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サザンオールスターズのROCK IN JAPAN FESTIVAL2005年と2018年のセットリストを雑に振り返ってみた

6月25日にサザンが「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024」に出演すると発表がありましたね。サザンとしては2005年・2018年に続き3度目の出演となります。

ということで(?)(話の展開下手か)、過去2回のセットリストを何となく振り返ってみようかと思います。

まずは2005年から振り返ってみましょう。

 

2005年

1.チャコの海岸物語

2.フリフリ’65

3.マンピーのG★SPOT

4.神の島遙か国

5.愛と欲望の日々

6.汚れた台所(キッチン)

7.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

8.夏をあきらめて

9.真夏の果実

10.希望の轍

11.HOTEL PACIFIC

12.勝手にシンドバッド

13.BOHBO No.5

En1.天国への階段~みんなのうた

 

2005年は1983年以来22年ぶりのフェス出演というのが、1つ大きなトピックスとなっていましたね。

1曲目は「チャコの海岸物語」でしたがこの曲については、ある程度マニアックな面も見せたいというところから、敢えてロックフェスというところからズラした選曲にしたと桑田さんは述べていましたね。とはいえ「フリフリ’65」「マンピーのG★SPOT」と所謂ロックサウンドな曲を次に持ってくるというのはバランスといいますか、しっかりコンセプトに載せたところがありますね(はいそこ、去年の「暮れのサナカ」の2〜3曲目と同じとか言わないの)。そしてサザンのライブでも2回しかない3曲目マンピー(牛・暮れのサナカ)をここでやってくるというのはフェスという特別感がありますね。

「神の島遙か国」(2005年)と「愛と欲望の日々」(2004年)と「今のサザン」が続いた後に「汚れた台所(キッチン)」「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」と続きます。汚れた台所も桑田さん曰く客席を引かせる曲ということでしたが、それが一番ロック、といいますかバンドしている曲というのがまた良いですよね。そして2曲目でも煽りでもない地味に珍しい中盤ミスブラさんという、「魅せる」コーナーにも鳴っていたと思うのですよね。

バラード〜煽りという流れの中で「夏をあきらめて」「真夏の果実」「希望の轍」と知名度の高い曲が続きますね。希望の轍の煽りコーナー入りも1993年の「しじみのお味噌汁コンサート」以来と曲数が限られるフェスだからこその選曲によって思わぬお久しぶりが出てくるのも面白いところではないのでしょうか。

HOTEL PACIFIC」「勝手にシンドバッド」「BOHBO No.5」と煽りが続きましたね。何と申しましょうか…。勝手にシンドバッドで締めではなく、その後に新曲(BOHBO No.5)が来る流れが好きなのですよね…。歴史の最初と最も新しい部分で本編が締まる、という歴史が繋がっている感じが良いのですよね…。それをフェスという場でやったというのがまたねえ…。

アンコールは「みんなのうた」で締め。これも暮れのサナカと同じと言ってしまえばそうなのですが、バラードで締めず、盛り上がる曲でしかも「いつの日かこの場所で逢えるならやり直そう」というフレーズのあるこの曲だからこその意味がある選曲だったと思うのですよね。

 

2018年

1.希望の轍

2.いとしのエリー

3.涙のキッス

4.せつない胸に風が吹いてた

5.栄光の男

6.My Foreplay Music

7.愛の言霊~Spiritual Massage~

8.闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて

9.真夏の果実

10.LOVE AFFAIR~秘密のデート

11.壮年JUMP

12.東京VICTORY

13.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

14.HOTEL PACIFIC

15.マンピーのG★SPOT

En1.みんなのうた

En2.勝手にシンドバッド

 

2018年は前年桑田さんがソロで出演した時の反省(「昔のフェスの雰囲気でやってしまった」「暗い曲をやり過ぎた」等々)があったのか、かなりストレートな選曲になっていましたね。2005年のようにチャコで外す、というようなことはせず「希望の轍」というストレートでスタートします。このフェスの前に行ったライブである「キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」」ではこのフェスでやるために轍や「マンピーのG★SPOT」は温存した、と後に話していたこともあり、並々ならぬ思いがあったことは想像に難くありません。

2曲目からは.「いとしのエリー」からMCを挟んで「涙のキッス」「せつない胸に風が吹いてた」「栄光の男」と比較的落ち着いた曲を続けていますね。ここはどちらかというと良い意味でのベテラン感を敢えて見せるところがあったと思うのですよね。ストレートとはいえある程度押したり引いたりといったところのバランスはきちんと取っているといったところでしょうか。

「My Foreplay Music」「愛の言霊〜Spiritual Massage〜」「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」と徐々に盛り上げて行くといいますか、2005年の「汚れた台所(キッチン)~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」の流れのような「魅せる」コーナーであると思うのですよね。愛の言霊知名度がある方だとは思いますが、こういうサザンの一面もあります、というのを新曲(闘い戦士)を交えつつ披露したと言ったところでしょうか。

真夏の果実」「LOVE AFFAIR〜秘密のデート」「壮年JUMP」とサザンポップス、といった曲が続きましたね。「壮年JUMP」は新曲ではありましたが替え歌がされていて「夢とロマンのスーパー・ヒーローは未来のドアを開け待っている」と去って行かずに待っている、と替えていましたね。新曲の替え歌というのも珍しいですが、個人的に私はこの「待っている」が大好きなのですよねえ…。待っていると言うことは一緒に未来へ…という事ですし、曲のテーマとしてはズレてしまいますが、フェスという場ではぴったりと思ってしまうのですよね…。

煽りは「東京VICTORY」「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」「HOTEL PACIFIC」「マンピーのG★SPOT」と4曲でしたね。この辺りはもう手慣れているといいますかきっちり盛り上げていくというところになりますね。アンコールに入っていたとは言え「勝手にシンドバッド」抜きで構成するというのがこういったフェスでは意外と珍しい選曲だったのではないのでしょうか。まあそれがなくても押し切れるところに強さがあるのでしょうが…。個人的にはマンピーでの(これは映像で見た物なので現地ではどうだったのか…ですが)、ライブのベースイントロ、多分曲名、もしくは画面に「G」が出た瞬間、イントロと爆発の3回歓声が上がるシーンが好きなのですよね。最初のライブイントロはサザンのライブに行ったことがあって知っている人、「G」でマンピーと分かる人と徐々にマンピーのそれもフェス独特の雰囲気が作られているような感じがあって良いなあ…と思うのですよね。

アンコールは.「みんなのうた」「勝手にシンドバッド」。「いつの日かこの場所で逢えるならやり直そう」を13年ぶりに果たした後に、最も盛り上がる曲で締める、というのが、40周年という特別感も相まって綺麗な締めになったと思うのですよね。

 

さて2005年と2018年を振り返ってみましたがここで今年の予想、とは言わないまでもこの2回の傾向から探ってみましょう。

まず過去2回両方で披露されたのは、「勝手にシンドバッド」「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」「みんなのうた」「真夏の果実」「希望の轍」「マンピーのG★SPOT」「HOTEL PACIFIC」の7曲になっていますね。ちなみに桑田さんがソロで出演した2002年はサザン名義の曲も3曲披露していますが、その3曲というのは「希望の轍」「マンピーのG★SPOT」「HOTEL PACIFIC」なので、この辺りはほぼ確定といったところでしょうか(とはいえ過去と同じになると考え、敢えて外してくる可能性もありそうではありますが…)。

そして今回は最後の夏フェス、ということでサザンの出番は長めに取られると公式からアナウンスがされていますね。2005年が14曲、2018年が17曲ですから、2018年の17曲よりも少し多い20曲前後になるのでしょうか。上記した7曲が確定と仮定しまして、そこに新曲である「恋のブギウギナイト」は間違いなく入ってきますでしょうし、去年の歌詞に「「Rocking On」でShow!!」とあります「盆ギリ恋歌」や仮タイトルが「ひたちなかの海」でした「歌えニッポンの空」も候補曲になりますでしょうか。となりますとこれで10曲が埋まりますね。おそらくもう1曲くらいはライブ前に新曲さんがご登場しそうですので、そうなると残りは…と考えますと、切りが無くなりますのでこの辺りで締めましょう。

ただその「最後」を意識した選曲なのか、「(フェスをちょいとだけ意識した)いつものサザン」なのか、というのは気になるところではございますね。色々と考えつつ、9月23日の「正解」を楽しみにしたいと思います。