適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

勝手にシンドバッドといとしのエリーの両方を演奏しなかったサザンのライブを雑にまとめてみた

先日、「「勝手にシンドバッド」と「いとしのエリー」という初期の初期であるこの2曲の両方を演奏したことの無いライブはいくつあったのだろうか…」とふと思ってしまったので(いつもこういう書き方をしてますけど、実際そんなことばかり考えているダメな人なのです…)、またまた調べてしまいました。…まあ思いっきり一番最近のサザンのライブのセットリストはそうだったのですけどね…(ネタバレというほどでもない余計な一言)。

 

SASたいした発表会・私は騙された!!ツアー’83

初めてこの2曲を演奏しなかったのはこのライブでした。と言いましても「ステレオ太陽族」(1981年)以前の曲は1曲も選曲されていないのですよね…。アルバム「綺麗」のライブツアーで「綺麗」というアルバムがサウンドにコンピューターを本格的に使い始めた作品と言うこともあり、ライブにおいても「新しいサザン」を模索していた時期、なのかも知れません。

もしくはツアーが始まる前の夏に他アーティスト(と書くと桑田さんに一言言われてしまいそうですね)とのジョイントライブ・フェスを行なっておりその模様が「たいした夏」という写真集に収められており、セットリストもすべて(サザン部分のみ)記載されているのですが、ここではすべてでシンドバッド、時々エリーを演奏していまして、そこからのたいした発表会なのにこの2曲を演奏せず、私は騙された!!…というネタが浮かんでしまったので書いてしまった蛇足な文でした(ごめんなさい)。

余談ですが、とある会場では盛り上がってしまったため、シンドバッドを(恐らく追加で)演奏したという一文を見たことがあるので、完全にすべての人を騙せたわけではないようです(?)。

 

・熱帯絶命ツアー夏”出席とります”

残念ながら84年の夏はあのシンドバッドさんとエリーさん2人とも欠席となってしまいました。

このライブではさらに83年以前の曲は2曲のみの選曲になるなど(Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)(81年)とOh!クラウディア(82年))、更にシンドバッドもエリーも遠くになりけり…ともしかすると当時のサザンがこの2曲を使わずに人気者でいけるのかという試行錯誤の時期だったのかも知れません(?)。

ちなみにこのツアー終了後には「桑田佳祐オールナイトニッポン」でラジオライブ「ライブat鐘つき堂」というものがありまして、こちらではちゃっかりと(?)2曲とも出席しています。こう見ますとライブではニューサザンを押し出しつつ、ラジオなど不特定多数が触れるような所では「いつも(もしくはかつて、になりますでしょうか)のサザン」とバランスを取ろうとしていたのかも知れません。

 

・大衆音楽取締法違反”やっぱりアイツはクロだった!”実刑判決2月まで

82年までの曲は6曲選曲されるなど、前回よりも増えてはいますが、大衆音楽取締法に違反していたのか(?)3連続で2曲とも演奏されませんでした。

こうしてみますと、現在ではセットで演奏されることが多い「ボディ・スペシャルⅡ」が登場してからシンドバッドが(83年フェス以外では)選曲されていないので、代役といっては失礼ですが、この2年で80年代のシンドバッドへ(もしくは新たな定番煽り曲として)育っていったと言えるのかも知れません。といいましてもこのツアーの間に行なわれた年越しライブ「縁ギもんで行こう」ではシンドバッド解禁+ボディスペさんとの共演を果たしているのですが…。

今思えば、後のライブ定番曲封印発言の頃よりちゃんと(?)封印している…と言ってはあれですが、ツアーで封印、ラジオや年越しなどのイベント的ライブでは披露、とうまくバランスを取っている気がします。

 

・牛

何と大衆音楽取締法違反ツアー以来約12年ぶりに2曲ともに選曲されないライブとなりました。つまりそれまでの年越しライブではどちらか(といいますかシンドバッドは縁ギもん~しじみまでのすべての年越しライブで選曲されていましたが)は演奏されていたと言うことなのですね。

定番曲も多少は演奏されてはいますが、お久しぶりな曲中心の所謂レア寄りな選曲がされていたこともあり、大定番であり、メジャー曲のトップでもあるこの2曲は当然ながら外れてしまっていますね。

2曲とも98年の野外ライブ「モロ出し祭り~過剰サービスに鰻はネットリ父ウットリ~」まで演奏されることがありませんでした(正確には新宿日清パワーステーションのファイナル・イベントである「FINAL COUNTDOWN “来ればわかる!”」では出演者全員という形で渚園よりも前に歌ってはいますが)。

 

・おっぱいなんてプー

前年の年越しライブ「牛」以上に濃厚なセットリスト(最近この選曲が所謂マニアックだったのか分からなくなってしまったひとり愚かなピエロの私)になってしまったことにより、多分そういうコンセプトになった時点で選曲される可能性はほぼ無くなってしまったのでしょうが…。

ちなみにこのライブで久しぶりに演奏されたエリーさんの同級生である「ラチエン通りのシスター」(発売日を見て学年が変わるやろ、というツッコミがありますでしょうが見逃してください(?))はこのライブ以降ちょこちょこ演奏されるようになり、サザンのライブに限定すればエリー6回、ラチエン4回とエリーさんの代役ポジションに…と書こうと思ったら、何とラチエンさんが選曲されるときには必ずエリーさんも選曲されているではありませんか…(過去のゆく年くる年もそうでしたね)。つまりエリー不在で同級生として(?)代役を務めたのはこの1度切りだったのでした(ということはまさかバータ…(以下自重+ラチエンさんに大失礼))。

 

・Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)~素敵な春の逢瀬~

渚園のビデオ(DVD)での定番曲封印発言後初のライブと言うこともあり、歌うことはありませんでした。ただ「おっぱいなんてプー」のように完全に定番曲を演奏しなかったわけでは無く「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」や「みんなのうた」「マンピーのG★SPOT」などは選曲されていますが。

こうしてみますと特にマンピーは(「牛」を含め)かつてのボディスペのようにシンドバッドの代打的ポジションになっているように思いますね。2000年の「茅ヶ崎ライブ」で本編ラスト曲となって以降はシンドバッドと同じく3回本編ラスト曲になっているため、偶然かも知れませんがよりそんな感じがしますね。

このサザン初のドームツアーに連れて行ってもらえなかったせいか(?)、その後2005年のツアー「みんなが好きです」でシンドバッドが演奏されたのみで、エリーに至っては1度もドーム公演を果たしてないのですね…。

 

・暮れのサナカ

セオーノから約5年ぶりに選曲されないライブが開催されました。同時に1999年の「歌舞伎町ライブ」から再び続いていたシンドバッドのライブ連続演奏記録が途切れたライブともなりました。

そもそも「暮れのサナカ」というライブが「牛」や「おっぱいなんてプー」とはまた違った珍しい部類のライブだったことも影響していたのかも知れません。もちろん定番曲も何曲か演奏しているのですが、マンピーで恒例のヅラを被らず歌ったり(「牛」もそうでしたが)、ラスト曲がバラードでは無く「みんなのうた」、序盤に大人な雰囲気のバラードコーナーがあったり、更に撮り下ろしの映像とカバーを含む横浜にちなんだ曲メドレーを合体された「横浜探偵物語」など目白押しでしたね。

…まさか色々詰め込みすぎて入れるのを単に忘れていただけなのかも…(そんな訳ない)。

 

・おいしい葡萄の旅

さあ冒頭に書きました1番最近のライブで同時に2曲を演奏しなかったライブはこれですよー。

36曲と2曲を演奏しなかったライブとしては最多でしたが、アルバム「葡萄」のツアーだったため葡萄収録曲は勿論ですが、途中にKAMAKURA、海のYeah!!コーナーといっていいようなところがあったり、桑田さん曰くいらない曲のコーナー(裏サザンとも)と「暮れのサナカ」にも負けていないくらい詰め込まれていたので、やる暇が無かったのでしょう(?)。もしくはボディスペ→マンピーとくれば最後は…と思ったらマンピーさんラストで本編を締めていたので、表と裏のサザンのバランスを取った結果だったのかも知れません。

しかしエリーさんは本当にドーム運が無いですね…。

 

はーい。そんな訳でまとめてみました。結局シンドバッド・エリーを共にやらなかったのは8回でしたね。…そもそも殆どのライブでシンドバッドが演奏されているので、シンドバッドを演奏していないライブで調べるのとほぼイコールになるのですが…。エリーを演奏してシンドバッドカットの方が逆に珍しかったですね。サザンオールスターズがやってくるニャーニャーニャー・愛で金魚が救えるか サザンオールスターズ PAAPOOツアー’82(公式サイトのライブデータではそうなっていますが、ライブビデオ「武道館コンサート」では歌っている)・青年サザンのふらちな社会学(ツアーの最初の方では演奏されていないっぽい)とありますが、実質ニャーニャーニャーの1回になるのでしょうか。

改めて「勝手にシンドバッド」は凄いなと思いました(勿論「いとしのエリー」も)(あまりにもお粗末な締め)。

 

おまけ

その2曲が演奏されなかったライブで逆に1番演奏されている曲を調べてみました。

5回

匂艶THE NIGHT CLUB、マチルダBABY、ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

4回

Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)、ボディ・スペシャルⅡ、赤い炎の女、開きっ放しのマシュルーム、メリケン情緒は涙のカラー、TarakoマンピーのG★SPOT

 

やはり「人気者で行こう」のスタジアム・全国ツアーがあったこともあり、この辺りの曲が多かったですね。基本的に盛り上がるタイプの曲が多く、シンドバッドのお休みの際に我こそが煽り曲ポジションを…という気持ちがあるのかもしれませんね(?)。

ちなみにですが、「開きっ放しのマシュルーム」はこの4回がライブで演奏された回数とイコールになるので、1度もシンドバッドとエリーのどちらの曲とも共演したことが無いのですね…。以前ツイッターにて「開きっ放しのマシュルームさんは、1985年に実刑判決を受け、おっぱいなんてプーでようやく12年ぶりに娑婆に出て、その後さりげなくセオーノで春の逢瀬を楽しんでいる姿を目撃された以降は隠居しているのでは…という謎の物語が出来そう(?)」というライブ演奏を絡めたネタツイートをしたことがあるのですが、これに付け足すとすれば大衆音楽取締法違反とはシンドバッドとエリーとの共演を熱望しすぎて、反旗を翻してしまったのが引っかかったのかも知れませんね(?)。ということはおっぱいなんてプーの頃は仮釈放だった…?、という余計な妄想が始まってしまいましたね(どうでもいい定期)。

 

 

あとがきのようなもの

6月はサザンのデビューがありますので、ここもサザン強化月間として(?)週1回…いや10日に1本書けたらいいなと思います(多分無理)。