適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

桑田佳祐LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう!!」の感想のようなものを(東京編)(ネタバレあり)

12月10日に東京ドームで行われました桑田さんのライブにうっかりこっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

タイトルにあります通り、今回もセットリストや演出等々について思いっきり書いておりますので、ネタバレを避けている方はご自身のネタバレ解禁まで見ないようにどうかお気を付け下さいませ…。

 

前回の宮城編も合わせてみていただけるとより違いが私の間違いが分かると思いますのでお時間がある方はこちらも是非…。

 

今回のツアー当初は宮城だけの予定でございました。しかしもう一度見たいと欲が出てしまったのですよね…。しかし横浜も東京の一般も縁が無く、旅は終わりかしら…と思っていた5日の午前中、ふとTwitterを開きますと、何と東京の一般チケットが復活しているという情報が。ツイートされていた皆様ありがとうございました。いつもは考えてしまうのですが、つい反射的に取ってしまいました。さあここからが大変です(?)。新幹線とホテルの確保等々(結局日帰りを選択)久しくしていないことをするのに色々と忘却しており多少手間取っておりました。

 

何だかんだで当日自分としては珍しく、行くのにも半信半疑ないつもの緊張とはまた違う変な精神状態で出発していましたね。

途中3年ぶりに関東にしかないチェーン店でチャーハンを食べるという一大イベントをこなしつつ(?)東京ドームへ。早速向かいましたは野球殿堂博物館。大分落ち着きました(?)。殿堂入りしている大好きなOB選手のレリーフ前に行くという儀式(?)を終えいざ東京ドーム内へ。

30分前に席に着くとあとはひたすら読書タイムでございました。そうしているうちに開演前アナウンスが今回はカメラが多めに入っているということ、やはり東京ドーム公演がベースになるのですね。

そして開演。今までで一番緊張していなかった気がします。

さてここからは100%ネタバレでございます。引き返すなら今です(?)。



1.こんな僕で良かったら

冒頭の雨、雷がかなり激しくなっていましたね。「東京」だからでしょうか(?)(場所と曲をかけたという意味で)どうやら他の公演もそうだったようですが、雷苦手おじさんとしては大変です(?)。

桑田さんが立つ近くのテーブルに飲み物を準備するなど、バーの店員さんの動きが細かくなっていましたね。

イントロが始まってからの桑田さんドアからご登場でしたね(前回の宮城ではどのタイミングだったか覚えていなかった)。…桑田さんの姿を見た瞬間また泣いてしまいました。私にとって、もうそういう方なのですね、ええ…。何と申しましょうか…。「こんな僕で良かったら」というタイトルとも結び付いているところもあると思うのですよね。

やはり中盤の一部がカットされていましたね。最初から最後までそう行くのでしょう。

歌終わりに桑田さん「酔っちゃった」、グラスを指して「牛乳ちょうだい」と、よりバーにふらっとやって来た人感を出していたように思います。

 

2.若い広場

今回は冷静に見れたと思います。2階の上の方から見ていたのですが、少し揺れている客席全体がよく見え、それが若い広場という曲のテンポ感や雰囲気と非常にあっているように感じました。「肩寄せ合い〜」がご時世的にまだ出来ない事もあり、その代わりに…というのとある種の一体感というものが雰囲気に載っていたのでしょうか。

「あの日観てた"サウンド・オブ・ミュージック" 瞼閉じれば蘇る」のところで眼を閉じたのですが、また色々とライブの事を思い出して泣きそうになってしまったので、慌てて眼を開けました(台無し)。

 

3.炎の聖歌隊 [Choir]

2階席ということもあったのか、若い広場まで殆どの方々が座っていましたが、曲が始まる前のovertureで皆さん立ち上がっていましたね。そういう立ち上がる為の準備としても、心の準備としても必要なのかしら…と。

金テープは大サビのところでパーン(前回間違えて覚えていたのでちゃんと確認したおじさん)でしたね。

2021年「LIVE TOUR 2021「BIG MOUTH,NO GUTS!!」」でも3曲目でしたが、この時は1・2曲目がギター持ちで、今回はスタートからハンドマイクでその流れのままというのが、何と申しましょうか、去年のまだ客席との距離間の迷いもあったでしょうし、1つ装備として、そして自らギターを弾くことによってよりメッセージを伝えようとするものがあったのかな、と思うのですよね。今回はそういう装備を外した上で演出を前回よりも前面に出したような感じを受けました。

 

MC

原由子の夫です。は周りの女性の方々が声を出して(本当はよくないのでしょうけど)笑っていましたね。すぐ終わります、28分くらいで終わりますと具体的な数字を出しておりましたね。

 

4.MERRY X'MAS IN SUMMER

鈴の音からのこの曲の流れはそのままでしたね。サポートメンバーの方々もキョロキョロしているあの感じが好きです(?)。

上から見れたので、サンタさんとトナカイさんの動きがよく見えました。終盤ソリを乗り捨てて(?)ステージ裏に消えた時はどうしょうかと思いました(?)(当たり前ですがすぐに戻って来ました)。

12月に聞くこの曲は当たり前ですが、クリスマス寄りに聞こえ、また宮城の時とは違う感じを受けましたね。よりこの曲が大好きになった瞬間でもありましたね。

そういえば主に使われていたライトの色が赤と緑だったのは、サンタとクリスマスツリーだったのかしら…と今更ながらに。

 

5.可愛いミーナ

大好きな曲が続く流れだったこともあり、敢えてモニターを見ずにステージの方を注視していましたね。よく米粒サイズと例えられますが、私には柿の種サイズくらいにはステージの皆様を感じておりました(?)。そういえば双眼鏡を持っていた方が周りに何人かいましたね。ドーム周辺で900円で売っている方がいましたが、あれは訂正価格だったのでしょうか。

ラストの「サヨナラしたのは〜」はやはりカットでしたね。まあきっとカットしたのも「気まぐれのせいさ」なのでしょう(?)。

この曲のライトは紫でしたが、前に演奏されたMERRY X'MAS IN SUMMERがKUWATA BAND名義の曲でこの曲では「タバコの煙が目に沁みただけさ」というフレーズがありますから、その2つを合わせた(?)「スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)」の「ムラサキの煙にゃ口説かれた」がイコールとしてこの曲での色の採用になったのかもですね(?)

 

6.真夜中のダンディー

間奏のギターを弾く前に後ろを向いていた中さんがクルっと客席を向いてからギターを弾き始めるあの流れ格好良かったですね。

アウトロからの桑田さんのギターソロのところは宮城よりも明らかに何かしらの曲を弾いている感がありましたがあれはそうなのでしょうか…?。誰かツアー終了後に夜遊びに投稿して下さい(?)(他力本願)。

曲終わりに近くにいた方が「クローズアップ佳祐とおんなじや」(関西の方のイントネーションでした)と一言。次からちょいと変わっていくのでお待ちを、と心の中で返しておりました(?)。

 

7.明日晴れるかな

MCで28分くらいで終わります、と言っていましたが、ちょうどその時間に当たる曲がこの曲ですから、信じてしまう方は本当に終わりかと思いそうと考えておりました(?)(多分そんな人はいない)。

ラストの「明日晴れるかな~」のところで両手を広げて念を送るように音に合わせて手を動かしている方の姿が見えまして、ただあの部分を歌いたい、というだけでなく声に出せない思いを伝えようとしているのかしら…と。

最後、歌い終わった桑田さんが拳をグッと握りしめて掲げていたのがとても印象的でしたね。

 

8.いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)

ここまでライトやモニターの映像の色がほぼ被りなく使われていて(勿論そういう演出なのでしょうけど)、遠くからの視覚的にもほう…となっていたのですけど、明日晴れるかなのオレンジ(朝日(夕陽?))からこの曲の青を基調としたステージの色への変化が個人的にとても良かったのですよね…。曲調から感じます、明日晴れるかなの温かさといつか何処かでのクールさとの対比とも見えて素敵だな…と。

間奏の曽我さんが弾かれていたキーボード(シンセ?)がまた良かった、といいますかよりクールさが醸し出される要素になっていたのかしら…と。

 

9.ダーリン

さて大好きな愛のささくれ先生…と思いきや、なんとダーリン先輩が。どうやらツアーの途中から変更されたようですね。これは恐らく愛のささくれ大好きと言っておきながら、宮城も東京も日帰りとホテルもカラオケルームも押えていなかった私に責任がありますね(?)。猛省致します(?)。

2曲バラードが続いたこともあるのか周りは割と座っていらっしゃる方が多かったのですが、ダーリンのイントロが始まった瞬間、立ち上がる方がそこそこいらっしゃったのですよね。そういう曲ではありますが、愛のささくれですとそうはならないではないですか。流石に3曲座ったままで次の「NUMBER WONDA GIRL~恋するワンダ~」がこのブロックでは激しい曲になりますし、その前のクッションでありある種の「間」としてはあの反応を見るとダーリンの方が良かったのかな…と。

またアンコールでは日替わり枠でしたが、冬の曲ですし12月仕様のセットリストと考えるとよりハマっている感じもありましたね。

桑田さんがカメラに近付いて歌っている所がありましたがモニターには映りませんでしたね。放送・映像化までのお預け、ということでしょうか(?)。

この位置での披露は初でしたね。2011年の「ライブ in 神戸&横浜 2011~年忘れ!! みんなで元気になろうぜ!!の会~」14曲目の披露でしたし、ライブタイトルに「元気」が付く時のダーリンさんはちょいと出番が早くなる傾向が生まれそうですね(?)。

 

10.NUMBER WONDA GIRL~恋するワンダ~

曲が始まる前のovertureを誠さんが弾いてきたのですが、赤いスポットライトと誠さんの白い衣装が相まって、この時の赤く染まった誠さんがいつもの雰囲気とは違っていてまた格好良かったですね。

2番だったでしょうか。「女 Magic」の「Magic」がとても「赤い炎の女」の歌い方に近い歌い方をしているところがありまして(私が感じただけかもシリーズ)、赤いステージも相まって一瞬混乱しかけた私でございました(?)。

 

11.東京音頭〜 SMILE~晴れ渡る空のように~

ここの枠、東京はどうなるのかしら…と思っていたところ「東京音頭」でございましたね。そういえば曲が始まる前桑田さんから「お手拍子を」(この言い方がまた素敵ですよね)とありましたが、こちらも毎回言っているのでしょうか…?。

野球好きでもありますので、曲に合わせて傘を振る動きを少しだけやりつつも(東京ヤクルトスワローズの応援ですね)、もう1つ50~60年前の話でございますが、「東京音頭」が使われていた球団である東京オリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)に思わず思いを寄せておりました。しかも私の一番大好きな野球選手がこの時期のオリオンズに在籍しており、このライブの前に野球殿堂博物館レリーフを見に行っており(時間があれば必ず見に来ております)、この瞬間だけ、ここは東京ドームではなく東京スタジアムだ…となっておりました。さて野球話はここまでにしておきましょう(?)。

東京音頭からのSMILEでしたが、多分ですが東京音頭中にモニターに使われていた東京の写真の空がどれも青空だったのですよね。その流れが何となく印象に残っているのですよね(最後の方に出たスカイツリーの写真のイメージが強いだけかと思いますが)。

ライブでは東京で初めての演奏になりましたね。もしかすると2年前に国立競技場で披露される可能性もありましたし、どっちが良かったというのではなく東京五輪に向けて作られた曲を東京の地で聞けたというのはまさに「長きこの地球の 歴史の一幕に立ち会う事を 奇跡と呼ぶのだろう」なのかな…と。そういえば東京オリオンズ東京音頭を応援に使うようになったのが1964年と奇しくも最初の東京五輪が行われた年だった…というのも偶然としては出来過ぎていますね。

 

MC

メンバー紹介がありましたね。カースケさんのところではドラムを叩きながら「ラララ~」と勝手にシンドバッドを。桑田さんも思わず「砂ま…」と歌いかけていましたね。

曽我さんの早引きは若々しいプレイを、に変わっていましたね。

 

12.鏡

前回の感想にも書きましたが、ほぼ誰もお手拍子(すぐ使う)をしていないのが改めて鏡で手拍子は控えて欲しいというのが浸透しているのね…と思った次第でございます(?)。

「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」でも吹いてはいますが、やはりギターを持ってアルバム「孤独の太陽」収録曲のハーモニカを吹く桑田さんは良いな…と。何故かあの瞬間だけあの1994年の匂いがするのですよね(その時まだ知らなかったくせに何を)。

後ろのモニターには1羽の鳥が空を飛んでいるアニメーションぽい映像が流れていたのですが、最後三日月に向かって飛んでいくので、「啼きながら鳥は何処へ帰るだろう」というフレーズもありますし、「月」に繋ぐ演出なのでは…と前回の感想に書き忘れていたのでここで記しておきます(もちろんそんなことはなかった)。

 

13.BAN BAN BAN

次の曲を含めてどのタイミングで曲名テロップが出たかが記憶になかったので、改めて確認したのですが、歌い出した瞬間でしたね。そういえば「Play rock!~」のくだりがなかったのは(もう前からやっていなかったかと思いますが)バンド(ロック)ではなくアコースティックスタイルだったからにしておきましょう(?)。

あと前回は「あれ?」くらいに思っていたのですが、最後のサビの繰り返しが2回になっていましたね。どこか一部をカットしたのとはまた違うので後々振り返った時に何となく気が付いたのですが、まだまだ修行が足りないと思った次第でございました(?)。

 

14.Blue~こんな夜には踊れない

こちらは歌い出し前と曲名テロップが出るのが早かったですね、アコースティックアレンジという形故に歌い出しまで曲が分からないというのがあると思うのですが、敢えて2パターン、曲名同時出しと先出しがあったというのは、どちらが良い・良かったは別にしまして、客席側の反応の違いを持ってきたいというのもあるでしょうし、こちら側としてもその先にあるかないかで自分自身がどう反応し、対応するのかが変わってくるというのも身をもって体験出来たのがまた面白い経験だったとも思ったのですよね。

あとですが、ドームという形と2階席という離れた場所故なのか、歌が少しやまびこ(輪唱っぽく)みたいな聞こえ方をしていたのですよね。それがアコースティックという歌が寄り聞こえやすい環境の中で、Blueの歌い出しからしばらくの間のそのやまびこ的エコーがとても心地よかったのですよね…。これは現地の恐らく限られた場所でないと分からなかったものでしたから、現地に来てこの席で本当に良かった…としみじみしつつ聞いておりました。

終盤ダンサーさん同士の絡みの映像の中にトランペットを吹くすがちんさんの映像が組み合わさっていましたが、バツ4(バツ2)の方とあの絡みの映像と考えるとちょっと面白いな、と思ってしまった事を懺悔しております(?)。

 

MC

宮城のように伊集院静先生の…というくだりはなく、ベストアルバムから新曲を2曲続けてと短く話されておりました。

 

15.なぎさホテル

ステージ正面の左右2つと一塁側、そして三塁側にも見えるようにモニターが付いていたのですけど、正面のモニターがMVの感じの少しレトロな8ミリフィルム感があるのに対して、一・三塁側(私は一塁側にいましたので三塁側について正確には分かりませんが)は場所かモニターの関係なのかクリアに見えていたのですね。ちょうどその2つのモニターがはっきりと見える場所だったので、敢えてステージではなくモニターを中心に見ていたのですが、感じ方が違ってくるのがまた興味深かったですね。

何と申しましょうか…。「過去への旅から僕は戻れない」というフレーズがありますが、正面のモニターがまさにその過去の物語を映しているように見える一方で、両端のモニターはその過去を見て(思って)今現在で歌っている姿のように見えたのですよね…。環境の違いで見方・聞こえ方が変わるというのがよくあると思うのですが、それを2つ同時に感じられたというのが、不思議で面白い経験だったと思います。それを新曲で感じられたというのも今後なかなか無いのかしら…と。

 

16.平和の街

私、新曲が発売されると基本的にしばらくそれしか聞かない+サザン関係だと覚えるまで何度も歌うというルーティンがあるのですが(どうでもいいお話)、ある時不意にラストの「いつの日か 大好きな人に巡り逢える Someday 平和の街で 共に生きよう」が「いつの日か 大好きな人に巡り逢える まで 令和の街で 共に生きよう」と聞こえてしまった瞬間がありまして…。今回は敢えてその聞こえてしまった方のつもりで聞いてみたのですが、より現在(いま)の歌という感じになったのですよね。またステージに居る大好きな人に逢えるまで令和の時代を生きようと…ね。

今回「明日へのマーチ」がお留守番となってしまいましたが、この曲の「明日を憂い」が「明日をフレー」に聞こえた瞬間がライブ中にありまして、「明日へのフレー!!フレー!!」を代わりに歌っているのかしら、と思ってしまったのですよね。

あともう1つライブにおける令和版「祭りのあと」になりそうな曲という感じを受けたのですよね。いつかライブの締めで歌われるような、そんな曲になりそうな気がしました。

 

17.現代東京奇譚

広いドーム球場だったこともあり、あの赤いライトのインパクトがより増したように感じましたね。そして見ている途中に気が付いたのですが、タイトルに東京と含まれているこの曲ですが、今回が東京の会場で初めて演奏された瞬間でしたね。この曲もまた大好きな1曲でございましたので、その凱旋公演(?)に立ち会えたのは運が良かったわね…と。

モニターを見ずにただじっとステージだけを見つめていたのですが、最後の最後、アウトロも終わるくらいのタイミングで隣の席の方が天井を指差して同行者の方に何かを伝えようとしていたのが見えたのですよね。私も釣られて思わず天井を見上げたところ、天井を赤いライトの光が数本這うように動いていたのですね…。あの東京ドームの天井の作りと相まってまさに「この命燃やすのは赤い血の如き涙」の涙を表しているようで、背中がゾクゾクするような衝撃がありました。ライトの当たり方だったりでの偶然の産物だったのかもしれませんが、現代東京奇譚を歌う東京の真ん中で東京ドームの天井が赤い涙を流していたあの光景は多分忘れる事はないのだろうな…と。

 

18.ほととぎす[杜鵑草]

1番と2番の間が短くなっていたような…。1番終わりに拍手が起こったと思ったら、その拍手をかき消すように2番に入っていったのが、とても印象に残っていますね。

また間奏終わりにあったライトの点灯がなくなっているなど、ステージを見せる・聞かせる演出になっていましたね。

ベストアルバム「いつも何処かで」が、今桑田さん自身が聞きたい歌という考えで選曲されていて、その中にこの曲も収録されている訳ですが、それとこの演出を見るに桑田さんにとってこの曲は今特に聞いて欲しい1つである、と解釈し最後は余計な事を考えずただ聞こう…と。

 

19.Soulコブラツイスト〜魂の悶絶

ふと思ったのですが、曲に入る前のovertureの頭の音がちょっと「ゆけ!!力道山」のライブでの音っぽさがありまして、プロレス繋がりなのかしら…と。同時に「炎の聖歌隊 [Choir]」の時と同じくここで盛り上がりますよ、という分かりやすい道しるべがライブタイトルの「お互い」にもかかっているのかもしれませんね。

ラスト炎が出る場面で、炎が出る筒に近いところにカメラマンさんがいたのですが、微動だにせず淡々とカメラを回していた姿がプロだなあ、とちょっと違うところに意識が行ってしまっておりました(?)。

 

20.悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)

イントロが流れた瞬間、「おお」という声は出せないけど思わず出てしまった、というような響めきがあり、同時にほぼ総立ちになっている流れを見て、ライブにおけるこの曲の立ち位置といいますか、ライブで外せない1曲になっている理由の1つなのだろうなと今回とても感じた瞬間でもありました。

この曲だったでしょうか。桑田さんがハイキックをしていていやはや…視覚も頭も完全にノックアウトでございました。

 

21.ヨシ子さん

モニターにあの怖い子供のかぶり物をした方が映った瞬間に、前の席にいた女性が驚いた表情で隣の席の同行者の方にリアクションをしていたあの横顔が頭に残ってしまっております(?)。私は2回目なので多少耐性がありましたが、初見だとびっくりですよね。何だかんだ私もまだ怖かったもの(?)。宮城の時は気付いてなかったのですが、あの子供様たち増殖していたのですね。うん、やっぱり怖い(?)。

でもやっぱり曲としてのヨシ子さんが好きだから許してしまうのよね。

ラストの替え歌パートは浅草やアメ横と場所は出てきましたが、その後は円安・ウクライナと今年も色々ありました、などとご当地食べ物ではなくご時世ネタが使われていましたね。そして最後は「みんなでシェー」と。桑田さん「シェー」好きですよねえ。私は「おそ松さん」のシェーをするキャラクターであるイヤミの中の人が大好きなので、桑田さんのシェーを見ると少し嬉しくなってしまうのです…。

 

22.真赤な太陽〜波乗りジョニー

桑田さんの口調が変わったと思いきや、モニターには「※ある人が降りてきています」。桑田さんの胸元には「ひばりちゃん」と。やはり伝わりにくいと思ったのか、かなり分かりやすくなっていましたね。伝わるのが早い方がいいのはもちろんだと思うのですが、個人的には考える余地がある方が好きなのでちょっと優し過ぎるのかしら…と。

客席とのやり取りの中で回答が遅いと大阪や名古屋ではすぐ返ってきたと突っ込んでいましたね。また松山千春は何と呼ばれているか知っている?であまりにもストレートな回答をされて桑田さんが思わず吹き出していましたね。一方で同じ方だったと思うのですが、桑田さんの一言一言に反応しすぎて、桑田さんから注意されてしまうところもありましたね。次何言うか忘れちゃった、と笑いに変えていたのは流石でしたが。

波乗りジョニーに入ってから胸元のひばりちゃんをダンサーの方に剥がされていましたね。多分いくみさんだったと思うのですが、Soulコブラツイストの時に出てくるマスクマン以上にプロレス的絡みをしていて逆では…と思うくらいには冷静でした(?)。一方で前回の感想にも書きましたが、マリリン・モンロー風ダンサーさんを東京ドームで見てしまいますと、野球殿堂博物館ジョー・ディマジオゆかりの野球グッズを取りにいってステージに上がりたくなる野球の血が騒いでもおりました(?)最後のすがちんさんトランペットからのズコーの流れ、私は割と好きだったりします。

本編はここで終了。すぐ戻ってくるといいつつ、いつもよりも遅かったような気がします(?)(あくまで気がするだけ)。アンコール待ちのちょっと前方の席の方でスマホでライブのセットリストのネタバレサイトを見ている方を発見するなど、何か今回は色々と遭遇しておりました。

 

En1.ROCK AND ROLL HERO

ステージに戻ってきた桑田さん。ここは日替わりでして…と「あいみょんマリーゴールドを…」をひとボケ。片山さんが耳元に手を当てて「はい?」というポーズをしていたのが見えてニヤっとしておりました(?)。続けて「ゆずの栄光の架け橋を…」と。がらくたツアーでも同じネタをしていましたね。

ボケをかましつつ始まりましたはこの曲でした。始まる前か演奏が始まってすぐだったのかは確認出来ませんでしたが、いつの間にか誠さんと中さんの位置が変わっていましたね。終盤には戻っていましたが、途中3人が並ぶ時に、桑田さんから見て右側に誠さんがいるあの並びはかなり珍しいなと思って見ておりました。他の公演もそうだったのでしょうか…?。

ここの選曲、宮城でのアンコール1曲目「過ぎ去りし日々(ゴーイング・ダウン)」と変わっていましたね。過ぎ去りし日々には歌詞「TOP OF THE POPS」と2002年に発売されたベストアルバムのタイトルが入っていますが、その曲の代わりに同じ年にリリースされたオリジナルアルバム「ROCK AND ROLL HERO」のタイトル曲が入るというのが、2002年の裏表を20年後に再び再現している感があってとても興味深く面白いと思ってしまうのです。またヨシ子さんの替え歌で出てきました「円安」もこの曲の「円で勝つ夢は~」のフレーズにも実はかかっていたりしたのでしょうか…。

 

En2.銀河の星屑

イントロが流れた瞬間、悲しい気持ち以上の響めきが起こっていましたね。バイオリンの方(主に金原さんですが)がいないこともあり、演奏するのが意外、という反応だったのでしょうか。

バイオリンの部分は中さんがギターで再現されていましたね。ロック色が強くなったといいますか、ROCK AND ROLL HEROからの流れからとても綺麗にハマっていたと思います。2020年の「お家でRADIO2~竿だけ一本勝負!!~」では原さんがキーボードで再現していましたし、今後新たな形態が出てくる可能性がありますし油断はできませんね。まだまだ銀河の星屑になってはいけないようです(?)。

しかしアンコールの2曲ですが、宮城での「過ぎ去りし日々(ゴーイング・ダウン)」「ダーリン」の流れの方が(次を含めて)年末感がありますし(過ぎ去りし日々=内田裕也=New Year Rock Festival、という連想で)、逆感があるのもまたらしいといえばらしいですね(?)。

 

En3.白い恋人達

12月に聞くこの曲はやはり特別感がありますね。今回は前の2曲が盛り上げる曲だったこともあり尚更「個」としての存在感が強く出ていたように感じましたね。

間奏のコーラスをサポートメンバーの皆様全員がしているあのシーンがとても好きなのですよね…。

ラストの「涙~」の部分はやはり短くなっていましたね。その分その後のシャウトが強くて強くて…。このラスト1つ前だからこそ出来る・聞けるシャウトなのかも知れませんね。

 

En4.100万年の幸せ!!

腕利きのミュージシャン達です。でも最後大丈夫かな?としっかり桑田さんが振ってからのスタートでした。2階席から見ますと皆さんの足元にポンポンが置いてあるのが分かりました。あと比較的モニター無しでも見えたのが誠さんだったのですが、誠さんのギターを弾く動きが弾いていないな、という動きをしていて、皆さんちゃんと分かりやすくやっていたのだなあと今更ながらに思っておりました(?)。

最後桑田さんを初め、サポートメンバーの皆さん、ダンサーさんが総登場するというのが、このチームでやっています、というのをこのラスト曲で改めて示しているというのが良いなと。そういう要素も含めてだからこの曲で締めなのだな、と一人納得しておりました。そして最後にまた涙…。

 

そしてライブは終了。今回も会場に流れる曲は「時代遅れのRock'n'Roll Band」。曲中、水道橋駅から帰る人ー。私は後楽園の地下鉄で帰ります、というやり取りがありました。口パクモノマネは2番の佐野元春さんパートをギターを弾く動きと共にやっていましたね。

最後に悲しい別れもありました。最後に猪木さんの気持ちいいやつやっていいですか、と「1.2.3.ダー」で締め、時代遅れの曲終わりと共に綺麗にステージから下がっていきました。



規制退場を待ちつつ頭の中では「幸せだった」と…。

今回思い切って、後のことを考えずライブに来ることを決断して本当に良かったと思いました。

何と申しましょうか…宮城終わりの色々な想いが綺麗に洗浄された感じとはまた違う幸福感があったのですよね。前回色々な想いに決着を付けた後のエキストラゲームのような感覚がありました。まあ何と表現しようとも結局は「良かった」の四文字に集約されてしまうのですが…。

 

最後に桑田さんを初め、サポートメンバー・ダンサーの皆さん、そしてスタッフの皆様、本当にありがとうございました。またひとつ大切なものを頂いてしまいました。

まだ横浜はどうなる、どうするというところではございますが、また「いつも何処かに」いらっしゃる皆様に逢える日を楽しみに日々を過ごしていくつもりでございます。

 

では、いつか何処かで…。