適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

匂艶 THE NIGHT CLUBの追っかけコーラスパートで弘さんがカメラに抜かれているのかを雑にまとめてみた

あまりにもピンポイントな個人的に好きなところ雑まとめシリーズでございます。

匂艶 THE NIGHT CLUB」のライブ最大の注目ポイントといえば(?)、終盤の「Night Clubで男も濡れる 波をまくらに漂うほどに」のところ、CD音源ですと桑田さんの声で輪唱のようにボーカルを二重にしていますが、ライブではドラムの松田弘さんのコーラスで再現されているところでございます。

しかしそんな弘さん大活躍パートにも関わらずカメラが抜いていないことも…(怒)(大袈裟)。

そこで実際ソロで抜かれているのかどうなのかをチェックしました。というだけの雑文でございます。

 

さてまずはライブで演奏+放送もしくは製品化されたテイクがどれだけあるのか一覧にしてみましょう。

 

・縁ギもんで行こう(1984-85年)

・歌うサザンに福来たる(1990-91年)

・THE音楽祭 -1991-(1991年)

しじみのお味噌汁コンサート(1993-94年)

・スーパーライブin 渚園『モロ出し祭り~過剰サービスに鰻(ウナギ)はネットリ父(チチ)ウットリ~』(1998年)

・ゴン太君のつどい(2000-01年)

・真夏の夜の生ライブ~海の日スペシャル~(2004年)

・暮れのサナカ(2004-05年)

・ひつじだよ!全員集合!(2014-15年)

・おいしい葡萄の旅(2015年)

 

ありがたいことに「縁ギもんで行こう」以降は、「サザンオールスターズ-真夏の夜の夢-1988大復活祭」と「キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」」の2つ以外は放送・製品化されておりますね(ラララのおじさんもライブビューイングはありましたが、その1度のみで再確認出来ないという事で今回は除外しました)。

ではこの中で弘さんがカメラに抜かれているのか確認してみました。

 

あり

・ゴン太君のつどい(2000-01年)

・暮れのサナカ(2004-05年)

・ひつじだよ!全員集合!(2014-15年)

・おいしい葡萄の旅(2015年)

 

無し

・縁ギもんで行こう(1984-85年)

・歌うサザンに福来たる(1990-91年)

・THE音楽祭 -1991-(1991年)

しじみのお味噌汁コンサート(1993-94年)

・スーパーライブin 渚園『モロ出し祭り~過剰サービスに鰻(ウナギ)はネットリ父(チチ)ウットリ~』(1998年)

・真夏の夜の生ライブ~海の日スペシャル~(2004年)

 

大まかに分かるとゴン太君のつどい以降は、殆どカメラに抜かれていますね。スイッチャーの方、もしくは編集の方も弘さんの魅力にようやく気が付いたようで何よりです(?)。

まあそもそもがマイクの拾い方なのか、元々CDのように追い掛けを再現しようとしていなかったのか分かりませんが、渚園までは殆ど弘さんコーラスが聞こえないもしくはやっていないようなのですね…。その後はっきりと聞こえるようになったゴン太君以降は映るようになった、という感じですね。

…その中で「真夏の夜の生ライブ~海の日スペシャル~」くん…君は後で職員室に来なさい(?)。

 

では最後にどのように映っているのかというところを軽く書くという気持ち悪いまとめで締めにしましょうか(迷惑)。

 

・ゴン太君のつどい

「男も濡れる~」のあたりで1度映ります。1度だけです。以上です。

 

・暮れのサナカ

桑田さんのソロシーンと交互に2度ほど映ります。関口さんや片山さんもカメラで抜かれるので、この短いコーラス部分の中でおそらく最多人数映像出演なのではないのでしょうか(?)。

 

・ひつじだよ!全員集合!

ちゃんと(ちゃんと(?))映ります。桑田さんが抜かれるときにも同じカメラに収まるという新たな角度からの弘さんが楽しめます(?)。

ちなみに私は総集編しか持っていないので、生放送版とはカットが違うかもしれませんので、もし弘さんシーンが無いと言うことがあれば、どうか私に教えないでください(?)。

 

・おいしい葡萄の旅

こちらもWOWOW版を見ていない為、検証は製品版のみです。

ドーム版・武道館版ともにほぼほぼ弘さんソロショットがこの部分の大半を占めているという、全弘さんファンに向けたい映像となっております。「縁ギもんで行こう」から苦節30年(?)でついにほぼ理想的編集となったのでした(?)。

 

おまけ

・クローズアップサザン完全版

2018年にNHKで放送されましたテレビ用ライブですが、こちらも完全版の方でこの曲を拝むことが出来たためおまけとして載せさせていただきます。

映りとしては「ひつじだよ!全員集合!」くらいの割合でしょうか(?)。しかしこのテイクで特出すべきは(?)、途中桑田さんが弘さんに指を指すのですが、これによってセンターのカメラから弘さんのアップが映るのですね。それまではカメラの位置の関係からソロで抜かれても横顔というのが多かっただけに、正面からと言う貴重なワンシーンとなっています。やはり受信料は払わねばですね(?)。

 

・キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」

除外とはしましたが、一応触れて置きます。

ライブビューイングを見に行ってはいましたが、どうだったでしょうか…。当時の感想文を読んでも特に触れていないところを見ますに、全く映らなかったということはないかと思います。おそらくソロショットが映っていなければ、発狂した文章が残っているはずなので(?)。

 

いやー今まで書いてきた雑文の中で一番酷い物に仕上がってしまいましたねー。でも一番楽しかった(?)。次回はもう少し気持ち悪さを抑えられるよう、気を付けたいと思います(?)。

 

ロックンロール・スーパーマンと栄光の男についてふと思ったことを

近年のサザンオールスターズのライブでほぼ演奏されています「ロックンロール・スーパーマン~Rock’n Roll Superman~」と「栄光の男」の2曲。

所謂ライブ定番曲となりましたこの2曲ですが、定番曲の宿命と言うべきか、そのご登場回数ゆえに一部でやり過ぎでは…という声が上がる曲の代表になりつつもあるといいますか…。

そんな2曲の立ち位置について考えて見たいと思います。

 

まず、何故ほぼ毎回ライブで演奏されるのか、ということですが、これはもう単純に好きだから、という一言に集約されてしまうのでしょう。

桑田さんの言う好きな曲、には2つのパターンがあると思います。1つは所謂音源として完成されたものを指す時、もう1つライブで歌い演奏するという好きの2つに分かれると考えられますが、この2曲は後者になると思います(前者に該当する曲は好きと公言していますが、あまりライブでは演奏されない「あなただけを~Summer Heartbreak~」のイメージです)。

最初に最初に「ロックンロール・スーパーマン~Rock’n Roll Superman~」について考えて見たいと思います。まず第一にライブでの使い勝手が良いことが挙げられますね。3曲目・中盤・煽りの頭・アンコールというポジションで演奏されていることからもオールラウンダーな曲として重宝されていることが伝わってきますね。似たようなポジションの曲に「希望の轍」がありますが、ライブのラスト曲やまさかの(?)紅白出演を果たすなど、ライブでの便利屋からここ1番の重要なピースへと出世の道をまっしぐらですので、その後任ポジションに落ち着いた、というところでしょうか。

また桑田さん以外のメンバーも好きな曲というのも大きいかと思います。何処だったかは失念していますが(見つけたら追記します…)弘さんも好きと言っており、原さんも「ROCK IN JAPAN FESTIVAL.2018」のリハーサル時にこの曲が候補に挙がった際「絶対盛り上がるよー」と発言しており、好きかどうかは分かりませんがポジティブなイメージを持っていることは確かですね。

ここからメンバー自身が会場の雰囲気とともに士気も上がる曲、として捉えていることがライブの選曲に入れる傾向が高くなることに繋がっているのでは…と予想出来ます。

また特に2013年の活動再開以降はアンコールで演奏されることが多いのは、ライブが終わる前にサザンがバンドとして今この時代に奏でる象徴的な曲として、どこかサウンドに流れる多幸感とともに再確認しているのかもしれませんね…。

 

次に「栄光の男」について考えて見ます。基本的にはロックンロール・スーパーマンと立ち位置としては似ていますね。

ロックンロール・スーパーマンとの違いをあえて挙げるとすれば、何と申しましょうか…栄光の男はメンバー5人の曲、という側面が強いように思えますね。サウンド的にもロックンロール・スーパーマンと比べシンプルさがありますし、参加メンバーがサザン+誠さん&片山さんというのも、気心の知れたどこか学生バンドとしての雰囲気を残しつつも、年齢を重ねたからこその歌詞・音が、その時代時代の中で生きるサザンというある種2つの相反するものを絶妙なバランスで持ち続けているバンドを表わしている曲なのでは…と思ってしまったりするのです。そして5年という活動休止期間を経て、35周年というリスタートのタイミングで生まれた曲というのも1つ大きい気がしますね。

 

余談ですが、ロックンロール・スーパーマンでは「負けそうになったら おまじないはいつも「I'm a Rock'n Roll Superman.」」、栄光の男では「生まれ変わってみても栄光の男にゃなれない鬼が行き交う世間渡り切るのが精一杯」と歌っていますのが、何と申しましょうか…これから50代と60代に入る直前のタイミングで作られた歌のフレーズでどこか対称的であるというのが、興味深いと思うのです。

この50代60代直前の曲というのも大きい気がしますね。何と申しましょうか…結果的にロックンロール・スーパーマンは50代の、栄光の男は60代に入る・入った自分たちへの応援歌的な側面もあったのでは…と感じてしまいますね。ロックンロール・スーパーマンはおまじないは~というように自身を奮い立たせる曲で、栄光の男は何者にはなれない、良い意味で枯れた、自分たちの今を受け入れつつ進んでいく曲、と最近ふと思ってしまったりするのです…。

 

最後にこの2曲のライブでのご登場回数について、私自身はどう思うのかと聞かれてしまいそうですので、そのあたりについても少々…。

実につまらない回答となりますが、私は毎回演奏されても構わない派、になってしまいますでしょうか。

あくまで私の考えではありますが、ライブの選曲というのは基本的にその時歌いたい曲で構成されていると思うのですよね。その中にはファンの求める曲やライブ終盤の所謂「お約束」曲だったり演出・曲前後の繋がりで決まっていくもの、そしておいしい葡萄の旅での桑田さんのMCでの言葉を借りれば「SNSでいらないと言われてしまうコーナー」などあるかと思いますが、この2曲は自分たちがやりたい、自分たちのためのわがまま曲コーナーということで良いのかなー、と個人的には捉えているのですね…。

同じ曲でも、日付や会場、曲順や心境で曲の見え方が変わる時があるということをライブに行くようになってから実感するようになり、その感覚がほぼ毎回演奏されるこの曲たちで味わい易い、という個人的に思いがあるからかもしれませんが…。

かつての「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」や「夕方Hold On Me」のようにほぼ毎回ライブで演奏されていた時期のある曲もありましたし、そういうブーム的なものがあるのかもしれませんね。

 

と都合の良い解釈でまたまた雑文を書いてしまいました。ちなみにですが、だからこの2曲を毎回演奏して欲しい、という訳ではありませんよ。私の性格に起因してしまうのかどうしても肯定的に書いてしまいまして…。ということなので(?)うん?というところも多々あるかと思いますがどうかお許し頂ければと思います。

 

サザンオールスターズのライブでセットで歌われることの多い曲を雑にまとめてみた

ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」と「マチルダBABY」のようにライブではお馴染みと言えますコンビで演奏される曲がありますが、他にもいくつかこれはそういうコンビに該当するのでは…という組み合わせをセットリストの中から、いい加減ピースとハイライトさんに怒られてしまうような(?)という都合の良い解釈とともにいくつかピックアップしてみた次第でございます。

 

ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)&マチルダBABY

(大衆音楽・縁ギもん・音楽祭・闘魂・万座・渚園・晴れ着・茅ヶ崎・サナカ・みんな・マンピー・ふざけるな)12回

最初に曲名を出しましたコンビですがやはり圧倒的コンビ登場回数でしたね。

ちなみに

ミスブラ→マチルダ(音楽祭・闘魂・万座・茅ヶ崎・サナカ・みんな)

チルダ→ミスブラ(大衆音楽・縁ギもん・渚園・晴れ着・マンピー・ふざけるな)

と演奏順が入れ替わるパターンが現段階で同じ6回ずつなのですねえ。

私個人の印象ですが、炎や特効、ダンサー登場とマチルダBABYが「動」、モニターに映像が出るくらいのミス・ブランニュー・デイが「静」というライブの演出もコンビ感がより漂ってきますね(?)。

何と申しましょうか…。この2曲はコンビとしてあまりにも完成されている感が強すぎてこれ以上書くところがないといいますか、意味の無い流行ってすらいない言葉の羅列になってしまいますね(?)。

ちなみにこの2曲の好きな演奏順についてTwitterのアンケート機能を使いましたところ、

ミスブラ→マチルダが40票

チルダ→ミスブラが33票

という結果でした。投票頂きました皆様改めましてありがとうございました。

 

悪魔の恋&東京サリーちゃん

(音楽祭・闘魂)

コンビで演奏されるイメージが強い曲ではありますが、実際にコンビ披露されたのはこの2回だけだったのですね。1990年の年越しライブ「歌うサザンに福来たる」では共に演奏されてはいますが、まだピンとしての活躍(?)でした。

コンビとしては悪魔の恋はアルバム「Southern All Stars」に収録されているのにも関わらず歌詞に稲村ジェーンと入っている一方で、アルバム「稲村ジェーン」に収録されながらも映画では使われなかった東京サリーちゃん、というデコボココンビ…といいますか、お互いにないところを補っている見事なコンビと言えましょうか。歌詞も語感重視の似たもの同士なところも大きいでしょうか。

ちなみに2000年の年越しライブ「ゴン太君のつどい」ではリハーサルの段階では候補に上がっていましたが、採用されずでしたね。

あくまで推測ですが、悪魔の恋のギターは大森さんだからこそのプレー、という感じが個人的にはありまして、もしかするとリハーサル時にこのライブでサポートに入った誠さんのギターとどこかニュアンスの違いを桑田さんが感じたのでは…と勝手に思っておりまして…。この前が原さんと弘さんの歌唱があったので、次に関口さんにスポットを当てるという意味でベースプレーが光る(個人的印象)「よどみ萎え、枯れて舞え」から始まるセットリストになったのでは…という妄想です(?)。

 

希望の轍真夏の果実

(歌うサザン・音楽祭・日本シリーズ・万座・ゴン太君・RIJF2005)

稲村ジェーンコンビは特に発売当初はライブでもコンビを組んでおりました。

桑田佳祐小林武史コンビの凄さを嫌と言うほどまざまざと見せつけるメドレー、とも命名したいところですね(?)(大袈裟)。

万座ビーチでは+愛は花のように(Ole!)も加わった稲村トリオを結成するという禁忌まで犯しております(?)。そりゃ台風で順延してしまいますよね(?)。

そんなコンビも希望の轍の1曲目から年越し曲、煽りコーナーからアンコールまで何処でもどうぞ、というマルチな活躍により、同じライブでの共演は多々ありますが、コンビとしての登場は珍しくなっていくという、何と申しましょうか…ピンでともに活躍する芸人コンビのような道(?)を歩んで行くようになりました。

そのような中で、ゴン太君では20世紀最後の曲と21世紀最初の曲という大役(正確には轍で跨いでいますが、そこは大目に見て下さい(?))を任されたり、22年ぶりのフェス出演となったROCK IN JAPAN 2005でご登場と、ここ一番でコンビ復活している感じですね。

 

Moon Light Lover&赤い炎の女

渚園・ふざけるな・夢人島)

近年のセットリストの中でコンビ化した2曲と言えるのかも知れませんね。

1997年の年越しライブ「おっぱいなんてプー」で久しぶりに披露された赤い炎の女ですが、これ以降に演奏されたライブでは必ずMoon Light Loverの次に演奏されるという並びになっていますね。

こうして見ますとMoon Light Loverで歌われている情事は実は女性同士なのでは…という疑念が浮かんできますね(?)これが女神達への情歌だったのですか(?)。

曲調的に繋げやすい、という面も当然あるのかと思いますが、ふざけるなツアーを見ますと、月の黄色いライトベースから赤いライトに変わる、という視覚的な変化という演出もある程度含まれているのかもしれませんね。

余談になりますが、Moon Light Loverさん、万座・牛と最初はSoul Bomber(21世紀の精神爆破魔)さんと連続でコンビを組んでおられましたね。何と申しましょうか…相方運が良いのか悪いのか分からない2曲と結びついていますね…w

 

いなせなロコモーションみんなのうた

(大復活祭・歌うサザン・ホタル・茅ヶ崎

何となくコンビの印象があり、4回と回数は多くありませんが今回こちらに載せております。

コンビでの登場が終盤煽りコーナーのラスト2曲(大復活祭はいなせ→みんな、歌うサザンはみんな→いなせと逆になりますが)と、序盤の2曲での披露とコーナーがはっきり分かれているのは面白いですね。

しかし終盤登場では大復活祭は放送無し、歌うサザンでは生放送では中継されず、完全燃焼版ではいなせなロコモーションがカット、と何故か放送されないY系の彼方へという状態になっていますね(?)。

 

ボディ・スペシャルⅡ(BODY SPECIAL)&マンピーのG★SPOT

(万座・渚園茅ヶ崎・ゴン太君・流石・海の日・大感謝祭・葡萄・夢人島)

勝手にシンドバッドを加えたトリオ、という印象がありますが、トリオで連続というのは(渚園・ゴン太君・流石・海の日)の4回で、一時期に集中していた組み合わせだったのですね。

マンピーが茅ヶ崎で初ラストを務め、大感謝祭以降はほぼラスト曲に固定されるようになったことと、シンドバッドがアンコールで使うことが多くなったことが大きいですね。それとボディスペマンピーコンビは序盤やアンコールで使われたこともありますが、基本的に終盤の煽りコーナー以外には動かしにくいところもありそうですね。

ちなみにボディスペ&シンドバッドのコンビ演奏は(縁ギもん・SHOW・歌舞伎町・晴れ着・ゴン太君・ひつじ)の6回、マンピー&シンドバッドのコンビは(ホタル・渚園・流石・海の日)の4回となっております。

 

ここからはソロライブからも2つピックアップしてみたいと思います

 

悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)&波乗りジョニー

(X'mas・呼び捨て・元気・ビルボード・がらくた)

コンビ登場回数は5回でしかも全て煽りコーナーでの演奏と桑田さんのソロライブにおいて欠かせないコンビとなっておりますね。

ある意味で最もサザン的といいますか桑田さんのポップス歌手のイメージに近い2曲ですから必然的に登場回数が多くなる感じなのでしょうか。Keisuke KuwataROCK AND ROLL HEROまでのアルバムは特にコンセプトがはっきりとしているので、こういうサザン的顔が出来る曲というのは重要なのかもしれませんね。

ちなみに2001年の「X’mas LIVE in 札幌」だけはジョニー→悲しい気持ちという順番になっているのは、今にして思うとレアですね。

 

真夜中のダンディーROCK AND ROLL HERO

(けいすけさん・呼び捨て・悪戯な年の瀬)

こちらも全て終盤煽りコーナーにて演奏されているコンビですね。

このコンビは逆に桑田さんのロック歌手としてのイメージに近い2曲となりますでしょうか。この2曲はソロとしての顔としての象徴的なところもあると思うのですよね。

なんと申しましょうか…このコンビは悲しい気持ちジョニーコンビと対極にあるところがあるように感じまして、サウンド的にはもちろんですが、ライブではハンドマイクとギター持ち歌唱(時々ハンドマイクでの披露がありますが)という違いがありますし、何よりもポップコンビは若々しい良い意味での年齢不詳感があるのに対して、こちらのロックコンビは桑田さんの歌い方や心境と言いますか、そういう「今」や年齢が良い意味で生々しく映し出されるような感じがするというのが非常に面白いと思うのですよね。

このコンビが同時に演奏された呼び捨てライブは今思いますと凄いといいますか、絶妙なバランスを保っているのだなと改めて感じた次第でございますね…。

 

さていくつか挙げて雑にまとめさせて頂きました。他にもこういう組み合わせがあるかと思いますが、今回はこのあたりで…。

こうしてみますとやはり曲調的なところが大きい感じでしょうか。ただそれが同じような曲ばかりではなく対になっているコンビが多い、というのがサザン・桑田さんの幅広さといいますか、そういう再発見が出来た気がしますね。

気が向いたらまたこういう組み合わせを探してみようかなと思います。

 

1979年夏、ふたつのいとしのエリー

サザンカバーまとめの番外編のようなものでございます。

1978年に「勝手にシンドバッド」でデビューし、一躍注目を集めたサザンオールスターズでしたが、世間からは当初コミックバンドという見られ方をしていた…。しかし翌年の1979年にリリースされた「いとしのエリー」で世間の眼は180度変わった…というのが初期サザン史の有名な話ですね。

そんないとしのエリーに火が付きチャートの上位常連となっていたこの年の夏、早くも自身のライブでこの曲をカバーしていた歌手が、2人いらしていた事をご存知でしょうか…?

その2人とは、小柳ルミ子さんと西城秀樹さんです。小柳さんは8月11日にNHKホールで、西城さんは8月24日の後楽園球場のコンサートという、もちろん偶然なのでしょうが、2人共に8月の非常に近い時期に披露していたのです。そしてこの時の歌唱は小柳さん版は「やさしさということ…」、西城さん版は「BIG GAME '79 HIDEKI」というレコードに収録され後に発売されているのです(「BIG GAME '79 HIDEKI」は後に限定盤として1999年にCD化されていますがこのCD版の入手は困難でオークションでも高値で取引されております)。

このお2人のいとしのエリー、当たり前なのですが上手いのですよねえ…。小柳さん版は後に多くの歌手によってカバーされることになりますこの曲の女性版のお手本といいますか、とてもスタンダードな歌唱という感じでしょうか。西城さん版は最後のエリーの部分など、どうしてもそういう印象が強いからなのかエリーでローラと傷だらけのローラが頭に浮かんでしまうところがありますが、ボーカルの強さといいますか、ヒデキの熱さと悪天候による大雨の音が相まって、まさに「熱唱」という言葉がぴったりなテイクと言った感じですかねえ。

恐らくこの1979年の段階ではお2人とも桑田さんよりも歌いこなせているのではないのでしょうか。桑田さん自身で作詞作曲していますが、サザンのいとしのエリーはテレビやライブで何度も歌い、演奏することで徐々に完成されていった…という気がしますね。

そしてこのお2人と桑田されるは年齢が近い(桑田さん1956年、小柳さん1952年、西城さん1955年生まれ)ところにも注目したいですね。同世代ではありますが、サザンのデビュー前から既に第一線で活躍している歌手の方にカバーされたというのは、話題性や当時のヒット作、という側面があったと思いますが、後の中村雅俊さんへの「恋人も濡れる街角」の提供や、高田みづえさんに「私はピアノ」を、研ナオコさんに「夏をあきらめて」とカバーされた曲がヒットしたということで、サザンのボーカルとしての桑田佳祐としてだけではなく、音楽作家としての桑田佳祐というところが、より評価されるようになっていったと思いますが、その才能を同世代だからこそいち早く感じたゆえのカバー、という一面がもしかするとあったのではないのでしょうか(ちなみに小柳さんはエリー歌唱前のMCで「私の大好きなシンガーソングライター」と桑田さんの名前を挙げています)。

このカバーは、1979年のサザンの世間や業界での評価が変化してゆく過程や空気感が含まれているのと同時に、同世代の歌手達から良い意味でライバル視されるようになった事を今に伝える貴重なテイクなのかもしれませんね。

 

桑田佳祐のお家でRADIO演奏曲から幻の東北ライブのセットリストを雑に予想してみた

久しぶりの妄想垂れ流し雑文でございます。

3月20~22日の3日間、民放ラジオ101局の特別番組として「WE LOVE RADIO, WE LOVE MUSIC 桑田佳祐のお家でRADIO ~こんな時こそラジオでSMILE!~supported by SUUMO」が各局で放送されましたね。

サザン・ソロ・洋楽・邦楽が入り混じった、とても桑田さんでラジオらしい選曲でしたね。

一度セットリストをまとめてみましょう。

 

1.それ行けベイビー‼︎

2.恋のバカンスザ・ピーナッツ

3.鏡

4.大河の一滴

5.THE COMMON BLUES~月並みなブルース~

6.悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)

※6と7の間でSMILE~晴れ渡る空のように~の音源が流れる

7.いとしのエリー

8.Nowhere Man(The Beatles

※55分放送版ではカット

9.明日へのマーチ

 

そんなラジオを聴いていてふと思ったのです。「今回演奏された曲は開催予定だった東北ライブで演奏する予定だったのはないのか」と…。

ここからが大いなる遊びと妄想の時間です(?)。スタジオライブで演奏された9曲をベースにセットリストを予想してみました。あくまで予想ですのでどうかつっこみは優しめでお願い致します。

当初ライブの模様をこのラジオの枠で放送予定だった、ということで曲数は同時生放送で行われた2008年の石垣島ライブと同じくらいとこれまた勝手に予想しまして全20曲で考えて見ました。

 

1.それ行けベイビー‼︎

2.本当は怖い愛とロマンス

3.DEAR MY FRIEND

4.鏡

5.月

6.簪 / かんざし

7.THE COMMON BLUES~月並みなブルース~

8.Nowhere Man(The Beatles

9.恋のバカンスザ・ピーナッツ

10.恋人も濡れる街角中村雅俊

11.風の詩を聴かせて

12.明日へのマーチ

13.SMILE~晴れ渡る空のように~

14.大河の一滴

15.銀河の星屑

16.悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)

17.Let's try again~kuwata keisuke ver.~

アンコール

18.希望の轍

19.いとしのエリー

20.明日晴れるかな

 

さて、解説という名の言い訳タイムでございます。

1曲目はラジオからそのままですね。2011年の「年忘れ!! みんなで元気になろうぜ!!の会」で既に1曲目経験がありますしここは移動せずで行きましょう。この次が悩みましたねえ…多分最初のMCで、こういう企画私なんかで良いのでしょうか…?的自虐トークを入れてきそうではあるので、その返しもしくは前座扱いとして(?)「こんな僕で良かったら」も考えましたが、しれっと2010年の紅白再現をここで…という流れを。そして3曲目は3月だから、という安直な理由です。あと本当は~からの流れでも個人的に違和感がなさそうというところでのチョイスです。

4曲目からはいつも通りであれば、多分最初のMC明けになるのでこのポジションでしか歌われない鏡さんを、鏡の次はデータ的に孤独の太陽からの曲が続くので、その中でこういうライブで一番歌われそうな「月」を持ってきてみました。「簪 / かんざし」は去年夏の生歌ライブでも歌っていますし、多分桑田さんの近年お気に入り曲なのではという予想から…。そして「THE COMMON BLUES~月並みなブルース~」でメンバーソロ回しをして次のMCで改めてメンバー紹介という流れかなと。

カバーコーナーはある意味で全く予想出来ないので今回のラジオ+夜遊び1000回+女川ライブの印象で…。もしかすると他のビートルズ曲や青葉城恋唄だったり東北にゆかりのある別な曲を持ってきそうではありますが…。

そういえば「Nowhere Man」と「恋のバカンス」は夜遊び1000回でも演奏されていましたね。

もしくはゲストに原さんを呼び込んで2人で数曲披露も考えられますねえ…。…妄想は止まりません(?)。

ここでバラードコーナーといいますか聴かせる曲を…ということで。サウンド的に風の詩~マーチで繋げる頃かなと。

そしてMCで新曲です、と「SMILE~晴れ渡る空のように~」をここで初披露し、次から煽りコーナーへ…と流れになるような感じですね。ラジオライブでのメンバーを見ますに金原さんも参加されていた可能性が高いので、「銀河の星屑」は入れてくるかなと。そして最後は久々の「Let's try again~kuwata keisuke ver.~」で本編を締めるといったところでしょうか。

そしてアンコール。ここでサザンの曲を演奏しそうかなと。ラジオでも演奏したエリーとこういうライブでは外せない「希望の轍」を再登場の原さんを交えながら演奏しそうですね。…こうして見ますと大分私の予想は石垣島ライブの印象に引っ張られているなーと。

最後は「明日晴れるかな」で。今回は「祭りのあと」ではないかと。

 

駆け足で雑に理由を言い訳させて頂きました(?)。改めて見返すと少し暗いといいますか、実際はもう少しポップに選曲していただろうなと反省ですね(?)。

どうかテレワークならぬクワワーク(?)での遊びの1つとして捉えて頂ければ…。

個人的な件ですと、こういう予想をする時に自分の好きな曲よりも、前後のつながりを重視したりやりそうな理由が強そうな曲を選んでしまうのだなと…。

 

次にどんな企画でお逢いできるか分かりませんが、またこのラジオのような楽しめる企画を時々嫌われるタイプの妄想をしつつ(?)気長にお待ちしております…。

 

開幕延期で野球本を読みたいと思った方へ勝手に10冊ピックアップしてみた

タイトルの通りでございます。野球を欲している方で野球関係の本を読みたいと思った方へお薦め…といいますか押し付けたい本リストでございます(?)。

とりあえず手軽なところで文庫本と新書本を5冊ずつおそらく絶版になっていない物を10冊ピックアップさせて頂きました。

ただ私の趣味(古い野球関係)にかなり寄りますのでその辺りはご注意を…。

 

文庫本

「最弱球団 高橋ユニオンズ青春記」長谷川晶一

1954~56年に3年だけパ・リーグに存在した高橋ユニオンズについて書かれた1冊。

もしかするとチーム名だけは知っている方はそこそこいるのかもしれません。チームの誕生経緯・企業ではなく個人経営という点からして仕方ないのですが、タイトルにあるように弱いチームでした。しかしどこか惹かれてしまうのですよねえ…。球団は唐突に悲劇的最後を向かえてしまいますが、選手達は愛着を持ち続け、メンバーの高齢化・減少に伴い開催終了となりましたが、2017年まで毎年OB会が開かれておりました。

 

根本陸夫プロ野球のすべてを知っていた男」高橋安幸

西武・ダイエーなどで監督、実質GMを務めた根本陸夫を追った作品。

根本の関わりのあった人物へのインタビューがまとめられており、王貞治関根潤三工藤公康…などと証言者の顔ぶれだけでも根本陸夫という人物の凄さが分かるといいますか…。

何といいますかこういう人物だったからこそ強いチームを作り上げることが出来た…というところが垣間見える本ですね。

 

「戦火に散った巨人軍最強の捕手」澤宮優

この本の主人公はジャイアンツの捕手として活躍もビルマで戦死した吉原正喜の生涯を追ったノンフィクションですね。

熊本工業で川上哲治とバッテリーを組み、その川上とともに巨人に入団、沢村栄治スタルヒンともバッテリーを組んだ正捕手でありました。

吉原の生涯とともに当時の職業野球の空気も感じられる1冊ですね。また作者の澤宮優氏の書いた野球本にはスカウトや三塁コーチ、打撃投手にスポットを当てたものがありますので、興味がある本を1冊読んで見るのも良いと思います。

 

「勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧幻の三連覇」中村計

駒大苫小牧高校野球部の監督を務めていた香田誉士史氏を描いた1冊。

中村計氏は高校野球を長く取材していることもあり、より内容が丹念に書かれているといいますか。所謂苦悩と栄光を書いた作品ですが、栄光ではなく苦悩が先にくる印象ですね…。北海道を去るところは何とも言えないものがありましたね。

余談ですが文庫本ですと500ページ以上ありますので、少し読むのが大変かも知れません…。

 

「負けに不思議に負けなし 上下 完全版」野村克也

所謂ノムさん本です。

最近復刊(実質新刊版でしょうか…?)された本で、野村ノート以降の同じエピソードが書かれることの多くなった作品とは違い、83~84年に雑誌で連載された当時の評論をまとめたものとなっており、解説者・野村克也の視点本というのは今となっては貴重かもしれません。下巻では西本幸雄森祇晶との対談が収められているのも必見ですね。

 

新書本

「二軍監督奮闘記」小笠原道大

今年から北海道日本ハムファイターズのヘッドコーチを務める小笠原コーチの中日2軍監督時代に書かれた1冊。

発売は2019年シーズン終了後ですが、夏頃に書かれた本なのでファイターズの言及はなく、ドラゴンズの選手達について書かれていますね。ドラゴンズファンはここで名前の出た選手に、ファイターズファンは指導法に注目できる本ではないでしょうか。

最後にこの本はインタビューをまとめて頂いた本ですというように一言付け加えているのが小笠原道大らしいといいましょうか。

 

「長嶋巨人 ベンチの中の人間学元木大介 二宮清純

元木大介二宮清純両氏の対談をまとめた1冊。

長嶋監督時代、毎年多くの大物選手が入団してくる中でどのように元木が1軍で生き残っていたのかが大まかでテーマとなっています。この対談中にジャイアンツのコーチ就任が決まった事で元木コーチとしての発言もあり、今年ヘッドコーチに昇格したこともあるので共通点やここは経験して変わったところかな、という視線で読むのも面白いかも知れません。

 

国鉄スワローズ1950-1964」堤哲 

スワローズのスタートである国鉄スワローズの歴史をまとめた1冊。

球団誕生の経緯やエピソード、試合スコアも載っている国鉄スワローズ史を知るきっかけには良い1冊ではないかと。

こういう本を読めば読むほど改めて国鉄スワローズ金田正一のチームであり歴史であるということを感じますね…。

 

阪神タイガース 1965-1978」中川右介 

阪神タイガースの1965~78年の歴史をまとめた1冊。

筆者の中川右介氏が冒頭に書いているように、あくまで資料を元にした事実だけを載せた1冊なので(とはいえ主人公として村山実江夏豊田淵幸一の3人を中心に置いている)、この時代の数ある本・エピソードを知る前の最初のタイガース史入門本として良いのではないでしょうか。

また新書本には珍しく(?)400ページ近くあるので読み応えもあります。

 

江夏の21球」・「衣笠祥雄 最後のシーズン」山際淳司 

ノンフィクションライターの山際淳司氏の作品から野球作品だけをまとめた傑作選ですね。2冊取り上げていますが2冊とも傑作選なので両方載せさせていただきました。

江夏の21球があまりにも有名ですが、その他の作品も素晴らしいので自分の好きなエピソードが1つ見つかるのではないのでしょうか(私は「異邦人たちの天覧試合」が好きです)。

山際作品は殆どが絶版となっているので(近年電子書籍化されてはいますが)、紙媒体で山際作品に触れたい方には良いかと思います。

 

ということで10冊ピックアップしてみました。

見事に私の趣味が反映された内容になってしまいましたね…。

もしそんな声があれば単行本編も書くかもしれません…が期待はしないで頂けると…(誰もしていない)。

 

沼倉愛美 FINAL LIVE「みんなで!」の不完全な感想のようなものを

2月16日に豊洲PITで行われました沼倉愛美さんのライブにうっかりこっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

さて早速言い訳を…(?)。不完全な感想、というのは時間の都合上ライブの始まりと終わりを見る事が出来なかったのですね…。なので何とか運良く会場で体験出来た感想のようなものをつらつらだらだらと書いている次第でございます。

さて当日、急遽入ってしまった野暮用を何とか済ませるも開演時間にギリギリ間に合う新幹線には乗れず、何とか乗り継ぎと人には歩いているようにしか見えないダッシュ(?)で何とか会場へ。どうやらMCタイムだったようでしたね。しかしどうしてもトイレが

我慢出来ず…。という事でまさかのトイレで私にとって最初の曲を聴く事に…。

 

1.叫べ

2.ハレルヤDrive!

3.Checkmate

…の前に最初の3曲はこの曲だったのですね…(アニメイトタイムズの記事に載っていたセットリストを見ました)

 

4.Shining Days

5.グッバイ

6.Smiling & Smiling

7.Good Day

(メドレー形式での演奏)

「Shining Days」が私の1曲目となりました。どうやらMC前には既に3曲歌っていたようで、ライブとしては4曲目だったようですね。そして扉を開けた瞬間次の曲へ…?

どうやらメドレーでの披露だったようですね。しかし「グッバイ」という曲名の時に扉を開けるとは何てタイミングの悪いおじさんなのでしょう(?)。

…正直に申しますとこの辺はまだ息切れが続いていたり、まだライブに入りきれていないところがありまして、あまり深く覚えていないところが多々あるのが、悔しいといいますか情けないといいますか…。

ただ「Good Day」が始まった時に、どこかほっとしたといいますか「楽しまなきゃ損だよ Everytime」と聴こえた時に、そうだよ、そんなどこか遅れていたとか疲れたとか変に心の中で言い訳する前に今この時をちゃんと楽しまなきゃ、と沼倉さんに優しく喝を入れられたような、ようやく私のエンジンが掛かった感じがありましたね。

曲明けのMCで「ハッピーな曲を続けました」…とそういうコーナーだったのですね。思えばこういうハッピーな曲もたくさん歌ってきましたね、という話もしていたような。

 

8.彩 -color-

もう少しハッピーな曲を…といって始まった記憶があります。

メドレーの段階で既に気が付いていたのですが、「沼倉さんが見えない…」。私がいたのはほぼ最後列、これに私の低身長が重なれば当然の結果なので予想はしていたのですが、人の間からすらも見えないとは(バンドメンバーの皆様もほぼ見えなかった)。

もともとその場に入れれば…と思うタイプであることと見えない分よりがっつり「聴く」事に集中できたといいますか…。

そういう感情的なものがあったのもあるのかもしれませんが、この曲がよりぐっと来たところがありまして…。元々好きな曲ではあったのですが、大好きな曲となりました。

「会いたい会いたい夢の先」…見えない先にこう歌う会いたい会いに来た方がいらっしゃるのだなあ…とも少しね…。

 

9.Benvenuti

この流れ良かったですね…。ソロ活動第2期とも言えます活動のスタートとなったシングル曲からのアルバム1曲目という明るさといいますか彩りの鮮やかのようなものを感じましたね。

2曲とも沼倉さん作詞曲だったところもどこか要因としてあったのかなと。

 

10.Hello,Ms.myself

ここで少しスローなこの曲が始まりましたね。この日はあいにくの雨模様だったのですが、レイニーという言葉から始まる歌詞がどこかピッタリとマッチしていていましたね。

沼倉さんは今、曇りガラスにどんなありふれた雨を描くのだろうか…とおぼろげに頭の片隅で考えながら聴いていたのは、私の悪いところが出ていてしまっていましたね…。

 

11.恋愛したいっ!

12.心はきっと

13.またあした

(メドレー形式での演奏)

ここでファンクラブサイトで行われていた沼倉さんに歌ってもらいたいリクエスト曲のコーナーとなりました。

1曲投票数が圧倒的だった曲があり、それを披露するとのこと。

そして始まったのがアニメ「恋愛ラボ」のOPだった「恋愛したいっ!」でした。

続けて歌われたのはアニメ「RELEASE THE SPYCE」のキャラクターソング「心はきっと」、ラストは「蒼き鋼のアルペジオ」のキャラクターソング「またあした」をメドレー形式で続けて歌われました。

ここで言うことではないとは思うのですが、私アニメを殆ど見ない声優好きというマイノリティーおじさんでして…。沼倉さんがラジオのパーソナリティを務めていたことで恋愛したいっ!とまたあしたは知っていましたが、このあたりはちょっと弱いところを突かれてしまいましたね。でもこれをきっかけに知ることが出来たので、今後キャラクターソングにも触れて行けたらな…と。

しかし恋愛したいっ!が始まった瞬間の歓声は物凄かったですね。やはり初主役の作品の歌というのは、ぬー民の皆様にとっても特別なものなのだな…と。ファンの方々の愛を改めて強く感じた瞬間でもありました。

 

14.AVALON

もう1曲、我が儘を言わせてもらいました、初めて沼倉愛美という個人名義で歌った曲ですという一言がそして「AVALON」と。

キャラクターソングメドレーからこの曲ですから、どこかこのコーナーは声優としての活動も反映された、それまでの声優沼倉愛美の足跡、という印象も受けました。

おそらくリクエストも数多くあったとは思うのですが、それとか関係無く歌ったのだろうなあと…。「THE IDOLM@STER STATION!!!」も終了してはいますが、何となくこの曲はまたどこかで歌われるような気がするのですよね…何故だか分かりませんが。

アウトロとともに1度ステージから下がっていったのは、不意の拍手で何となく感じておりました。

 

15.RELOAD

16.This Kiss

17.What You Want

18.Don’t back

(メドレー形式での演奏)

沼倉さん再登場まではダンサーの皆さんの華麗なダンスを堪能タイムでございました。

そしてポップアップで沼倉さん登場。この時ようやくお姿をちらりと拝見することができました。

「RELOAD」から怒濤のダンスナンバーメドレーがスタート、前半のハッピーや優しい印象のあるメドレーコーナーとの差といいますか、この二面性が沼倉さんの歌手活動の大きな核になっていたのだと改めて実感したコーナーでもありましたね。

 

19.夜と遠心力

20.Spiral Flow

21.Desires

この3曲はフルコーラスだったでしょうか。「Spiral Flow」の後に少しだけMCが入り、キツいやつを…と「Desires」に入りましたね。

MCを挟んでいるとはいえ、再びのダンスナンバーラッシュですからね…。凄かった…というよりもただただ圧倒されていましたね…。

えっ…姿が見えていないのに分かるのかと…?。もう歌声とぬー民の皆様の反応だけで充分過ぎるほど伝わってきておりました…。特にこのコーナーは歌声から格好良さがとてつもなく伝わってきましたよ…。

 

22.Climber’s High!

MCで「ぬーさんの夢を叶えるコーナー」ということでどうしてもある人と2人で歌いたい曲がある、とここでゲストの呼び込みが。登場したのは何とLynnさん。この2人が揃ったということはもうこの曲しかありません。

この時、初めての経験だったのですけど、背中がとてもぞくぞくとしたのですね…。何と申しましょうか…いや何も表現できない、ただただ脳の処理が追い付かない、身体も動かない、自分の中で電流が走ったような物凄いものを体験しているといいますか…。ライブ経験が決して多い方ではありませんが、今まで経験してきた中で衝撃的な瞬間を味わっていたのでしょうね、おそらく。

これは本当に生涯忘れない瞬間でしたね、ええ…。

歌い終わった後、こういう形でこの曲を歌うのは初めて、というLynnさんに対して「初めてを貰ったぞー」と沼倉さん。流石の返しでした…w。

 

23.星の降る町

もう1曲だけ2人で、と始まったのはやはりこの曲。正直衝撃的な「Climber’s High!」の印象があまりにも色濃く残り過ぎて少し記憶が薄くなっているところがありますが、この2曲が個人的ハイライトだったなあ…と。

曲が終了とともにお2人はステージから下がっていきました。そういえば1度もLynnさんのお姿を拝見せずに終わってしまいました。

 

24.言の葉

25.屋根上の朱い花

26.まどろみ

27.SWAY

28.暁

星の降る町終了とともにバンドメンバーが奏で始めたのは、「わたしたち」のインストバーション(沼倉さん再登場後のMCで知る)が。そのわたしたちに乗せてバンマス伊賀さんがまあ煽る煽るw。こういうの大好きです(?)。衣装チェンジの時間ということもありますが、しっかりとバンドメンバーやダンサーチームが主役となる時間があるというのが良いですよねえ。この時間がまた好きだったりするのですよ…。

そして「言の葉」のイントロとともに沼倉さんもステージに。

「言の葉」終わりで少しMCが入りましたが、ここからは5曲続けてバラードナンバーが歌われました。

何と申しましょうか…。ここはファイナルライブだからこそ、だからしか出来ない流れでしたね。

「屋根上の朱い花」はいつか生で聴ければ…とずっと思っていたので、間に合った、といいますか来て良かったな…と。サビ頭の「ねえ」の歌い方がとても好きです。

「暁」もしかすると1番最後に歌うのかな、と予想していましたが、ここでご登場でしたか。何となくですが、「言の葉」で始まって「暁」で終わるという流れは、とある1人の女性が歩んだ物語感がありまして、何か1本の映画を見たような、そういう時間のように思っておりました。

「暁」が終わりMCで、元々バラードは苦手だったけど…とお話されていたのが意外でしたね。でもこのバラードたち歌って行く中でそういう気持ちが無くなっていった、というようなこともおっしゃっておりましたね(ちょっと曖昧なところがあるので細かいニュアンスは違っているかと思います…)。

 

29.魔法

ここからは地獄です。と始まりました煽りコーナー(盛り上げる曲コーナーを私はこう勝手に呼んでおりまして…)。その先頭打者としてご登場されましたは「魔法」。

「最高の景色を あなたと見れるなら どんな困難だって超えて行けるよ」地獄と称したコーナーの最初に何とも相応しいフレーズではないですか…。

私、この盛り上がりの最初の曲という位置好きなのですよね…。これからライブの中で一番盛り上がるところに入るのと同時にライブの終わりを意識してしまうという、不思議な心境、もしくは感覚といいますか…。

その感覚、好きではあるのですが、その終わりの意識が今回はどうしても強かったですね…。

もう少しでライブ、そして沼倉さんの歌手活動という「魔法」が解けてしまうのだなあ…と。

 

30.アイ

まあそんな思いはこの曲で一気に吹き飛んでしまう訳なのですが。

ベストアルバムを通して聴いた時に、急に頭の中でこの曲がモノクロなイメージから鮮明なカラーのイメージに変わったのですね…。時々ある感覚なのですが、この感覚に襲われる曲はどれも大好きな特別な曲になっていくのですよね…。なのでこの曲が今回1番聴きたい曲であったのですね。

あの赤い照明がまた良かったですねえ…。あの赤いドレスのような衣装ととてもマッチしていたのでしょうね。ここだけは一瞬でもお姿を見たかったですがこればかりは仕方がありませんね。今目の前で生きている「アイ」を聴くことが出来ただけでもう充分過ぎるものを頂いてしまいましたから…。

 

31.Anti-Gravity

このまま一気に怒濤の流れになるのかと思いましたが、ここでこの曲が来るのかーと。もちろん盛り上がりますし格好いいのですけど、漂うクール感といいますか、ちょっと雰囲気が変わるのがアクセントになって良かったですね…。サザンでいうとミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)という感じです(そちら界隈の人にしか伝わらない例え)(?)。

この曲でステージの上の方に登り、左右に移動していたのですが、この時ようやくしっかりと沼倉さんのお姿を拝見することが出来ました。

 

32.My LIVE

そしてこの曲で地獄の深いところまで落とされる訳です(?)。

盛り上がりは最高潮でしたねえ。ライブ全体を通して思ったのですが、盛り上がるところはしっかりと盛り上がって、逆にバラードのような曲では聴き入るぬー民の皆様の切り替えが凄いなあ…と。演者とファンのとても良い関係を見れたような気がして、とても温かい空間だったなと改めて。

歌手活動終了宣言を聞いた時、この曲の「あなたの選択は概ね正解です」というフレーズがずっと頭の中でリピートされていまして…。基本的にはそういうことも(色々と見たり考えたりして飲み込んだ上で)受け入れてしまうタイプではありますのでそういう意味の近いフレーズを呼び起こしてしまったのだと思いますが。そしてこのライブでこのフレーズを改めて聴いた時に、ああ多分これからもこの方の活動を見続けてきっといつの間にか「概ね」を私の中で外す時が来るのだろうな、と。

…何か自分の中で勝手に終わりの心境になっていましたが、まだまだ続いているのですよ。ちょっと気合いを入れ直そうということでMCへ…。

 

33.みんなで!

少しだけMCが。「今日で一区切り、でも人生は続いていきます」といった内容だったでしょうか。みんなにまた逢うためにもオーディション頑張らなきゃね、というような事もお話しており、歌手沼倉愛美から声優沼倉愛美になる(戻る、といった方が正しいのでしょうか…)瞬間を垣間見たような気がして…。

そんなことを考えていましたら曲へ。思えばこの曲が披露されるのは、本当にこの1回きりなのですね…。

アルバムでもそしてこのライブでもアンコールを除けば、「叫べ」で始まり「みんなで!」で終わるのですよね。この2つを合わせた「叫べみんなで!」というのが、らしいといいますか、沼倉さん始めスタッフ、バンドメンバー、ダンサーチーム、そしてファンの皆様が作り上げたライブの象徴というように勝手に捉えてしまうのですよね。

おそらくこの曲に沼倉さんのメッセージが全て詰まっているのだと思うのですよ。それを自分はどこまで受け止めることが出来たのでしょうか。…と最後にうっかり悩んでしまうのは私の悪いところですね…。

時間の関係で私はこの曲が最後となってしまったのですが、この約5分間は何とも表せない時間でしたね。言葉に出来ない、とはこういう事なのかと…。

でも終わった時には楽しい・笑顔の忘れられない時間となりました…。

 

沼倉愛美でしたー!」の一言を最後に後ろ髪を引かれながらも会場を後にすることになりました。

最初を見れなかったこともそうですが、最後まで見ることが出来なかったことは残念でしたし後悔が残りました。でもこの温かい空間の片隅に少しの時間でもいることが出来たこと、最後に沼倉さんのライブにお邪魔できたということでそういったことへの悔いを残すことなく終わることは出来たのかなと…。

 

ちなみに聴けなかったアンコール曲はこちら

33.Come on New World!!

34.もっと一緒

35.HEY!

 

沼倉さん本人が歌手活動終了を区切りと話していましたが、本人もそういう思いだったのね、ととても安心しておりました。個人名義での歌手活動を始めるのも終わるのも自分で決めたとおっしゃっていたので、きっとそういうことなのだろうなと思っていたのですが。

私は基本的に好きな方に対しては少しでも日々幸せでありますように、と思うタイプでして

今回の決断が長い人生の幸せに繋がっていくのであれば、それ以上望むものはありません(これが引退、になっていたら受け入れつつもまた違う心境になるのでしょうが)。

もうきっと沼倉さん自身は未来の方を向いているのでしょうから、このライブがある種の門出の日になれば…と願っております。

 

改めまして歌手活動お疲れ様でした。また1つ忘れられない大切なものを頂いてしまいました…。

またいつか何処かでお逢いしましょう。

「出会えたの いとしい世界と」