適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

現代東京奇譚と銀河の星屑がライブで揃った時にふと思った事を

去年行われました桑田さんの2022年の「お互い元気に頑張りましょう!!」で演奏されました「現代東京奇譚」と「銀河の星屑」ですが、この2曲が共に演奏されたライブというのは、2012年のツアー「I LOVE YOU -now & forever-」以来2回目となりましたね。

そんな2曲について何となく関係性といいますか、ふと思ってしまった都合の良い解釈を書いていこうと思います。

まず「現代東京奇譚」について触れてみたいと思います。…とは言いましても以前に「現代東京奇譚のライブにおけるポジションが好きなのよ、という雑文」というところで詳しく(詳しい?)書いておりますので、短めに触れますが、I LOVE YOUツアーでは「声に出したい日本文学」の次に演奏されたこともあってか、その物語のエンディングとも、もしくはある種の「奇譚」として声に出したい日本文学という物語の続きとも見ることが出来る、というリアルとフィクションの間といいますか二面性を持った曲、という印象なのですよね。

5倍返しツアーの現代東京奇譚は「なぎさホテル」「平和の街」という2022年の新曲2曲が連続で演奏された後に演奏されましたね。特にポップでそのタイトル通りの曲である「平和の街」の対比として「現代東京奇譚」という都会の闇といいますか、ダークさ・裏側を持つ書いたこの曲を持ってくるというのが、意味深ですし、現代東京奇譚という曲を演奏する時は前に演奏される曲とセットのような扱いになる感じが共通しているように思うのですよね…(2008年「Act Against AIDS 2008「昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦」」での披露でもそう感じてしまうところがあります)。

次に「銀河の星屑」について触れてみたいと思います。この2回のライブで共通しているのは、アレンジが加わっていることですね。I LOVE YOUツアーではラストに「神様よ お釈迦様よ 僕を助けて まだ銀河の星屑にゃなりたかぁねえ」とその運命に抗うような歌詞が追加され、5倍返しツアーではバイオリンパートを中シゲヲさんのギターで再現するというサウンド面での変化がありました。「現代東京奇譚」の演奏回数がけっして多いとはいえない(ここで上げたライブの2回とAAA2008)ので、何ともいえないところがありますが、その2回で偶然にも銀河の星屑にこういったアレンジがされている、というのが面白いといいますか、銀河の星屑の歌詞にあります「Oh, 奇譚 我よ Back in town. Oh, 奇譚 我は No return.」を現代東京奇譚の後に歌うというのがまた興味深いのですよね。

何と申しましょうか…。I LOVE YOUツアーは特に声に出して歌いたい日本文学→現代東京奇譚、というある種まさに不思議な物語としての奇譚を先に見てがいる故の戻ろうと抵抗している、この時の主人公はどこか戻れると思っているという感じがあるのですね。本当に戻れたのか、は別としまして、1つの「物語」としての繋がりを思ってしまうのですよね…。

5倍返しツアーはそういった「物語」感は薄めではありますが、バイオリンからギターというサウンド面の変化がある意味で、あの曲の重さの不変さや平和の街との対比としての表裏を曲のアレンジという形で表わしているようにも感じてしまうのですよね…。

 

というわけでふと思ってしまったことを書き出してみました。見事に都合の良い解釈ですね。奇譚にもならない見事に奇特な雑文となってしまいました(?)。結局は短くまとめてツイートした方が分かりやすかったのでは…と反省しております(?)。まあ全ては花粉のせいということにして下さいませ(?)(全部、雪のせいだみたいに言うんじゃありませんよ)。