適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

サザンオールスターズ(と桑田佳祐ソロ)で使われる「口唇に微笑みを」は別れと再会のフレーズなのかもしれない…という雑な解釈をしてみる

お得意(?)のタイトルが無駄に長い&都合の良い解釈シリーズでございます。

2008年発売のシングル「I AM YOUR SINGER」にはこのようなフレーズがありますね。

「遠く離れ離れの時も「大好きだよ」と嗚呼 口唇に微笑みを. Oh… いつの日も乗せて!!」

当時の無期限活動休止発表という状況もあっての歌詞かと思いますが、そういった悲しみの中で1つ「口唇に微笑みを」というフレーズがありますね。

実はこのフレーズが使われている曲がもう1つあります。桑田さんソロとなりますが2013年発売の「涙をぶっとばせ!!」です。

「口唇に微笑を 涙をぶっとばせ!!」とサビに入る前のところで使われていますね。

ふと、このフレーズの使い方と発売時期でリンクするところを感じてしまいまして…。

何と申しましょうか…。「I AM YOUR SINGER」の時はどうしても2008年の無期限活動休止発表があまりにも大きいものになっていたと思うのですよね。そこにどんな曲を新曲として持って来るのか…というのはどうしても注目されてしまうわけで…。前向きさ、明日(再会)への希望を持たせつつも、どうしても1つ別れの歌、というのが印象として強いのですよね…。適度にソロ活動を挟みつつもサザンの活動が定期的に続いている今だからこそ、冷静にそう振り返られるのかも知れませんが、仮にこのままサザンとして活動することなく終わりを迎えてしまった時に「あれ(I AM YOUR SINGER)が結果的にサザンとして最後の曲になってしまったね(真夏の大感謝祭にも同じ事が言えて、このライブがサザンとして最後のライブと言われても良いような内容だったのでは…と)」と言われてもある種納得してもらえる曲に…というのも少しあったのかな、と思ってしまうのです。

少し本題とそれてしまいましたが、そんな曲の中に「口唇に微笑みを」というフレーズがありますね。先程別れの歌という印象があると書きましたが、「夏がまた来るまでは 互い涙見せずに」と涙が出てくるのがこの一文だけで、涙、涙の別れの歌には極力しないようにしようとしている感があります。ただ「口唇に微笑みを」は笑っているのは口元だけでその上(目)はきっと…と想像してしまうのが余計に切なくさせるといいますか、より複雑さを持たせるフレーズになった気がしてしまうのですよね…。

涙をぶっとばせ!!」の方にも触れていきましょう。「微笑み」と「微笑(ほほえみ)」という僅かな違いはありますが、「口唇に微笑を 涙をぶっとばせ!!」とこの曲でも「口唇に微笑を」というフレーズが登場しますね。

この曲は2012年のライブツアーの途中に作られ、ツアーの後半ではセットリスト入りし、翌2013年に発売されました。

何と申しましょうか…。ライブツアー中に制作していたこともあるのか、ポップで前向きな感じが強めといいますか、良い意味でライブ感が反映されている曲というところでしょうか(もちろんCMタイアップの曲という前提もあったのかと思いますが)。

そんな「口唇に微笑を」曲でございますが、その後に続くフレーズが曲のタイトルにもなった「涙をぶっとばせ!!」なのですよね。「I AM YOUR SINGER」のところで、「「口唇に微笑みを」は笑っているのは口元だけでその上(目)はきっと…と想像してしまう」と書きましたが、この曲は明確に泣いている(もしくは泣いていた)ということがここで分かります。

ここで何となく「I AM YOUR SINGER」と「涙をぶっとばせ!!」の2曲が繋がったといいますか、2008年と2013年が繋がった感じがあるのですよね。何と申しましょうか…。涙をぶっとばせ(2012年「I LOVE YOU -now & forever-」ツアー)の制作時期、おそらく桑田さんの中に翌年はサザン、という考えがあったのかしら…と思うのです。だから狙った、というのは勿論無い、偶然だとは思うのですが、「口唇に微笑を 涙をぶっとばせ!!」は泣いているのをまず口元から笑って泣き止もうという、「I AM YOUR SINGER」とは逆な感じを受けます。涙から笑顔になっていく瞬間といいますか、笑顔になるために共に行きましょう、という思いがこもっているといいますか…。2曲のフレーズを合わせますと、「遠く離れ離れの時も「大好きだよ」と嗚呼 口唇に微笑みを 涙をぶっとばせ」と別れの後の再会のフレーズとして繋がった感覚があったのです。

またもう1ヶ所、「I AM YOUR SINGER」では「ひとりぼっちじゃ夢叶わない さあみんなでLove Song アンコール いつも人生(ザ・ステージ)にゃドラマが待ち受けてる」、「涙をぶっとばせ!!」では「愛の歌を奏でる未来のStageで Go Go踊ろうよ」というフレーズがありますね。ここもリンクしている感じがありますね。Love Song(愛の歌)を奏でる未来をアンコールしたその先にドラマ(サザン)が待っている…と考えますと、(勿論これは完全に都合の良い解釈ではなりますが)素敵ではないかしらと…。これがサザンの活動、ソロの活動の結果的には1つの区切りのタイミングに重なっていることも不思議な偶然だと思うのですよね…。サザンという存在がそういったものを無意識のうちに引き寄せていたりするのでしょうか…。

 

という訳で以上が「口唇に微笑みを」というフレーズから無理矢理繋げた雑文(もはや怪文書?)なのでございました。なんだこれは…となるかと思いますが、どうか涙は関係無くぶっとばすくらいでお許し下さい(?)。

 

最後に偶然ですが、この2曲ともに携帯会社のCMに使われているという巡り合わせもあったりしますね。案外「口唇に微笑みを」というのは、通話の意味も兼ねていて実はそんな深い意味が無かったり…なんて思ったりもしてしまうのです。そうなると元々意味の無いこの雑文の意味が完全になくなるという恐ろしいことに…。

そんな時でも「口唇に微笑みを」ですよね、桑田さん(?)(またこういうくだらないオチにする)。