9月12日に宮城セキスイハイムスーパーアリーナで行われました「桑田佳祐 夏祭りツアー 2026 supported by カンロ」にうっかりこっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。
まだ追加公演等が残っていますこの時期での公開となっておりますので、セットリストを始めとした所謂1つのネタバレといえます内容が記載されております。まだライブに行っていない・ネタバレは絶対NG、私が大嫌いな方(?)は、回れ右をしていただきしかるべき時期にお越し頂ければ…と思います。
今回は宮城3日目、追加公演が発表されるまでは所謂千秋楽となる公演でもありましたね。数公演の申し込みを致しましたが、何となくこの宮城公演に当たりそうな予感がありまして…。結果的にその通りとなりましたね。
ライブは去年10月の「TOKYO FM 開局55周年×桑田佳祐のやさしい夜遊び放送30周年「九段下フォーク・フェスティバル'25」」以来、ほぼ1年ぶりにお邪魔することになりました。そういえばこの時のラスト曲は「祭りのあと」でしたので、祭りの終わりの次に夏祭りツアー、という祭りに終わり、祭りに始まる、ということで、何となく祭りを待つ人みたいになっていますね、私(?)。祭はラッパッパ(言いたいだけシリーズ)。
当日は新幹線で向かいました。この移動時間で本が読めるのが良いですよね。駅から会場までこそ車移動でしたが、いつもはこの宮城公演ですと、家から会場まで車で移動していたので、少し新鮮だったような気がします。
開演が早かったこともあり(16:30)、ホテルにチェックインしてからの会場到着は割とギリギリな時間になってしまいましたね(そういえば宮城公演で泊まり、というのも2015年サザンの「おいしい葡萄の旅」以来だったような記憶が)。まああまり間がなかったので、いつものライブマリッジブルーな感じにはあまりならなかったのは良かったですが。
さて、序文(?)は終わりでここから会場内へ入ります。ネタバレNGに関わらずここまで読んでしまったうっかりさんはここで回れ右なのです(?)。
会場に入ったのは10分前くらいだったでしょうか。開演前には必ずトイレに行きたい勢なので、これが間に合うかどうかが心配でしたね。私くらいになりますと(?)人の流れでだいたいの時間が分かりますので(みんな予測できるでしょ)、間に合いそうね…とは思いつつ。
席に着きますと、ここで来ますかライブマリッジブルー(?)。もう完治することはないのでしょうね…。とりあえず開演前ナレーション中も含めて瞑想です。迷走していますねえ、相変わらず(?)。
そんな中でナレーションの「楽しい、でもちょっと切ない夏祭り」と言っていたことがずっと頭に残っておりました。切ない…か、と。
会場が暗転し、いよいよ開演。何度経験してもこの瞬間が1番緊張する…。これが本当の日本の夏、緊張(キンチョー)の夏(?)(いい加減おやめなさい)。
1.明日晴れるかな
サポートメンバーの皆様が下手側から登場されましたね。皆様定位置に着き準備が進んでいく中で、桑田さんが登場前に演奏する雰囲気を感じておりまして、「これはイントロとともに桑田さんご登場パターンかしら…?」と思っていたところでこの曲のイントロが流れ、桑田さんがご登場。予想通りではありましたが、それがこの曲だったのね…と。
ただライブの1曲目というところで見ますと、サザン含め歴史的には所謂バラードでスタートする、ということが多いのですよね。なので、自分の中ではすっと入れたといいますか…。この曲も2007年の夜遊び生歌ライブや2008年「アコースティックライブ in 石垣島」やイベントにはなりますが、2011年アルバム「MUSICMAN」の 試聴会でありました「プレミアムリスニングパーティ」でのサプライズ登場からの1曲目として歌われたことがあるのですよね(イントロが流れて舞台袖からの登場はまさにこのリスニングパーティでの登場と同じでしたね)。
何と申しましょうか…。とはいえそれまではミニマムな少し珍しい形のライブでの1曲目ではあったと思うのです。こういったツアーでの1曲目というのもまた別の意味があるといいますか、確かに知名度もある曲だとは思いますし、反応もしやすい曲だと思うのです。それ以上に「熱い涙や恋の叫びも 輝ける日々はどこへ消えたの?」という始まりのフレーズがライブのスタートと真逆な感じがあるといいますか、ある意味でライブタイトルの「夏祭り」の祭り、しかも幼少期を回想しているかのような雰囲気を感じてしまったのですよね…。このノスタルジックな雰囲気というのはもちろん曲調も相まって、だと思うのですが、ライブの締めとして定番化している曲が1曲目といういつもと逆のそのひっくり返した感じが、ある意味で過去と今を表していたり、繋げているような…という結局よく分からない(ダメじゃない、それ)ものを感じておりました。
最後の「遥か空の下」は「みなさんありがとう」(だっけ…?)。変わっていましたね。あの裏声的な感じでそのまま歌うのでちょっとだけ面白みを感じてしまいましたね(?)。
2.炎の聖歌隊 [Choir]
「明日晴れるかな」の合唱から聖歌隊ですよ。つまり先程そこを歌った皆様が聖歌隊なのです(?)(つまり無言おじさんの私は聖歌隊になれない…?ああクワイヤ、クワイヤ…おっとイヤだ、イヤだ(?)(蛇足)(言いたいだけシリーズ)。
この曲で金テープがパーンでしたね。そして早くもライトがピカピカでしたね。
この曲から桑田さんはギターを持ちましたね。この曲でギター持ちは初となりましたね。後のレア姿になる可能性がございます(?)。
「明日晴れるかな」からの「旅の空 雨が上がったら」というフレーズで始まるこの曲に繋げる、というのもとても意図的なものを感じてしまうのですよね…。晴れを願う、もしくは希望的観測ともいえますところから、その願いが叶う、というところにとても物語性を感じてしまうのです。
前回のライブツアー、2022年「LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう!!」」でも間に「若い広場」が挟まってはいましたが、「こんな僕で良かったら」の「雨が止み 雲が流れゆく」でライブがスタートしての3曲目にこの曲が来る、という流れ、また、2021年「LIVE TOUR 2021「BIG MOUTH,NO GUTS!!」」での「君への手紙」で「キミはいつも 冷たい雨に打たれ 傘もささずに 旅をする」からのこの曲と、何処か天気の「雨」に関する曲が演奏されてからのこの曲、しかもその天気が何処か世相といいますか、今を表しているような感じがあるのですよね…。
「見えないジョッキで乾杯だ」のところでは、見えているジョッキを持って(中身は入っていない)(当たり前)いましたね。途中「ごくごく」と言っていたのを私は聞き漏らしませんでしたよ(?)。こういうところが可愛いですね(?)。最後ジョッキを後ろに放り投げていましたが、スタッフさんナイスキャッチでした。ちゃんと練習しましたね(?)。
MC
こんにちは×2で始まりました。MCパート。そうか「こんにちは」なのですよね…。いつもは「こんばんは」ですから最初ちょっとだけ違和感を覚えてしまいましたね。
「炎の聖歌隊 [Choir]」で出た金テープに対して、「みんな金テープを見ちゃうから…」と早速チクリ。いえいえ私はステージ凝視おじさんでしたよ(それはそれで怖い)。
「申し遅れましたが、桑田です。」と。そこはいつものボケで違う人の名前を言う流れではなかったのですね。さらっと名字だけの名乗り、というのも含めて謎の新鮮さがありました。
「どこも盛り上がりませんでした…。」とこれまたお馴染みの一言。
さて、その盛り上がらないという、全貌を見せて頂きたいと思いますよ(そこにのっかるんじゃないよ)。
3.HOLD ON(It's Alright)
イントロが聴こえた瞬間「おお…」となりました。
2002年「けいすけさん、色々と大変ねぇ。」以来24年ぶりの演奏となりました。2012年に出版されました「桑田佳祐 言の葉大全集 やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん」には「自分で言うのもナンだが、この曲は歌も演奏も素晴らしいと思う。」と書いているように桑田さん自身は好きな曲の1つなのでしょうけど、ある意味で1曲目に歌われることを前提として作られた感がある曲なので、それ以外のポジションに置くのは意外と難しいのかしら…、故にライブではなかなか…と個人的には思っていたのですね。
ついに、なのかようやく、なのかは分かりませんが、ここでこうして出逢えるとは…でした。
日本語詞はほぼ替え歌がされており、今の世相が反映された歌詞になっていましたね。一方で英語詞は原曲のままでしたね。単純に替えるのが大変なのでそのままにしていただけなのかもしれませんが、これがある意味でこの曲が発売された2002年当時の世相と今の対比であるのと同時に、結局歌われている世界や人間というものは変わらないのである、ということを示しているように感じてしまったのですよね…。もしくはこの曲の英語補作詞が岩本えり子さんと、桑田さんのお姉さんの名前がクレジットされていますし、補作詞なので、どこまで関わっているのかは分かりませんが、そこをいじらないことが桑田さんなりのお姉さんへのリスペクト、だったりしたのでしょうか…。
2番の「大きなバストを目で追う僕がいる」はそのままに、続けて「セクハラ親父」、と。今のハラスメント問題に持って行ったところも2002年と2026年の融合を感じてしまいましたね。
歌詞が両サイドのモニターとは別に中央のモニターに演出としてドドンと出る(また伝わらなそうなこの書き方を)のが、またそういった「今」を見せて来ているな…と。
そういえば原曲よりもテンポが微妙に遅い気がしたけど、どうだったかしら…?。
個人的には周りにこの曲でしたり、「ROCK AND ROLL HERO」というアルバムに思い入れを持っている方が多いので、皆さんやったね、と思っておりました(?)。
4.黄昏のサマー・ホリデイ
冒頭に虫の鳴き声が聴こえてきまして、これは…と思っていたところにその曲がやってまいりましたね。
2010年「桑田佳祐の音楽寅さんDVD発売記念 ~DVD未収録映像炎上!これぞ蔵出し"巨大上映会"@武道館~」のイベント以来16年ぶりの演奏となりました。その前は2002年「ROCK IN JAPAN FES.2002」での披露と、今までは1dayライブでしか演奏されない曲(「DEAR MY FRIEND」もそうですね)となっておりました。とはいえソロですと、夏にツアーライブ、というのは今までありませんでしたし、単純に今までの定番の流れでした秋から冬にかけてのツアーでは選曲しにくいところがあったのかもしれません。そういった1dayライブでの披露のみ、という印象もありますし、実際に生で初めて聴く、という人は多い曲ではないのでしょうか。
この曲調といい、雰囲気といい、何処か日本の湿気のある夏を感じさせる曲だと思うのですが、この4曲目というタイミングもちょうど会場にいらっしゃる方々からの熱が出て、気温や湿度が上がり始めるタイミングでもあったと感じましたし、そういったところで重なった気がしましたね。
そういえばこの曲も英語補作詞はお姉さんが担当されていますね。桑田さんのソロ名義の作品でお姉さんの名前が英語補作詞にクレジットされているのは、この2曲だけなのですよね…。その2曲が並んでいるというのは偶然なのでしょうが、気付いた時になんだかとても不思議な感じがしたのですよね…。
この曲から夏祭りの夏要素といいますか、夏のスタート的なものを感じておりました。
間奏がほんの少しだけ短くなっていたような記憶がありますが果たして…(こういう時の自分は信用できない)。
5.南谷ミュージック・シティー
ここでもう新曲の中から披露するとは…。でも曲の流れからするとここが出番よね…などとイントロを聴きながら考えておりました。あとギターを持って歌うというのが少し意外でした。MVのようにハンドマイクか、ギターなしのスタンドマイクスタイルで演奏すると思っていたので。
中央のモニターには演出のセットが出てきていることがあったのですが、ちょうどこの曲のスタートとラストが稲妻のマークが出来ているように見えたのですね。これは何か意味があったりしたのでしょうか…。
「この街で 歌うのさ(遊ぼうよ)Ready Go!!」というフレーズのこの街、というのも、この今桑田さんの立っているステージを指していると思うのですが、そのステージが作られている会場を含めたその街全体を表していると思うのですよね。これはある意味で先代の舞台監督であった「Mr.Suizu」の名前が歌詞に使われている「旅姿六人衆」の「毎日違う顔に出逢う 街から街へと かみしめてる間もないほどに」というフレーズのステージで歌う自分たちを含め、噛み締める余裕が出来た感があるといいますか、それだけキャリアを重ねて来たところがあるのではないのかと思うのです。
この曲はTIGERさんのコーラス入れたかった(一緒にやりたかった)的なという話をしていたと思うのですが、演出的にソロパートを加えるなどのフューチャーやカメラでがっつりと映す、ということはなく、モニターを見た限りではそこは通常の映し方といった感じでしたね。だからこそ敢えてこの曲では桑田さんよりもTIGERさんを中心に見ていたりもしていたのですが(桑田発言の影響受け過ぎおじさん)。
MC
少しだけMCが入り、「南谷ミュージック・シティー」から舞台監督の南谷さんの話へ。今は亡くなられて…という冗談を挟みつつも、南谷さんについての説明を。モニターに映し出された写真は何故かサザンの1998年「スーパーライブin 渚園『モロ出し祭り~過剰サービスに鰻(ウナギ)はネットリ父(チチ)ウットリ~』」のリハーサルで後ろ姿で分かりませんでしたが、おそらく桑田さんに「マンピーのG★SPOT」でのヅラを被らされているカットでした。「他に写真はなかったんですかねえ。」と桑田さんが言うと舞台袖で待機している南谷さんの映像が映されて歓声&拍手、といった流れでしたね。
ここでフォークギターを…。今はアコースティックギターですねと。ひとり突っ込みを入れながらもギターを持ち替えた桑田さん。次の曲は…。
6.古の風吹く杜
アコースティックギターに持ち替えた、といいましてもアコースティックな感じでもなく普通な感じで始まりましたね。前の3曲との対比、というのもあったのでしょうか。
「杜」というのは、宮城で聴きますとどうしても鎌倉というよりも杜の都のこの地を思ってしまうのですよね。そういえばライブでの初披露も2011年6月の夜遊び生歌スペシャルライブを除けば、2011年「宮城ライブ ~明日へのマーチ!!~」でしたし、「杜」という言葉が何処かで鎌倉と宮城、そして桑田さんを繋げている感があるような気がしましたね。
また「あてなく彷徨う想いが 私をこの地へ誘う」という歌詞もある種様々な場所を巡るツアーというものにはとても合っている感じがしましたし、もう単に鎌倉の曲ではない立ち位置が変わり始めた曲、といえるのかもしれません。
この曲は今回選曲されると思っておりました。歌詞に「祭りのあとの切なさに光と影とが寄り添う」というフレーズが使われていますので、夏祭りツアーといいながらも何処かで祭りの「あと」、とあの曲名と同じように夏を終わらせに来る予感がしまして。ただ思っていたよりも早いご登場でしたね。春の「原由子45th Anniversary Live「京都・鎌倉物語 2026」」で最後のBGMに使われていたのがこの曲だったではないですか。この時はライブ名に「京都・鎌倉」とついていたこともありますが、原さんの曲ではなく桑田さんの曲だったというのが、ソロ活動(ライブ)のリレー感がありましたよね。だって「Relay~杜の詩」、ですから(?)(言いたいだけシリーズ)。
この曲は両サイドのモニターに映る歌詞を割と見ていたのですが、「そこに行き交う "今生きる"も"今は亡き"人も」というフレーズを見て、聴いた時にとてもここに来た意味、というものを感じたのですよね…。2017年「LIVE TOUR 2017 「がらくた」」でも演奏されていて、当時も聴いていましたが、宮城公演にはお邪魔していないので、この日の宮城公演というタイミングで「今生きる」者として行き交った…ということに、とても思うところがありましたね…。
7.若い広場
「古の風吹く杜」からのこの曲と少し昔の曲にタイムスリップ、いつの間にか風のタイムマシンにのっていたようです(?)。ここのコーナーは過去、そして現在ということなのでしょうか。
この曲が主題歌として使われていましたドラマ「ひよっこ」が茨城で「古の風吹く杜」が鎌倉ですから、ある意味で街の歌メドレー的な部分もあったのかしら…とも。
この曲は初披露となりました2017年「この夏、大人の夜遊び in 日本で一番垢抜けた場所!! supported by ニッポンハム / Billboard Live 10th Anniversary」からライブ皆勤となっていますね。それも序盤で登場することが多い曲となっていますから、このポジションに置きやすい曲、といえるのかもしれません。
数日前聴いていた時に、何故か次のこのライブで聴けたりするのかしら…とふと思っていたこともありましたので、タイムリーな1曲でした。
8.時代遅れのRock’n’Roll Band
過去でしたり、少し昔の時代がモチーフの曲が続いていた流れの中で時代遅れ、ですよ。過去への旅から僕は戻されました(?)(なぎさホテル大好きおじさん)。
今回で一番まさか、の曲だったと思います。結果的に欠席、後に公演自体が中止となってしまいましたが、2022年「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」で歌おうと思ってリハはしたけど、5人でないとしっくり来なかった為セットリストから外した的なことを話していた記憶があり、桑田さん1人で演奏するとは思わなかったこともあります。
ただ、この時代で今、歌う意味というものを一番感じた曲でもありましたね。この曲が作られた4年前よりも世界は良い方向に進んでいるとは思えない、むしろ…と思わせるような時代ともいえますから、今もう一度この曲を、という想いがあったのではないのでしょうか。
2番頭の「我々が居なくなったって この世の日常は何ひとつ 変わりはしないだろう」の野口五郎さんソロパートだけODYさんが歌唱していましたね。このフレーズについて少し前に「X」で(まさか歌うとは思っていなかったので、見る人が見たらネタバレ案件になっていたのかもしれない…)、今の桑田さんらしいフレーズだと思うのですけど、歌のパート分けをした偶然の結果なのかは分かりませんが、1番長い芸能のキャリアを持っている野口五郎さんが歌う部分となっているのは何処か意味を感じる、というようなことを呟いたのですが、1人での歌唱となった時も桑田さんはここを歌わなかったというのは、少なくともこの会場に来ている方々は、もし桑田さんが居なくなれば日常が変わってしまう方々ではないですか…。そこを配慮した…という訳ではないと思いますが、このフレーズを桑田さん自身が歌わないことで、そう思わせることを避け、1つのメッセージとして歌詞を見て欲しい、聴いて欲しい、という想いがもしかするとあったのかしら…と。何と申しましょうか…。当たり前ですが桑田さんは歌手なので、歌うことに意味があるのでしょうが、同時に作詞家(表現者)としては、歌わないことに意味がある、ということなのかしら…と。
また、1人で全てを歌うことである種ソロバージョンとして完結してしまいそうなところをODYさんに歌ってもらうことで敢えて良い意味で壊しにかかった、あくまでこれは5人だからこその曲、という前提があってそこは守りたい部分であったのではないのかと…などと思っていたりしたのです。
まあ深い意味はなくて、単にODYさんに歌ってもらいたかった、野口五郎さんの歌い方がいつもと変えた独特なものだったのでここは自分よりもODYさんの出番、と単純に判断しただけ、ということなのでしょうけどね、きっと。だからこの曲で書いたことの大半は無駄なのです。でもそう思ってしまったのでお許しを(?)。
桑田さん以外の4人のソロパートではモニターにそれぞれのソロカットが入るのが良かったですね。終盤で4人全員が映るのも。でもちょっとサザンで「希望の轍」だったりを歌う時に5人が揃う映像の方を思い出してしまう私なのでございました。
MC
「時代遅れのRock’n’Roll Band」に触れ、全員古希ですが…。という流れから会場にいる方の年齢調査が。
聴こえた限りでは最年少は9歳だったようですね。「未就学児もいます。あっ、9歳は未就学児ではないか」(桑田さん)。
それから10代から90代まで聴いていく桑田さん。10代には「ミセスじゃなくていいの?」40代か50代には「まだまだこれからです」などと一言ずつ付けていましたね。最後に90代は付き添いの方でも、ということではありましたが、声は上がらず。しかし多分イヤモニから2人いらっしゃるという情報を受けたようで、それを伝えておりましたね。
「歌う総合病院の待合室」と評していましたが、まさに言い得て妙でしたね。
あれ、「茅ヶ崎ライブ2023」でもやっていました、「ようこそここへ〜」の件はここでしたっけ…?
9.AKANE On My Mind~饅頭こわい
皆さん怖いものはありますか?と客席に問う桑田さん。客席から「饅頭」という声が飛ぶと、低めのトーンで「それ、俺が最後に言うんだよ」。もちろん分かっていて冗談で言っているのでしょうが、その低めのトーンでの一言が妙に怖さがあってちゃんと芝居しているなあとなりました(?)。
誠さんに怖いものを聴いて、と言い、一番怖いのは原由子、と答える桑田さん。流石喜ばせるツボを心得ている(?)。もう一度聴いてという件からの「饅頭」でこの曲が始まりました。
バックのモニターに映っていたのは、アニメエンディングのフルバージョンでしたね。この為に完全版を作ったという感じでしょうか。「MVP2」に収録されると良いですね(?)。1番のところだったと思うのですが、両サイドのモニターに山内さんが映った時にカメラの位置がちょうどいい場所だったのか、中央のモニターの映像にとても綺麗に登場人物のようにハマっていたのですよね。あなたがあかねでしたか(?)。
「神様 Help Me!! Love Me!!(Save Me!!) 祈るだけ」というフレーズが好きなのですよね…。何と申しましょうか…。桑田さんの書く「神様」という存在の距離感が好きといいますか、そこに頼り過ぎない感じが良いのですよね…。祈りつつも最後には自分で進むしかないというところに落ち着く感じといいますか…。「MERRY X'MAS IN SUMMER」の「振り返れば雲の上で 神様が微笑むこの街」の後ろにいる(かも)くらいの感じが「らしい」と思ってしまうのですよね。でもこの曲で神様に祈っているのは、そのあかねさんを応援している、第三者的な人物なのかしら…?ともこの時に聴いて考えてしまったのですよね。
そういえば落語絡みの何か映像でしたり、演出が何処かでありそうでしたけどなかったですね。
10.NUMBER WONDA GIRL~恋するワンダ~
思わずなるほど…と唸ってしまいました。「AKANE On My Mind〜饅頭こわい」からの流れ、どことなく女性メドレー的な感じがしまして、次の曲を含めてそういったコーナー的になっていたのですね。今回は特にブロック事にそういった流れを作っているように見えまして、選曲にそういった「意図」をとても今回は感じたのですよね。
前回の2022年「LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう!!」」に続いて演奏されていますし(しかも偶然にも同じ10曲目に披露されています)、近年は頻繁に演奏される曲、というところになりつつありますね。ここまで所謂「エロ」枠に入る曲が選曲されていなかったのと、流れとしてもこういった「魅せる」曲をそろそろ…というところだったのでしょうか。
この曲にも「太陽のRomance」というフレーズが入ってはいますが、曲調や世界観、「満月」という単語もあるように、夜の雰囲気を持っている曲だと思うのですよね。一方「AKANE On My Mind〜饅頭こわい」は「太陽のShower」という歌詞や曲調、映像で流れていたアニメーションのように、ポップな昼間のイメージと、女性メドレー的な流れでありながらも、世界観は真逆のある意味で表と裏的なところに位置している曲を持ってくるのがまた選曲の妙といいますか。とはいえ「欲望に赤く染められた」という歌詞と「AKANE On My Mind〜饅頭こわい」のあかねからの茜色という色を見ますと近しい位置にいる曲とも言えてしまう、というのもまた興味深いといえば興味深いのかもしれません。表裏一体とはよく言ったものね…と1人謎の納得をしていたおじさんなのでございました(?)。
この曲でこのライブで初めてダンサーさんが登場されていたでしょうか(あれ、次の曲が最初だったっけ…?)。
11.ヨシ子さん
所謂女性(モチーフ)曲が続いていまして、ここまで頭の2曲を除けば3曲区切りでMCを挟み演奏…という流れもあり、もしかして次は女性の名前が曲名に使われているこの曲かしら…と思っていましたが、その予想は当たりましたね(「可愛いミーナ」などもありますが、ここに持ってこない予感が働いた)。
桑田さんがギター持ちで、後半の盛り上がる所謂煽りパート以外で演奏、というのは2021年の無観客配信ライブ「静かな春の戯れ〜Live in Blue Note Tokyo〜」がありましたが有観客ライブとしては初めてとなりましたね。
中央のモニターに映っていました映像こそは「ヨシ子さん」らしい世界観でわちゃわちゃしてはいましたが、それでもいつもよりは落ち着いていて、ダンサーさんも2人のみのご登場でしたし、全体的に今までのライブでの演出と比べてもシンプルな作りになっており、どんどん身軽になっていますね。その、時を重ねて自由を手に入れている感じが今回とても良かったのですよね。これからも自由に羽ばたいてください、ヨシ子さん(?)。そういえば発売から10年になったのですね。この10年で演奏されなかったのは、2021年「LIVE TOUR 2021「BIG MOUTH,NO GUTS!!」」だけですので、最初からそうでしたが、何をやっても許される感があるのがずるいですよね。ズルい女よ(?)(違う方の曲よ、それ)。
次は序盤でのご登場お待ちしております(?)(私のおふざけ予想では1曲目「祭りのあと」からの「ヨシ子さん」2曲目という流れだった)。
MC
ここでメンバー紹介がありましたね。すっかり定番となりましたソロ回しをしながらのメンバー紹介。最後桑田さんに回ってきたときはいつも以上に長くギターを弾いていて、とても見どころでしたが、モニターの紹介で「古希の変態おじさん」と表示され、「古希」と「変態」の2つが大きくなったり移動したりというのが、ちょっとくどいな…とも思ったりしてしまいました。もちろん照れ隠しだったり遊び心があって、ということは分かるのですがね。
12.明日へのマーチ
この曲は今回必ず歌うと思っていました。あとは何曲目に登場するか…といったところを考えていたのですが、中盤のこの位置でしたね。
2011年チーム・アミューズ!!「Let's try again」を除けば、この曲(シングル)から曽我さんがレコーディングに参加するようになり、曽我さんがライブで演奏するのは去年の「九段下フォーク・フェスティバル'25」が初となっていましたが、今回ツアーでも演奏されることになりましたね。
「願うは遠くで 生きる人の幸せ」の「遠く」は今までライブですと歌詞テロップでは「東北」となっていましたが、今回は「遠く」のままでしたね。これを見た瞬間、何となくそれで良いのだ、と思ってしまったのですよね。もちろんまさにこの時期はこの地から「遠く」にいる方々を想い、願うことが多い様々な出来事がありました。もちろんこの宮城、東北を想って作られた曲ですから、そういった想いというのは根底にあり続ける上で、もっと広い、不特定多数な「遠く」の方々の幸せを願う、幸せ歌といいますか、そういう役割を持つ曲にこの15年で変わっていったと思うのです…。
「九段下フォーク・フェスティバル'25」の時に「洋邦問わず、ギター1本持ち寄れば気軽に誰でも楽しめる“フォーク・ソング(大衆音楽)”」と公式サイトではフォーク・ソングを大衆音楽とも評していましたが、このフォーク調の「明日へのマーチ」という曲が、ある意味で最も大衆音楽的であり、最も大衆音楽とは程遠いたった1人の個人に向けた曲ではないのかと…。そんなことを思ってしまったのですよね。それだけ寄り添っている曲、ということなのでしょうけど…。考えれば考えるほど分からなくなる…(いつものことね)。
でもね、やはり宮城で聴くこの「明日へのマーチ」というのはどうしても特別なものがあるのですよね…。特にあの日を東北で経験した身としましては…。2012年「I LOVE YOU -now & forever-」の宮城公演で1度、この地でこの曲を聴いたことがありました。でもこの時はまだそういう意味や想い、はたまた自分自身の感情など、本当に理解していなかったと思うのです。だから、今回きっとこの曲を歌うだろう、と思っていたと最初に書きましたが、それでもああ…この曲をここで、今日この日に聴く為に、この宮城公演に呼ばれたのね…と思ってしまったのです。
まあそうなれば泣きますよね、私は。
13.なぎさホテル
冬に発売予定の歌詞集の話をしていましたね。こんな夏はなかったんですよと、やり玉に上がったのは(?)「チャコの海岸物語」。1番のサビ前まで半分歌う感じで歌詞を紹介していましたね。暗い夏が多くて…という話からこの曲へ。
この曲だけ桑田さんは椅子に座って歌っておりましたね。
個人的にとても好きな曲ですので、また聴けてとても嬉しかったです。
好きな曲といっても色々なタイプがあると思うのですが、この曲は一聴き惚れだったのですよね。私は基本的に何度も聴いて、歌ってをする事で徐々に曲を好きになっていくタイプなのですよね。故になのか分かりませんが、最初に聴いて「これは…」となかなかならないものでして…。そんな中でこの曲はその1曲になったのですよね。
この曲の歌詞や曲調から感じられる寂しさ、というものが深く刺さってしまったのですよね、不覚にも(深くだけに(寒い))。
近年様々な人と出会い、とてもありがたいことに仲良くさせて頂く機会が増えました(そんな皆様いつもいつも本当にありがとう)。そんな日々を送っていく中でもともと1人だった私は今、「逢えなくなっちゃうと これほど寂しいって 生まれて初めて」知ってしまったのですよね…(恋ではないですよ、念の為)。それはこの曲との出会い以降、の話となってくるのですが、そういった寂しさを知ったからこそ、よりこの曲を好きになったといいますか…(でも1人でいることもとても好きなのよ私。ね、とても面倒くさそうな人でしょ(実際私はとても面倒な人間だと思っている))。
ちなみに2006年から夜遊びでの新曲初解禁というものに立ち会うことが出来ておりますが、この曲以外で一聴き惚れした新曲は「DIRTY OLD MAN〜さらば夏よ〜」と「君にサヨナラを」の2曲なのですよね。…何だか傾向がバレるような気がします(バレてもいい話でしょ)。それに「過去への旅から 僕は戻れない」感じがしますでしょ(?)(このフレーズ大好きおじさん)。
特別感のあった「明日へのマーチ」は別として個人的には1番聴けて良かった曲だったと思います。
また逢える時を楽しみにしておりますよ、「なぎさホテル」さん。
14.それ行けベイビー!!
「熊本を始めとした自然災害の被害に合われた地域の1日も早い復興に向けて、不謹慎かもしれませんが、ここで皆様で1本締めを…」といったニュアンスの話があってからの1本締めがありましたね。桑田さんの「ありがとうございます」からのこの曲でした。
1本締めからのありがとうございますで起こった拍手が、そのまま手拍子に変わっていきましたね。原曲と違い曲の後半に行くにしたがって、バンドスタイルになっていく、音が厚くなっていく曲ではあるのですが、同時に手拍子も音も大きくなっていくのが、はっきりと分かりましてあれは凄かったですね。もしかするとそう聴こえただけの感覚だけのものだったのかもしれませんが、これはまた忘れられないワンシーンね…と。
ラストの「それ行け!!ボク!!」は「熊本ベイビー!!」と替えていましたね。その後の「ファイト」に繋がっている、というのもあると思いますが、全体ではなく最後の「それ行け!!ボク!!」のところだけを替えるのが良いと思いましたし、その替えた部分が「それ行け!!ボク!!」というのも、敢えて替えたことで「それ行け!!ボク!!(熊本へ)」と今、見送りとなっている熊本公演がどうなるのかは分かりませんが、そういった強い想いというものも同時に見えてくる気がしたのですよね。替える意味と替わった意味といいますか…。
この曲は最初の2010年「紅白歌合戦」を始めとして、要所要所で演奏されることが多い曲、といった感じになっていますね。ある意味で本当に「適当に手を抜いて行こうな」というフレーズが必要なのは、この曲自身で自らに問いかけているフレーズでもあるのかしら…などとも思ったりしてしまったのですよね…。
そうそう。このツアーで1曲だけ所謂ネタバレを見てしまったのですが、それがこの曲でして、しかもそのネタバレ先は高垣健さんの「X」でございました(調べ物があり、嫌や予感はしたけど見に行ったアホな私なので私が悪い)。
15.東京
冒頭の雷の演出、いつもよりも長かったような気がします。
涙の雨はもう止んだはずなのですが、東京は雨降り、という繋ぎをしているというのが興味深いですし、同じ雨でも物理的な雨と表現として使われる雨の2つかここで交わっているというのも面白いと思ってしまうのです。
最後の「Ah, ah, ah… 雨よこのまま Ah, ah, ah… どうか泣かせて」の部分はカットされていましたね。この箇所、ライブによっては歌わないことがあるのですが、今回は多分歌わないだろうな、と思って聴いていまして、カットされエンディングに行った瞬間、思わず「やっぱり…」と呟いてしまいました。
「それ行けベイビー!!」で「涙の雨はもう止んだ」というフレーズがあって、今回は最後に「熊本ベイビー」と替えている演出がありましたね。この「東京」の最後の「雨」というのはもちろん物理的な雨であると思うのですが、同時に心情的な、そういった表現で使われる雨でもあると思うのです。だからこれ以上悲しみという涙の雨を降らせるのは避けたのではないのかと思うのです。正直そこまで考えるだろうか…とも我ながら思ってしまうのですが、次の曲を見た時にそこを含め、流れ的なところで意図的にカットしたのかな…という思いをどうしても強くしてしまいまして…。
最初は中央のモニターに4枚のカーテンのような布が掛かっており、それが途中で落ち、映像が全面に映る、という演出がまたこの曲に合っていて良かったですね。
そういえば私はスタンド席だったのですが、そのスタンド席の通路を移動しながらカメラでずっとステージを撮っていましたね。モニターにそのカメラからのシーンは映っていなかったと思うので、撮影用だったとは思うのですが、それがどういった形で使われるのか(世に出るのか)少しばかり楽しみにしていたいと思います。
16.SMILE~晴れ渡る空のように~
空の映像だったでしょうか。鳥が鳴き、やがて空が晴れていき…といった映像だったと思います。
そしてこの曲です。先ほども書きましたが「東京」の「Ah, ah, ah… 雨よこのまま Ah, ah, ah… どうか泣かせて」がカットされた意図がここで完全に私の中で繋がった瞬間でもありました。
「炎の聖歌隊 [Choir]」から「東京」まで桑田さんはずっとギターを持っていましたが、この曲からハンドマイクでの歌唱となりましたね。ハンドマイクは1曲目の「明日晴れるかな」以来、というのは「晴れ」というワードで繋がっていると思いますし、「明日晴れるかな」の明日、というのは、色々な曲といいますか、世界観、街、天気…などを経たこの「ここから未来を始めよう」という、「SMILE~晴れ渡る空のように~」のことだったのではないのでしょうか。そしてある意味でずっと持っていたギターというのは傘の役割も果たしていたのかもしれません(?)。
「炎の聖歌隊 [Choir]」以来の手に付けていたライト点灯でしたね。
中央のモニターには国立競技場を始め、明るい都会の映像が映っていましたね。「東京」での暗い、夜の雨の東京を映していたところもあって、まさに今回はこの曲と「東京」の対比、というのが徹底的に書かれていたと思うのですよね。これもまた表裏一体のところでしょうし、「意図」がはっきりとしていた部分でもあったと思うのですよね。
…なんかねえ、今回こう聴いていてもちろん「希望」だったり「未来」を歌っているのでしょうけど、その「未来」を作るのは他の誰でもなく自分自身である、ということをなんだか痛切に感じてしまったりしたのよね…。
17.平和の街
TIGERさんとODYさんの歌唱が頭に入りましたね。内容は忘れてしまいましたが(衰え)、「皆さんお手拍子を」からの最後に「平和の街へ」…と。
晴れ渡った空からの「人生の旅はまるで雨のHighway」ですから、天気がコロコロ変わって困ります(?)確かに夏の天気は変わりやすいですから、そういったところでも夏要素を担っていたのかもしれませんね(?)。とはいえ個人的に「雨のHighway」は「雨と晴れ」に聴こえるところがありまして、人生の旅というものは山あり谷ありのまさに雨と晴れの繰り返しである、というフレーズとして解釈している部分がありますので、また雨が降った、という感じではないのですが。
この曲もまた聴けて嬉しかったですね。私自身曲というのは自分の中に落とし込むまでとても時間かかるタイプですので、本当は新曲のツアーというのは3年後くらいにお願いしたい、というところがあるのですよね(どういうことよ)。今回はシングル「人誑し/ひとたらし」1枚でのツアーだったので、もしかするとプラスで、ある程度2022年のベストアルバム「いつも何処かで」を土台にした部分もあったのかもしれません。だから「なぎさホテル」もそうでしたが、ある程度自分の中で分かり始めたタイミングでまたこの2曲に出逢えたのはまた特別なものがございました。
バレーダンサーも登場されていましたが、絡みはハイタッチだけでまさに平和の街でしたね(?)。それくらいが良いのです(?)。
ここであの曲ではないということは、本編最後はきっと…と思った瞬間でもありました。
18.Soulコブラツイスト~魂の悶絶
ゴングが鳴った…ということはもうこの曲しかありませんね。
ダンサーさんは白スーツの方がおふたりの登場でしたね。いつものマスクマンさんは2番の時に一瞬登場したものの、桑田さんとの絡みもそれほどなく、さっと去って行きましたね。何故か妙に哀愁を感じてしまいました(?)。
間奏のハーモニカは桑田さんが吹いていて、吹き終わると後ろにポイ、スタッフさんナイスキャッチ、という何処かで見たような景色が繰り返されていましたね。これがデジャブというやつですか(?)。
ここまでの所謂煽りパート、曲の発売年が2021年(SMILE~晴れ渡る空のように~)→2022年(平和の街)→この曲が2021年と最近の曲で構成されていましたね。ここが現在進行形であるところの桑田さんらしさを感じましたし、逆に煽りパートを大きく変えなかった2023~2025年のサザンとの違いでしたり、対比(もしくは反省?)などを感じてしまったのですよね。
この曲定番のミラーボールさんがいつの間にか出ていましたね。曲が終わってもすぐに引っ込まなかったので次は…と考えていたところで…。
19.飴とミラーボール/ディスコ・ヴァージョン~スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)
確かに曲名にミラーボールが使われてはいましたが、この曲が来るとは思わないではないですか。いや、実はライブでこのカンロ飴のCM曲からロングバージョンが作られ、それが披露されていたら面白いなどとは考えてはいたのですが、そのまま歌うとは…でした。桑田さんはカンロ飴をしっかり持ち、中央のモニターにも企業ロゴを表示とここまで徹底するのは流石でございました。天気の「雨」も1つライブのキーワードになっていたような気もしましたが、それ以上にこちらの「飴」も大切でしたね。スポンサー様への感謝を忘れてはいけません(?)。
からの「スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)」でございますよ。実はこちらに来る前に今回のライブの演奏曲数を聴いていておりまして、私はどうでもいいことを気にしながらライブを見ていますので(?)、いつもこれが今何曲目なのかを計算しながら見ているのですよね(ライブに集中しなさい)。「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」のところでも書いたのですが、ここまでの新しい曲の流れの中で、次の20曲目が本編ラストいうこと、そしてそれはきっとあの曲なのだろう…と予想していたのです。その中でこの19曲目にハマるピースとなる曲を考えていたのですね。それがまさか桑田さんソロ以前の時代であるKUWATA BANDの、ある種ソロとして一番古い時代といえるところ(1986年)から持ってきた、というのが正直意外だったのですよね。プラス今回ここまでの流れを見ていて、今回はKUWATA BAND曲はないと思っていたところでもあったので、よりそう思ったのかもしれません。そういえばKUWATA BANDも今年デビュー40年の年に当たりますね。そういったところも選曲に反映されたところがあったのでしょうか…?。
「Woman,Say!!Yeah.」のコール&レスポンスは最初客席に背を向けて、「メンバーさんYeah」と4回やっていましたね。その後に振り返って「お客様Yeah」(メンバーさんに引っ張られたのか、最初だけお客さんと言っていた)と同じく4回やっておりました。
ダンサーさんとの絡みもこの曲ではありましたね。4人登場されましたが今回はダンサーさんの数もかなり絞ってきているわね…とここで改めて気が付いた感じでございました。
歌詞テロップも毎回同じものを使っているだけ、なのかもしれませんが、「東京」といいこの「スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)」といい、この曲専用のフォントになっているのが面白いと思いました。
20.人誑し/ひとたらし
レーザー光線がモニターに向けられ何やら書かれており浮かび上がったのはツアーTシャツの1つにもなっていた、先行配信版でジャケットに使われていた「人誑し」マークでした。
中央のモニター前にも丸い大きなリングのセットが置かれ、如何にもラスト曲、という雰囲気があってのこの曲でした。
そうです。「平和の街」の時点で予想していたのはこの曲でした。新曲は煽りコーナーの1番最初かラストに置かれることが多い、ということと「平和の街」の曲調から繋ぐことを考えると、おそらく「人誑し/ひとたらし」が最後になるのかしら…と。
中央のモニター、モノクロでステージメンバーが映るのがかっこよくて良かったのですけど、特に山内さんは衣装も相まって特に合っていたように思います。「AKANE On My Mind〜饅頭こわい」の件もあって、もう私の中ではあなたがあかねです(?)。
ライト(レーザー)の演出もまた良かったですが、「茜色に染めるのは今でしょう!!」でちゃんと(ちゃんと?)ライトが茜色になるというのは、当たり前の演出といえば当たり前なのかもしれませんが、こう分かりやすくやってくれるところが良いですよね。
新曲で締まる本編って良いですよね。ソロでは「ヨシ子さん」や「100万年の幸せ!!」、「Let's try again ~kuwata keisuke ver.~」などありますが、逆にサザンでは2005年「みんなが好きです!」の「BOHBO No.5」以来無いのですよね。ここがある意味でサザンとソロの違い、ということなのかもしれません。
曲が終わると「ありがとう」と皆様そのままステージを降りていきました。ここで何か演出したりせず、そのまま終わったというのがまたかっこよく締まったといいますか、そういった演出を加える必要はなかったといいますか、これが「人誑し」たる所以なのかしら…とも思ったり思わなかったり…。
ステージを降りてからのアンコールがまあ早い、早い。「愛はスローにちょっとずつ」ですよ(?)。
スタンドではウェーブが起こっていましたね。ウェーブ担当のおそらく有志の方が頑張って走っておりました。おそらくステージにいた誰よりも運動量が多かったことでしょう(?)。
祭囃子のBGMとともにモニターには「まだ行きますか?」的な文章が(思い出せない)。
ここで桑田さん含めメンバー皆様が戻ってきましたね。
En1.真夜中のダンディー
ここでもギターを持ち、始まりましたのは70歳が奏でる「真夜中のダンディー」でした。1番と2番の頭の部分は替え歌がされており、全て覚えている訳ではありませんが(むしろ忘れている(衰え2))、1番では「もう何度もやっている歌ですが」などという半分自虐を込めたような歌詞になっていましたね。
確かに何度も歌っている曲ではありますが、桑田さんも、そしてこの「真夜中のダンディー」という曲も年齢を重ねて、毎回違ったかっこよさだったり渋さを感じさせる、感じやすい曲だと思うのですよね。今回は渋さというよりもかっこよさの比率が高く感じられた瞬間だったと思います。気が付けばダンディーさんも今年33歳と、桑田さんが作った年齢37歳に近付いていますね。そこを超えた5年後、というのがまたどんな「真夜中のダンディー」という曲になっていくのか、とても楽しみにしているのですよね。
Brotherのコーラス部分でカメラが誠さん→TIGERさんと映す流れはもう固定されていますね。
この曲だったでしょうか…。裏の桑田さんや誠さんのギターを置いている前で、おそらくギター担当のスタッフの方が弾くそぶり、いや弾いていた?映像が流れていまして、チーム一丸でライブを作っていることを改めて感じましたし、舞台監督である南谷さんを始め、そういった方にスポットを当てるシーンというのも、桑田さんのライブだなと思ってしまうのですよね…。
En2.悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)
「もっと行きますかー」と桑田さん。この一言で「悲しい気持ちかな…」と。そうでした(もっとテンション上げなさい、私)。
この曲で銀テープがパーンでしたね。何と今回はスタンドの方にテープが回ってきたのですね。通路側の人が頑張ったのか、たまたま数があったのか私のお邪魔した列の席の方にはテープが回っていたので皆さん良かったですねえ。
アンコールでの披露はかなり珍しいですね。2021年無観客配信ライブ「静かな春の戯れ〜Live in Blue Note Tokyo〜」ではアンコールでの披露でしたが、有観客ライブとしては初のアンコール披露というライブ定番曲でありながら、実はとても珍しいテイクともなっていたのですよね。
また桑田さんのライブにおける連続登場記録が更新されましたね。毎回ながら絶対欠かせない曲であることを感じてしまうのです(早く理解しなさい)。
基本的に腕組後方彼氏(もしくは彼女)面なおじさんでございますが、この曲は流石に体が動いてしまいますね。とはいえ指がトントントーンと動くくらいなのですが(これでもテンション上がっている方なのよ、私)。
En3.月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)
「真夜中のダンディー」が枯れていく自分を、「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」が1人で活動することの悲しみを歌っている側面がある曲ならば、この曲は病気発覚からの手術後に歌詞を書きレコーディングを行ったという、ある種その時の桑田佳祐自身が反映されている曲が続いて演奏されたわけです。そんな曲が並ぶ意味、というのは古希だからこそかもしれませんし、何処かで「夏」の終わりの切なさというものが、アンコールという終わりに向かっていく場所だからこその繫がりがある故だったのでは、と思ってしまったのです。
「知らずに済めば良かった 聴かずにおけば良かった」というフレーズが好きといいますか、いつも考えてしまうのですよね。この曲で桑田さんが指しているのはビートルズのことなのでしょうけど、こちらの身からしますとやはりサザンを思ってしまうわけで…。ここでしたり、Xでの呟きを見ていますと、私相当面倒、良いように言えば偏愛が変(?)ではないですか(自分で言うのか)。そんな私でも「知らずに済めば」…と考えることはあるのですよ。でもきっと違う何かに同じような面倒な愛を持つ奴になっていたのでしょうけど。それがたまたまサザンだった、ということでね…。でももし知らなかったら今の人生や出逢いというものも無かったわけで…。幸い素敵な方ばかりと出逢えているので、今のところは知って良かった、なのでしょうけど…。でももしそうなった場合にどんな人生を送り、どんな出逢いがあったのか、という「もしも」についてもふと考えてしまうのですよね…。
「月はいざよう 秋の空」のフレーズに「夏(祭り)」を終わらせる準備といいますか、もう秋が訪れる、ある意味で祭りの終わりとしてのエンディング曲といった感じがありましたね。
チビちゃんこと西村浩二さんが仁王立ちのような形で立っていたのですが、何処か弁慶に見えてしまいましたね。私だったらそのまま弁慶と同じく立ったまま最後を迎えていたことでしょう(?)。
En4.祭りのあと
曲の前に映像で花火が上がりましたね、そこからのこの曲でしたね。
夏祭りツアーをこの曲で締める、というのはベタといえばベタですし、私みたいな偏屈おじさん(老害ともいう)になると逆にならないのでは…?1曲目にしてしまうのでは…?などと考えてしまうわけで…。本当にイヤね、こういう奴は。だから嫌われるのです(?)。
でも、最後にちゃんとこの夏祭りを「祭りのあと」で締める、というところを今回のライブで感じておりました、セットリストの曲の並び方の「意図」が見て伝わってきたライブだからこその意味があると思ったのですよね。
「◯◯の街に」、その場所場所と変えることなく原曲のままで歌うことにも逆にこだわりを感じたといいますか…。
やはりこの曲が最後に来ると締まるのですよね。もちろん同じくライブのラストを務めることも多い「明日晴れるかな」もそうといえばそうなのですが、「明日晴れるかな」は曲名にもある「明日」へ向かう、ある種未来へ続く曲であると思うのですよね。「祭りのあと」はこの楽しかった時間が終わり、と1度「今日」で切ってしまう、でもその切なさだったりがライブの締めに合う曲になっているのかしら…と。
この曲も「秋風のShadow」と秋を知らせてくれますね。その一方で「終わらない夏に 誰かとめぐり逢う」ですから、冬に追加公演のあるこの夏祭りツアーはまだ終わらない、という冬に繋げる形になっているのも良かったのかしらと…。
最後は10回ジャンプで締めでした。
曲の終わりとともに最後のメンバー紹介。今回はダンサーさんは6人、ということもあってか珍しく1人1人全員を紹介していましたね。最後にセンターに集まってポーズを決めましょうと桑田さん。ここで「11PM」の音楽が流れ…という流れでございましたね。
「まだ熊本公演がありますが…」と前置きをした上で「夏編は千秋楽となります」と。
エンディングBGMは「AKANE On My Mind〜饅頭こわい」。アニメのエンディングでもありますからそうなりますよね。
ここでサポートメンバーの皆様はステージを降り、桑田さんも最後に…と思いきや。非常口の人のポーズ(その説明よ)で止まった桑田さんがステージ中央に戻り、何ともう1曲と…。
En5.青葉城恋唄
最後に1人残りカラオケでの披露でしたね。一瞬イントロが「春まだ遠く」っぽく聴こえてしまいまして、最後にこれを…?あれでも何か違う…?と。謎の困惑をしておりましたが、モニターに曲名が出てああ…と。
2011年「宮城ライブ ~明日へのマーチ!!~」は後に映像ででしたが、2013年「SUPER SUMMER LIVE 2013「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」」の宮城スタジアム公演でサザンとして演奏していたものを聴いて以来の生「青葉城恋唄」でしたね。
この曲も「明日へのマーチ」とはまた違う特別感であったり、こう来るものがありますよね…。
2番は桑田さんが先行して歌詞を伝え、一緒に歌おう、といった雰囲気を作っていましたね。ライブ後に前日の公演に参加された方から話を聴いたのですが、前日はモニターに歌詞が表示されていなかったらしいですね。
「季節(とき)はめぐり また夏が来て」…そうですね。15年目の夏なのですよね…と改めて。また色々な感情が襲ってきましてまた泣きそうになってしまいました。ただ最後に泣いてライブを終わりたくない…という謎の思いに不意に襲われ耐えてしまいましたが。
「あの人はもういない」、と歌う彼、桑田佳祐は今、ここにいる、そしてまた必ずここに、そしてあの街やこの街へとやって来る。だからこそ桑田佳祐の歌う「青葉城恋唄」には悲しみはもちろんあるにしても、その中に「希望」や「喜び」が混じっていると思うし、感じる、いや、私はそう信じている。
改めて最後の曲が終わり今度こそ…と思いきや、またも非常口ポーズ。今度は「許可なく勝手に引き継いでいる、いつものやつをやっていいですか?」と。そしていつもの「1.2.3、ダー」で締め、猪木さん…いや桑田さんは今度こそステージを去って行ったのでした。
さて、ライブの内容を振り返ってみましょう。
今回は「夏祭りツアー」ということで実際に「夏」が歌詞に入る曲というところでは多く選曲されていたと思います。しかし今回はポップな「夏」というのは控え目だったように思います。歌詞集話の中で暗い夏が多い、と桑田さんは話していましたが、暗い、というよりも桑田さんの持つ、といいますか原体験でしたり、お盆だったりの静かな夏というものを感じてしまう曲が多かったように思います。これが桑田佳祐の根底にある「夏」なのかしら…とも思ったりしてしまいました。
そこに「波乗りジョニー」を外してきた理由が詰まっている感じがありますね。そういえば2011年「宮城ライブ ~明日へのマーチ!!~」でも外していましたし、そこを踏襲していたのかもしれませんが。
また曲と曲の繫がりをかなり意図をもってセットリストを組んでいたようにも思いました。特に「晴れ」と「雨」でしたり、「街(故郷)」というものを強く意識していたのかしら…と。特に「街」というものについては歌詞にある曲が多いように感じられましたし、何か明確なものを持っている感じがあったのですよね…。
あとこれは何となくでも(勝手に)強く感じてしまったのは、「今、桑田佳祐という人はとても歌いたいと思っている」ということでした。歌手なので当たり前なことなのかもしれないですけど、今回はそれを特に感じてしまったのですよね…。これが「NEW 70'S」ということでしたか(?)。
また素敵で素晴らしいライブにお邪魔することが出来て感謝でございます。また忘れることのない大切な何かを受け取ってしまいました。
最後に桑田さんを始め、サポートメンバーの皆様にスタッフの皆様、このライブに関わった全ての皆様ありがとうございました。あなたたちみんな人誑しです(?)。僕はメロメロです(?)(最後にサザンの曲を出すんじゃない(壮年JUMP))。
また何処かの街にお邪魔し、お逢い出来る時を楽しみに日々を過ごしたいと思います。
余の談
書かなくてもいいのに書いているいつもの愚かな余談のコーナーです(三角コーナーとも読んで下さいな(?))(生ゴミよりも役に立たない)。
今回もチケットはなかなか厳しいものがあったようですね。
私は有休という言葉の意味を良く知りませんので(?)、土曜日の公演となっておりました、東京・三重・宮城の3つに応募しておりました。個人的にライブなど行く会場や日程に付きまして、私は何かしらの「意味」を思ってしまうところがありまして、正直この3会場全て、いずれかに当選していた場合の「意味」というものを考えていたのですね。でも私は最初の方で書きましたが、この3つの中でもし当選するならばきっと宮城公演なのだろうな、と思っておりました(そして結果を見た時にその通り過ぎてもうね)。
その理由は2つございまして、1つは去年のサザンのツアー「サザンオールスターズ LIVE TOUR 2025 「THANK YOU SO MUCH!!」」での石川公演で「Relay~杜の詩」を聴いた時に(あの石川2日目アンコールでのビッグピースマークTシャツについてご存じの方はご一報を(?))、色々とリレーしなければ行けない「想い」があることを深く、深く感じてしまったのです。となると、私の浅はかな考え方ですと、次にお邪魔するライブの場所がそのリレーし、バトンを届ける場所なのではないのかと…。
そしてもう1つ、今年は東日本大震災発生から15年で、ちょうど「宮城ライブ ~明日へのマーチ!!~」の開催から15年となる日程になっていたのですよね。私、当時東北…はっきり言ってしまえば福島に住んでおりまして…(実は最近県外に引っ越したの、これぞ本当の余の談)。ただ当時この宮城ライブには応募しませんでした。自分よりも行くべき人がいる…と思ったのと同時に、自分にとっての初ライブ、初桑田(サザン)をこのライブにしてしまう、というのはあまりにも重い「意味」を持ってしまう気がする…、と感じてしまったのですよね。まああと単純にライブに行く勇気がなかったのですが(これは今も)。
なので日程を見た時に、ああこれはもしかして…と。
もちろんこれは15年越しのリベンジ、とかではないのですよね。ただそういった「意味」でしたり、ある種の「運命」だったのかしら…と。
何か想いをリレー出来たのか、15年後の宮城でのライブにお邪魔した「意味」というものは正直今はわかりません。でも「明日へのマーチ」や「青葉城恋唄」を聴けたことに対しての感情こそがここに来た意味であることだけは間違いないと思います。
しかしいつもいつも後で何かしらに気が付くように、その「意味」が不意に降ってくる日を私は待っています。
今回はいつもよりまともな(まともか?)余の談でございましたね(自分で言うな)。