適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

優木かなアコースティックライブ in 名古屋の感想のようなものを(ネタバレあり)

11月3日に名古屋のスペードボックスで開催されました優木かなさんのライブにこっそりひっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

一応曲順等のネタバレがありますので、1月の東京公演に行かれる方はご注意下さいませ…。

今回のライブは昼夕の2公演ありまして、その両公演を見ることが出来ました。感想はその2公演の合体版となっております。

 


新幹線を乗り継いでやってきました。ここは愛知県。14年前に通過したことはありますが、今回初上陸でしたね。

さて会場へこっそりと潜入。アンケート用紙が配られていましたね。私は書かなかったのですが、周りの方は書いていらっしゃったので、そういうのを書かずに本を読んでしまうおじさんモードでいた事は不覚でしたね…。

会場では心の花が咲き終わる前にのアルバムがリピートされていましたね。昼公演は星たちへのワルツ、夕公演ではOver The Rainbowの途中で暗転(曲は逆だったかもしれません…)、4Kから最初にバンドメンバーが登場。その後優木さんも登場しライブスタートとなりました。


1.心の花が咲き終わる前に

1曲目はアルバムと同じくこの曲からスタートしました。特に昼公演でしたか胸の辺りに手を置いて歌っているのが、心の花を持っているように見えて印象的でしたね。夕公演は手の動きが少し多かったような。

「光あたえて」のところはこちら側が歌うのですね…。不意打ち感がありました。

最初にこの曲名を耳にしたのは、バースデーイベント前後のラジオだったでしょうか。初めて「心の花が咲き終わる前に」という言葉が聴こえた瞬間、凄い曲名を付けるのね…と思わず考えてしまいました。後にコンセプトアルバムの表題曲として、更にその物語には主人公が存在すると聞く訳ですが、自分の中で消化し切れなくて、大袈裟かも知れませんが作詞家優木かなの奥深さを思い知らされた感がありました。

曲が終わると優木さんによる朗読が入り次の曲へ…。


2.星たちへのワルツ

イントロから歌に入るまで、何度か不意に優木さんが伏し目がちなところから目線を上げるところがあったのですが、その時の表情が何と申しましょうか…憂いを帯びていると言いますか、この曲の世界観に入っていく瞬間の表情がとても印象に残っています。

1番では朗読に使っていた本を開いて左手に持っての歌唱でした。

夕公演では「窓辺で歌い踊る」のところだったでしょうか。一瞬とちってしまいちょっと苦笑いといいますか、笑ってしまっていたところがありましたね。

曲中サビ終わりでしょうか。セリフパートが挿入されていましたね。大阪公演といくつか変わったところがあると話されていましたが、この辺りも変わっていたりしたのでしょうか。

この曲も終了後朗読が入り次の曲へという流れでした。


3.Unlimited

最初の2曲はスタンドマイクでの歌唱でしたが、この曲からハンドマイクで歌っておりましたね。

昼公演は席が壁際でちょうど目線の高さに鏡があったので、この曲辺りで敢えて鏡越しにステージを見てみるという変な行動を取っておりました。

今回のライブで一番印象が変わったのはこの曲だったでしょうか。アルバムの中ではサウンドが強めな曲という感じがあり、実際ライブでもそんな感じがあったのですが、アコースティックということもあるのか、CDよりもソフトに聴こえたといいますか、ようやくこの曲が自分の中で消化出来たような気がします。

「この世界は 見えるものばかりじゃない だからこそ美しい」ここのパートを聴いた時、何となくこの曲への感情と重なったように思えてはっとしましたね…。


4.Over The Rainbow

朗読を挟まず繋げて演奏されました。夕公演で気が付いたのですが、Unlimitedの時にライトは白一色だったのに対し、この曲の時は曲名通りカラフルなライトになっていた対比がまた良かったですね…。

イントロが始まるとピースサインとともに「いえい」と優木さん。今までの3曲は意識的にか表情にあまり感情を載せないようにしていた感じがありましたが、この曲の時はずっと笑顔で楽しそうに歌っていたように見えました(もちろん曲の世界観が反映されているからなのでしょうが)。曲の途中に手拍子をするところがあったのですが、昼夕両方でテンポが変わる時に手拍子を間違えてしまう私(いつもの事)、そしてテンポが早くなるといつの間にかサザンの「気分しだいで責めないで」のイントロの手拍子になってしまう癖を何とかしたいですね…(誰にも伝わらない)。

そして曲終わりに「ありがとう」と。アルバム曲の中で唯一曲終わりに一言あった曲でした。

そして最後の朗読パートへ。


5.モノクローム・フラワー

この曲でスタンドマイクに戻していましたね。…と思ったのですが夕公演ではハンドマイクだったような…。どちらかを勘違いしているのか、昼夕公演で変えたのかどうだったのでしょうか。

個人的にアルバムの中で一番好きな曲ですね…。何と申しましょうか…もちろん曲調的な好きもあるのですが、今回の最後の朗読でもそうだったのですが、Over The Rainbowの時点ではハッピーエンドで終われるところをこの曲の存在によって、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかを聴き手に委ねる、考えさせられる曲、という立ち位置に対するちょっと偏愛的な好きという感じがありますね…。


6.KanaNote (アコースティックver)(昼公演)

/KanaNote(ピアノソロver)(夕公演)

MCを挟まず約30分アコースティックでアルバムの世界を再現した時間もこの曲で本当の終わりを迎えました。

昼公演では少し長めの間があった後(ギターのチューニングっぽい事をしていたからかもしれません…)、菊池さんのギターオンリーでの歌唱。夕公演では逆にそれほどの間が無く加峯さんのピアノオンリーでの歌唱、と変わっておりましたね。

全ての曲の中で多分KanaNoteが一番好きなのですよね…。やはり始まりの曲でしかも本人の作詞というのには弱いのですよね。ラジオの主題歌、という事とその後の音楽活動がまだ見えていなかった時のある種全てを出せる詩、ということもあると思いますが、優木さんの想いが強く、そして良い意味で一番生々しく反映されている曲だと思うのですよね…。…いやそんな事は無いのかも知れませんが、私の面倒な思考がそう感じてしまうせいで好きな曲でありながらこの曲との距離間を測りかねていたのですが、今回の邂逅で一歩距離を詰められた気がします。

そのKanaNoteと心の花が咲き終わる前にの世界はちゃんと1本の線で繋がっていた、いやノートの世界にしっかりと描かれていた事が改めて感じたなあ…と。

そして夕公演のピアノソロverでは少しだけ泣いてしまいました…。


MC

ここでMC、と言いますかアンケートトークを始め、いつものラジオと同じ楽しいと癒しが同居する時間がやって来ました。

ここでお土産として全員に鳩サブレーが配られました。ちなみに昼夕ともに私の手元にやってきたサブレーさんは割れているというミラクルが…wこういう運だけはあるのですよねえ…w

トークはメンバー紹介だったり猫様話だったり。夕公演ではパーカッションの北村さんの岡山トークが盛り上がってしまい、元々押していた次の曲へ入る時間が更に伸びてしまう事態に。トークパートは30分あったか無かったか位だったでしょうか。


7.君との羽

シングルの曲から…と始まったのはこの曲でした。座っての歌唱だった事もあり振り付けは抑え目での披露でしたね。昼公演では歌い終わった後、「永野愛理に振りを付けてもらったのにアコースティックだと披露できない」という内容の事を話しておりましたね。何となく夕公演の方が昼公演よりも振り付けの動きが多かったように見えました。

アコースティックが合う曲と思っていたので、そんな曲が後半戦の最初に聴けたのは良かったな…と。


8.Be yourself!

最後の曲、と紹介の後始まりました。

テンポは少し遅めになっていましたでしょうか。アンコール明けのMCで話していたのですが、この曲は女子人気があるそうで…。

私、ライブ前に全曲を聴き直す事をしたりするのですが、行きの新幹線でこの曲を聴いた時急に泣きそうになってしまったのですね…。ちょっと自分でも想定外だったので驚いてしまったのですが、ライブでも昼公演で少し泣いてしまったのですね…。

正直理由がまだ分かっていないのですが、他の方でも時々そういう事が起きる事がありまして…ただそんな曲は特別なものになったりするので、きっとこの曲も自分にとって特別な、初めて歌手としての優木かなさんを見た思い出と共に残ると思います…。

この曲終わりで4Kの皆様はステージから一旦退場。そして退場からアンコールのタイミングの早さ…w地味にパート分けでコールしておりかなすこ民のレベルの高さを思い知らされたおじさんでした(?)


9.孤独のナイトライダー

アンコールと言えばこの曲、という立ち位置になりつつあるのでしょうか。

ライトの青さがまた良かったですね…。

今回のライブ全体にも言えるのですが、アコースティックでの演奏という事で声と楽器の生の音がそのまま届いてくるので柔らかさをより感じるのですよね。その柔らかさと特にマッチしていると感じたのは、この曲と君との羽というB面コンビでありました。こういった今まで何度も聴いた曲との新しい出会い、というのも今回来て良かったな…と改めて感じた要因の一つでしたね。


10.Natural Note

ライブラスト曲は今回のアコースティックライブの為にやって来た新曲のNatural Noteさんでした。

大阪公演の後のラジオでお話しされていたので、存在は知っていましたがもっと短い曲を予想していました。

この曲の時ライトはオレンジ色でしたね。孤独のナイトライダーの時は青だったので、曲の雰囲気の違いがそのまま反映されているのは良いですね。

かなすこ民担当のラララパートは大阪公演よりも長くしたとの事。

曲が始まる前にこの曲を何らかの形で出せないかトークが昼夕ありましたね。夕公演ではこの曲を作曲した菊池さんが「出しましょう」とGOサインを出していたので(直後にそんな権限は無いんだけどね的な事を言っておられましたが…w)、きっとまたお目にかかれる時がやって来るでしょう。また新しいノートに物語が描かれたのですから…。


そしてライブも終演。4Kの皆様が裏へ捌けますとスクリーンにライブ恒例の優木さんの写真とメッセージが映し出されました。


さて少し色々と振り返りを…。

約1時間30分の公演でしたが、本当にあっという間でしたね。私は大阪公演にお邪魔出来ていませんが、変わったところが多々あるという事で、大阪公演から連続で参加された方はより違いが分かったのでしょうかね。

今回席が昼公演では壁際だったこともあり、4K全員の表情を見ながらの観賞が出来ました。一方夕公演はセンターということもあり逆に俯瞰してステージを見れることができ、そういった違いも良かったな…と。

今回まさか名古屋まで来ることになるとは思いませんでした。でも単純にこのライブへ行ってみたい、と思ってしまったのですね。そういう思いには抗わない方が良い結果になる事が多かったのと、今年の目標が好きな方へ逢いに行く、例年よりは動く年にする、と密かに掲げていた事もあり、思い切る事ができ、そしてまた一つ大切なものを頂く事が出来ました。


私はどのジャンルにもどの人にもファンという自信や一生付いて行きます、などとはとても言えません。万が一醒めてしまう事があればその言葉を裏切ってしまう事が、一度何かのきっかけで好きになった方に対して申し訳ないという気持ちが過剰なもので…。

だからこそ「心の花が咲き終わる前に」という言葉が特別響いてしまったのかもしれません…。

これからも私の心の花が咲き終わるその日が来るまで(でも最近その日は命が尽きるまでやって来ない気がするとどのジャンルにもふと思う時があるのですが…)、その「声」を聴かせて頂きます。


素敵な時間をありがとうございました。

ずっと覚えているよ 忘れない

 

サザンオールスターズのライブでの「煽りコーナー」について雑にまとめてみた(増補版)

以前書きました雑文「サザンオールスターズのライブでの「煽りコーナー」について雑にまとめてみた」の2018~19年のライブを加えた増補版でございます。

基本時には前回から文章は大きく変わりませんが、一部直したりしております。

あまりにも長くなってしまうため、今回ソロライブ版はカットしております。

()内は煽りに入る前のバラード曲を一応載せております。また煽りコーナー曲に関しましては、私の感覚で選んでいるところもありますので、あれが入っていない・これは違うのでは…という点が多々あるかと思われますが、どうかお許しを…。



・デビューコンサート「胸さわぎ」

気分しだいで責めないで~女呼んでブギ~勝手にシンドバッド茅ヶ崎に背を向けて

(別れ話は最後に)

記念すべきデビューライブで、もう基本的な終盤ラストへの流れは完成されている感がありますね。気分しだい前のバラッドコーナー的なところでも恋はお熱く・別れ話は最後に、という曲が選曲されているところも現在に通ずるところがありますね。

そんなデビューライブの本編ラストは「茅ヶ崎に背を向けて」でした。これから生まれ育った故郷・茅ヶ崎を離れて東京で音楽をやっていくという決意や桑田さん自身初めて作ったオリジナル曲(と言われている)という思い入れ…などと色々な都合の良い解釈という名の妄想が膨らんでしまいますね。

その後もFurther on up the Roadまではこの終盤コーナーで顔を出し、ゆく年・くる年ではアンコールラストに歌われるなど初期のサザンライブでは重要な位置を占める曲となりました。

 

・春五十番コンサート

女呼んでブギ~勝手にシンドバッド茅ヶ崎に背を向けて~思い過ごしも恋のうち

いとしのエリー

前回から気分しだいで責めないで思い過ごしも恋のうちに変わり、最後に持ってきた形となりました。それ以外は胸さわぎと変わりませんでしたね。

いとしのエリーが終わり、女呼んでブギからこのコーナーがスタートしましたが、よく(?)「こんなバラードを作る人がマンピーみたいな曲を…」というネタ的な文を見ることがありますが、いとしのエリーから女呼んでブギの流れはこの先駆け感がありますね(?)。

この2回のライブで何となく、盛り上がる系の新曲は煽りの頭かラストに置かれやすい…という法則もスタートした感じでしょうか。

 

・Further on up the Road

思い過ごしも恋のうち茅ヶ崎に背を向けて~勝手にシンドバッド

いとしのエリー

 今までの4曲から3曲となってしまいましたが意外にもこのライブで初めて(公式のセットリストでは)勝手にシンドバッドがラストで演奏されました。

前回の春五十番ツアーから3ヶ月後のツアーで新曲も10月にC調言葉に御用心のシングルが1枚出ただけというスケジュールでレコーディングに専念したくなりますし、TVではないですが、胸につかえたままで眠るだけのHard Day’s Nightだから、と歌ってしまいますね(?)。

 

 

サザンオールスターズがやってくるニャーニャーニャー

C調言葉に御用心わすれじのレイド・バックいなせなロコモーション

(働けロック・バンド(Workin’ for T.V.))

 休養明けで約7ヶ月ぶりとなったこのライブも煽りコーナーは3曲でした。

ちなみにこのライブラジオで一部が放送されていますが、いなせなロコモーションは桑田さんが歌っていない部分が多々あり原さんの曲みたいになっていますね…w

また初めて勝手にシンドバッドを演奏しないライブとなりました。

とある個人サイトに載っていましたセットリストでは、ごめんねチャーリー~FIVE ROCK SHOW~ふたりだけのパーティ~いなせなロコモーション、という今から見ると何とも濃いセットリストの公演があったとのことでした(ツアー終盤の頃にシャ・ラ・ラのシングルが発売となっているので、この頃のセットリストと思われます)。

 

・ゆく年・くる年

女呼んでブギ~気分しだいで責めないでいなせなロコモーション勝手にシンドバッド~シャ・ラ・ラ

涙のアベニュー

 それまでのライブ終盤の総括的なセットリストとなっていますね。ラスト曲は「シャ・ラ・ラ」と初のバラード曲となっています。

余談ですが、このライブで演奏された勝手にシンドバッドいとしのエリーなど以外の曲のほとんどはしばらくライブではお目にかかれなくなっていますね(ラジオ等の番組内での披露はあり)。女呼んでブギもいっちゃえ’89サザンde’90まで9年間が空いているとは意外でした(実は公式のセットリストには載っていませんが次のライブのそちらにおうかがいしてもよろしいですか?では1曲目で歌うときもあったらしいので、本当は8年の間になるのですが…)。

 

・そちらにおうかがいしてもよろしいですか?

Hello My Love~My Foreplay Music~奥歯を食いしばれ~ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie)~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~いなせなロコモーション~シャ・ラ・ラ

栞のテーマ

一気に曲数が増え7曲も演奏されています。いなせなロコモーションとシャ・ラ・ラ以外はガラッと曲が変わりアルバムステレオ太陽族の曲がほぼ中心となっています。

その中で異彩を放っているのが、奥歯を食いしばれでしょう。牛とおっぱいなんてプーで演奏されているので、マイナー曲の枠に入りそうですが、春五十番ツアーから大衆音楽取締法違反ライブまでは割とよく演奏されており、マイナー曲の中のメジャー曲という扱いをしてもいいのかもしれません(?)。

 

・愛で金魚が救えるか サザンオールスターズ PAAPOOツアー’82

ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie)~R&Rメドレー~いなせなロコモーション

いとしのエリー

さっそくR&Rメドレーという謎がありますね…。カバーコーナーだったのでしょうか。

前回のライブからラッパとおじさんは次のライブまでこのコーナーで演奏されているのですね。この頃は盛り上がる曲として定番化していたようですが、縁ギもんで行こうで演奏されて以降32年封印されているのでこの曲のノリというものをいつか聴いてみたいですね。

 

・青年サザンのふらちな社会学

My Foreplay Music~ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie)~NUDE MAN~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~匂艶THE NIGHT CLUB~Ya Ya(あの時を忘れない)

いとしのエリー

 シャ・ラ・ラに続いて「Ya Ya(あの時代を忘れない)」がバラード曲ながらラスト曲となっています。

公演によっては走れ!!トーキョー・タウンをこのコーナーで演奏しているのですね(NUDE MANとBig Star Bluesの間に演奏されているセットリストを見たことがあります)。

この頃になりますとシンドバッドはこの位置には置かず、新曲+前年の曲でこの終盤コーナーを構成しており、常に新しいことに挑戦していく姿勢が感じられたりや第1次勝手にシンドバッド封印期間に突入していたのでは…などとついつい見ることの出来なかった当時に思いを寄せてしまいますね…(この時期のフェス等ではこの位置で演奏していますが)。

ちなみにこのライブのアンコールではシンドバッドを演奏しているので完全封印という訳ではありませんが。

 

SASたいした発表会・私は騙された!!ツアー’83

D.J.コービーの伝説~東京シャッフル~ALLSTARS’ JUNGO~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~ボディ・スペシャルⅡ~YELLOW NEW YORKER

(NEVER FALL IN LOVE AGAIN)

 今でもライブ終盤大定番曲であるボディ・スペシャルⅡさんの初登場となった記念すべき(?)ライブです。

その一方ラスト曲でありながらその後以降演奏されていない(YELLOW NEW YORKER)というのもこの曲だけではないのでしょうか。これが明暗というやつでしょうか…。

Big Star Bluesも1曲目の定番になるまではこの位置での演奏が多くライブ定番曲としての地位を固めていった感がありますね。

 

・熱帯絶命ツアー夏”出席とります”

開きっぱなしのマシュルーム~祭はラッパッパ~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~ボディ・スペシャルⅡ~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~Dear John

(シャボン)

 前年のボディ・スペシャルⅡに続いて現在でもライブ大定番曲の1つであるミス・ブランニュー・デイさんもご登場し、早くも続けて演奏されるなど、後の怒濤の終盤コーナーの形が作られ初められていますね。

ラストはDear Johnとアルバムラスト曲でありバラードを演奏していますが、バラードラストはこのライブが最後になりました(大復活祭も実は…というのがあるのですが後述します)。

 

・大衆音楽取締法違反”やっぱりアイツはクロだった!”実刑判決2月まで

星降る夜のHARLOT~Tarako~祭はラッパッパ~開きっぱなしのマシュルーム~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~マチルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)

涙のアベニュー

 星降る夜のHARLOTはここに入れて良いのか悩みました…ただ恋の女のストーリー・涙のアベニューという流れがあってなので一応こちらに入れました。

チルダBABYとミス・ブランニュー・デイの鉄板コンビはこのライブで初めて揃うことになりました。

Tarako以降の流れはボディ・スペシャルⅡとマチルダBABYの入れ替えがあったのとラストのJAPANEGGAE以外は前回とあまり変わっていませんね。

 

・縁ギもんで行こう

Tarako~ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie)~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~マチルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

(imagine)

終盤定番曲でありながら唯一ミス・ブランニュー・デイさんがラストを飾ったのがこのライブなのですね。ただボディ・スペシャルⅡやマチルダBABYも未だにラスト未経験ではあるのですが。

ちなみにアンコールではありますが、ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッドという流れがこっそりと記念すべき(?)初登場をしているので、アンコールを無視すれば、マチルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッドという鉄板の流れが密かに完成されていました。

 

KAMAKURA TO SENEGAL サザンオールスターズAVECトゥレ・クンダ

Computer Children~Brown Cherry~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~勝手にシンドバッド~怪物君の空

(Bye Bye My Love(U are the one))

このライブは少し迷いますね。Bye Bye My Love前の流れでメロディ(Melody)からの「古戦場で濡れん坊は昭和のHero~マチルダBABY~Bye Bye My Love(U are the one)」があり、この3曲を加えても良さそうな気がします。

ちなみにシンドバッドは初めの公演の方ではアンコールで演奏されていますが、のちにこの位置に移動となりました。しかしデジタル色の強い曲が揃う中で急にラララと来るのは、良い意味での違和感と言いますか不意打ち感がありますね。

この煽りコーナーにシンドバッドが登場したのはゆく年・くる年以来5年ぶりとなりました。

 

真夏の夜の夢 1988大復活祭

ALLSTARS’ JUNGO~勝手にシンドバッド~マチルダBABY~ボディ・スペシャルⅡ~いなせなロコモーションみんなのうた~メロディ(Melody)

(ハートに無礼美人(Get out of my Chevvy))

 3年ぶりのサザン復活ライブ、桑田さんのソロコーナーのあとにALLSTARS’ JUNGOからこのコーナーがスタートしました。ソロからのオールスターと名の付くこの曲でサザンとして再登場してからの勝手にシンドバッドは復活を印象づける繋ぎだったのはないのでしょうか。この位置のシンドバッドというのも珍しいですね。

ちなみに公式サイトではラストがメロディ(Melody)となっていますが、他の個人サイト様だったりを見ますとみんなのうたがラストとなっていて、メロディはアンコールの1曲目という表記も見られます。

どうやら公演によって位置が変わっていたようですね。どの公演がどうだったのかを細かくチェック出来る日はやってくるのでしょうか…?。

 

・いっちゃえ’89サザンde’90

みんなのうた勝手にシンドバッド

(逢いたくなった時に君はここにいない)

 

え…2曲…と皆様思っているでしょうが、私もそう思いました。洋楽カバーコーナーの後にアルバム「Southern All Stars」コーナー的なものがあり、YOU、悪魔の恋、逢いたくなった時に君はここにいないの3曲のあとにこの2曲となっていたので、バラードの次基準なものでこうなってしまいました。

勝手にシンドバッドの本編ラスト演奏はなんとFurther on up the Road以来10年ぶりになるのですね…これはちょっと驚きでした。

後述しますが、このみんなのうた勝手にシンドバッドという2曲、この第2次サザン(88~93年)のライブの象徴的なところがあるので、それを示唆してるようなしてないようなという選曲ですね(?)。

 

・夢で逢いまSHOW

YOU~Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~マチルダBABY~ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッドみんなのうた

(逢いたくなった時に君はここにいない)

 YOU・Big Star Bluesと現在では1曲目など序盤曲の定番になりつつある曲がここのコーナーに来るというのもすごく興味が沸いてきますね(?)。

縁ギもんで行こうのアンコールでは実現していましたが、この枠では初のボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッドという流れが初登場したライブでもありました。

ちなみにミス・ブランニュー・デイとマチルダBABYが同じライブで選曲され別々に演奏されるのは大復活祭以来ですが、この後はおいしい葡萄の旅まで26年間見られないある意味貴重な(?)テイクとなりました。

 

・歌うサザンに福来たる

希望の轍フリフリ’65ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~匂艶THE NIGHT CLUB~みんなのうたいなせなロコモーション

真夏の果実

 年越し曲に勝手にシンドバッドが序盤に演奏されており、ここには登場しませんが、割とこちらがイメージするサザンのライブの終盤コーナー、というものがこのあたりから出来てきたのではないのでしょうか。

ちなみにラストのいなせなロコモーションは生放送版・再放送版でも放送されず、生で見に行った人しか見れないという貴重なものとなっています。

 

・THE音楽祭 1991

希望の轍ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~みんなのうたフリフリ’65~匂艶THE NIGHT CLUB~勝手にシンドバッドネオ・ブラボー!!

真夏の果実

桑田さんが渚園ライブのDVD(ビデオ)で言っていた流れに最も近いライブではないのでしょうか。ボディ・スペシャルⅡは選曲されていませんが、8曲も歌われるなど当時の盛り上がり定番曲をほぼ詰め込んだカロリーオーバーなセットリストですね。

ただネオ・ブラボー!!がこのコーナーで演奏されたのはこれが唯一でその後は1・2曲目での演奏となっています。

希望の轍も2連続でこの盛り上がりコーナーの先頭打者として登場し、後のライブ定番曲としての貫禄を見せる前の若かりし姿を感じることが出来ますね(?)。

 

・闘魂!ブラディ・ファイト

怪物君の空~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~みんなのうたフリフリ’65~HELTER SKELTER~勝手にシンドバッド

(君だけに夢をもう一度)

プロレスを合体させつつ、中盤にはビートルズとの合体メドレーも披露するなど、サザンのライブ史上最も桑田さんの趣味寄りのライブでしょう。

ライブ終盤、盛り上がりのところということもあり、プロレスラー+実況も登場するなど、なかなか不思議な所謂カオスな雰囲気となっていますね。

怪物君の空もこのライブで6年ぶりに演奏され、その後も(歌う日本シリーズを除けば)90年代の年越しライブでちょいちょい顔を出すことになります。

ちなみに生放送版(実は途中から前日の映像になってしまうのですが…)では怪物君が再放送版ではマチルダがカットとなり、この流れでの完全版は放送されずとなっています。

 

・歌う日本シリーズ1992~1993(南天群星 北京で逢いましょう)

BOON BOON BOON~OUR LOVE[MEDLEY]~シュラバ★ラ★バンバ~怪物君の空~DING DONG(僕だけのアイドル)~ボディ・スペシャルⅡ~みんなのうた勝手にシンドバッド

(CHIRSTMAS TIME FOREVER)

北京ライブとはBOON BOON BOONとCHIRSTMAS TIME FOREVERの演奏順が逆となっていますが、こちらでひとまとめにしてしまいました。

このライブにはビデオ版が存在しますが、数曲のカットがあり、ここでは怪物君の空、そしてシュラバ★ラ★バンバのイントロ前に演奏されていたOVERTUREありましたが、そこがカットとなっています。

実はアルバムツアーの中でこのライブが唯一ラストにシンドバッドを歌っています。

しかしDING DONG(僕だけのアイドル)~ボディ・スペシャルⅡの流れ、幼い少女を狙い大人の女性と絡み合うとは何という変態さんなのでしょうか…w

 

しじみのお味噌汁コンサート

希望の轍~匂艶THE NIGHT CLUB~シュラバ★ラ★バンバ~ボディ・スペシャルⅡ~怪物君の空~マチルダBABY~エロティカ・セブン

クリスマス・ラブ(涙のあとには白い雪が降る)

大復活祭からこれまで見られた、終盤に勝手にシンドバッドみんなのうた、もしくは両方を演奏していたというある種のパターンから外れた選曲となっていますね(シンドバッドはアンコール、みんなのうたは年越し曲として3曲目に歌われてはいますが)。

このライブ後1年のサザン休止がありますが、もしもう少しサザンの活動を続いていれば、このように終盤のセットリストも少し変わったものになったのかも知れません。

とはいえ希望の轍、マチルダやボディ・スペシャルⅡ、匂艶などの曲もしっかり演奏されてはいるので、近年で言えばおいしい葡萄の旅あたりが近い感じでしょうか。

チルダでのギター破壊からエロティカの歌い出しミスなど(他の日の公演では無事に歌えていたのでしょうか)、今も語られる名場面(迷場面?)が生まれるなど、15年にふさわしいライブだったのではないでしょうか。

 

・ホタル・カリフォルニア

あなただけを~Summer Heartbreak~ ~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~フリフリ’65~ボディ・スペシャルⅡ~エロティカ・セブンマンピーのG★SPOT勝手にシンドバッド

真夏の果実

 2年ぶりの活動再開でのライブ、音楽祭・渚園と並ぶ終盤のTHE王道感を強く感じますね。

実はこちらに書いたあなただけを~Summer Heartbreak~が煽りコーナーの頭に置かれているのは1日目で、2日目からはバラードコーナー(夕陽に別れを告げて・真夏の果実)前に移動となっております。製品版は2日目収録なので、ミス・ブランニュー・デイが煽りの頭となっております。

またエロティカ・セブンがカットとなっており、これによって2000年代前半までの王道パターンの一つであるボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッドという流れがライブに先駆けてビデオで初登場ということになってしまいました(ライブでは3年後の渚園でこの流れが本当に実現します)。

 

・ザ・ガールズ万座ビーチ

恋のジャック・ナイフ~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~マンピーのG★SPOT~ボディ・スペシャルⅡ~みんなのうた愛の言霊~Spiritual Massage

(愛無き愛児~Before The Storm~)

マンピーのあとにボディ・スペシャルⅡというのは逆の流れが定着している今ではレアではないでのでしょうか。

恋のジャック・ナイフからマチルダのデジタルトリオは残念ながら(?)今回のみのトリオとなってしまっていますね。ちなみに初日の公演ではマチルダはカットされていたらしくその後の公演で追加されたようです。

ラストが愛の言霊というのも、盛り上げて、盛り上がって終わる展開や初期のバラード締めとはまた違うものがあったのではないのでしょうか。

Young Loveというアルバムの雰囲気、夏の野外スタジアムツアーということもあるのか、またこれ以降のアルバムツアーがドームになった影響なのかは分かりませんが、アルバムツアーの中では最もサザンというイメージとぴったりと合うライブだと思います。

 

・牛

瞳の中にレインボウ~古戦場で濡れん坊は昭和のHero~欲しくて欲しくてたまらない~悲しみはメリーゴーランド~怪物君の空~愛の言霊~Spiritual Massage~平和の牛歌

エロティカ・セブン

このライブはどこで切るかとても迷いました。バラード曲→盛り上がりコーナーへという流れが無く(強いて言えばMoon Light Loverになりますがその後が10曲あるので…)、

一応エロティカ・セブンがアコースティックバージョンなのでそこで分けました。

瞳の中にレインボウはゆく年・くる年以来16年ぶりの演奏となりました。その後も15年後の2011年の夜遊びライブで歌っているので、次は14年後の2025年での演奏でしょうか(?)。

KAMAKURAから4曲連続で演奏されていますね。アルバムの発売が丑年だったからでしょうか…。

平和の牛歌はアカペラソングでDVD「平和の琉歌」にもボーナストラックとして収録されているあれですね(雑な紹介)。

 

・おっぱいなんてプー

世界の屋根を撃つ雨のリズム~おいしいね~傑作物語~開きっぱなしのマシュルーム~BOON BOON BOON~OUR LOVE[MEDLEY]~怪物君の空~01MESSENGER~電子狂の詩~

(シャ・ラ・ラ)

サザン史上最もコアな選曲と言われているライブ。終盤曲もなかなかなものとなっております。世界の屋根を撃つ雨のリズムはライブではこれ一度っきりとなっておりレアの中のレアになっていますね。

開きっぱなしのマシュルームは大衆音楽取締法違反により実刑判決を受けて以来13年ぶりに娑婆に出ての演奏となりました(?)。

BOON BOON BOON~怪物君~01MESSENGERの何とも言えない絶妙な濃さは見てみたかったですね…。

 

・モロ出し祭り~過剰サービスに鰻はネットリ父ウットリ~

チルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~匂艶THE NIGHT CLUB~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッド

(PARADISE)

LOVE AFFAIR~秘密のデートとPARADISEは入れても良さそうですが、製品版はマチルダから始まり、桑田さんのインタビューもありこうしてしまいました。

チルダミス・ブランニュー・デイという流れは縁ギもんで行こう以来13年ぶりとなりました(それまでは連続で演奏されるときはミス・ブランニュー・デイ→マチルダという流れでした)。そして匂艶を挟み、ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッドという、これ以後のライブでも度々登場することになる。もう1つの流れも完成となりました。

20周年ライブと言うこともあり、全体的に見てもなかなかなものを感じるセットリストですね。同時に苦悩と言いますか、そういうものも見えてきてしまうのですが…。

ちなみにこのコーナーの製品版はほとんど初日の方の映像らしいですね。WOWOW版をお持ちの方は違いが分かるようなので、楽しんでください(?)。

 

・Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)~素敵な春の逢瀬~

愛の言霊~Spiritual Message~PARADISE~ブリブリボーダーライン~GIMME SOME LOVIN’~生命果てるまで~ ~開きっぱなしのマシュルーム~マンピーのG★SPOTみんなのうたイエローマン~星の王子様~

(私の世紀末カルテ)

初のドームツアーであり、渚園DVDでのインタビューでの封印発言後「ニューサザン」として初ライブでもありました。

愛の言霊~Spiritual MessageからのPARADISEは新しいマチルダミス・ブランニュー・デイを作りたかったのでは…と今見ると思ってしまいますね。

その中でもマンピーやみんなのうたなどの煽りゾーン定番曲も選曲されているあたりにバランスを取る難しさが見られますね。中盤にYoung Loveコーナーがあったのも同じ理由かも知れません。

ブリブリボーダーライン、GIMME SOME LOVINとみんなのうた、そしてイエローマンと腕ふりソングが一気に選曲されたライブだったのですね。なるほどこれがニューウェーブサザンということでしたか(?)。

 

・’99 SAS 事件簿in歌舞伎町

Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~フリフリ’65~ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッド

栞のテーマ

ファンクラブ限定として突如開催されたシークレットライブで演奏曲もKAMAKURA(85年)以前の曲中心となっておりました。Big Star Bluesがこの位置に来るのは夢で逢いまSHOW以来9年ぶりとなりましたね。ちなみにボディ・スペシャルⅡからの勝手にシンドバッドというのも同じく夢で逢いまSHOW以来となりました。

個人的にはボディ・スペシャルⅡはこのライブのテイクが一番好きですね…。あのなんと言いますか熱狂を見ますと、野外の大きなステージよりもあの狭い少人数のライブハウスのような空間の方があっているように思えますがいかがでしょうか。

ビデオ版ですとそのボディ・スペシャルⅡ以外は半端なところでカットという編集になっているので完全版はどうだったのでしょうか。

ビデオ版のシンドバッドの終わり方(編集)はサザン史上屈指の消化不良さではないのでしょうか…。

 

・晴れ着DEポン

Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)~フリフリ’65~ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッド

TSUNAMI

ここのコーナーは歌舞伎町と一緒ですね。というより全体的に重複が多くなっているのは、歌舞伎町ライブが急でしかもファンクラブ限定ライブだったということもあり、年越しでも再現して多くの人に…という気持ちがあったのでしょうか。

ボディ・スペシャルⅡが終わりシンドバッドに入る前のところは歌舞伎町とは少し変わっています(曲に入るまで長くなっているといった方がいいでしょうか)。

煽りコーナーの春のセオーノと歌舞伎町・晴れ着で被る曲が1曲もなかったというのは珍しいですね。

 

茅ヶ崎ライブ~あなただけの茅ヶ崎

HOTEL PACIFIC~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~フリフリ’65~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT

TSUNAMI

茅ヶ崎ライブのために作られたといってよい「HOTEL PACIFIC」からスタートしました。このライブ以降2000年代の曲の中ではこの煽りコーナーでよく顔を出す曲となりましたね。

シンドバッドが中盤のメドレーで歌われたこともあり、初めてラスト曲にマンピーさんが選曲され、これ以後はラストの定番曲の1つとなりました。

全体的に渚園のセットリストと近いものがありますね。だからこそのマンネリ感を薄くするためのラストマンピーだったりしたのでしょうか。

このライブ以降はマチルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)とボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッドという流れを分けて使っていますね(どちらかから1つゲスト的な感じでご登場ということはありますが)。

今後この流れ(+シンドバッド)は見られないのかも知れませんね。

 

・ゴン太君のつどい

HOTEL PACIFIC~匂艶THE NIGHT CLUB~勝手にシンドバッド~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOTみんなのうた

(この青い空、みどり~BLUE IN GREEN~)

煽りコーナーで選曲されながらシンドバッドがラストではないのは音楽祭以来となりますね。ボディ→マンピー→シンドバッドの流れを崩しているのも、珍しく意外なものではないのでしょうか。

みんなのうたのラストは夢で逢いまSHOW以来でしたね。TSUNAMIの大ヒット、茅ヶ崎ライブの開催、そして21世紀へ…という1年だったと思うとみんなのうたというタイトルの曲がここに来るのは納得、と言えますでしょうか…。

 

・「流石(SAS)だ真夏ツアー!あっっ!生。だが、SAS!」~カーニバル出るバニーか!?~

涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~~イエローマン~星の王子様~~みんなのうた~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッド

真夏の果実

2年間が空いての活動再開であり25周年のライブ、ラストはやはりシンドバッドでしたね。製品版では、桑田さんの上半身裸が見れる貴重な(?)ものとなっているので、皆様DVD買いましょう(?)。

イエローマンはセオーノのラスト以来2度目の煽りコーナーでのご登場でしたね。今回も順番は逆となっていますがみんなのうたと共に腕振りコンビとして定着すると思いきやセットで演奏されたのは今のところこれが最後となっていますね。

 

・真夏の夜の生ライブ~海の日スペシャル~

君こそスターだ~夢に消えたジュリア~みんなのうた~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT勝手にシンドバッド

思い過ごしも恋のうち

君こそスターだの前が女呼んでブギ、思い過ごしも恋のうちだったのでここに入れるか悩みましたが、MCを挟んでいるのと当時の新曲であったこの曲からスタートとしました。

みんなのうたからシンドバッドまでの流れは流石だツアーと同じですね。

このライブ以降ボディ→マンピー→シンドバッドの3曲の流れは現在までやらなくなってしまったのですね。大感謝祭では当初その選曲をしていたそうですが、そこでシンドバッドが外されてしまったのが、運命の分かれ道でしたね(?)。

 

・暮れのサナカ

君こそスターだ~夢に消えたジュリア~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~HOTEL PACIFIC~愛と欲望の日々

(LOVE AFFAIR~秘密のデート)

海の日ライブからはボディ→マンピー→シンドバッドの3曲を外し、変わりにミス・ブランニュー・デイ→マチルダというもう1つの切り札を投入していますね。

君こそスターだからの夢に消えたジュリアはセットで歌われていますが、桑田さんの君こそスターだの発言を見ますと、夢に消えたジュリアも歌う可能性は低いのでしょうか…。

チルダで爆発に気合いを入れすぎて(?)天井が燃えてしまったのはこのライブでした。

ラスト2曲は踊れる曲と、2曲セットになっている曲で構成されていますね。

 

・みんなが好きです

ロックンロール・スーパーマン~Rock’n Roll Superman~ ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~イエローマン~星の王子様~ ~BOHBO No.5

(限りなき永遠の愛)

ロックンロール・スーパーマンの風船は定番になるのかと思いきやここと真夏の大感謝祭のみでしたね。

ミス・ブランニュー・デイからイエローマンまでのデジタル感のある流れはセオーノに通じるものがある気がしますね。ドーム公演となるとダークな色が強くなる傾向があるのかも知れません。

このライブ後のインタビューでセットリストを変える必要がなかったのは奇跡的な発言をしていますが、近年のキラーストリートへの発言を聴きますと今どう思っているのか少し気になりますね(ライブはまた別なのでしょうが)。

 

・真夏の大感謝祭

I AM YOUR SINGER希望の轍~OH!!SUMMER QUEEN~夏の女王様~ ~エロティカ・セブンHOTEL PACIFIC~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT

TSUNAMI

30周年にして無期限活動休止前のライブという今までとは違った重さを持ったライブ、その終盤は新曲だったI AM YOUR SINGERからスタートしましたが、直前のいとしのエリー真夏の果実TSUNAMIのバラード3連続というこれが終わると無期限活動休止…という思いが強くなり始めたときに楽器を持たずに歌われ、その次に希望の轍という流れがMCでも言っていた「いつものサザン」に戻す効果があったのではないでしょうか。

エロティカがこの位置に来るのはホタル以来13年ぶりとなりました。

ラストのマンピーでの金メダルヅラとピーマンヅラと2種類がありましたが、どちらが好きかでアンケート取りたくなりますね(?)。

 

・灼熱のマンピー!!G★スポット解禁!!

ピースとハイライト~マチルダBABY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~みんなのうたマンピーのG★SPOT

(蛍)

5年ぶりの活動再開となったライブ、蛍の演奏の際会場で配られていたリストバンドが光り出すという演出があり(茅ヶ崎と宮城のみ)、ピースとハイライトからはずっとピカピカしていましたね。

チルダが始まったとき、どうマンピーに繋ぐのだろうかと思いきや意外と曲数を使わなかった印象がありますね。

ピースとハイライトからマチルダへの流れは愛することを躊躇わなかったから囚われの彼女を助けに向かったというストーリーが出来そうですね(?)。

ラストのマンピーさんは18禁仕様(?)となっています。まさにG★SPOT解禁という感じでしたね(?)。

 

・ひつじだよ!全員集合!

爆笑アイランド~愛と欲望の日々イエローマン~星の王子様~ ~怪物君の空~BOHBO No.5~ボディ・スペシャルⅡ~勝手にシンドバッド

(東京VICTORY)

直前のピースとハイライトと東京VICTORYを入れても良さそうでしたが、紅白コーナーの2曲と言うこともあり、時間調整のコーナーから煽りコーナーとしました。

爆笑アイランドがここに来るのは初ですね。いかにも年越しライブという感じがしますね(?)。怪物君はおっぱいなんてプー以来17年ぶりの演奏となりました。

BOHBOは2番が終わりにいきなりボディ・スペシャルⅡになってしまいました。もしかしたら本当に時間調整として演奏されたのかも知れません。

この年はいつもと年越しの時間が変わったため、ラスト曲のシンドバッドが年越し曲となりました。シンドバッドの本編ラストは海の日ライブ以来何と10年ぶりとなりました。

 

・おいしい葡萄の旅

栄光の男~東京VICTORY~アロエ~マチルダBABY~エロティカ・セブン~ボディ・スペシャルⅡ~マンピーのG★SPOT

(道)

これもどこで切るかが難しいライブですね。東京VICTORYかアロエにしようと思いましたが、東京ドームでも演奏しましたし(?)、過去と未来の曲繋がりということで栄光の男からとしました。

アロエからマチルダBABYの流れは勝負に出ろ、勝負に行こうと言われ、囚われの彼女を助けに向かったというストーリーが出来そうですね(デジャブ)。

3度目のドーム公演となりましたが、ボディ・スペシャルさんは意外にも初登場でした。

そういえばシンドバッドもみんなが好きですのアンコールで演奏されただけで、ドームでは煽りコーナーで選曲されたことがないのですね。何となくアロエ以降の流れは灼熱のマンピーのセットリストと入れ替えた方が過去のドーム公演ぽいと言いますか、しっくり来るような気もしますね。

 

・キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」

東京VICTORY~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~匂艶THE NIGHT CLUB~HOTEL PACIFIC~みんなのうた

(栄光の男)

栄光の男からの東京VICTORYと前回のおいしい葡萄の旅と同じ流れでしたね。ミス・ブランニュー・デイがマチルダBABYとセットではなく、このコーナーで演奏されたのはホタル・カリフォルニア以来24年ぶりでしたね(石垣島ライブではありましたが)。

また匂艶の煽りコーナーとみんなのうたが本編ラスト、というのはゴン太君のつどい以来18年ぶりとなりました。

みんなのうた終了後、メンバー5人がステージ前に揃って客席の皆様をバックに写真撮影とアットホームな雰囲気の中で40周年のスタートに相応しい1シーンとなりました。

 

・“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!︎

シュラバ★ラ★バンバ~ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)~マチルダBABY~イエローマン~星の王子様~ ~マンピーのG★SPOT

はっぴいえんど

シュラバ★ラ★バンバはしじみのお味噌汁コンサート以来26年ぶりにこのコーナーでのご登場でした。4度のドームツアーでミスブラさんは皆勤(2曲登場が2回ありましたが)、マチルダイエローマンは3度目のご登場と、ドームツアー専用の煽りコーナー曲が何となく固まりつつあるということなのでしょうか…。デジタル色の強めな曲が演出的にも合いやすいという判断なのでしょうか…。

マンピーは会場事にヅラの文章が変わるという細かい仕様になっておりました。

2連続で煽りコーナーは5曲でしたね。今後はこの位の曲数での構成となるのでしょうか。



と増補版も雑に振り返ってしまいました。

ここでラスト曲として複数回演奏された曲をまとめて見ましょう。

 

11回 勝手にシンドバッド

5回 マンピーのG★SPOT

3回 いなせなロコモーションみんなのうた

2回 シャ・ラ・ラ

 

続いてこの煽りコーナーで歌われた回数の多い曲を集計してみました。

 

19回 勝手にシンドバッド

18回 ボディ・スペシャルⅡ

16回 マチルダBABY・ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

14回 みんなのうた

12回 マンピーのG★SPOT

9回 Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)

7回 怪物君の空・フリフリ’65・匂艶THE NIGHT CLUB

6回 いなせなロコモーション

 

このあたりに関しましては前回と被るため省略いたしますが、勝手にシンドバッドは回数が変わらずでしたね。変動したのはみんなのうたの本編ラスト演奏回数がいなせなロコモーションと並んだことと、コーナー登場回数でマチルダBABY・ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)が並び3位に浮上したところでしょうか。

 

やはり21世紀以降のマンピーのG★SPOTの強さとシンドバッドのここ一番での切り札化が浮かび上がってきている感がありますね。

またボディ・スペシャルⅡのレア曲化、マチルダBABY・ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)コンビの相変わらずの安定感など、近年の終盤パターンが見えつつも、また違うパターンが見れそうな楽しみも同時に含んでいるように感じましたね。

 

と今回は以上でございます。カットしてしまいましたソロライブの煽りコーナーに関しましても、いつかは改めてまとめようとは思っていますので、気長にお待ちいただければと思っております。

 

近年のサザンと桑田ソロライブ本編ラスト曲についてふと思ったことを

近年のライブ本編ラスト曲や演出が何と申しましょうか…。最後、曲終わりを普通に締めず、演出を加えたり、曲が固定されつつある感じがありまして、そのあたりで感覚的に思うところがあるので何とか言語化しようとした雑文でございます。

 

近年のサザンライブでは、本編ラスト曲に「マンピーのG★SPOT」がご登場されることが非常に多くなりましたね。特に30、35周年そして今年と、周年ツアーでは勝手にシンドバッドを押しのけて(?)このポジションに置かれました。

少し演出面について触れてみましょう。曲終了後に演出があったのは「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」の時からでしたでしょうか。ステージに登場していた神輿に乗ったきのことアワビの合体で終了という演出がありました。そして「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」では桑田さんの「下着を頭に被ったら~」という弾き語り音源が流れる中、男性ダンサーがパンツを拾う…などと演奏終了後に何かしらの演出が加えられるようになりました。

これは90年代以降に定番化し始めた終盤ダンサー大量投入という流れも大きいのではないのでしょうか。シンドバッドもその系統ではあると思うのですが、その演出がしやすい曲というのもあるのではないのでしょうか(HOTEL PACIFICが煽りコーナーで定番化したのもこの影響があるのでは…という話はまたいつか(?))。

良い見方をすれば未だ煽りコーナーの模索が続いている、と言いましょうか、攻めの姿勢を崩していないとも言えましょうか…。

これはやはりマンピーという選曲が大きい気がしますね。何と申しましょうか…「勝手にシンドバッド」は締めとして100点満点だと思うのですよね。全員を楽しませ、なおかつ納得させるといいますか。マンピーも終盤の大定番曲で、「茅ヶ崎ライブ~あなただけの茅ヶ崎~」や「真夏の大感謝祭」といった大きな区切りとなったライブで前述したような演出がなくともラストに選曲されたように、最後でも違和感の無い、シンドバッドに次ぐ、みんなのうたと並ぶ位というようなポジション(結果よく分からない)にいる曲になったのだとは思います。ただ同時にシンドバッドが満点過ぎるためか、どうしても100点になれない2番手的な位置になっている気がします(あくまで感覚的なあれです)。

だからこそ、と言いますか。ラストに演出を加えることで0か120を狙っているのでは…と思ってしまったのです。おそらく「何これ…」や「これはこれでサザンらしい」といった賛否両論といいますか、1人1人の価値観・解釈に敢えて委ねるようになったのではないのでしょうか。

それと5人サザンとしてのラスト定番曲としてのマンピーなのでは、という側面も見える気がするのですよね。もしくは21世紀のサザン、としての変化なのではないのかなと。

 

このようにラスト曲の後にこのような演出が分かりやすく加えられるようになったのは、恐らくですが2012年のソロライブ「I LOVE YOU -now & forever-」での「100万年の幸せ!!」になるのではないのでしょうか。あのエアバンド演出からの最後、ステージ中央に桑田さんとサポートメンバーが勢揃いしての小芝居(?)がありました。あれもアウトロが終わってからも続いていて、終わりだろうけどなかなか終わらない下がらないという雰囲気が会場に漂う演出だった気がします。

この前年が「Let's try again ~kuwata keisuke ver.~」という曲誕生の背景もありますが、締めとして綺麗だっただけに、逆といいますか桑田佳祐のイメージに忠実なところを付いてきたといいますか…。

あともしも30周年が無期限活動休止前ライブという側面がなく、ラスト曲として「I AM YOUR SINGER」が楽器を持たずメンバーがセンターに登場したときの演出になった時の世界観の再現だったりしたのかもしれません。まあこれは流石に妄想が過ぎますが。

そしてこの演出話に欠かせないのはやはり「ヨシ子さん」でしょう。2016~17年のソロライブ全てで本編ラスト曲となり、曲終了後のヨシ子さんへの絡みやヨシ子さんの一人芝居(?)こそ、この近年の演出の全て、といいますか。この演出やあの演出終わりから拍手までのあの何ともいえない「間」を具現化した曲がヨシ子さんになるような気がします(余談ですが私はこの微妙な「間」が好きだったりするのです…)。

この曲こそ0か100…いや、マイナスから無限大くらいの感想や解釈の振り幅があると思うのです。

まあソロはソロで一番盛り上がる曲である「波乗りジョニー」で1度も締めたことがない(石垣島ライブはありましたが、純粋なソロライブかと言われると難しいところですので…)ので、サザン的終わり方を避けているとも言えますし、基本的に新曲ラスト+演出をサザン以上に意識しているのかと思えますが果たして…。

 

またこの影響なのか分かりませんが、第2回以降のひとり紅白でも締め方が似たような形となっていますね。2013年の第2回ではジジイ・ガガとして「Born This Way~東京五輪音頭」を替え歌含みで、2018年の第3回では神良壁郎として「Havana(ダメなバナナ)」を締めに持ってくる、といった演出がありました。

これはアンコールラストの和田アキ男さんとセットで考える必要があるのかな…と思います。

本家紅白歌合戦は対戦形式なので最後に勝敗を決めますが、ひとり紅白ではこれはありません(第一回の時は野鳥の会がカウントという演出がありましたが結果は出ず)。敢えて和田アキ男というオスもメスをも超えたイエローマンな存在として、この方を出す事で男女も時代もそして勝敗も関係なく、どちらに対しても桑田さん流のリスペクトを示している…という風に解釈しておりまして、本編ラストも恐らくその意図をある程度汲みつつも、ああいうキャラクターを使い、替え歌でAAAならではのメッセージを伝えようとしているのでは…とも感じますね。

まあこういう演出にすることによって本家紅白との差別化を図っていただけでそれほどの意図は無かったのかもしれませんが。

あとこの2曲は締めの演出というより退場時に看護師と共にカートで下がる・バナナを光らせたりなどの、何かをやって、という感が上記の例と比べると若干薄めといいますか、そのキャラクターを忠実に演じた故の終わり方、という感じでしょうか。

 

さて、またも雑に振り返ってしまいました。

こう見てますと改めて「勝手にシンドバッド」の締めとしての凄さといいますか、ステージと客席の一体感は、他のどの曲でも出すことが非常に難しいということがより分かったような気がします。

 

果たして今後の本編ラスト曲はどうなっていくのでしょうか…。

桑田さんのソロライブでは、そういう盛り上がる系の新曲次第というところが大きい気がしますね。流石にヨシ子さんで今後も定着というのは考えにくいといいますか、2016~17年はもちろんあのライブでの置き所が難しい曲調であるというところがあるのだと思いますが、ヨシ子さんというキャラクターの誕生が結果的にあの本編ラストというポジションに置かれることに大きな影響を与えたように思います。

そしてサザンです。このままマンピーラストを軸に、シンドバッドその他諸々を使い分ける形となるのでしょうか。私個人としてはいつか「東京VICTORY」が定着する時が来るのでは…と妄想したりしてしまうのです。曲調としては少しラストとしては弱めで、何か特別な演出というのはしにくく、ダンサー投入曲ではありませんが、発売以降毎回ライブで演奏され、今年のツアーでは1曲目でしたが、近年の曲では終盤に定着しつつあることと、年々増すステージと客席との一体感を見ますと、また演出の少ない本編ラストに戻る時が来るとしたら今の60代サザンに適した温度感を持った曲だと思うので、1度使われたら案外定着しそうな気がするのですが…。

もちろんそういった新曲がご登場する可能性もまだまだある訳で…。桑田さんとしても同じような事を続ける方では無いのでまた新しい何かの演出が生まれてくるかもしれませんね。

 

まあこれだけ書いていてあれですが、何が来てもこっちで勝手に考えて都合良く解釈してしまうので、何でも良い…と言いますと語弊がありますが、受け止めて楽しむ次第でございます。

 

南條愛乃「Acoustic Live Tour Vol.1 17/47~わたしから会いにいきます!~」の感想のようなものを(福島編)

5月18日に郡山HIPSHOT JAPANで行なわれた南條さんのライブにひっそりこっそりとお邪魔してきてしまいました。その感想のようなものです。

 

とうの昔に書き終えていたのにうっかりそのままにしていたので、今更な投稿でございます。日本一遅いわたしから会いにいきますツアーの感想と思ってくだされば(?)

 

今回が初めての南條さんのライブとなりました。…と言いますか南條さんにお目に掛かるのが今回が初めてになるのですよね…。

またライブハウスというのも初めてで色々と不安がありましたが、近いところにいらして下さるこの時を逃したらもう一生行けないかも…という思いと、今年は逢いたい方に逢いに行く事を目標としていたこともあり、チケットチャレンジも無事突破しお邪魔することが叶いました。

さて当日会場に無事潜入、の前に文字情報ではよく見る別途ドリンク代の支払いが。払うのがちょっと嬉しかったです(?)。アルコールもあり開演前に呑んでいる方もいらっしゃいましたが、アルコールを呑むとよりトイレが近くなる身としては絶対出来ない行為だ…と思っておりました。

そんなことを考えている間に時間が。ある種の緊張感が襲い掛かる中ついに始まってしまう…。



1.スキップトラベル

オールスタンディングということで私が最も恐れていた事態が早くも起こってしまいました。「ステージが全く見えない…」。割と後ろ+背が低いというダブルコンボによって、南條さんもバンドメンバーの皆様が登場したところも分からず、不意打ちのような形でスタートを向かえてしまった形となっていましたね…。

ただあそこに南條さんがいる…歌が聴こえるという事だけで良いのではないか、と切り替えるのに時間が掛かりませんでしたね。こういう時自分の面倒くさい性格が役に立つものです(?)。

「わたしから会いにいきます」というツアー名にぴったりの1曲目でしたねえ。この曲の影響で私が出掛ける際に荷物が減るようになりました(?)(あともう1人とある方の歌の影響もありますが)。実際この日も車に置いてきたということもありますが、かなり最低限の装備でお邪魔しておりました。

いつもいつも思うのですが、初めての方のライブの1曲目というのは自分の中でやはり特別な曲になってしまうのだな…と。

 

2.今日もいい天気だよ

アコースティックライブ、ということでこれは歌うのでは…と思っていましたが、早速2曲目にご登場とは。

「僕の隣に君がいてくれたら 雨のちほら今日もいい天気だよ」のところで一瞬でしたが初めて南條さんの姿を拝見することが出来ました。もうそれだけで充分でした。後は後悔無く曲を聴くことが出来るな…と。そしてああ本当に実在するのね…と相変わらずお初な方に対して思ってしまう私よ。

もしきっとお姿を見れなくとも、そこにいる・声が聴こえる、というだけで「今日もいいライブだった」と思えてしまうのでしょうけど。

 

3.優しくつもる言葉の花

もし南條さんのライブに行くことがあったとしたら特に聴きたいと思っていた曲だったのでとても嬉しかったですね。アコースティックということもありより柔らかさと言いますか、優しさをより感じたように思いました。

MCを挟んではいますが、この最初の3曲で基本ライブ苦手おじさん(?)はだいぶ落ち着けたように思います。

 

4.あなたの愛した世界

ここでシングルA面曲が初登場されましたね。

誤解を恐れずに言いますと、今まではこの曲が苦手、といいますか、あまりピンと来ていなかったのですが、今回アコースティックバージョンで聴いてその気持ちが少し薄れた感じがありました。

 

5.光のはじまり

終盤に歌われるイメージがあったので、この位置に来るのかーと。

中盤で聴けたというのは新鮮でしたね。

 

6.一切は物語

これはまさかでしたね。好きな曲ではあったのですが、デュエット曲で曲調的にも今回はないかなと勝手に思っていたのでした…(この後のMCで沖縄でのFCイベントでも披露していたことを知るおじさん)。八木さんのコーラスも非常に良かったですね。細かい変化は覚えていませんが、照明の色の変化も曲にぴったりでしたね。

MCでも触れていましたが、この福島公演で初めての演奏だったのですね。ラッキーでした。

「光のはじまり」からの流れというのがまた…ねえ。

今回の個人的MVPだったかな…と。

 

7.君のとなり わたしの場所

2019年第1弾シングルということでおそらく演奏はするだろう…どこでだろうか…と考えていましたが、中盤スタートの位置でしたね。この位置にこういう曲が置かれるの好きなのです(?)。

「君の声をきくと うれしくなる 魔法みたい」このフレーズが今回とても響きましたね。そのまま南條さんへお返ししたい言葉ですね…。

 

8.そらほしひとつ

「優しくつもる言葉の花」とともにライブで特に聴きたい曲の二大巨頭のもう1曲も今回聴けてしまうとはね…。しかもよりやさしさが強調されてしまうアコースティックバージョンでですよ、奥さん(?)。

このあたりで今日は本当に来て良かった…と。もう終わりのようなテンションになってしまっておりました。しかしまだ半分なのです…。

 

9.Recording.

アルバムが発売の度に変わっていたジョルメディアのOPとEDでしたが、個人的にこの曲が一番印象に残っていたオープニング曲でして…。始まった瞬間にあ、ジョルメディアの曲だと1人ニヤニヤとしてしまいました(とても気持ち悪かったでしょう)。

私は声優さんをラジオから好きになることが多く、南條さんもそのお1人だったのですが、こうラジオと曲が結びつく瞬間がまたたまりませんでしたね。お姿が見えなかったのもまたラジオっぽくてある種の演出のように感じました。

切なくてではありませんでしたが、泣いてしまいましたよ…ええ…。

こうしてまた1つ特別な曲が増えてしまうのね…と。

この5分間は忘れることはないのかな…と。

 

10.Believe in myself

この曲も好きですねえ…。特に聴きたい曲を何曲かピックアップした時に割と最初の方に出てくる曲ですね。

個人的には応援歌といいますか、そういう立ち位置にいる曲でしてまたもう少し頑張ろうと思えるのですよね…。それを聴けるなんて、もうまた泣いてしまいますよ…。

 

11.誇ノ花

この曲に入る直前何となく空気が変わったかのような感じがありまして…。

どこか一節一節をより丁寧に歌っていたような印象があります。

 

12.OTO

原曲にはどこか冷たさといいますかクールな雰囲気を感じていたのですが、この時はクールさは残りつつ、どこか温かさが流れているように感じたといいますか…。

正直誇ノ花とこの曲は圧倒されていたといいますか、考えるより聴く方に意識を置いていまして、逆にあまり思い出せないという謎現象に襲われておりまして…。同じアレンジで同じ流れでもう1度聴きたい2曲でしたね。

 

13.0-未来-

ここでこの曲が来るとは…。最後の「奇跡も運命も全部」というフレーズがとても好きなのですよね。

後日ラジオで日替わり曲だったという話を聴きまして、この曲が固定ではなかったとは…とちょっと意外でしたね。

 

14.サヨナラの惑星

キーボード1本で原曲よりもスローな演奏でしたね。

アコースティックライブとはいえ、発売して間もない新曲の初披露がアレンジ版というのは不思議な感じがありつつ、そういう場に居合わせることの出来る幸せを感じておりました。

いつかCDに近いバージョンでも聴きたいなあ、と思っていたので、いつか2度目の逢瀬を…と。叶うかなあ…また勇気とタイミングですね。

 

15.THE MEMORIES APARTMENT

本編ラストはこの曲でした。何と申しましょうか…。この曲の「ようこそ ノックはいらない~ずっとキミを待っていたよ」や「君のとなり わたしの場所」や「Recording.」もそうなのですが、南條さんの書いた詞の中にこの日の自分にとても響くフレーズといいますか、リアルに伝わってくるところが多々ありまして、まさに今日この日にライブに来たことが自分にとって最も最善だったのかしらと思ったり、いやそれは好きになってからそこそこの時が流れて初めてお逢いしたということが重なった結果では…。などと考えてしまう私なのでありました。

 

16.わガまま♡ブれいん

アンコールはこの曲からでした。バンドメンバーの皆様によるソロパート回し良かったですね。こういうバンドメンバーの皆様にスポットライトが当たる瞬間がとても好きだったりするのです。

どこでだったのかは忘れてしまいましたが、歌っている途中で南條さんが噛んでしまったところがあって、「噛んだ!」と即言ったところは潔くて好きでした(?)。

そしてこの曲の後に「こんにちは!なんじょーさん!!」の挨拶収録がありましたね。ラジオから南條さんを好きになった身としては、こういう企画に参加出来たというのは大きな思い出になりましたね。まあこういう時に小声でしかだせないチキンおじさんなのですけど…。

 

17.・R・i・n・g・

ラストはこの曲でした。ラジオのオープニングである「わガまま♡ブれいん」演奏からの挨拶収録という流れから「サクラタイマー」が来るかしらとも思ってはいましたが。

この日の1つの大きな輪に入れたことが幸せでした。

もうそれ以外の言葉はありません…。



そして終演。あっという間の2時間でした。

…私、南條さんを好きになったのは2012年のあるラジオからだったのですよね。それ以前にもお名前やお声を知ってはいたのですが。それから7年、ソロのライブなど何度もチャンスがある中でようやく今回お邪魔することが出来ました。

本当に楽しい時間でした。ありがとうございました。

また1つ大切な忘れられないものをいただいてしまいました…。

 

サザンオールスターズの公式サイト・別冊代官山通信・パーフェクトデータブック・公式データブックに載っているライブデータの違いを雑にまとめてみた

以前こちらに載せました雑文、「サザンオールスターズの公式サイトと別冊代官山通信、そしてパーフェクトデータブックに載っているライブデータの違いを雑にまとめてみた

」に今年2019年6月25日に発売された「サザンオールスターズ公式データブック 1978-2019」に記載しましたライブのセットリストの情報を追加して違いを雑にまとめて見ました(相変わらずの性格の悪さが隠せないまとめですね)。

公式本が出る度にとりあえずまとめる暇おじさんのお遊びと思ってください(?)。追記の情報に関しては基本的に代官山通信や旧公式サイト、個人サイトから引っ張って来ております。

…最初に言ってしまえばこの公式データブックと公式サイトの記載はほぼ一緒なのですけどね…。

一応記載されていないライブに関しては共通したデータは載っている…はずです…(見逃していたら申し訳ございません…)。



サザンオールスターズがやってくるニャーニャーニャー

公式サイト・公式データブックでは7/20の田園コロシアムのセットリスト、として載っていますが、別冊代官山通信・パーフェクトデータブックでは7/19と日付が微妙に異なっております。

基本的に内容は同じなのですが、8~9曲目の

8.Love Me Do~You're Gonna Lose That Girl〔The Beatles

9.ビートルズ・メドレー~いとしのエリー

が公式データブックでは

8.(ビートルズ・メドレー)Love Me Do~You're Gonna Lose That Girl

9.いとしのエリー

という記載に変わっております。

おそらく2曲メドレー形式のような記載で載っているため、ビートルズ・メドレーは8曲目の2曲を指している、という判断からこのような記載に変更したと思われます。

しかしこちらの個人サイトでは分かれている理由が記載されているので、おそらく公式データブックの修正は間違いだった可能性がありますね…。



ゆく年くる年コンサート

これは正確には違いでは無いのですが…。

日付の表記があるものはいずれも12/10の日本武道館公演と記載があるのですが、その日はこのライブ前にジョン・レノンが亡くなったというニュースがあり急遽「LOVE」が追加された…ということで当時テレビでもこのテイクは放送されているようですが、セットリストに反映されていませんよね…。急遽だったので記載されていないのか、もしくは別公演のものが載っているもののどちらかになりますが、実際放送された曲で記載の無いものがあるので、後者になるかと思います。

 

・青年サザンのふらちな社会学

まずセットリストを先に載せてみます。

 

2/4 新宿厚生年金会館(公式サイト・公式データブック)

1.Ya Ya(あの時代を忘れない)~DJ・コービーの伝説

2.女流詩人の哀歌

3.思い出のスター・ダスト

4.奥歯を食いしばれ

5.C調言葉に御用心

6.Oh!クラウディア

7.逢いたさ見たさ病めるMy Mind

8.流れる雲を追いかけて

9.来いなジャマイカ

10.夏をあきらめて

11.チャコの海岸物語

12.いとしのエリー

13.My Foreplay Music

14.ラッパとおじさん(Dear M.Y's Boogie)

15.NUDE MAN

16.Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)

17.匂艶THE NIGHT CLUB

18.Ya Ya(あの時代を忘れない)

アンコール

EN1.Plastic Super Star(Live In Better Days)

EN2.いなせなロコモーション

EN3.Just A Little Bit

EN4.勝手にシンドバッド

EN5.Imagine/John Lennon

 

12/18 横浜文化体育館(別冊代官山通信・パーフェクトデータブック)

1.Ya Ya(あの時代を忘れない)

2.DJ・コービーの伝説

3.思い出のスター・ダスト

4.女流詩人の哀歌

5.奥歯を食いしばれ

6.C調言葉に御用心

7.Oh!クラウディア

8.逢いたさ見たさ病めるMy Mind

9.流れる雲を追いかけて

10.来いなジャマイカ

11.夏をあきらめて

12.いとしのエリー

13.My Foreplay Music

14.ラッパとおじさん(Dear M.Y's Boogie)

15.NUDE MAN

16.Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)

17.匂艶THE NIGHT CLUB

18.Ya Ya(あの時代を忘れない)

アンコール

EN1.Plastic Super Star(Live In Better Days)

EN2.いなせなロコモーション

EN3.Just A Little Bit

EN4.勝手にシンドバッド

EN5.Imagine

 

公式サイト・公式データブックは2/4の新宿厚生年金会館公演、別冊代官山通信・パーフェクトデータブックが12/18の横浜文化体育館公演、という分け方をしていますね。見比べたところ、どうやら一部違うところはありますが、大体は別冊代官山通信はパーフェクトデータブックからの引用、という形のようですね。

変更は「女流詩人の哀歌」と「思い出のスター・ダスト」の演奏順が逆、「チャコの海岸物語」がカットになっています。

このツアーは毎回のようにセットリストが代わり他にも何パターンか個人サイト等に存在してるようですね(こちらのサイトに素晴らしくまとめられております…ありがたや…)。

 

・縁ギもんで行こう

公式サイト、そして公式データブックにセットリストが記載されていないシリーズです(?)。

しかし別冊代官山通信、そしてパーフェクトデータブックにはちゃんと載っていますね。コピペ忘れでしょうか(?)。

ちなみにかつてサザンのホームページが2つあった頃(現在のsas-fan.netアミューズとビクターで運営されていますが、これともう1つSTANDOOH! AREEENA!! C'MOOOON!!!というビクターが単独で運営していたサイトがありました。)には何故かSTANDOOH(以下略)の方にはこのライブのページすら無いという謎仕様となっておりました…。

検索すれば出てきますが一応セットリストを載せておきますね。需要という言葉は知りません(?)(ちなみに縁起者で行こうで調べても出てきます)。

 

1.いとしのフィート

2.メリケン情緒は涙のカラー

3.あっという間の夢のTONIGHT

4.東京シャッフル

5.匂艶THE NIGHT CLUB

6.ALLSTARS' JUNGO

7.赤い炎の女~サンバ~Happy New Year

8.年の始め

9.よどみ萎え、枯れて舞え

10.JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)

11.夕方Hold On Me

12.Woman

13.Love

14.Imagine

15.Tarako

16.星降る夜のHARLOT(ラッパとおじさん(Dear M.Y's Boogie))

17.Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)

18.マチルダBABY

19.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

アンコール

EN1.ボディ・スペシャルⅡ

EN2.勝手にシンドバッド

EN3.Dear John

 

前回も書いていますが、別冊代官山通信そしてパーフェクトデータブックには16曲目は「星降る夜のHARLOT」と記載されているのですが、個人サイト様にあります放送されたデータを見ますと、15・17曲目の間に「ラッパとおじさん(Dear M.Y's Boogie)」が放送されているのです。実際16曲目をラッパとおじさんと記載しているところもいくつかありました。

おそらくパーフェクトデータブックで記載ミス、そのデータを基本引き継いでいる別冊代官山通信にもそのまま掲載、という流れでしょうかねえ…。

 

KAMAKURA TO SENEGAL サザンオールスターズAVECトゥレ・クンダ

公式サイト・公式データブックでは9/28の西武球場、別冊代官山通信・パーフェクトデータブックには10/5の横浜スタジアム公演のセットリストとなっておりますが、後者にアンコールの1曲目にテンケレンケが載っているだけという違いですね。

ただ当時テレビで放送された西武球場公演ではテンケレンケが演奏+放送されていますので記載漏れということになりますでしょうか…。

ちなみに昔の公式サイトですと15曲目の「Bye Bye My Love(U are the one)」のところに「星降る夜のHARLOT」が入っていました。その後サイトリニューアルか何かがあった際にBye Bye My Loveになっているので記載ミスだったのかも知れません…。

そして余談ですが、セットリストには記載がありませんが「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」も演奏されているようなのですよね。そういう音源をまとめたサイトに記載があり、また「SPACE MOSA」の全シングル曲紹介でBig Star Bluesに使われているライブ映像はこの時のテイクのようなのですよね…。

 

真夏の夜の夢 1988大復活祭

こちらは完全に違うセットリストが載っていますね。とりあえず先に引用致します。

 

公演日不明(公式サイト・公式データブック)

1.Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)

2.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

3.夕方Hold On Me

4.栞のテーマ

5.夏をあきらめて

6.愛する女性とのすれ違い

7.欲しくて欲しくてたまらない

8.顔

9.おいしいね~傑作物語

10.My Foreplay Music

11.匂艶THE NIGHT CLUB

〈原坊コーナー〉

12.鎌倉物語

13.あじさいのうた

〈桑田ソロコーナー〉

14.哀しみのプリズナ

15.路傍の家にて

16.今でも君を愛してる

17.いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)

18.Blue~こんな夜には踊れない

19.スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)

20.遠い街角(The wanderin' street)

21.BAN BAN BAN

22.悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)

23.愛撫と殺意の交差点

24.Big Blonde Boy

25.ハートに無礼美人(Get out of my chevvy)

26.ALLSTARS' JUNGO

27.勝手にシンドバッド

28.マチルダBABY

29.ボディ・スペシャルⅡ

30.いなせなロコモーション

31.みんなのうた

32.メロディ(Melody)

アンコール

EN1.Bye Bye My Love(U are the one)

EN2.Oh!クラウディア

 

8/13 泉パークタウンスポーツガーデン(別冊代官山通信・パーフェクトデータブック)

1.Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)

2.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

3.夕方Hold On Me

4.栞のテーマ

5.夏をあきらめて

6.愛する女性とのすれ違い

7.夕陽に別れを告げて

8.欲しくて欲しくてたまらない

9.顔

10.おいしいね~傑作物語

11.My Foreplay Music

12.匂艶THE NIGHT CLUB

〈原坊コーナー〉

13.鎌倉物語

14.あじさいのうた

〈桑田ソロコーナー〉

15.哀しみのプリズナ

16.路傍の家にて

17.今でも君を愛してる

18.いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)

19.Blue~こんな夜には踊れない

20.スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)

21.遠い街角(The wanderin' street)

22.BAN BAN BAN

23.悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)

24.愛撫と殺意の交差点

25.Big Blonde Boy

26.ハートに無礼美人(Get out of my chevvy)

27.ALLSTARS' JUNGO

28.勝手にシンドバッド

29.マチルダBABY

30.いなせなロコモーション

31.みんなのうた

アンコール

EN1.メロディ(Melody)

EN2.Bye Bye My Love(U are the one)

EN3.Oh!クラウディア

 

公式サイトとの違いは「夕陽に別れを告げて」が7曲目に入り、「ボディ・スペシャルⅡ」がカットになっていますね。そして「メロディ(Melody)」がアンコールの1曲目に移動となっております。

ちなみにこちらのサイトでは当時の代官山通信に記載された情報が載っており、最初の西武公演では「Ya Ya(あの時代を忘れない)」が1曲目、「BAN BAN BAN」が無し、「今でも君を愛してる」と「いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)」の演奏順が逆だったとのことです。



・いっちゃえ’89サザンde’90

別冊代官山通信・パーフェクトデータブックの11曲目には「SLOW DOWN」が記載されていますが、公式サイト・公式データブックにはありません。

これは完全にミスですね…。

テレビの生放送版でも「JENNY JENNY」と「BE BOP-A-LULA」の間にしっかりと放送されていますし、何より昔のsas-fan.netを見ますと、

  1. JENNY JENNY
  2. BE BOP-A-LULA

と「11.SLOW DOWN」が抜けたものが記載されていたのです。おそらくそのまま引用し、曲順の数字のみ直した…と思われます。

しかし公式データブックでも直っていないとは…ねえ。

 

・夢で逢いまSHOW

公式サイトではどの公演日のセットリストか記載されていませんが、別冊代官山通信・パーフェクトデータブックには4/28の日本武道館最終公演の日付で記載されていますね。

そしてこの2冊では19曲目の「YOU」が抜けてたものが記載されています。

かつてサザンの公式サイトはアミューズとビクターで運営している「sas-fan.net」と(これは現在もある方ですね。後に統合されました)、ビクターが単独で運営していた「STANDOOH! AREEENA!! C'MOOOON!!!」という2つの公式サイトがありました。)

実はこれも統合前にSTANDOOH版では「YOU」の記載あり、sas-fan.net版では記載なし、という結果になっていますがこれはおそらく抜けている方が間違っているかと…。

当時の代官山通信でも「YOU」の記載はありますし…。そしてその代官山通信にも微妙な曲順の変更について載っています。18曲目の「逢いたくなった時に君はここにいない」が愛媛公演以降は9曲目に、札幌ではアンコールでローリング・ストーンズの「Jumpin' JackFlash」、武道館では「SLOW DOWN」が演奏されています(一目で分かるサイトはこちら)。

 

・歌うサザンに福来たる

別冊代官山通信・パーフェクトデータブックでは20曲目の「いなせなロコモーション」が抜けています。

テレビで放送された際、生放送版では途中で中継が終了してしまったため放送されず、後に放送された完全燃焼版でもカットされているため、もしかして…とも思いますが、完全燃焼版では「みんなのうた」終了後に明らかな編集があるので多分演奏しているとは思われます。

と書いたところで更にもう1つ…。このライブ公式サイトでは2本、別冊代官山通信では1本というように記載されていますね。

これは横浜アリーナの公式サイトで過去のスケジュールを確認したところ1公演のみでしたね。このライブは年越し1本のみのライブでしたが、表記が12月31日~1月1日となるので、おそらくそれで勘違いしたのかな…と思われます。

 

・THE音楽祭 1991

公式サイト・公式データブックではアンコールの「女呼んでブギ」「Ya Ya(あの時代を忘れない)」の2曲が抜けていますね。これは完全に記載漏れですね…。ちなみにsas-fan.net版ではアンコールの記載あり、STANDOOH 版ではアンコール記載なし、と引き継ぐ方を間違ったのでは…というツッコミを入れたくなりますね…。

ちなみにWOWOWで放送されたバージョン(横浜スタジアム公演)とは少しセットリストが違い、「恋はお熱く」がカットされ、アンコールの1曲目に「LOVE POTION No.9」が追加となっております。

2冊の本の方には公演日が書いてあり8/14のナゴヤ球場のセットリストが載っております。調べたところによるとナゴヤ球場以降のセットリストがWOWOW版と同じものになっているようで、この3つに載っているのは変更される前の物のようですね。

(噂では「恋はお熱く」と「LOVE POTION No.9」の両方を演奏している公演も存在するとかしないとか…)

 

南天群星 北京で逢いましょう

別冊代官山通信・パーフェクトデータブックには載っていますが、公式サイトにはデータ…といいますかページ事態がありませんね…。かろうじて公式データブックにはライブのタイトルだけが載っていますが。

しかし統合前のsas-fan.netには載っていたのです…。これもまた何故か引き継がれることがありませんでした。

ちなみに他にも古賀紅太ライブ、花咲く旅路ツアー、KUWATA BAND FINAL~ぼくら1987、そして伊豆だらけのローラなどという貴重なライブデータも引き継がれませんでした…。個人サイト様やパーフェクトデータブックを読めば補完は可能ではありますが、どういう事情があったのか(もしくは無かったのか)は分かりませんが、こういったデータが公式から失われるのはとても残念ですね…。

そして検索すれば出てくるでお馴染みの(?)セットリストがこちら

 

1.ネオ・ブラボー!!

2.フリフリ'65

3.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

4.君だけに夢をもう一度

5.せつない胸に風が吹いてた

6.GUITAR MAN'S RAG(君に奏でるギター)

7.ニッポンのヒール

8.ブリブリボーダーライン

9.ポカンポカンと雨が降る(レイニー ナイト イン ブルー)

10.涙のキッス

11.YOU

12.死体置場でロマンスを

13.希望の轍

14.真夏の果実

15.HAIR

16.BOON BOON BOON~OUR LOVE[MEDLEY]

17.CHRISTMAS TIME FOREVER

18.シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA

19.怪物君の空

20.DING DONG(僕だけのアイドル)

21.ボディ・スペシャルⅡ(BODY SPECIAL)

22.みんなのうた

23.勝手にシンドバッド

En1.愛は花のように(Ole!)

En2.I Saw Her Standing There

En3.いとしのエリー

 

初日公演は「HAIR」まで演奏した後、「BOON BOON BOON」のイントロが少し流れた後に桑田さんが体調不良を訴え裏に下がったため、その後は

 

17.ギターソロ(大森隆志小倉博和

18.花咲く旅路

19.I SAW HER STANDING THERE(ここで桑田さんがステージに再登場)

20.いとしのエリー

 

という変更があったとのことです。

 

・歌う日本シリーズ1992~1993

別冊代官山通信・パーフェクトデータブックにはアンコールの1曲目に「いなせなロコモーション」が追加されています。過去の2サイトにも記載されてはいませんでしたが、個人サイト様等のページではしっかりと記載されていたので、多分この2つの方が合っているかと…。

ちなみにこのアンコール1曲目がいなせなロコモーションだったのは、ラストの日本武道館公演のみ(2つの本には2/5の最終公演の日付で載っています)でそれ以外の公演では「愛は花のように(Ole!)」だったとの事ですが、このアンコール1曲目について公式サイト・公式データブックには記載がありません。

 

・ザ・ガールズ万座ビーチ

公式サイトと別冊代官山通信、そして公式データブックには9/21の横浜スタジアム公演のセットリストが記載されていますが、パーフェクトデータブックには10/3の宜野座湾市海浜公園野外劇場版が記載されていますね。分かりやすく言いますと、ビデオ/DVDで発売されている「平和の琉歌」に収録されている沖縄公演のあれですね(適当な説明)。

アンコールのラストに「いとしのエリー」が記載されているだけで違いは無い…はずなのですが、1曲目の「お願いD.J.」が「DJ・コービーの伝説」と(多分)間違って記載されています。また台風で順延となった10月12日の横浜スタジアム公演では1曲目の「お願いD.J」が「いとしのエリー」に変更となっております。

 

・おっぱいなんてプー

公式サイトと別冊代官山通信、公式データブックは同じですが、パーフェクトデータブックの方は1ヵ所だけ違います。アンコールの2・3曲目である「Happy Birthday」と「LOVE AFFAIR~秘密のデート」の順番が逆になっています。サイト&別冊では「Happy Birthday」が先に来ていますね。

どうやら年越しの31日だけ「LOVE AFFAIR~秘密のデート」を先に演奏という変更があったようです。おそらくですが、この年越し公演の日は生中継が入り、新聞の番組欄には「できたてホヤホヤ最新作」という見出しがあったそうなので、放送時間内に間に合わせるために逆にしたのでは…と思ったのですが…(実際次のHappy Birthdayの途中で中継は終わる)。

なので両方がちゃんと載っていると思いきや、パーフェクトデータブックのみに公演の日付が記載されているのですが、これが12/27になっているのですよね…。27、31日の2公演がこの順番だった可能性も無いわけでは無いのですが、その可能性は低いかと思われます…。

 

・Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)~素敵な春の逢瀬~

別冊代官山通信・パーフェクトデータブックには5/27の東京ドーム公演が載っており、途中の公演(5/9の福岡ドーム公演以降)でアンコール1曲目が「ニッポンのヒール」から「My Foreplay Music」した事は記載されていませんでした(公式サイトには載っています)。

ちなみに出ました、2サイト時代ではsas-fan.net版では別冊とパーフェクトと同じものが、STANDOOH 版では現在の公式サイト・データブックと同じものが記載されていました。

あとちなみにですが、リニューアル前のPC版の公式サイトでこのライブのセットリストを見ますと数字が20から急に31と飛んでいるという謎のミスがありました。

 

・ゴン太君のつどい

公式サイトと別冊代官山通信、公式データブックでは同じセットリストが記載されています(公式サイト版には公演日が書かれていませんが、31日のみアンコール1曲目に演奏した「虫歯のブルース~インディアン狂想曲[MELODY]」についてはちゃんと補足が書かれていますね)。

パーフェクトデータブック版ですと12/27の初日が載っています。実は微妙にセットリストが違うのです。

その部分だけ引用してみましょう

 

公式サイト・別冊代官山通信

4.真夏の果実

5.女神達への情歌(報道されないY型の彼方へ)

6.OH,GIRL(悲しい胸のスクリーン)

7.逢いたくなった時に君はここにいない

8.BLUE HEAVEN

9.Moon Light Lover

10.慕情

 

パーフェクトデータブック

4.真夏の果実

5.女神達への情歌(報道されないY型の彼方へ)

6.BLUE HEAVEN

7.OH,GIRL(悲しい胸のスクリーン)

8.逢いたくなった時に君はここにいない

9.Moon Light Lover

10.慕情

 

と「BLUE HEAVEN」が8曲目から6曲目へと微妙に移動しております。こちらは記載ミスでは…と思ったのですが、個人サイト様等で27日公演に行ったと思われる方はこのセットリストで書いている、というのをいくつか目にしたことがある、というのとパーフェクトデータブックの発売する前に出ていました「ファンによるファンのためのサザンオールスターズ」という本の中でこの27日公演のレポートが載っておりこちらでもパーフェクトデータブックと同じ曲順で書かれていたのでおそらく正しいのでは…と思います。ただどの公演から曲順が変わったのかは不明です。

そしてもう2つありまして、パーフェクトデータブックのアンコール1曲目に「虫歯のブルース~インディアン狂想曲[MELODY]」と記載があるのですがこれは前述した通り31日のみ演奏した曲なので間違いかと思われます(ファンによる~でもこの曲は載っていなかったので)。そしてラストのTSUNAMIの後に「歓喜の歌」が記載されていますね。これは本の方のレポートにあり、パーフェクトデータブックにはその時のものらしい写真が載っていますが、31日の映像では演奏されていないので少なくとも27日はパーフェクトデータブックがあっていると思われます。

 

おまけ

・灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!

4つ全てに載っていませんが、代官山通信には最初の日産スタジアム公演の時に5曲目の「愛する女性とのすれ違い」と6曲目の「涙のキッス」の順番が逆だった、という記載があります。



ということで公式データブックのデータを追加し、再改訂致しましたが如何だったでしょうか。何と申しましょうか…。本にする際情報の再確認はしていないことが分かってしまいましたね。まあ正解が分からなければどうしようもないわけですが…。

しかしこう重箱の隅を付いておいて言うのはあれですが、こういうデータ本が発売されることはありがたいことなのですよね…。それだけは忘れてはならないなと思いました。

 

サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」の感想のようなものを(東京編)

6月15日に東京ドームで行なわれたライブにまたまたこっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

宮城編西武編に続きましての感想3部作(?)のラストでございます。

 

この日は雨でしたね。もしソロのライブでしたか天気と会場が合わさって「東京」を演奏するには最高のシチュエーションだわね…と思いながら移動しておりました(?)。

いつもよりは少し早めに到着しまして野球殿堂博物館へ。「KUWATA 18」のユニフォームはなかったので残念でした(?)。

そして入場…席はまさかのこのツアー3連続での上手(一塁側)席。毛ガニさん側も良いですが、そろそろムクちゃん側の席は当たらないものでしょうか。そうか毛ガニさんが私を呼んでいるのか(?)。関口さんも呼んでくださることをお待ちしております。

アナウンスの方今回も気合いが入っていましたね。最後の方声が掠れていましたが翌日は大丈夫だったのでしょうか…。

そして5分ほど遅れての暗転だったでしょうか。いよいよ始まるね(CMの原坊ボイス)。



1.東京VICTORY

会場が暗くなった時と5人のシルエットが現れた時の歓声の響き方が凄かったですね。東京ドーム特有の響き方なのでしょうか…。あれで上手く私の中でスイッチが入った気がします。

今更気が付いたのですが、最初の年数がモニターに映る時、筆記体は当時のものをちゃんと再現していたのですね。

3回目にしてようやくちゃんと腕上げが出来たかな…と思います。

 

2.壮年JUMP

2番の替え歌部分は「東京ドームに帰って来たよ」…と。ああ帰ってきたという表現になるのねと…考えて見れば去年の「ちょっとエッチなラララのおじさん」の会場がNHKホールで40周年スタートの終着点と見れば、帰ってきたとなるのでしょうねえ。東京VICTORYのラストが原曲通り「TOKYO」だったこともよりその強調になった気がします。

「色んな歌ありがとうステージで」がグッと来てしまいましたね…。今回3度もこうしてサザンの皆様と歌にお逢いできたことに2曲目ながらも色々と感慨深いような胸がいっぱいになりかけておりました…。

 

3.希望の轍

私の別趣味で声優さんが好きなのですけど、その中で特に好きな方3人が既婚で、ついその方型の写真や動画で左手の薬指を見てしまう癖が知らず知らずのうちについてしまっていまして…。この曲のキーボードイントロで原さんの手元が映るとついつい左手を見てしまうのですよねえ…。そして微笑む私(どの立場から物を見ているのだろう…)。

1番の「Baby Love」のあとに続く「ah,ah」が加山雄三船長のカバー版ぽい歌い方だった、と思わず感じてしまったのは私だけということで(?)。

 

MC

今までとあまり変更点は無かった気がします。ツアーがラストと言うこととピックと間違えて、提灯を持っていたということくらいでしょうか。

 

4.闘う戦士たちへ愛を込めて

メットライフドームの時もそうだったのですが、この曲のイントロが流れると「あー」と「おー」が混ざったような歓声が上がるのが好きなのですよね…。

寄っといで、と簡単に言うにはチケットが取れない巨大都市の公演でしたね…とサビを聴く度に思っていた私は何なのか。

2番のサビ前だったか、モニターにODYさんの特に格好いい姿が映っていたのですよねえ…。正直抱かれても良いかと思いました(?)。

 

5.SAUDADE〜真冬の蜃気楼〜

何と申しましょうか…。この曲で少し落ち着くのと同時に、「過去への扉を叩いて生きるの?」から比較的新しい曲の続いていた流れから徐々に昔の楽曲が披露される流れに変わるのが良いなあ…と。

 

6.彩〜Aja〜

この日はおそらく今回のツアーの宮城初日の雪に次ぐ悪天候でしたね。終演後外に出てみるとほぼほぼやんでいましたが、まさにこの瞬間の時間、目の間にいる人たちが雨の間に間に現れた虹なのだなあ…と思いつつ、それはサザンと出逢ったこの約13年にも言えることなのでは…と少しだけ勝手に泣きそうになっておりました(?)。

 

7.神の島遥か国

会場、青いライト、あの腕振り「みんなが好きです!」の東京ドーム公演のDVDで見たやつだ感が凄かったです(?)。既に2回見ていましたが、1番新鮮な気持ちで見れた気がします。

冒頭TIGERさんによる沖縄民謡ソング(元ネタがあるのでしょうが…)が追加されていましたね(夜遊びで元ネタの話をされていましたね)。

 

8.青春番外地

間奏で毛ガニさんがスティックを持ちながら、チャンバラのような動きをしていたのが、とても可愛かったです。それが後ろのモノクロな映像と妙にマッチしていたのは毛ガニさんのキャラによるものでしょうか(?)。

 

9.欲しくて欲しくてたまらない

サザンを聴くようになった割とすぐな時期に聴いた彩、(DVDを最初から順番で再生したので結果的に)キラーストリートで初めてライブバージョンを聴けた神の島、そして2006~7年頃に某動画サイトで頻繁に見ていたこの曲と、今よりもより純粋に好きだった時(あの時代もあの時代で割ともう既にひねくれて気はしますが…w)に強く触れてきた曲がここで続いたので、昔を思い出すことが多いゾーンでもあったなあ…と。

でもやはりなんだかんだでリアルタイムの「今」のサザンが自分の中の1番なんですよね、きっと。

 

10.Moon Light Lover

モニターに映る歌詞を見て今更気が付いたのですが、この曲には「愛がスローに満ちたワイン」と「愛はスローにちょっとずつ」に近い歌詞が登場していたのですね…。選曲と作詞の時期が重なっていたのかなどの関係性は分かりませんが、こういうワードが不意に登場していたことに気付ける瞬間があるのが、同じツアーライブに何度もお邪魔する醍醐味の1つなのかな…と。

この曲には匂艶という単語も出てきますし、匂艶THE NIGHT CLUB→Moon Light Lover→愛はスローにちょっとずつ→…と歌詞やタイトルの一部分から切り取った楽曲連想ゲーム(?)が今後も続くかもという楽しみが増えましたね(?)。

 

11.赤い炎の女

終盤にセリフが追加されていましたね。何とかの愛が何だとか(全然思い出せないおじさん)。原曲だと英語の部分だったので、BLUE HEAVENのラスト「あなたが~」という語りの英語版が8cmシングルに記載されているの逆版で、あの英語の日本語版を披露しているのでは…とも思ったりしておりました(そもそもあれはちゃんと言葉なのか…)。

 

12.北鎌倉の思い出

赤い炎の女で立ち上がった皆さんも一斉に座っていたので、独り占めじゃとばかりにステージをじっと見ながら聴いておりましたが、しかし数列前にいらしたHappyの法被を着ていた方は立っていたので完全に独り占めではなかったので残念でした(?)。

この曲が好き、ということもありますが、同時にサザンだと原さん曲枠はほぼ1曲になってしまうので、次いつ生で聴けるか分からんぞ、だから耳と目に焼き付けよう…という気持ちが強かったのかも知れませんね。

 

MC

どんどん長くなるメンバー紹介…という名のネタ大会。今回は写真や映像での休憩コーナーが無かったのでおそらくここで休憩を兼ねているゆえの長さだったのでしょうか。

なんだかんだで桑田さんが誠さんに「童貞OLD MAN」と言っていたことが1番残っています。

ラストはODYさんが再度僕ラッパーじゃないですと、桑田さんに言ってから仮面さんの笑い声と微妙に変わっていましたね。あの時の桑田さんの表情の顔芸感は流石コミックバンドのリーダーですね(?)。

 

13.古戦場で濡れん坊は昭和のHero

イントロで何の気なしにスッと立ち上がったのですが、北鎌倉の時以上に回りの方が座ったままだったので、座り直すべきか悩んでしまいました。ただ私の後ろが通路だったので妨げにはならないだろうし、この曲が好きなのだから良いでしょう…どうか許して下さい、という気持ちで立っていました。

間奏は何度聴いても濡れん坊になってしまうのでは(?)という位に大好きなのですよねえ…(雨で入場前には既に濡れん坊でしたが(?))。このために今日まで生きていたようなものです(?)。

 

14.JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)

今回のモニターに映る歌詞を見てしまう率ナンバーワンは間違いなくこの曲でしたね。

「世も知…」のあとに毛ガニさんが叩く「パカン」という何かの音とそれを叩く時の毛ガニさんが妙に好きなのですよね。

 

15.女神達への情歌(報道されないY型の彼方へ)

4人いたダンサーに加えて、風船を沢山付けたダンサーの方が増えていたのとラストで「Hey」という掛け声が追加されていましたね。

この曲で立ち上がる方がそこそこいらっしゃいましたね。ああそうか、そりゃあAVがテーマの曲ですから「立つ」人はいますよね。

 

16.慕情

高音のところを少し苦しそうに歌っていましたね。ツアー終盤ということでかなり喉に疲労が溜まっていたのかしらと…。ただ語弊があるかもしれませんがこういう少し枯れたとまでは言わないまでも少し高音が苦しそうな声割と好きだったりするのですよね…。

 

17.愛はスローにちょっとずつ

「君だけが希望の光」という歌詞でしたでしょうか。そこのパートでライトが客席全体にふわーと広がっていく演出が凄く良かったですね。本来はこちらがステージ側を希望の光として勝手に見ているのに(?)。

結局この3回の中でこれというような感想を紡ぐことは出来ませんでした。でもいつか何らかの形として音源化された時に先に曲の景色を見ている、というのはきっと今までとは違う視線でその「新曲」と久しぶりにまた出逢えるような気がします。

 

18.ゆけ‼︎力道山

「イヤハヤ」での腕組みが好きですね。ええ。毎回後ろの力道山を見がちでしたが流石に今回はステージをしっかり(?)見ました。

この曲の1番で「僕は力道山」2番で「ゆけ!!力道山」と目線が変わるのが好きなのですよね。この2つで当時の大衆のヒーローとしての力道山を感じることが出来る気がします。

 

19.CRY 哀 CRY

この曲でサウンドが前後と一気に変わるからなのか意図的なのかは分かりませんが、毎回サビになるとボーカルよりも演奏の音が大きく、ボーカルが聴こえにくいような感じがずっと残ってしまいましたね…。ただそれでボーカルを追いかけようとしたおかげかライブ後にこの曲を車で歌っていた時に初めてサビが上手く歌えたのですね(当社比)。これは意外な発見になりました…。

 

20.HAIR

スポットライトが最初桑田さん1人に当たっていたのですが、その後演奏される楽器が増えるのと同時に弘さん→関口さん→原さん→毛ガニさんの順で(原さんと毛ガニさんは同時だったかも知れない)徐々にメンバー1人1人にライトが当たっていったのは何か良かったですね。元々特に大好きな曲ではあったのですけど、そういう視覚的情報もあってさらに好きになりましたね。そろそろ4曲目の殿堂枠に入れようと思います(?)。

宮城編でも書いていますがツアー序盤、曲のラストを「(その会場名)で歌っちゃった」という替え歌で締めていまして、その評判が私のTwitterのタイムラインですとまあよろしくなくて。それが西武公演から原曲通りの締めになったのですが、その時から締めにくると「どっちかしら…」と身構えてしまう自分がいてねえ…(私は聴けるなら多少のそういうことはまあ仕方ないわね…で終わらせようとしてしまう間違えだらけの妄想タイプなので(?))。原曲通り終わるとTLの方々の安堵する表情が見えていました(?)(いや別に顔は知らないのですけど)。

 

ムクちゃんダンス

このダンスも見納めなのですね…。今更ですけどダンスで流れる曲が「忘れられたBIG WAVE」なのは「遠くに揺れてるあの日の夢」とダンサーになるのが夢という関口さんのMCに掛かっていたのでしょうか…。

しかし今回の関口さんはラップでベースを弾いたり踊ったりとあまり休憩の無い忙しいツアーでしたね。

 

21.当って砕けろ

ライブに行くたびにイントロが始まった瞬間の盛り上がりの凄さが大きくなっていたように思います。ポップであの勝手にシンドバッドのB面曲ですから知名度もあるかと思いますが、自分の中で思っていたものよりも化けた、といいますかその存在感の大きさにようやく気付けたのだと思います。

Wantedがなんと今回はちゃんと(?)出来ました。それだけ楽しめていたのか、いつもよりテンションが自然と上がっていたのでしょうか。

 

22.東京シャッフル

もしかしたらこの曲に備えて当って砕けろのところで自然とテンションのスイッチを入れていたのかも知れません。

このツアーでの個人的MVPを上げるとしたら、HAIRとこの曲になるでしょうか。HAIRは毎回長ったらしい感想という名の適当な解釈を上げてしまうのですけど、この曲に関してはただただ良かった、好き、という感想以上のものが出てこないのですよね。今回無理矢理にでも言葉にしようとする好きと言葉に表せない好きの2つの感情を持てたことが不思議だけど良かったのかな…とツアーが終わった今感じたりしておりますね…。

 

23.DJ・コービーの伝説

小林克也さんのトークの中で「友人のサザンオールスターズ」と言っていたのが何か良いなあと思っておりまして…。ウブなスーパーDJはやはり違いますね(?)。締めが「See You Next Week」なので2会場以上連続でライブに行かれた方は本当にNext Weekになるのね…と今更思っておりました。多分変わっていないはずですが、翌日の千秋楽では「Coming soon」とかに変わったりしていないかなとも期待(?)しておりました。

 

24.わすれじのレイド・バック

ラストが「ひとりひとりを抱きしめたいのさ」から「これからも一緒に盛り上がろうぜ」に変わっていましたね。こっちの方が25周年感から40周年ライブ仕様になって良かった気がします。

モニターに映った昔の写真のメンバー5人のソロショットと交互にステージにいるメンバーを映していたのもベタなのでしょうけど、やはり良いなあと思ってしまいますね。

 

25.思い過ごしも恋のうち

そういえば最初桑田さん向けて紙テープが舞っていましたが最初は紙吹雪だったような…。多分どちらかの記憶が間違っているかと。

しかし改めまして当って砕けろからこの曲までの歓声が凄かったですね。それまでの良い意味で抑制されていた思いが爆発していたと言えるのでしょうか。

 

26.はっぴいえんど

何故かミラーボールを撫で回していましたね。地球儀に見立てて船での旅を表していたのでしょうか(精一杯の都合の良い解釈)。

ジャンルとしてはバラードなのでしょうけど、少しラフな感じで桑田さん自身の小休止になりつつも、ハンドマイクで動く準備体操のような役割の配置だったのかなと思いました。

 

27.シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA

恋の季節に入る前、「弘、関口、誠、シュラバ★ラ★バンバやれよ」というプチツッコミ(?)がありましたね。その時の誠さんの「知りませーん」と言いたげな後輩らしくない表情が好きです(?)。あとそのツッコミの時にシュラバ★ラ★バンバをスムーズに連呼する桑田さん凄いと思いました(未だスムーズに言えないおじさん)。

 

28.マチルダBABY

桑田さん何故かサングラスをかけて歌っていましたね。SP風ダンサーと合わせたのでしょうか…。

余談ですが最後の特効爆発でトイレが近い私の尿意も爆発してしまったようで(?)この後しばらく尿意と戦うことに…。

 

29.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

ライブ用前奏と原曲イントロで歓声を2回貰えるのは演奏している方としては狙っているものなのでしょうか。

イントロの腕上げ今回は上手く出来たように思いますが、光るリストバンドを付けていた腕と逆の腕を上げてしまう私よ。

 

30.イエローマン〜星の王子様〜

仮面さんが手を広げた瞬間の5つある大きなモニターの全てが黄色になるは見ていて壮観でしたね(三塁側のモニターは確認出来なかったけど多分そうなっていたはず)。

この曲を作っている時に東京ドームで5万人が手を振るところを想像していたという話を急に思い出したので、その時ばかりは客席を360度見回しておりました。

 

31.マンピーのG★SPOT

仮面さんマンピーのヅラを付け終わるまでちゃんとマントを広げて正面から見えないように隠してくれるのとても優しいですね(?)(横からだと見えるのでしょうけど)。

東京のヅラは頭に東京タワーとスカイツリーが載っており、「てやんでえ東京」(えがねに見えたのですけど、意味的にえになりますよね…)「もっとこんかい!」と書いてあった旗が付いていました。

この本編終了後メンバーとダンサーの方々が下がるのと同時にトイレに駆け込む私でございました…。

 

32.I AM YOUR SINGER

急いでトイレから戻ってきたまさにその瞬間、メンバーがステージに再登場というぴったりなタイミングでした。タイミングが良すぎて実質メンバーでは…?と思ったりしました(?)。

冒頭のブラスアレンジはカットになっていました。

今回は泣きませんでした(?)。ようやく純粋にアンコール1曲目として受け止められた気がします。

 

33.LOVE AFFAIR〜秘密のデート

イントロの自動観客総立ちマシーン感(?)は今回のツアーも健在でしたね。何と申しましょうか…。きっとあの歓声と総立ちをステージから見るのはやはり快感なのではと思ったりもするのです。そういう曲が何曲かはあると思うのですが、セットリストの何処にでも配置しやすく多分桑田さんも歌いやすくてお気に入りな曲、という立ち位置にいるのだなーと。でもなんだかんだでアンコールにいらっしゃるのが1番お似合いな気がします。

そういえばアウトロの「Be My Baby」無かったような…(私が忘れてるか見逃しているだけかもしれない)。

 

34.栄光の男

曲に入る前の長嶋茂雄引退試合の映像で「永久に不滅です」のあと、引きの映像になり後楽園球場が移るのですが、そのカメラの位置と今回私がいた一塁側の席が割とマッチする位置だったので、引退試合を生で観ていたような幻想を抱いておりました(?)。

あと気になったのが1番でモニターに映る長嶋が映像から写真に変わっていたことですね。2番でモニターに映るイチローが写真なのでそれに合わせたのでしょうか…。

もしこのライブが他の公演のように18時スタートですと、だいたい21時過ぎにこの曲が始まり、あの天覧試合でサヨナラホームランを打った時間とほぼほぼ重なっていたなーと(ちなみにその天覧試合の日は6月25日なのです…)。

やっと東京ドームでこの曲が聴けました。このライブの前に野球殿堂博物館に行きまして国民栄誉賞授賞式で長嶋が持っていた金のバットや現役時代のユニフォームを見ていたのでより長嶋茂雄を濃く感じていた気がします。

誕生からこのツアーまで全てのライブで演奏されていますが、最近ふと思ったのは栄光の男、という曲は桑田さん・サザンにとって自身の一種の応援歌なのかな…と。

今回のツアーの途中まで演奏されていた「ロックンロール・スーパーマン~Rock'n Roll Superman~」もなのですが、50代から60代(ロックンロール・スーパーマンですと40代から50代)へステップアップする少し前に作られた曲でお気に入りソングになる曲はそんな立ち位置にいるような気がするのです…。意図的なのか自然と出てしまったのかはもちろん分かりませんが、毎回のようにライブで演奏するのは、ファンのためというよりも自分たちのために必要なほんの少しのわがままな要素なのかもしれません。

ロックンロール・スーパーマンは、「I'm a Rock'n Roll Superman」と少し背伸びをするためのおまじないの曲というイメージに対して、栄光の男は「栄光の男にゃなれない」とある意味での等身大を表しているように思うのですよね。ここの温度差といいますか年齢の変化が見えるフレーズが40年常に変化してきた自分たちと共に年齢を重ねてきたファンの姿が合わさって形になった曲のように今回受け止められた気がしました。

(逆に「DIRTY OLD MAN~さらば夏よ~」やソロですが「君にサヨナラを」のような曲は年齢を前面に出し過ぎた結果あまりライブでやらないのかしらとも勝手に思ったりしておりました(両方とも私は大好きな曲なのですけどね…))

 

35.勝手にシンドバッド

ダンサーの方々と共にジャビットくんと寅さんも登場されていましたね。何と申しましょうか、ある意味での大都市東京の象徴と下町東京の象徴といえる2つが同じステージにいるというのも不思議でしたね。終盤でしたかジャビットくんが弘さんに向けて手を振っていたのですが弘さんは見えていたのだろうか。

あと「男はつらいよ」の映画が12月公開予定でおそらくその前後にこのライブの製品版が発売されると思われるので、サブリミナル効果にはぴったりですね(?)。

ライブで何度かこの曲とお逢いしていますが、今回初めてちゃんと「今何時?」を言えた気がします。

栄光の男からこの曲の流れ好きなのですよね…。長嶋引退の1974年、大学1年生だった桑田佳祐を始め、まだ何者でもなった学生達がバンドを組み、コンクールで入賞、そしてデビュー前に加入した毛ガニさんという最後のピースが揃い、バンドとしてもあのデビュー曲も完成する…。そしてこのライブでMCで無視され続けていた毛ガニさんが大爆発してこの曲が始まる…というのが妙にマッチしているように思えまして…。「栄光の男たち」になった40年が込められているような気分に勝手になっていたのです。

 

36.旅姿四十周年(旅姿六人衆)

過去2つの感想のようなもので色々と書いていましたが、最後の「お前が目の前にいるならいい ステキな今宵を分け合えりゃ また逢えるまではこの時を忘れないでいて」これだけで全てが吹き飛びますし、きっと忘れないだろう…と思えるだけで、もうそれだけで良いのだろう…と思うのですよ。はい。



そして終演…。毎回感じていましたがあっという間の3時間30分でございました。ステージをメンバーが回っているときに帰り始めている方がちらほらいらっしゃったのですけど、桑田さんが「バイバーイ」と言ったときに、ちょうど横の通路を歩いていたお父さんに背負われていた女の子が振り返って手を振っていたのですね。その姿が妙に印象に残っていますね。その景色を忘れないでいて欲しいな…と。

最後ステージに手を振り替えさずに拝んでしまう私でございました。

もう胸がいっぱいでした…。

 

…終わってしまいましたねえ。もう一度「ロックンロール・スーパーマン~Rock'n Roll Superman~」も聴きたかったかなと思いましたが、これが完成形ですからね。そんな思いはまた次回に。



サザンオールスターズとサポートメンバー、スタッフのツアーに関わった全ての皆様ありがとうございました。どうかゆっくりとお休みください…。

 

色んな歌ありがとうステージで。幸せな東京、そしてツアーでした。

 

サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」の感想のようなものを(西武編)(ネタバレあり)

5月11日に埼玉メットライフドームで行なわれたサザンのライブにお邪魔してきてしまいました。例のごとくその感想のようなものです。

長いです。そして前回同様ツアー中の感想ですので、ネタバレがばっちり含まれておりますので、まだ今回のライブに行っていない方はご注意くださいませ…。

前回の宮城編を踏まえて書いているところもありますので、気になる方はそちらも是非(両方読むのは長くて大変かと思いますが…)。

 

さて今回の会場のメットライフドームですが、一時期埼玉に住んでいた頃に野球観戦で何度か訪れたことがありまして、野球好きとしてはいつか野球とサザンの両方で訪れたいと思っていまして、今回その夢がようやく実現しました(東京ドームはがらくたツアーでお邪魔できましたが未だ野球観戦は叶わずでして…)。

今回は新幹線+電車移動でしたが、電車で久しぶりに見た光景がちょこちょこありまして以外と覚えているなと。そんなこんなで会場に到着しました。西武ドームは7年ぶりだったでしょうか。

そして会場へ潜入。いつも野球観戦の時は三塁側に座っていたのですが、今回の席は一塁側でトイレが分からず…。無事空いていたので開演まで余裕がありましたがその往復でもう疲れてしまいました(?)。

開演前のアナウンス、テンションが随分高かったですねえ…。2日間同じ方が担当されるでしょうし翌日の喉が心配でした(?)。そういえば扇子などを掲げないようにと特に念入りにアナウンスしていましたね。

さていよいよ開演です。ここからはネタバレのオンパレードです(?)。行きますよ。ここからはネタバレで「ふざけるな」というのは無しですよ(?)。



1.東京VICTORY

まだ明るい中でのスタートでしたが、あの幕の演出しっかりと影が映っていて良かったです。どうでもいいのですけど、幕は下がるでしたね(前回どうだったのか忘れてしまっていた)。ただ光るリストバンドとなりますと、あまり目立たないような印象がありましたね。ラストはSAITAMAになっていましたね。原曲に最も(場所的な意味で)会場でしたが、また離れてしまいますね(?)。

 

2.壮年JUMP

曲が始まる前に手を2回ほど振っていましたが、あの局地的にアリーナ席から手を振り返すのを遠目から見るの嫌いではないですね(?)。

前回は2曲目は早いかな、と思っていたのですが、1番の「待ちわびた瞬間は今」や「命の限り声あげて」は、東京VICTORYでのオーオーからの流れを踏襲しているかのように思えてきまして、自分の中で勝手に納得しておりました。

あと2番での替え歌で、メットライフドーム、ではなく西武ドームと歌っていたのが少し気になりました。この後の大阪(京セラドーム)、福岡(ヤフオクドーム)といったネーミングライツのあるドーム公演があるので分かりませんが、もしかしたら西武公演が映像化もしくは放送されるのかしら…とうっすら考えておりました。

 

3.希望の轍

ラッパアレンジからのスタートであのイントロが始まる訳ですが、隣の席のお姉さまがラブ・ストーリーは突然にのジャケットでの小田和正さんもビックリなくらい(?)仰け反っておりました。それほど好きな曲だったのでしょうか…。私は見た感じがテンション低めなので、隣がそういう人だと逆に安心します(?)。

イントロで烏帽子岩の映像が出ていましたが、よく見ますとあれは茅ヶ崎物語の映像だったのですね。いつの間に追加されていたのでしょうか…(宮城では無かったような)。

 

MC

西武ドーム愛してるよー、所沢も愛してるよーと。そして壁がない事に触れる桑田さん。飛んで埼玉をネタにしたことを言っていましたが、忘れてしまいました。

スタンドー、アリーナーもありましたが、私の席はフィールドビューシートというグラウンドのファールゾーンにせり出たところだったのですが、場所が場所だけにどっちで反応しようか一瞬悩んでいる方が多かったですね。割とスタンドで反応する方が多かったような。

今日は長いです。それでは次が最後です。というお約束に、反応が良いからついやってしまう…wと自己ツッコミを入れておりました。

 

4.闘う戦士たちへ愛を込めて

イントロが始まった時、近くから「あー」という一言が聞こえてきたのですが、あれは4曲目でやるのかという反応だったのでしょうか…。

何と申しましょうか…かつてのコクド、いや堤義明西武グループを牛耳っていたいた時の事が何となく頭の中を回っていたのですね。こういうところで野球好き拗らせおじさんが出てきてしまうのはいい加減に何とかしたいですねえ…。

あと確かラララのおじさんの時かROCK IN JAPAN FES.2018の時にこの曲のイントロを弾くキーボードの位置と同じだったか確認したかったのにまた忘れてしまいました。

 

5.SAUDADE〜真冬の蜃気楼〜

始まりの音が「いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)」とそっくりだったので一瞬あれ、となりました。同じキーボードを使っているのでしょうか…。

「都会じゃ癒えない旅情の音を静かに聴かせて」が沁みるくらいにはこの曲の世界に浸っていましたね。

しかしついさっき未来のドアを開けてもらったのに、過去への扉を叩いて生きてしまうとは(?)。

 

6.彩〜Aja〜

冬から春の曲へ。しかしこの日はかなり暑かったですね…。でもこの曲が爽やかな春の風になっていた気がします(隙間からの風をたまたま感じていただけの可能性もありますが(?))。

「夢の中へ僕を連れてって」…まさか後半夢か現実か分からなくなる瞬間が訪れることになるとは…。

 

7.神の島遥か国

イントロでの手拍子、あのリズムはこの曲だけで客席の皆様がほとんどやっているというのを見ますと、何と申しましょうか…ポップな一体感が欲しい時に確実な答えが出せる曲として使っているのかしら、と。闘う戦士〜やバラードナンバーが続いたところで切り替えといいますか、良い意味で空気を変えられる曲になっているのかと感じました。

ちなみにメットライフドームを本拠地としています埼玉西武ライオンズには、山川穂高という沖縄出身で沖縄限定のオニオンビールのCMに出ている選手がいまして、まさかそこを踏まえて選曲したのだろうかと一瞬思いました(そんな訳がない)。

 

8.青春番外地

ライトが全体的に紫になっているのが、「葡萄」感があって良いなと思っていたのですが、よく見るとピンクっぽくも見えて、もしかして葡萄ではなくて「桜吹雪」にかかっているのだろうか…?と悩んでおります(?)。

私の2列前にご夫婦と思わしき2人組がいらっしゃっていて、男性の方が何やらチケットホルダーに入れている紙を女性の方に見せていたのですが、よく見ますと今回のセットリストのカンペでしたね。そういうリストを用意する旦那さんの優しさに惚れました(?)。あとリストがあると次の曲だったりを声に出してネタバレする事がないので賢いなと思いました。あとはそういうものに注目してしまう私のようなアホがいなければいいわけです(?)。

 

9.欲しくて欲しくてたまらない

イントロが始まった瞬間、飛び上がって喜んでいる方が眼に入ってきました。なるほどこれが所謂ガチ勢という方でしたか(?)。

この曲のイントロとアウトロの良さといいますか、今回改めて良いなあ…と。あのイントロの焦らすような長さとアウトロの余韻が曲名とマッチしているように感じまして、よりこの曲が好きになりましたね。

 

10.Moon Light Lover

イントロ前の片山さんがオルガンを弾くところで片山さんだけに当たる黄色のライト、あれ月を表現していたのでしょうか…。モニターで見てステージを改めて見た時にようやく気がつきました。おっちょこちょいと睨まれそうですね(?)。

サビに入る前のあー、というコーラスのところで歌う桑田さんとコーラスをしながらドラムを叩く弘さんの2ショットがまた大好きでしてねえ…。これだけでテンションが上がってしまう単純なおじさんです(?)。

 

11.赤い炎の女

あの最初の誠さんのギターがやはり稲村ジェーンに聴こえてしまいますねえ…。もしかするとかつて真夏の大感謝祭での「ボディ・スペシャルⅡ」の間奏で「Big Star Blues」のイントロをさりげなく混入させていたように実は稲村ジェーンのイントロかどこかを混ぜていたりしていたのでしょうか。

モニターで後ろの女と女(めとめ)の激し目な絡みが割と映っていたように記憶していますが、そういうのが好きな方には歓喜の瞬間でしたね(?)。2人とも赤いドレスなのも細かい、いやそれは当然でしょうか。

青春番外地の辺りから座っている方が周りにはそこそこいたのですが、宮城の時同様、この曲が始まると立ち上がる人が多くいらっしゃっていまして、何となくこの曲はそういう立ち位置の曲になっているのね…と思わず感じてしまいました。

 

12.北鎌倉の思い出

イントロの壮大さといいますか、そういう雰囲気がこの広いドームという会場にあっているように感じました。また外が見える半分野外といえる特殊な作りが、モニターのあの自然の(鎌倉の?)映像と溶け込みやすくなっていたのでは…と思いたかったのですけど、よく見ると外は大分日が落ちてきてしまうタイミングでしたね…。そこだけは太陽さんに頑張って欲しかった(?)。

原坊曲の時になりますと、カメラの角度からか原さんと関口さんののほほんコンビの2ショットがよく映るのでそれが密かな楽しみだったりもするのです…。

 

MC

ここでメンバー紹介がありました。桑田さん以外のサザンのメンバーはお面を最初につけるのですが(弘さんだけはジャイアンツのキャップ)、そのお面に合ったBGMが追加されていましたね。関口さんのお面、最初からカールおじさんでしたっけ…?。宮城ではもたついていた関口さんにほっこりして(?)見逃しておりまして…。

TIGERさんの紹介の時虎の鳴き声が入っていましたね。余談ですが阪神タイガースが1985年に唯一の日本一を決めたのはこの球場でしたね。

ODYさんとTIGERさんのラップは字幕の歌詞通りでしたね(宮城では語尾が〜だよ、が〜だぜ、というような感じで微妙に字幕とズレていた)。ODYさんのまだ桑田さんからのフリに慣れていない感じ愛おしい(?)。

そして何故か一句詠むコーナーが、原さんはTSUNAMIの歌詞から引用した一句を披露していましたね。オチの菅坡さんはまさかの清原ネタ。まあ西武ドームでしかも「桑田」がいるからこそ出来るネタですよね。…ここで清原の事を書こうとしましたが長文に長文を重ねる形になりそうなので自重致します(?)。

 

13.古戦場で濡れん坊は昭和のHero

この曲でトイレに行く人多かったですね。確かにそのまま濡れん坊になる可能性を考えるとやむを得ないのでしょうか(?)。

今回のメットライフドーム西武球場時代から数えますと初めて昭和・平成・令和の3つの元号でサザンがライブを行なった場所となる訳ですが、この曲からはいつぞやのSONGSでの「時を駆けるサザン」のコーナーといえるのではないのでしょうか。

古戦場のイントロが誘う昭和に始まり、古典の世界・平成最初のシングル・戦後のヒーロー、そしておそらく何らかの形で令和にリリースされるだろう新曲…。まさに40年、いやそれ以上の歴史が詰まっているのではないのだろうかとふと思ってしまったのです…。

そういう思いを持つともう駄目ですね。さらにこの曲を好きになってしまうので困ります(?)。

 

14.JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)

古戦場くらいから完全に日が暮れて来まして、外が見える分より曲と雰囲気がマッチしていると感じました。完全に野外というわけではありませんが、かつて渚園の「夕陽に別れを告げて」は夕陽の見える時間を逆算して選曲したという話のように、この古戦場からの選曲はある程度日が暮れる時間を計算して選曲されていたりしたのでしょうか…。

ラストの「愛苦ねば 世も知…」というところをセオーノやひつじだよでは「愛苦ねば 世も知…れずぅー」というような歌い方をしていたかと思いますが、今回は「愛苦ねば 世も知れず」を2回続けた後に「世も知…」で終わっていましたね。

この曲が始まった瞬間の響めきとその後に流れるあの独特の雰囲気がとても好きですね…。

 

15.女神達への情歌(報道されないY型の彼方へ)

ダンサーの方の服装あんなにギンギラギンでしたっけ…黒っぽい衣装だったような…。前回の宮城は演奏したことの喜びは大きすぎてそこまで記憶できていませんでしたね…。ただいつの間にか2人から4人に増えていたところは覚えていて再確認出来たので良かったです(?)。

あと映像もあんなに裸シーンか多かったでしたっけ…?。下着姿までだったのが、より脱いでいまして胸のところに星マークとかのシーンになっていたような…。これもしかして宮城で映像とダンサーの方を殆ど見ていないことがバレてしまう結果になった可能性がありますね(?)。

 

16.慕情

曲前に波の音が追加されていましたね。これはやはり掛け声対策だったりするのでしょうか…。ゴン太君のつどいや灼熱のマンピーでもそうだったと思うのですが、MC前やコーナーラストにこの曲が選曲されていますね。そういう締め、といいますか区切りの曲として以外だと少し配置しにくいというのもあったりするのでしょうか。

「水に投げた小石の跡が~」で投げる素振りをしたあとモニターで止めどなく輪を広げる演出素敵でしたね。その投げる素振りを利き腕ではない左手でやっていたのが、右手でマイクを持っていたから当たり前なのですけど、何故かとても印象に残ってしまっているのですね。もしかすると右だとそんなに記憶していなかったのかも、と思うくらいには。

 

17.愛はスローにちょっとずつ(仮)

多分タイトルはこのままいくとおっしゃっていましたが、逆にここまできて変わってしまっては曲名で混乱を招きそうです(?)。

歌詞の中での一人称が「俺」なのが、あっ、となりました。何となくなのですが、私の中で「僕」の曲はフィクション感が、「俺」の曲は等身大の桑田さんに近いような主人公、という感じを受けるのですね。なので、何と申しましょうか…。いい意味でカッコ付け過ぎないけどリアル感が漂うところがあるのかしら、と現段階では感じました。

 

18.ゆけ‼︎力道山

前回の宮城では気が付かなかったのですが、桑田さんのギターがガンガン鳴っていましたね。「僕は力道山」と歌うくらいですから、かなり攻めの姿勢だったのでしょう(?)。

ドームの大きなモニター、そして数多くの人々で力道山の映像を見ますと、あの時代の街頭テレビや電気屋の前に集まって一心不乱に画面を見ていた、というのはこういう感覚だったのかしら…と思いましたね。

 

19.CRY 哀 CRY

音圧といいますか、サウンドが前後と変わった影響もあるのか、サビに入るとボーカルが少し聴こえにくかったのは私だけでしょうか…。

個人的に今まで少し取っ付きにくい曲という印象を持っていたのですが、目の前で演奏しているところを見ますと、徐々にそういう印象が薄くなってきました。あと3回くらい見たら完全に払拭されそうです(?)。

 

20.HAIR

桑田さんの弾き語りのような形でのスタート、桑田さん1人にスポットライトが当たっていたのが、音が厚くなるにつれ弘さんや関口さんにもライトが当たり…というところで気が付いたのですが、過去この曲が演奏されたのが、1992年の「北京で逢いましょう」と「歌う日本シリーズ」の2回で、そのライブの時に休んでいた関口さんはHAIRを演奏するのはこのツアーが初めてだったのですね…。ということは6人揃って演奏されたことが無いということでもあったのですね…。これは盲点でした…。

そんなことを思いつつまた食い入るようにステージを見ておりました。あのフルートがまた良いんですよねえ。

ラストは原曲通りに歌っていましたね。宮城の感想で今の桑田さんで原曲通りの締めで聴いたらどうなるのだろう、というようなことを書いていたりしましたが、結局は最後に照れ隠しなのか歌詞を変えてしまう桑田さんも、格好良く締める桑田さんのどっちも桑田さんの「顔」なのだなと改めて感じました。

多分近年の桑田さんというのは意図的におどけるキャラの顔を軸にしていると思うのです。それは年齢的なものや国民的という冠を付けて語られることがあることに抗う、という程ではありませんが、悪戯心を敢えて出しているような気がします。それが良くも悪くもこういうギラギラとしていた頃の完成されている曲におどけという形で反映させていたのかも知れませんね。

ただ今回原曲通りで終わらせたというのは、ツアーで演奏するにつれ、この曲にはやはり格好良さの顔で行くべきと言う雰囲気を感じ取ったのかも知れませんね。

実際歌う日本シリーズのビデオとはまた違う、味わい深さや良い意味での枯れた雰囲気を感じ取れた気がしますね。元々HAIRは大好きな曲であるのですが、この2つの顔を同じツアー中にそれも実際生で聴くことが出来たというのはまた格別でしたね…。もう多分好きな曲として寄り添い続けられるのだろうなと…。

…ただこの会場では「歌っちゃった」と歌って欲しかったという思いが少しだけあったのですね…。それが何故かは26曲目の諸々で察してください(?)。

 

21.当って砕けろ

とても歓声が大きかった記憶があります。周りの盛り上がり加減も凄かったですね。テンションが上がり過ぎたのか、隣のお姉様がぶつかってきてしまいましたが、まさに当って砕けろでしたね(?)(ちなみにちゃんと謝っていました、念のため書いておきます(?))。

今回はWantedを割とちゃんと出来たので良かったです(?)。

 

22.東京シャッフル

この曲はやると分かっていても、そして何度聴いても嬉しい曲の1つですねえ。いつかフルバージョンで、という思いももちろんありますが、こういうメドレーコーナーで末永く時々登場頂ければ幸せですね。

終演後、同行の方に去年の紅白歌合戦NHKホールに登場したのがこの曲以来、と言われていてそういう選曲だったのですかね。という話をされて、確かに…と納得しておりました。

 

23.DJ・コービーの伝説

小林克也さん登場のところとイントロでの2回の歓声、みんな大好きコービーという感じがひしひしと伝わってきますね(?)。

前回カットがあってどこだっけ、となっていたのは「おりこうな奴〜Mr.DJ」の部分でしたね。

そしてカットされると思われていたのか、逢えないこの夜は〜の前に歓声が上がっていましたね。ただそのラストを歌ってもう一度歓声が上がる二重構造割と好きなのですよね…とよく考えたらこの曲の時は結果的に最初と最後2回歓声が上がるのですね…。全く欲しがりさんなんだから(?)。

 

24.わすれじのレイド・バック

写真増えていたような…。ただ何となくライブで使われる写真決まっていませんか…。まあ使いたくても編集で誤魔化しきれないというのもあるのかもしれませんが。

当って砕けろとこの曲は、流石だツアーのメドレーコーナーの1曲目とラストなのですよね。東京シャッフルも大感謝祭のメドレーで演奏された事もありますし、過去の周年ライブのエッセンスを少し混ぜていたりしていたのでしょうか。

 

25.思い過ごしも恋のうち

毛ガニさんのパーカッションスタートですが、そこでベースの音が宮城と比べて大きめに聴こえていました。

わすれじで少し熱を落とした分、この曲に入る時の盛り上がりがさらにもう一段上がったように感じました。

しかし「ひとりひとりを抱きしめたいのさ」と歌った後に、思い過ごしも恋のうちとよりその気にさせるメドレーなのはずるいですね(?)。

ふと気が付いたのですが、年越しや単発のライブでの出番が多く、ツアー参加となりますと、「THE音楽祭-1991-」以来になるのですね。

 

26.はっぴいえんど

改めてこの公演で感じたのですが、当って砕けろからマンピーのG★SPOTまで回りの熱が高いままなのですね。だからこそここでクールダウン、もしくは1度座って休まれる方は休みましょう的選曲だったのかもしれません(わすれじも座りにくい曲な感じですし…)。しかし「もっと行きますかー」と桑田さん…w。

ここでハンドマイクになるのもギター+スタンドマイクからいきなり煽りに入るよりも、左右に動いて次に備える準備体操のようなポジションとしての採用だったのかもしれません。

今回私はこのメットライフドーム公演を特別楽しみにしていました。あれは忘れもしない2010年7月28日の事です。その日私は初めてのプロ野球観戦を控えていました。お昼頃何気なくサザンの携帯サイトを覗いたところ、桑田さんの病気が公表されていました。そこからはテレビとパソコンを付け、その情報をひたすら追い掛け、その間も色々な感情や考えが頭の中を駆け巡っていました。そんな状態だったのでとても観戦に行くような気分ではなかったのですが、家にいてもどうしようもないので観戦に出掛けました。

当然頭の中はそのことでいっぱいだったので、虚ろな感じで眺めているという状態でした(それでも内容はそれなりに覚えているのだから不思議)。その観戦に行った球場というのが、西武ドームだったのですね…(ちなみに西武vsロッテ戦)。

その日から約9年後にサザンがライブをその会場で行なう…偶然とは言えこれは何かの巡り合わせだろうと思いました。だからこの公演だけはどうしても…という想いが強くありました。そして幸いにしてお邪魔する事が出来ました。

ここまではそれを特別意識することは無かったのですが、桑田さんが動き三塁側に向かった時、はっとしました。

あの日の席は三塁側自由席、今回は一塁側で見ていたので、ちょっと視界に桑田さんとあの日の席が収まるのです…。そして曲は2番のサビに。それがですね、あの日の自分に歌ってもらっているように思えてしまったのですね…。ああそうか…はっぴいえんどがあの日とこの瞬間の私にとってイカす仲間が奏でる愛の歌だったのね…と。涙は耐えたのですがグっときました。

2019年5月11日、はっぴいえんどは私にとって特別な1曲となりました。

 

27.シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA

この曲が来ると分かっていて感慨にふけっている暇はありません(?)。

えびばでだんすですから(?)(こう言っていたの歌う日本シリーズの時でしたっけ)。

そりゃ大好きなERIKOのところで原さんを映すのはもはやマストなのでしょうか。

ラップ部分カットの恋の季節部分では何と映像に女装した舞台監督の南谷さんが。いったい何人の被害者を出せば気がすむのでしょうか(?)。しかしツアー中の忙しい時にそういう映像を撮っていたとは頭が下がります…。

 

28.マチルダBABY

さあみんな大好きマチルダさんです。今回も特効の爆発に備えていたのですが、爆発音が後ろから聴こえていたような…どうやら野外で打っていたようで…。ここでしか出来ない演出ですね(?)。

この時に登場したダンサーさんの動き、SPのような服装で、銃を構えたりする以外は「みんなが好きです」と同じだったかしら…(もしくは少しアレンジがあったのでしょうか)。

しかし爆発後の皆様の「イェー」という反応、まだまだ私は追いつけないようで…(同じことを「おいしい葡萄の旅」の感想でも書いているおじさん)。

 

29.ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)

「意味のない流行の言葉〜」のところ、今回は普通に歌っていましたね。うっかり歌ってしまったのか、間違えるのに飽きてしまったのか(?)。

この曲とマチルダBABY、そして勝手にシンドバッドの3曲はKAMAKURAツアーから万座ビーチまでの西武球場時代の公演全てと今回の西武ドーム公演で演奏された曲になるのですね。サザンのAKD砲と呼びたくなりますね(?)(ネタが古い&野球好きにしか伝わらない)。

 

30.イエローマン〜星の王子様〜

仮面さん登場でモニターが黄色になるの良いですね。仮面さんの仮面が黄色になっていて(宮城もそうだったかもしれないけど、白っぽく見えた)、あの方がイエローマンという認識が正解ということでよろしいのでしょうか。

間奏明けの「Goin×2 とっぽいよ」の部分は確か「おっぱい、おっぱいでっかいな」と歌っていましたね。みんなが好きですの時は食べたいな、と歌っていたのであの当時より性欲が少し落ち着いたのでしょうか(?)。

この曲が終盤の煽りに来る時前後の曲によって印象が変わるというイメージが個人的にありまして、ミス・ブランニュー・デイの後だと少しクールな残るのように感じて、だから仮面さんの演出があったのかなーとなど思っておりました。

 

31.マンピーのG★SPOT

今回のヅラには「さいたマンピーのG★SPOT」と書いてあり、おでこには埼玉県の形を模したものがついており、ドームの場所あたりに目印と矢印が付いておりました。そして今回気が付いたのですが、あのマイクを握っている腕、指の感じとマニキュアを見ますに女性の腕だったのですね。

あの終盤、下着を被った男性ダンサーさんと水着の女性ダンサーさん両方が登場するところにどこかヨシ子さんの雰囲気を感じるのは私だけでしょうか…。

モニターに出て来る男女の浮世絵的なあれ宮城では違うものが出ていたような…?。まあここまで来ましたら何でもいいですね(?)。

マンピーが終わり、皆様が後ろに下がった後、後ろにいましたカップルらしき2人組の会話が聞こえてきまして、ライブが初だったと思われる彼女さんが「最後終わりますとかさよならとか言わないんだね」と彼氏さんに聞いていた事が妙に残っています。

 

32.I AM YOUR SINGER

アンコールでメンバー再登場時に再びカップルさんの会話が。

彼女さん「みんな違うTシャツ着るんだー」

彼氏さん「売り上げが変わるからね」

…まあそうなのでしょうけど、現実感があり過ぎるストレートな解答でしたね…w。

実はこの曲で泣いてしまったのですね…。また左右に動いて三塁側に行った時です。はっぴいえんどの時の余韻も残っていたからだと思うのですが、ああこのサザンオールスターズというのはI AM YOUR SINGERならぬ自分にとってのMY ONLY BANDなのだなと思った瞬間もう駄目でしたね…。私はどの分野でもそうなのですが、あまりファンという言葉を使うのが好きではなく、また面倒くさいタイプなのでファンと名乗ることもあまりしないのですが、この時だけはこの方たちのファンで良かった、出逢えて良かったと素直に思うことが出来ました。

また1つ特別な曲が増えてしまいました。

最後にあの日の私が見えたなあ…ちょっとはファンらしくなったんじゃないの、と泣きながら苦笑いしている私が。

 

33.LOVE AFFAIR~秘密のデート

曲順がアンコール3曲目(34曲目)から2曲目に変わっていましたね。ハンドマイクとギター持ちを交互は流石に面倒だったのでしょうか(?)。

「ひつじだよ!全員集合!」のLONELY WOMAN、ラララのおじさんのDIRTY OLD MAN~さらば夏よ~の時といい、何故私が泣いてしまった曲の次にはさくらからのナンバーが演奏されてしまうのでしょうか…。特にこの曲には2度も被害を与えてしまいました(?)。

「ボウリング場で~」の格好付けはセンターモニターにボウリングのピンが登場、見事ストライクを決めるという演出が加わっていましたね。ライブ前、花道という名のボウリングレーンを作ってライブ中に投げて欲しい、などと呟いたことがありましたが近いことをやりましたね(?)。

…泣いて吹っ切れたのか何なのかよく分からないというのと誤解を招くかも知れませんが、ここから終わりまで今までのライブの中で1番楽しかったのですね…。珍しくハイテンションになったのか、ゾーンに入ったのか分かりませんが…。

そういえばイントロ前の汽笛のSEのところで後ろからボソっと「LOVE AFFAIR…」と言った声が聞こえてきたのですね。あれは分かっていたのか、もしかしてという意味だったのか謎ですが、タイミング的に微妙にネタバレになってしまいましたね。何か霊的なものでなかったことを祈ります(?)。

 

34.栄光の男

曲順が変わってしまったため、長嶋茂雄の「33」ネタが使えないではないですか(?)。その代わりにアンコール「3」曲目になりましたから、落ち着く場所に落ち着いたというべきでしょうか。ちなみに長嶋的34といえば、プロデビュー戦での4打席4三振という有名な試合、あの試合でその4三振を奪ったのは「34」を付けた国鉄スワローズ金田正一だった…という都合の良い解釈で如何でしょうか(?)。

ドームといいますか、野球場でこの曲を聴けたのはまた格別な喜びがありましたねえ…。前回のドームツアー、おいしい葡萄の旅と今回で2連続ドームツアーでの演奏となりましたが、やはり野球場、ということも念頭にあったりするのでしょうか…。

弘さんがライオンズのキャップを被っていましたね。今後もその会場を本拠地としたチームのキャップを被るのだとすれば、京セラドームはどうなるのでしょうか…。本拠地としてはオリックスになりますが、阪神ですかね…。ただ巨人ファンの弘さんが阪神の帽子をかぶるのかという疑問があるのと、2番でイチローの写真が出ることを考えるとオリックスかなーと勝手に予想しております。

 

35.勝手にシンドバッド

メンバー紹介で一言も喋らせて貰えないどころか、名前も呼んで貰えなかった毛ガニさんがついに爆発(?)。ただようやくの名乗りが「毛ガニです」。皆さんそれで分かりますが、よくよく考えると渾名を言って実際は名乗ってないですね…w。

毛ガニさんの「ふざけるなー!」のあと、ツアーの挿絵(?)が5人それぞれモニターに映るとまさかまさかの勝手にシンドバッドが。夜遊びで言っていた変更したというのはここだったのですね。「行くぞー!」と珍しい毛ガニさんの煽りからにスタートと同時に、マンピーでなくなっていた銀テープそして金テープが発射されました。

…私、運が良いことにテープが落ちてくる場所にいたのですが、テープに関してはまあうまく自分の所に落ちてきてとれればと、それよりステージを見たいという考えで今回もそうしていたのですが、近くの方がテープを集めるのに必死だったのか私のいる前、後ろにまで身を乗り出してテープを取っていたのですね。まあ気持ちも分かりますし、別に取られることに関しては構わないのですが、私は一応ステージを見ている、ということを少しだけ分かっていただけてもらえていればなと…(ちなみにテープは同行の方から頂きました。感謝です)。まあ同じ金銀でも金・銀・パールプレゼントであれば私も一目散に取りに行くでしょうが(?)(ネタが古い)。

そんな余談は置いておきまして、今回は今までで一番「今何時?」が出来ました、といいますかようやくちゃんと参加出来た、という感じでしょうか。いや本当に楽しかった、素敵だった、夢のようだった…というような感想しかありません。バルーンに出ていました「祭」というのがまさに、でしたね。

 

36.旅姿四十周年(旅姿六人衆)

ラストはこの曲、イントロの歓声からの曲名がモニターに出たときの響めきがドームで人数がいるということもあるのか、とても大きく聴こえました。

もしかして「シュラバ★ラ★バンバ」での南谷さんご登場は「Mr.Nanya」が以外と伝わっていない、という感じがあったのを反映した結果だったりしたのでしょうか…?。

ラストはまた逢おうね、と3回くらい続けていましたね。元気にさようならというようなフレーズも1回ありました。渚園のように「Do you remember~」で終わるのも良いですけど、あれはあれで完成されたテイク過ぎてねえ…。多分同じ事をしても…という判断だったのかなと(でも宮城では「Do you remember~」と「また逢おうね」が混ざっていたような記憶が…)。もしくは英語に頼るよりも分かりやすくストレートに感謝を伝えたかったのかも知れませんね。

「忘れない」ではなく「また逢おうね」…次逢える時を楽しみにしております。

 

そしてエンディング、ここでも最後まで呼ばれない毛ガニさん…w。最後全員がセンターに出てくると流れていたのは「壮年JUMP」ではなく「また逢う日まで」。また逢えるまではこの時を忘れずにいて、ですから未来のドアを開け去っていく曲よりも、一緒に未来でまた逢いましょう感を出せるこちらに変えたのでしょうか。もしくはひとり紅白BOXの宣伝だった可能性が(?)。

最後はメンバー5人が残り左右へ移動。あの肩を組んではないちもんめのように足を上げるポーズは何か元ネタがあったのでしょうか。

そして5人が下がり終演、となりました。

 

 

今回は私自身が色々な想いを抱き、特別に楽しみにしていた公演だったこともあり、おそらく生涯に残る忘れられないライブとなりました。

ただその一方で座席にゴミを残したり、規制退場の指示に従わない方を見たりして何とも言えない気分にもなりましたね。

メンバーやスタッフの方が最高のものを見せてくださっていたので、こちら側もそういった態度やマナーで、その最高に答えなければいけないな、と改めて思いました。

 

そういえば帰りの電車で聴こえてきた会話がありまして、ご家族同士の話のようだったのですが、お子さんの1人に「四年生でこのライブを見れたのはうらやましいねー」と話しかけたあとに、ポツリと「私もその頃にライブを体験してみたかったなー」と言っていたあの流れが何故か頭に残っているのですね。

それだけ40年、というのは長いものですし、現在進行形で生きているバンドなのだなとしみじみ思ってしまいました。

 

宮城の感想よりは短くするつもりでしたが、結局同じような文章量になってしまいました。改めてここまで読んで下さった方、本当にありがとうございました。

 

ありがとう、埼玉幸せでした。

サザンオールスターズと関係する皆様、また逢いましょう。