントになっている感がありますので、2時間ほどのライブだからこそ出来るメンバー紹介なのでしょうか…。

そして次の曲なんだっけと始まる桑田さん。メンバーに尋ねると「オレ」と繰り返すばかり、最後にTIGERさんのまさに虎のような「オレ」で無事音楽寅さんは思い出したようです(?)。

 

11.愛は花のように(Ole!)

オレといえばこの曲でしょう。2001年ソロの古賀紅太ライブでも演奏されてはいますが、サザンのライブでは1996年の「ザ・ガールズ 万座ビーチ」以来24年ぶりに帰って参りましたね。それに加え実は年越しライブには初登場となりました(年を跨いだ歌う日本シリーズは年越し公演がなかったのもあります)。

今回の桑田さんの衣装が花柄の服だったのですが、この曲にぴったりとマッチしていてその為の衣装かと思ったくらいでございます(?)。

 

12.走れ!!トーキョー・タウン

スペイン語から英語ですよ。公式のセットリストには記載されていませんが日替わり(ツアーの前半)で演奏されていた1982年の「青年サザンのふらちな社会学(ツアーTHE NUDE MAN)」以来何と何と38年ぶりの演奏でございました。

間近の夜遊びや2019年年明けのB面・アルバム曲特集回でも桑田さんの反応が悪くなかったため、もしかして近いうちにお逢い出来るのでは…と思っていましたが、まさかの東京ではなく横浜での復活でしたか(?)。

バックの80年代感のあるゲーム的な映像が曲とマッチしていて良かったですね。ライトの使い方とここで初登場でしたダンサーさんの動きが2018年の第3回ひとり紅白での君に、胸キュンの演出っぽさを感じました。

 

13.世界の屋根を撃つ雨のリズム

そしてサザン語・桑田語ともいえる語感ソングに繋がる訳です。ライブの演奏は1997年のおっぱいなんてプー以来、23年ぶり2度目ですがこの曲(01MESSENGERの未完成版を除いて)横浜アリーナでしか演奏されたことがないのですねえ…。トーキョー・タウンから未だ横浜から脱出できないこの曲に持って行くとはなかなか罪な奴です(?)

アウトロの終わり方とラストのカメラが90度くらい動く演出がおっぱいなんてプーの時と同じなのが何か嬉しかったですね(?)。

 

14.栄光の男

屋根のない(蛇足)国立競技場の映像からこの曲へ。東京VICTORYの地球のような月が浮かんでいましたね。この流れ、なるほど栄光の男さんはお久しぶりな曲達をライブという陽の当たる場所へ連れ出してくれたのですね(?)。

前回はお休みでしたが東京VICTORYとともに今のサザンを象徴する1曲になりましたね。

ふともしかしてと思って調べたのでしたが、今回は14曲目、同じくマンピーの名が付いたライブ「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」では13曲目だったので惜しかった(?)。

 

15.はっぴいえんど

ここで今日始めて桑田さんがギターを持たずにハンドマイクでの歌唱でしたね。ギターを持ちそうなのですが、イカす仲間が奏でる音で歌うと考えれば愛の歌として完成される、ということなのですよねきっと。

2020年、実に色々な事があり過ぎた年ではありましたが、最後に精神的にはっぴいえんどになったな…と。

 

16.LOVE AFFAIR~秘密のデート

汽笛の音が聞こえてきましてさて煽りのスタートでございます、煽りコーナー頭でのスタートは演奏はかなり珍しいのではないのでしょうか。桑田さんの首に付いていたキスマークは首筋に夢の後とこの曲のフラグだったのですね(?)。

いつもよりもイントロのギターの音が大きかったような。ラストのBE MY BABY、桑田さんの中のブームはまだまだ醒めないようで(?)。

 

17.ボディ・スペシャルⅡ(BODY SPECIAL)

ジャズのようなスローなアレンジになって始まったボディスペさん。このまま行くのか…それともoverture的使い方なのか…と思っていると1番終わりであのイントロが2番からは正常に(?)戻りましたね。

2015年の「おいしい葡萄の旅」以来となったことで謎の進化を遂げてしまったようですね(?)。

ラストはAi Aiからの君のカラダはボディ・スペシャルと締め、そのまま次へ。

 

18.エロティカ・セブン EROTICA SEVEN

前回に続きやって来ました黒い悪魔ことエロティカ先輩。デビルなガールさんが空を飛んでいらっしゃっていましたね。客席の上の方まで飛んでいるのも無観客だからこそできる演出ですよねえ。

地獄の果ては~のところはいつものように(?)カットでしたね。「一度キメたら止められぬ 中途半端な不良じゃない」とこんな形で再現しなくても(?)。

 

19.BOHBO No.5

2から7の5という数字メドレーを思わせる流れですね。年越しライブは何とみんなが好きですからひつじ、今回と発売以降皆勤賞となっておりますね。今後も年越し煽り枠として使われていくのでしょうか。…しかし前回のひつじの時と同じく最後のサビに入る前に次の曲へ…。なるほど2引く7だと5になってもマイナス5になってしまうので、曲の一部もマイナスになってしまったのですね(?)。

 

20.マンピーのG★SPOT

そして続けて始まりましたはやはりライブタイトルにも使われた、最早御大と言ってもいいマンピーさんでございました。

ヅラには「G」の文字以上に大きく「嵐」の文字が。そうです、嵐はやって来たのです(?)。更によく見ますと真夏の大感謝祭の鶴のようなものが。嵐の活動休止と自身達の

無期限活動休止を心情的に重ね合わせるところがあったのでしょうか…。

クレーンに乗る桑田さんや御神輿・ダンサー総登場といつも以上にお祭り感がありましたね。そしていつものようにカウントダウンが始まり年越しとなりました。私の環境ですと1分くらいのズレがありましたでしょうか。配信と環境に左右されほぼほぼと言いながらも(当たり前ですが)きちんと合わせようとするところはやはり流石ですね。しかしこのズレ

によってマンピーで年を跨ぐことになるとは、年越しジャンプもびっくりですね(?)。

年明けは恒例の一月一日を演奏。お祭り騒ぎのまま本編終了となりました。

 

21.希望の轍

冒頭の小芝居の続き映像からの、アンコール・年明け1発目はこの曲でございました。色々あり過ぎた2020年、2021年という道が希望に満ちていて欲しいというメッセージがあるのでしょうか…。

この曲もすっかりギター持ちがトレンドになりましたね。ある意味でバンドの、稲村オーケストラではなくサザンオールスターズの曲になった、という感じがありましてこれはこれで好きなのですが。

ラストはもう1度ピアノが来てというCD版に近い締め。濃いめな選曲の中でシンプルイズベストなのが逆に印象に残ります。

 

22.夕方Hold On Me

90年代ライブのアンコール大定番が、23年ぶりに年越しライブの会場に戻って参りました。テンポはかつてのライブよりも少しスローな原曲に近い感じになっていましたね。何と申しましょうか…。それが結果的にちょっと年齢を重ねた感じになったのが、何だか良いなあ…と思ってしまったのですよね。

アンコールで希望の轍→夕方Hold On Meはその23年前の牛以来のコンビでした。まさに丑年のスタートに相応しい並びになったのではないのでしょうか。



23.勝手にシンドバッド

最後に1曲、と春の海が流れ尺八を吹こうとする毛ガニさん。その尺八をホイッスルに持ち替えて始まるは勿論この曲。前回のみんなのうたに続いてバラード締めではなく、明るく締めるのも近いところでは「キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」」だったりとなかった訳ではありませんが、今だからこそのラストだな…と。

その前からもありましたが、灼熱のマンピーからライブの中でマンピーと勝手にシンドバッドを(恐らく意図的に)分けて配置するようになりましたが、結果的に大きな盛り上がりを2つ作れるようになったという事が、今回のようにシンドバッド締めが出来るようになり、よりセットリストを自在にされど読みにくくすることが出来るようになったのでは…と何となく感じてしまうラストでございました。

 

そしてライブは終了。改めてメンバーの紹介の後に全員が後ろに下がって閉演…と思いきやサザンのメンバーがもう一度ステージに登場再びの挨拶のあと、事前にアナウンスのありました花火の映像が。テロップが流れエンディングへ。終わりかーと油断していたら最後の最後にまた小芝居映像が。「毛ガニがサザンを辞めますように」と最早伝統芸になりつつある桑田さんの冗談で締めとなりました。

 

さて軽い振り返りを…。

今回は23曲と前回の22曲とほぼほぼ変わらずでしたね。定番はしっかりと抑えつつも今回は割合お久しぶりね曲が多い&その曲がまた珍しい面々でしたね。2度目の無観客ライブというところである意味で演奏しながら反応を伺う必要がないことで思い切った感じでしょうか…。勿論生で見たいという声もあるかと思いますが、今回披露されたことで、今後演奏されやすくなったような側面もあるのではないのでしょうか。アンケートもありますし、今後の動向に注目です。

原さん曲今回もありませんでしたね…。これが一番残念だったでしょうか。前回はシャ・ラ・ラがありましたが今回はデュエット曲もなしで完全に原さんボーカルがないというのはねえ…ただ裏を返せば有人ライブの時の原さん曲に大きく期待してしまうのですが。

 

このような形で再び配信ライブを開催されたことにただただ感謝でございます。サザンを始め、サポートメンバー・ダンサー・スタッフの皆様改めましてありがとうございました。

 

正直今年も厳しいだろうな…と個人的には思っているのですが、またいつかお逢い出来る日を焦らずに待ちたいと思います。

今年も、そしてこれからもどうかよろしくお願い致します。