適当文集

140文字でも書けそうな事を引き延ばして雑に書くところ

1996年年越しライブ「牛」のセットリストを今更雑に見てみる

サザンオールスターズの個人的リアルタイムを知らないライブを雑に振り返るシリーズ第7弾でございます。今回は1996年の年越しライブ「牛」のセットリストを振り返ってみようと思います。

 

例によっていくつかのブロックに分けて書いていこうと思います。



1.女呼んでブギ

2.Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)

3.マンピーのG★SPOT(年越し曲)

 

女呼んでブギでのスタートとなりました「いっちゃえ'89サザンde'90」〜「ホタル・カリフォルニア」まで演奏される時にはアンコール披露でアンコールの定番曲となっていた曲が1曲目というのは、当時としては意外な選曲、といった感じだったのでしょうか。特にこの前年に行われたホタルは製品化され、多くのファンの方に触れることが多いライブだと思われますし、尚更アンコールの印象があったと思われるのですが如何でしょうか…(あんた、誰に聞いているのよ)。

2曲目は「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」、ライブの定番ではありましたが、1990年の年越しライブ「歌うサザンに福来たる」以来6年ぶりの披露と歌うサザンまでの演奏頻度を考えるとお久しぶりな登場となりました。しかしそんな曲に容赦なく入るCM…まさに悲劇(?)(言いたいだけシリーズ)。

そして年越し曲となりましたはこの曲の歴史では珍しいヅラなしでの「マンピーのG★SPOT」。オネエ様の方々が登場されたと思いきや、桑田さん「ハッピーニューハーフ~」お正月からお疲れ様でございます(?)女呼んでと思いきやまさかのオネエ様でビッグスターの悲劇、という物語だったのですね(?)。

何て冗談は置いておきまして、この時の演出が、後のマンピーでのダンサーさん大量ご登場の演出の元祖的感じに結果的になったというのが興味深いですね。

 

4.いとしのフィート

5.メリケン情緒は涙のカラー

6.Tarako

7.奥歯を食いしばれ

8.タバコ・ロードにセクシーばあちゃん

9.Happy Birthday

10.海

 

MC明けはお正月と歌詞に入る「いとしのフィート」定番っぽい流れですが、年越し明けの演奏、と限ると1991年年越しライブの「闘魂!ブラディ・ファイト」とこの時だけなのですよね。また4~7の4曲は1984~85年のツアー「大衆音楽取締法違反“やっぱりアイツはクロだった!”実刑判決2月まで」以来12年ぶりの披露となりましたね。後にもまた触れますが、この時のライブタイトルがシンプルに97年の干支である「牛」でしたし、その干支が1周する「12年」というのが頭にあったのかもしれませんね。またこのライブ以降も含めてライブ1曲目で披露されたことのある曲が4曲(フィート・メリケンTarako・海)あるというのも偶然になりますが、ライブ1曲目メドレー風になっているのも面白いですね。

海でこのブロックを締めるというのも良いですね。牛と同じく漢字一文字繋がりでしょうか。ちなみに海の年越しライブでの披露は現段階でこのライブのみとなっています。

 

11.Young Love(青春の終わりに)

12.胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ

13.Moon Light Lover

14.Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)

15.汚れた台所(キッチン)

 

このブロックは分かりやすく1996年に発売されたアルバム「Young Love」のコーナーとなっていますね。1996年はアルバムやシングル「愛の言霊~Spiritual Message」の大ヒットに夏のスタジアムツアー成功と端から見ますとサザン充実の年といえますし、その振り返りと感謝、と全面に出したコーナーだったといえるのではないのでしょうか。

一方で「Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔)」「汚れた台所(キッチン)」の流れは次のサザン、所謂「さくら期」の活動を暗示したかのようでそういった曲達でコーナーを締めているのが何とも意味深ですね。まあ未来を知っているからそう見えてしまうのでしょうけど…。

そういえばこのライブでは原さんコーナーがありませんでしたね。やるとすればこのコーナーで「恋の歌を唄いましょう」辺りが最有力になっていたのでしょうが、夏との被りを避けた結果だったのか、「平和の牛歌」一応歌唱パートがあるからそれで良い、という判断だったのか分かりませんが無かったのは残念でしたね。

 

16.エロティカ・セブン EROTICA SEVEN

17.瞳の中にレインボウ

18.古戦場で濡れん坊は昭和のHero

19.欲しくて欲しくてたまらない

20.悲しみはメリーゴーランド

21.怪物君の空

22.愛の言霊~Spiritual Message

23.平和の牛歌

 

アコースティックバージョンで「エロティカ・セブン」が披露されましたね。ホタルでも演奏していたとはいえ、ギターを持つ原さんが見れたサザンのライブは現時点でこれがラストになるのでしょうか…。ちなみに15~17の流れは風まかせ繋がり(汚れた台所→エロティカ)からのセブン=7=七色=レインボウという(エロティカ→瞳の中~)歌詞繋がりな連想ゲーム的メドレーだったのでしょうか…(これこそ偶然でしょうに)。

18~21はアルバム「KAMAKURA」からの選曲でしたね。ちょうど年明け1997年の1周前の丑年1985年発売のアルバムでしたし、「牛」繋がりでの選曲だったのでしょうか…。序盤の12年ぶり演奏曲コーナーといい、ある意味でサザン史上最も干支を意識したライブ(意識されられる、ともいえるかもしれません(それは私だけ?))だったのかもしれません。何より本編ラストがこのライブの為に作られたオリジナルソング「平和の牛歌」ですから…。

話は前後してしまいますが、煽りコーナーの中で愛の言霊が始まるまで桑田さんがギター持ちというのも珍しいですね。愛の言霊もドカンと盛り上がる曲ではありませんし、煽るというよりは魅せるライブ、という感じがあったのでしょうか。ラスト曲の平和の牛歌というのにもいえるのかもしれませんが、夏のツアー「Southern All Stars Stadium Tour 1996「ザ・ガールズ 万座ビーチ」」と同じくYoung Loveをライブの主体に置いている中で同じような内容のライブにしない(同じく愛の言霊を本編ラストにしない)という差別化を図っていたのかも知れませんね。

 

En1.希望の轍

En2.夕方Hold On Me

En3.Oh!クラウディア

 

一転してアンコールは王道、といいますか定番曲のオンパレードですね。まずは「希望の轍」、言葉はいりませんね。そして「夕方Hold On Me」、言葉はいりません(?)…とは流石に2曲続けては許されませんので(?)、トリビアをいいますとこのライブの23年後、2020年の配信による年越しライブ「ほぼほぼ年越しライブ2020「Keep Smilin’~皆さん、お疲れ様でした!! 嵐を呼ぶマンピー!!~」でのアンコール2曲の流れが全く同じなのですよね。そして年明けの2021年は「丑年」という…。良く出来た話でございますでしょう(?)。

ラストは「Oh!クラウディア」、ブラディ・ファイトに続いて年越しライブの締め曲となり、また初めて複数回年越しライブで締めを担当する曲となりましたね。この辺りで年越しライブのラスト=Oh!クラウディアという認識が出始めたのでしょうか。ちなみに後の「晴れ着DEポン」・「ひつじだよ!全員集合!」でもライブのラストで演奏され4回そのポジションを担当することになります。

この曲が終わると番組の企画でウッチャンナンチャン内村光良さんがサプライズ登場、この時内村さんは桑田さんによりステージから客席に落とされてしまいますが、後にこの事を内村さんとの飲みの席でしきりに反省していたということでした(所謂余談)。

そういえば内村さんがコント番組で扮していたことのあるキャラクターには「ミル姉さん」という牛のキャラが…。全て繋がったところで締めたいと思います(?)。

 

 

さて雑に振り返ってみました。改めて見ていますと夏のライブとの差別化とどこまで意識していたかは分かりませんが、牛(丑)の繋がりを感じさせる年越しライブだったと思いますね。このライブ以降1985年に大衆音楽取締法違反ということで実刑判決を受けていた(?)「メリケン情緒は涙のカラー」や「奥歯を食いしばれ」あたりの曲は時々演奏される準定番曲枠に入った感がありますし、そういったメンバー全員ハタチを2度も越えたからこその出せる「渋さ」によってスポットを浴びたのではないのでしょうか。

また翌年のよりマニアックなセットリストとなった「おっぱいなんてプー」へのフラグといいますか、そこへいきなり向かう前の、王道なセットリストだったと言えます万座ビーチの間にある繋ぎ、といいますかある意味でクッションとなったライブ、という見方も出来るのではないのでしょうか。別な言い方をすれば「Young Love」と「さくら」のアルバム、時期を繋ぐサザン史において歌舞伎町ライブとはまた別な転換期にいた存在だったのかも知れませんね…。

 

現代東京奇譚と銀河の星屑がライブで揃った時にふと思った事を

去年行われました桑田さんの2022年の「お互い元気に頑張りましょう!!」で演奏されました「現代東京奇譚」と「銀河の星屑」ですが、この2曲が共に演奏されたライブというのは、2012年のツアー「I LOVE YOU -now & forever-」以来2回目となりましたね。

そんな2曲について何となく関係性といいますか、ふと思ってしまった都合の良い解釈を書いていこうと思います。

まず「現代東京奇譚」について触れてみたいと思います。…とは言いましても以前に「現代東京奇譚のライブにおけるポジションが好きなのよ、という雑文」というところで詳しく(詳しい?)書いておりますので、短めに触れますが、I LOVE YOUツアーでは「声に出したい日本文学」の次に演奏されたこともあってか、その物語のエンディングとも、もしくはある種の「奇譚」として声に出したい日本文学という物語の続きとも見ることが出来る、というリアルとフィクションの間といいますか二面性を持った曲、という印象なのですよね。

5倍返しツアーの現代東京奇譚は「なぎさホテル」「平和の街」という2022年の新曲2曲が連続で演奏された後に演奏されましたね。特にポップでそのタイトル通りの曲である「平和の街」の対比として「現代東京奇譚」という都会の闇といいますか、ダークさ・裏側を持つ書いたこの曲を持ってくるというのが、意味深ですし、現代東京奇譚という曲を演奏する時は前に演奏される曲とセットのような扱いになる感じが共通しているように思うのですよね…(2008年「Act Against AIDS 2008「昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦」」での披露でもそう感じてしまうところがあります)。

次に「銀河の星屑」について触れてみたいと思います。この2回のライブで共通しているのは、アレンジが加わっていることですね。I LOVE YOUツアーではラストに「神様よ お釈迦様よ 僕を助けて まだ銀河の星屑にゃなりたかぁねえ」とその運命に抗うような歌詞が追加され、5倍返しツアーではバイオリンパートを中シゲヲさんのギターで再現するというサウンド面での変化がありました。「現代東京奇譚」の演奏回数がけっして多いとはいえない(ここで上げたライブの2回とAAA2008)ので、何ともいえないところがありますが、その2回で偶然にも銀河の星屑にこういったアレンジがされている、というのが面白いといいますか、銀河の星屑の歌詞にあります「Oh, 奇譚 我よ Back in town. Oh, 奇譚 我は No return.」を現代東京奇譚の後に歌うというのがまた興味深いのですよね。

何と申しましょうか…。I LOVE YOUツアーは特に声に出して歌いたい日本文学→現代東京奇譚、というある種まさに不思議な物語としての奇譚を先に見てがいる故の戻ろうと抵抗している、この時の主人公はどこか戻れると思っているという感じがあるのですね。本当に戻れたのか、は別としまして、1つの「物語」としての繋がりを思ってしまうのですよね…。

5倍返しツアーはそういった「物語」感は薄めではありますが、バイオリンからギターというサウンド面の変化がある意味で、あの曲の重さの不変さや平和の街との対比としての表裏を曲のアレンジという形で表わしているようにも感じてしまうのですよね…。

 

というわけでふと思ってしまったことを書き出してみました。見事に都合の良い解釈ですね。奇譚にもならない見事に奇特な雑文となってしまいました(?)。結局は短くまとめてツイートした方が分かりやすかったのでは…と反省しております(?)。まあ全ては花粉のせいということにして下さいませ(?)(全部、雪のせいだみたいに言うんじゃありませんよ)。

 

安野希世乃「Kiyono Yasuno 5th Anniversary Live Tour 2023~It’s A PIECE OF CAKE!~」の感想のようなものを(宮城編)(ネタバレあり)

2月11日にSENDAI GIGSで行われました安野さんのライブにうっかりこっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

タイトルにあります通り、セットリストや演出等々について思いっきり書いておりますので、ネタバレを避けている方はご自身によるネタバレ解禁まで見ないようにどうかお気を付け下さいませ…。



やって来ましたは約3ヶ月ぶりの宮城県。前日の雪の影響も懸念されていましたが、当日は無事に来ることが出来ましたね。車か新幹線、どちらで行くか迷っていましたが、今回は終電にも間に合いそうという判断で新幹線のチケットを予約していましたが結果的には正解だったようですね(この時期の高速道路はやはりちょいと怖かった)。

会場には開演の30分ほど前に到着。会場に入るとジャズ(多分)が流れており、何とお洒落、となっておりました(?)(その後は洋楽だったり、Official髭男dism(多分)が流れておりました)。席で本を読みながら待機していますと、15分前に開演前のアナウンスが流れ、5分前にももう一度流れたのですが、この5分前のアナウンスが何と安野さん。ここで先に声を聞くことになるとは…。そのアナウンスの最後には「おかえり。」と。会場の皆さんがそれはきっと凱旋公演になる安野さんに伝えたかった言葉でもあるのだろうな…と思いつつ、やって来ました開演前の極度の緊張。毎回ライブやイベントで発症してしまう私の持病のようなものです(?)。この5分ほど長い5分はないですね…。

いよいよ開演。そうだ、安野さんのお姿を生で見るのは初めてね…と改めて思った記憶が何故か残りつつ…。

 

さてここからは100%内容のネタバレでございます。引き返すなら今です(?)。



1.Cut the cake ~overture~ 〜宇宙の法則

ステージ上にある細長い棒形ライトが5本点灯していましたね。上の部分が赤くなっており、なるほどロウソクが5本で5周年を表わしているのね…と。

「Cut the cake ~overture~」が流れる中、バンドメンバーの皆様が先にご登場。曲の終わり際か終わった後でしたか。安野さんがご登場されました。

安野さんが何やら杖のようなものを右手に持っており、それをかざすと共にステージが明るくなり「宇宙の法則」のイントロが。

アルバム「A PIECE OF CAKE」のスタートの流れがライブで再現されたというのが、とても新鮮に見えました(他の方のアルバムツアーにお邪魔した際にそういう流れではなかったこともありまして)。

最初杖に見えたものはどうやらフォークのようでしたね。そう気付いた瞬間、安野さんに似合うアイテムね…と思ってしまいました(?)(失礼でしたらごめんなさい)。

初めての安野さんということもあってか、「扉開けたならば そこはまだ 未知の世界 運命変えちゃうような 未来が待っている」というフレーズが何だかとてもストレートに響いてきたのですよね…。ちょっと泣きそうになってしまいました。確かに素晴らしい未来が待っていたわね…と(1曲目からそうなるのは流石に早くないか)。

 

2.波間に消えた夏

イントロで「安野希世乃です。ツアー初日楽しんでいきましょう」と(ちょっとニュアンスは違うかも知れません(早くも忘却おじさん))。

一瞬「アルバム曲とはいえタイトルに夏と入る曲を早くもここで…?」と思っておりましたが、アルバムは7月の発売だったわね…と。まだ緊張で頭の回転が鈍かったのでしょうか(?)(そういうことにしておこう)。ただ2月という所謂冬の時期に聞くからこそ、波間に消えたというのがある種のリアル感といいますか、ある夏の回想という感じがあってそれもまた良かったのですよね。

「線香花火持ってしゃがむ」のところでは本当に線香花火を持つ素振りをしながらしゃがんでおりましたね。席的にしゃがんだ後の安野さんの姿は見えませんでしたが、あれは前列の方の特権ですから仕方がありません(?)。

ステージ、そして客席の青いペンライトの感じがまさに波だったのかしら…これはステージにいる方々がより感じるワンシーンなのかしら、とも思っておりました。

 

MC

ここで最初のMCが入りましたね。宮城の人ー、東北の人ー、他の地域から来た人ーとそれぞれ聞いていたりしていました。

その中で今回宮城にツアーを連れてくることが出来ました。と言っていたのがとても印象に残っています。ライブツアーで来ました、ではなく連れてくるというのが、とても素敵な表現でとても安野さんらしい表現だったな…と。

 

3.Bad Temptation

MC明けはアルバムの中でも激しめなこの曲からスタートしましたね。スタート前毛利さんがギターを持っていて、ギター2本体制だったのでそんな予感はあったのですが。

MCを挟んでいるとはいえ、ステージのライト、そして客席の皆様のペンライトが青から赤に変わるというのも色の対比といいますか、そういった画の違いというのがとても印象に残りました。

「その忍び足」のあたりでしたか、安野さんが軽く首を左右に振る仕草(ここ以外でもしていたような気がしますが)というのもあの赤い雰囲気と曲調に合っていてカッコ良いと感じる一瞬でしたね。

 

4.OUTな夜

街の騒めきのようなSEが流れた後にこの曲のイントロが流れましたね。

何と申しましょうか…。曲調はもちろんなのですが、ステージ上を動いていたり、体を動かしていたBad Temptationとは違い安野さんもステージ中央から動かず、体の動きも極力抑えていたような感じがBad〜と対照的だったといいますか、動と静の緩急が1曲1曲を際立たせていたような感じを受けたのですよね。

ステージのライトもまるで街のビルの灯りのような、都会の中にいるような雰囲気があってそれもまた良かったのですよね。

 

5.エトセトラ

子どもの騒めきからのこの曲。OUTな夜→エトセトラというアルバムの流れとは逆で演奏していたのが、それだけで曲の印象がまた変わってくるといいますか、ライブだからこそ感じる感覚(頭痛が痛いみたいな書き方してますね)なのかしら、と。

曲としても所謂大人な雰囲気を纏ったOUTな夜と安野さんのウィスパー寄りなボーカルもあって幼さが残るような曲の雰囲気も、Bad Temptation→OUTな夜の動と静とはまた違う差といいますか年齢間の違いも感じられて、まさにライブだからこそ受け取れる感覚だと思ってしまうのですよね。

 

MC

ここのMCパート、申し訳ありませんが忘却してしまっていますね…。ただ安野さんが衣装の説明で「この辺がふぁーふぁーしていて…」という表現をしていて(皆さん笑っていましたね)、ああ、ラジオで聞くいつもの安野さんだなあ…と思った事はしっかり覚えております(?)。

次はアニメタイアップ曲でのメドレーコーナーという一言から始まったのは…。

 

6.ちいさなひとつぶ

メドレーの1曲目は初めてアニメタイアップのついたこの曲でしたね。個人的には「異世界食堂」のラジオを聞いていたこともあり(私は声優さん=ラジオと歌う人、という見方な人なものでして…)、そこで聞いた印象がとても強いのですよね…。まだ安野さんの歌手活動をしっかりとチェックする前に触れていた曲だったので、この初めての安野さんライブでお逢いすることが出来たのは嬉しかったですね。

メドレーということで1番終わりで次の曲へ…。

 

7.ロケットビート

続いてはこの曲。ここでなるほどタイアップ順にメドレーを繋げていくのね…と。

「ちいさなひとつぶ」と曲のテンション感が違うこともあってか、この曲になった瞬間音量の差といいますかそこにちょっとだけ後ずさりしてしまいました(?)。

ライトのピンク色はここだけでしたでしょうか。鮮やかさが記憶に残っております。

3月18日の中野サンプラザ公演までには「さくら」が咲きますでしょうか。

この曲も1番終わりで次の曲へ。

 

8.生きる

個人的にアルバム「A PIECE OF CAKE」以外の曲の中でライブで聞いてみたい1曲の1つだったので、聞けたのはとても嬉しかったのですが、メドレーコーナーでの披露ということで1番だけね(もちろんそれでも十分嬉しい)と思っていたのですが、1番終わりから2番飛ばしで「明るくなったら~」からラストのサビ前のパートも歌って下さったので感謝でございました。

安野さんはこの曲で恒例の旗を持っていましたね。旗は今回のツアーロゴでしたねピンク地だったのでよりロケットビートからの流れというのが鮮明になったといいますか…。

今回のグッズに旗がなかったことからか皆様代わりにペンライトをフリフリしていたのは流石でございました(?)。

 

9.晴れ模様

メドレー内の繋ぎは生きるからこの曲の流れが好きでしたね。

アルバム収録曲だったのでこのメドレーでの扱いはどうなるのかしら…と思っていたのですが、この曲も1番まででしたね。「やさしいままを ただ描こう」のフレーズがとても好きだったので、ここが聞けたのが嬉しかったですね。

そういえばこの日は前日の雪から一転まさに晴れ模様。その天気の記憶もこれからこの曲を聞く度に思い出すことでしょう。

 

10.フェリチータ

この曲も1番までだったのですが、他の曲と比べてあっという間感が強かったのですよね…。何と申しましょうか…曲の世界観に浸りきる前に終わってしまったといいますか…。ちょっと勿体ない聞き方をしてしまったかな、という感じでしょうか。またいつかこの曲との縁があることを祈りつつ…。

 

11.おんなじキモチ。

メドレーコーナーのラストはこの曲でしたね。ラストということもあるのか、声付きペンライトもあるからなのかこの曲だけはフルバージョンで披露されていましたね。

そしてこの曲で登場されましたは、ぱくモンちゃん(かわいい)。

サビのあたりだったでしょうか、安野さんとぱくモンちゃん(安野さんの右手にいました)が見つめ合うところがあっておふたりとも良い笑顔でした(?)。

ここでは6曲が披露されましたが、5周年ツアーということもあり、5と6、5周年と6年目への架け橋になったようなコーナーだったのかしら…とこれは今書きながら思いました(だから何だという訳ではありませんが)。

 

MC

ここでメンバー紹介がありました。メンバー紹介の中安野さんから皆さんへ質問タイムが。「昨日の夜は何を食べましたか?」

松本さん「うどん」

大神田さん「カレー」

福長さん「ロールキャベツ」

石成さん「からあげ」

毛利さん「ワインと肉的なものとチーズ」

だったそうです(こういうことだけはちゃんと覚えているおじさん)。

ちなみに安野さんは日本酒と何か魚(種類は忘れてしまったらしい&なめろうみたいになっていたやつがおいしかったらしいです)だったそうです。

 

12.Act 10 ~Dear My Characters~

初めて歌う曲です、と安野さん。そんな曲あったかしら…と思ったところで流れて来たのはこの曲。そうでしたね。まだまだ修行が足りませんでした(?)。

白いケーキを模した帽子をかぶりながら歌っていましたが、サビ辺りでその帽子を手に取り歌う安野さんのお姿がまた素敵でございました。

アニメタイアップ曲メドレーの後に安野さん自身が演じて来たキャラクターさん達を想う歌を持ってくる、というのが、もちろん歌手活動5周年とともに声優デビューから10周年というタイミングでの曲という、2つの区切りを繋げるところだったと思うのですが、同時に安野さんのキャラクター愛と優しさを改めて感じる瞬間でもありました。何と申しましょうか…。この瞬間に立ち会えたことがラッキーだったな…と。

曲終わりに安野さんは一度ステージから下り、そのままバンドメンバーの皆様のソロ回しへ。そしてピアノの演奏が入り、再びステージに5本のロウソク風ライトが灯ると安野さんが登場し…。

 

13.世紀の祝祭

ここで「世紀の祝祭」が来るとは…でしたね。何となくもう少し終盤にご登場されるのでは、と予想していたもので…。とはいえ5周年の祝祭ですから、その祝祭の後半のスタートに相応しい曲だったのかと思います。

後のMCでも触れていましたが、着替えられたダークカラーの衣装にこの曲がまた似合っていましたね。

間奏でしたか終盤だったかちょっと記憶が曖昧ですが、安野さんからのフリで客席の皆様でウェーブをしましたね。ウェーブだったりが苦手なタイプですが頑張りました(?)。しかし一番端の席でスタートと終わりの場所だったのでちょっと緊張したな…と(どうでもいい話)。

 

14.Destino ~恋は一秒の永遠~

この曲も聞きたかった1曲だったので嬉しかったですね。

何と申しましょうか…。この曲から漂う異国情緒感といいますか、そこから感じる哀愁のようなものがとても好きなのですよね…。

本当にこの時間が永遠に続いて欲しい…と思っておりました。

後でパンフレットを読んでいましたら、この曲を歌うことが書いてありまして、先に読まなくて良かったとなりました(?)(公式Twitterで告知があったのを見逃さずで良かった)。

 

15.Wonder Shot

盛り上がりコーナーは続きましてこの曲。ということはあの噂に聞いた写真タイムが、と思っていたところたまたまスタッフさんがステージの安野さんの写真を撮っているところが目に入りまして、勝手にフライングWonder Shotだと1人喜んでおりました(?)。

そして写真タイム。パノラマ撮影で撮っておりましたね(撮影は松本さん担当でした)。個人的には写真チェックの時演奏がピタッと止まってしまうのが妙なリアルさがあって好きな時間でした…w。

そして「目を開きな ちゃんと開きな~」のコール&レスポンスへ。今回は声を出さずに手拍子ということでしたが、この手拍子がのろまな自分にはまあ早い早い(?)。そんな中しっかり合わせる皆様は流石でございましたね(謎目線)。一度練習タイムがあったのですが、その練習終わりに安野さん「いいだろう。初日にしては上等だ(イケボ)」良い声過ぎました…。

 

MC

衣装の話を。先に触れたダークカラーの衣装でしたね(そういう説明は苦手なので、いつか出る写真で確認してください(?)(急に投げるんじゃありません))。

ここで声付きペンライトに触れていましたね。ちょっと鳴らしてくださいとなり、一斉に鳴らしていたので何か凄かったですね…w(もちろん良い意味です)。

安野さん「小さい私がいっぱいいる」。

安野さんがあの辺りの声まで聞こえますと、指を指された女性の方が反応していたのが見えてしまいました。

そして次が最後のコーナーです、と。ここで皆さん座って聞いて下さいと。

 

16.花時雨

着席だったのでバラード曲であるという予想(まだ演奏されていないアルバム曲の3曲のどれか)だと思っていましたが、この曲でしたね。この曲が始まると同時に「ああ…きっとアルバムラストの流れと同じになるのね…」と思う私の謎の冷静さは何なのか(いつもライブで表れる人格(?)なもので…)。

この時印象に残ったのが、右手にマイクを持っていたことなのですよね…。今までの曲は基本左手でマイクを持って歌っていたと思うのですが(単純にそこまではマイクの持ち手を気にしていなかっただけなのですが)、この曲の1番だけは右手だったのですよね(以降は左手)。何と申しましょうか…右手に持つことで手の動きが抑えられる、それによって歌により集中するといいますか、とても想いを載せて歌っているように感じてしまったのですよね…。特にバラードで安野さん自身の作詞曲という側面もあり、よりそう思ってしまっただけなのかもしれませんが…。

 

17.echoes

「花時雨」がライトも抑えめだったこともあってか、この曲でのライトのオレンジがとても温かく感じたのですね。もちろんそこに安野さんの歌声がある訳ですからもうポカポカふわふわです(?)。

これは余談になってしまうのですが、去年お邪魔したライブでタイトルの一部にechoが入る曲を聞いたのですが、その時のライトがブルーで冷たさ、というとちょっと違いますが、(曲調も含めて)クールさを感じていまして、その対照さがとても興味深いな…と思っておりました。曲調・男女の違いもあるかと思うのですが、それぞれオレンジとブルーが似合うのが面白いですし印象にずっと残っているのですよね…。まさにエコー(余韻)ということでしょうか(蛇足)。

簡単に言ってしまうのはちょっと違うかもしれませんが、今回のライブで聞いた曲の中で個人的に1番だったのかしら…と(もちろん書いている今か今後変わるかもですが)。

 

18.A piece of cake 

曲に入る前に少しだけMCが入りました。安野さんが見た夢の話で、ライブをしている夢だったと。それだけ今回のライブが楽しみだったのかなというニュアンスの話をしていましたね。ただ普通のライブと違うのはライブに来た方々がそれぞれ料理を持ってきていたとのことで、見る夢も安野さんらしいなあとほっこりしておりました(?)。お話の間ずっと石成さんが生BGMな感じでギターを弾いていたのですがそれもまた良かったですね。

そんなお話の後に始まったのがこの曲でしたね。何と申しましょうか…。安野さんに限らずなのですが、やはりご自身の作詞曲、というのはやはり特別な「何か」を感じてしまうものでして…。特にこう日常を歌うような等身大、といいますかそのままの安野さんが見えるような気がするのが素敵に思えてしまうのですよね…。

歌が終わると最後に安野さんがロウソクを消すように息を吹きかけ、客席が灯していたペンライトを静かに消しこの曲は終了。12曲(Cut the cake ~overture~を含めれば13曲ですが)のケーキが無事に揃いました。

本編はここで終了。アンコールへ…。

 

En1.悲劇なんて大キライ

バンドメンバーの皆様が先にステージに戻ってきたのですが、毛利さんがギターを持ちエレキギター2本体制になったためサウンドが激し目な曲がくるのかしら…と思っていたところ流れてきたのがこの曲のイントロでしたね。イントロと共に安野さん再登場(だったはず)。ハンカチブンブンしていましたね。持っていない方はペンライトを抑えめにブンブン。これが優しい世界ですか(?)。

「A PIECE OF CAKE」というアルバムの世界が綺麗に、ある種のハッピーエンドな終わり方から、このタイトルの曲を持ってくるというのが、逆を付いてくる感じがあってとても好きなのですよね…。

個人的に歌詞の「Get back」が印象的なのですが、そのGet backというのが、アンコールで戻ってくる安野さん自身の事も指していたりする、だったら面白いな…と。

曲終わりにこの曲は最初のミニアルバム「涙。」に収録されている曲で歌手1年生の時から一緒にいる曲です、というニュアンスのことを話していましたね。

 

En2.おかえり

短めのMCが続きまして、アンコールの2曲目は安野さんのファンライブである安野家。の皆様の投票で会場事に変わる、ということで宮城ではどの曲が来るのかしら…と思っていたところ。安野さんからの曲紹介で「おかえり」と。何だかとてもグッと来てしまったのですね…。もちろんリクエストですから安野家。の皆様の聞きたい曲であったのでしょうけど、同時に宮城への凱旋公演になる安野さんへのメッセージでもある気がしまして、何と素敵な関係性なのかしら…と。

「花時雨」でも触れました、右手にマイクですが、この曲では曲中ずっと右手に持っていましたね。勝手に都合良く解釈した後だったので、余計に想いを込めて歌っているように感じてしまったのですよね…。

どうやら「おかえり」という曲は私にとっても特別な曲になってしまったようです。

歌い終わった後「良い曲だなあ〜」と言っていた安野さんの声が今も耳に残っております。

この曲で皆様ライトを緑色にしていまして安野さんが「もしかして宮城だから緑にしたのですか…?」と。そこ(ずんだの色)が共通のイメージだったことに驚いていたといいますか、反応が印象的でしたね。

 

En3.逢いたくて

最後の曲に行く前に最後の曲は写真OKですと安野さんから。皆さんスマホを出すのが早過ぎです…w。

最後の曲は「逢いたくて」でしたね。出だしの「逢いたくて 夢に見たの」のフレーズが先に話していた夢の話と重なるところがありまして、何だか不思議な気持ちになったといいますか…。

改めてこうライブで聞きますととてもラストに合っている曲だと再認識しましたね。明るく安野さんも笑顔で終わるというのがとても素敵ね…と。何と申しましょうか…気持ち的にもちゃんとライブを終われて良い余韻の中で帰れるといいますか…。しかし毛利さんのタンバリン投げ&キャッチは撮りたかったですね。このシーンは心にWonder Shotでございます(?)。

曲終わりに「みんなフラッシュも抑えてくれてありがとう」と安野さん。本当に優しい空間でした…。



逢いたくてが終わると皆様がセンターに集まってご挨拶。BGMにはオフボーカル版の「ふわふわとしてる」が流れていましたね。安野さんのマイク無し「ありがとうございました」もコンパクトな会場なだけあって良く聞こえました。あとこういう挨拶の時「声優さんだなあ」と改めて感じてしまう私は何なのか。

最後に安野さんが残り改めての挨拶の後、ステージを降りて行きました。

終演後再び安野さんのアナウンスが。

最後の「行ってらっしゃい」に思わずいつまでも拍手を送り続けてしまいました…。



さて改めて少し振り返りを…。

まず初めての安野さんライブでしたが(イベント等でもお逢いしたことがなかったので本当の初めまして、でございました)、終始やさしい空気が流れていたな…と。

終演後、帰宅時にはそのライブで歌った曲を聞いて返る、というのをよくしているのですが、今回はしばらく何も聞かず余韻といつまでも頭と耳に残る音を噛み締めるように思い返していましたね。おそらく自分が思っている以上に素敵なライブに巡り合うことが出来たのだと思います。

またいつか何処かで、そんな安野さんの歌の世界にお逢い出来ることがあれば嬉しいなと思います。



最後に安野さんを初め、バンドメンバー・スタッフの皆様、そしてこのライブに関わった全ての皆様本当にありがとうございました。

また忘れることのない、大切な何かを受け取ることが出来ました。

 

幸せな時間でした。「みなさんに a piece of cake」

 

それ行けベイビー‼︎とこんな僕で良かったらの2曲から勝手に感じてしまった関係性のようなものを

去年行われました桑田さんのLIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう!!」の1曲目は「こんな僕で良かったら」、でしたね。それを踏まえた上で桑田さんの歴代ライブセットリストを眺めていたのですが(あんた、踏まえていなくてもいつも眺めているでしょう定期)、ふとあることに気が付きまして…。

それは今回の5倍返しツアーと前回のツアーである「BIG MOUTH,NO GUTS!!」の1曲目と2010年の「宮城ライブ ~明日へのマーチ!!~」と「ライブ in 神戸&横浜 2011~年忘れ!! みんなで元気になろうぜ!!の会~」のアンコール1曲目の流れが同じ、「それ行けベイビー‼︎」→「こんな僕で良かったら」ということです。もちろん偶然なのでしょうけど、ちょっとだけ都合の良い解釈、という名の意味を勝手に感じてしまったので、それについて今回は書いていこうと思います。

まず今回のライブ1曲目の流れですが、ビッグマウスツアーのそれ行けベイビー‼︎は何と申しましょうか…。久しぶりとなった有観客ライブで姿を現す、となった時のスタートの曲としてこの曲を選んだというのが、2010年の紅白歌合戦に出演したあの瞬間と重なる部分を感じたのですよね…。もちろん2010年と2021年では状況も何もかもが違うというのはありますが、このライブでの1曲目を見た瞬間にそれ行け~は桑田さんが世に出る時に隣にいる曲、というのが共通している感じが強かったのですよね…。そして出だしの「適当に手を抜いて行こうな」は観客はもちろん、メンバー・スタッフそして何よりも桑田さん自身へに向けた一言だったのかもしれません。「それ行け!!男の子!!(ベイビー)」「それ行け!!女の子!!(ベイビー)」そして「それ行け!!ボク!!」ですもの…。

翌年の5倍返しツアーのこんな僕で良かったらは、始まる前の演出がまず対照的でしたね。ビッグマウスツアーの威風堂々で入場、ステージ中央へ向かう前に客席の四方に向けて一礼し定位置に、と久しぶりの有観客ライブで丁寧に、一方で何処かまだ距離を測りかねているような少しある種の戸惑いも感じられるオープニングからの、いやこのツアーを経たからこそ出来たとも言えるのかも知れない、あのバーの演出からの扉から桑田さんが表れ歌い始まる、というどこか余裕と遊び心があるスタートというのが、こう比べますと対照的な感じがするのですよね…。桑田さんもそれ行け〜のギター持ちスタイルからこんな僕~のハンドマイクスタイルという披露方法の違いもあって尚更、動と静というような違いを感じるのですよね。

またこの2曲ともライブで一部替え歌がされていましたね。それ行け~は「適当にBIG MOUTHで行こうな ボチボチNO GUTSでいいじゃん」とこんな僕~は「今日は最後まで付き合って」と歌っていましたし、そういった替え歌を入れやすいというのも1曲目に選曲された要因だったのかもしれません。

アンコール1曲目の宮城ライブでのそれ行け~とみんなで元気になろうぜ!!の会のこんな僕~も流れとしてはこれに近いものを感じるのですよね。宮城ライブでのそれ行け~は何と申しましょうか…まだ紅白でのあのシーンの記憶、そして何よりも震災の傷跡がまだ生々しく残っている中で、自らの歌とギターの音を仕切り直しのこの場面で届けるというのが、何と申しましょうか、1曲目の「青葉城恋唄」とはまた違う意味でのスタートを持っているように思えたのですよね…。このライブでは(夜遊びライブという形はありましたが)久しぶりの長時間ライブということもあり桑田さんの負担軽減もあったのか、桑田さんがギターを持つ場面というのが、いつもよりも少なく、青葉城恋唄・原さんとのアコースティックコーナー・明日へのマーチ、そしてこの時だけなのですよね。アコースティックコーナーは少し特殊なのでそこを除いた、そのギターを持つ瞬間の曲の並びを見ますとメッセージが込められているといいますか、想い寄り添うような曲達なのですよね。その寄り添い方というのも徐々に寄っていくといいますか、共に歩んでいくような順番になっている感じがあるのですよね…。

そしてみんなで元気になろうぜ!!の会のこんな僕~ですが、良い意味での開放感といいますか、まさに年末を感じさせるような選曲だったと思うのですよね。特にこのライブは結果的にアルバム「MUSIC MAN」のツアーが無かったこともあるのか、恒例の横浜アリーナ年越しライブだけでなく、神戸でもライブを行うという珍しい日程となっていましたし、2ヶ所とはいえツアーのような形でライブを行えたことについてとファンの方々に逢えた、という感謝と少しの照れ隠しからこのタイミングで「こんな僕で良かったら」という曲名に思いを載せたのかしら、と思ってしまったのですよね。このライブでは特に1曲目がまさにそのそれ行け~というのもありましたし、「涙の雨はもう止んだ」からの「雨が止み雲が流れゆく」という流れがもちろんこのライブの世界感の中で1本に繋がっている要素になっていると思うのですが、同時に宮城ライブからこのライブへの繋がりを感じる1つになっていると思うのですよね…。故に2011年と2021~22年の2つに共通する何かを勝手に感じてしまったといいますか…。

それ行け~が良い意味でどうしても地に足が付き過ぎている(?)曲という事もあり、より自由さとハネた音を持ったこんな僕~というのが、こういった続きの流れとしてのバランスが良い感じがあるのでしょうか。

曲名がまた1つその違いと続きを表わしているといいますか、「それ行けベイビー!!」というのが、ボクと歌詞にありつつも聞き手(ファン)に向けているのに対して、「こんな僕で良かったら」というのが自身(桑田さん)を指しているというのが、またそういった絶妙なバランスにしている感じがあるのですよね…。

1曲目(アンコール1曲目)というある種何でも出来るポジションでおそらく偶然とはいえこういった流れの選曲になった、というのは意図的でも意図的でなくても面白いと思ってしまうのですよね…。

 

という訳で結局はまとまりを欠いたままの文章となってしまいましたね(まあいつものこと)。こんな僕の文章で良かったら、です(?)(締め方に悩んだ上のお寒い締め方)。

 

 

サザンオールスターズのライブ煽りコーナーでしか演奏されたことがない曲を雑にまとめてみた

サザンのライブには終盤の盛り上がる場面、所謂煽りコーナーがありますが、そこで定番として演奏される曲でもライブによっては序盤やアンコールなどで披露されることがありますが、中には煽りコーナーでしか演奏されていない曲もある訳で…。

今回はそんな曲にスポットを当てた雑文でございます。3回以上の曲でカウントいたしました。

 


4回

・開きっ放しのマシュルーム(熱帯/大衆音楽/おっぱい/セオーノ)

…と言いつつ3回というのがなく4回演奏曲に飛びます。まあ1984年「熱帯絶命ツアー夏“出席とります”」と1984~85年「大衆音楽取締法違反“やっぱりアイツはクロだった!”実刑判決2月まで」の2本は「人気者で行こう」というアルバムのスタジアム→アリーナツアーという流れですから、セットリストが変わっているとはいえ、3.5回くらいな感じでしょうか(?)(そこ、無理に3に合わせる必要は無い)。クロだったの間に行われた年越しライブ「縁ギもんで行こう」では披露されていない、というのがまた面白いのですが…。この時以降12年演奏されずでしたが、1997年年越しライブ「おっぱいなんてプー」、1999年「Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)~素敵な春の逢瀬~」の世紀末に突如(?)降臨されましたね。

何と申しましょうか…。サウンド的にもライブで演奏するならどうしてもポジションが終盤のこの辺りになりやすい、というのがありますでしょうか。サザンのライブの終盤というのは、定番となっている曲から数曲+αという作りになっていることが多いですから、どうしても激戦になりやすいのもあるのかと思いますが。そんな定番曲を外したおっぱいなんてプー、同じくニューサザンとして臨み「さくら」サウンド中心のライブであったセオーノとも溶け込みやすかった、というようなタイミングであったのが大きかったのでしょうか。

故に21世紀になって演奏されていない、というのも何ともですね…。違う曲ではありますが「河の流れを変えて 自分も吞み込まれ」(吉田拓郎の唄)というフレーズのように「さくら」の世界と一緒に旅に出てしまった感がありますね。


BOHBO No.5(RIJF2005/みんな/ひつじ/ほぼほぼ)

2000年代に作られた曲の中で煽り専門曲となっているのが、この曲でしたね。

夏のフェスである「ROCK IN JAPAN FES.2005」での演奏以降は年越しライブ(2005年「みんなが好きです!」は秋からのツアーでしたがラストが年越しだったので大目に見てあげてください(?))での披露になり、冬ライブの曲という立ち位置を手に入れつつあるという珍しいところにいる曲になっていますね(おや…年越しライブでしか演奏されていない曲でお馴染み「素敵なバーディー(NO NO BIRDY)」さんの目線を感じますね(?))。とはいえ2014年年越しライブ「ひつじだよ!全員集合!」からは終盤大サビ以降がカットになるというアレンジとなっておりますが…。

かつてのライブ3曲目で年越し、という流れですと序盤披露ももしかするとあったのかもしれませんが、「みんなのうた」や「マンピーのG★SPOT」などの終盤定番&3曲目経験曲とは違って、序盤の3曲目演奏のイメージがあまり沸かないといいますか、どこか毛色の違いを感じてしまうのですよね…。


8回

・怪物君の空(KAMAKURA/ブラディ/北京/日本シリーズ/しじみ/牛/おっぱい/ひつじ)

ええ、ぶっちぎりでございます。ライブ演奏回数とイコールですから恐れ入ります。

1985年の「KAMAKURA TO SENEGAL サザンオールスターズAVECトゥレ・クンダ」ではライブ初登場にして本編ラスト曲という大役を務めました。以降は1992年「南天群星 北京で逢いましょう」「歌う日本シリーズ1992~1993」を除くと年越しライブでの披露となっており、BOHBO No.5と同じく、いや先輩として(?)年越しライブの煽り枠担当というポジションに収まった感がありますね(歌う日本シリーズも10月~2月のツアーでしたし、実質冬ライブ枠、ともいえるのかもしれませんが)。

煽り曲の中では夏感が薄い、というのと、前後の曲に「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」や「01MESSENGER ~電子狂の詩~」・「イエローマン~星の王子様~」といったデジタルサウンド曲や「勝手にシンドバッド」にBOHBO後輩という煽り定番曲とも組める相性の良さというのもあったのでしょうか。

何と申しましょうか…。打ち込みサウンドからなのか歌詞からなのか分かりませんが、曲から受ける「冷たさ」も冬に演奏される要素の一つになっているのでしょうか…。

 

と、以上でございます。

3曲…?という声もありそうですが、あくまで3回以上、煽りオンリーという縛りが影響しまして…。惜しいのが「ラッパとおじさん(Dear M.Y’s Boogie)」でしたね。煽り起用は(おうかがい/金魚/社会学/縁ギもん)ですが、その間に1度「SASたいした発表会・私は騙された!!ツアー '83」での序盤起用がありましたね。これには私も騙されるところでした(?)(言いたいだけシリーズ)。

「BOON BOON BOON~OUR LOVE[MEDLEY]」も扱いが微妙といいますか、(北京/日本シリーズ/おっぱい)という披露をされているのですが、北京ライブだけ「CHRISTMAS TIME FOREVER」の前に演奏されているのですよね。一応終盤のバラード曲後から本編終了までを(勝手に)対象にしているので、今回はすみませんでございます(?)。

ちなみに2回の曲でパっと浮かんだ曲があるのですが…。


・PARADISE(渚園/セオーノ)

君こそスターだ(海の日/サナカ)

・夢に消えたジュリア(海の日/サナカ)


何か共通点があるような、海のO…何でもございません。何も見ていませんね(?)。まあ単純に披露された2回が煽りコーナー、という珍しい立ち位置にいるのですが(最もPARADISEは煽りともその前ともいえる微妙な位置ではあるのですが)、3度目は果たして…。

 

と、以上でございます。最後に上記したものではライブ名を省略していますのでそちらを一覧を載せさせて頂きます。


開きっ放しのマシュルーム

・熱帯絶命ツアー夏“出席とります”(1984年)

・大衆音楽取締法違反“やっぱりアイツはクロだった!”実刑判決2月まで(1984~85年)

・おっぱいなんてプー(1997-98年)

・Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)~素敵な春の逢瀬~(1999年)


BOHBO No.5

ROCK IN JAPAN FES.2005(2005年)

・みんなが好きです!(2005-06年)

・ひつじだよ!全員集合!(2014-15年)

・ほぼほぼ年越しライブ2020「Keep Smilin’~皆さん、お疲れ様でした!! 嵐を呼ぶマンピー!!~」(2020-21年)


怪物君の空

KAMAKURA TO SENEGAL サザンオールスターズAVECトゥレ・クンダ(1985年)

・闘魂!ブラディ・ファイト(1991-92年)

南天群星 北京で逢いましょう(1992年)

・歌う日本シリーズ1992~1993(1992~93年)

しじみのお味噌汁コンサート(1993-94年)

・牛(1996-97年)

・おっぱいなんてプー(1997-98年)

・ひつじだよ!全員集合!(2014-15年)

 

私と腕時計の2022年

2020年はある事を決めていた。「誕生日に腕時計を買う」と…。節目の年齢になる年でもあったのと、ライブやイベントへお邪魔する際に決まって身に付けるものが欲しかったのだ。

しかしそれはしばしお預けとなった。その誕生日前にどうやら世界が変わってしまったようだった。

別に買っても良かったのだが、しばらく身に付けることは無い事を悟ったこと、そのまま使わずにそっと閉まってしまうのは、申し訳ないという気持ちがあったのである。

やがてライブやイベントが少しずつ再開されるようになったが、行く勇気が持てなかった。元々行くのに勇気を必要としてしまう情けない奴ではあるのだが。

2019〜2020年は「逢いたい人へ逢いに行く」期間として、いつもよりは精力的に動いていたのだが(そしてこの計画は未完で終わる)、すっかり元に戻ってしまったようだった。

そんな状況だったので腕時計も買えずじまいだった。もちろん頭の片隅に時計の件はずっとあったのだが。

時が流れ今年2022年、ようやく時計を購入することになる。きっかけは私の大好きな声優さんがライブを行ったことだった。結局行く事は断念したのだが、世界が変わってから初めて最後の最後までお邪魔することを模索したのである(前年12月にも揺れる期間があったのだが、スケジュールを確認しチケット購入ページまで見に行ったのはこの時が久しぶりであった)。

そもそも何故腕時計を買おうとしたのか、であるが、性格的なものももちろんあるのだろうが、私はライブやイベントで楽しいという感情を表に出したり、手を振ったりという動きがとても苦手なのである。故に疎外感、とは言わないまでも申し訳なさをずっと持っていた。そのような中ある曲のフレーズが自分の中にスッと入っていたのである。

「絵日傘さした陽炎達とドレスの君の舞踏会 見守る僕も青いエンビ服」(西岡恭蔵/パラソルさして)

もちろんライブの話ではない。ただ「見守る」というフレーズがちょっと上からなのかもしれないが、自分自身の身の丈にあった表現であると思ったのである。

そこからライブやイベントに行く際は流石に燕尾服は着ていけないので、青い服やバッグなど何かしら青いものを身に付けるようになった。やがてそれを毎回出掛ける際に必ず身に付けるものである腕時計が一番良いのではないのかと考えるようになったのである。

話を2022年に戻す。そのライブを行った声優さんはライブでの自分のカラーとして「青」を使用しているのである。直感的にこのタイミングしかないと思ったのである。同時に行こう、と考えるようになったということはそう遠くない未来に、誰かの何かしらのライブかイベントに行くのだろうと…。

ようやく2年経って盤面が青い腕時計を購入したのである。そのライブが開催された時期が誕生日から遠くなかったこともあり結果的に誕生日に買う、ということに関しては叶ってしまったことになるのだが…。

腕時計を付ける日は購入から半年が過ぎた11月3日に訪れた。大好きな歌手の方のライブに行くことになったのだ。この日まで閉まっていた箱から出し、自動巻きの時計ではあったが、最初に手動で歯車を回し時間を合わせていた。腕時計の時間が動いた時、自分の中で止めていた何かの時間も同時に動いたような気がした。書いていてベタな表現だと思ったし、その時もそう思ったが、本当に心からそう感じてしまったので仕方がない。

そして彼(もしくは彼女かもしれない、そんなことはどちらでもいいのだが)とライブを見守った。泣いた・笑った・また泣いた…ステージだけでなくそんな私の姿も青い腕時計は見守ってくれたのかもしれない。

そして12月10日、縁があってもう一度その方のステージを見る機会が訪れた(私はチケットが当たらないというのはその公演に縁がない、と考えており2次・3次…とどんなに申し込んでも当たらないものと思っている、自分なりの防御策なのかも知れないが)。

自分が行くことはもちろんではあるが、今年もう1度彼の出番があったのは良かった、と思った。

残念ながら今年はその2回しか外に連れて行くことは出来なかった。でも来年以降きっと出番は増える気がするし、多分とても長い付き合いになる気がする。

腕時計さん、来年もどうかよろしく。



…如何にも今年最後みたいな雑文を書いてしまいましたね…w。暇とは怖いですね。本当は怖い愛とロマンス(?)(こんな締めでいいのかい、おじさん)。

 

桑田佳祐LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう!!」の感想のようなものを(東京編)(ネタバレあり)

12月10日に東京ドームで行われました桑田さんのライブにうっかりこっそりとお邪魔してしまいました。その感想のようなものです。

タイトルにあります通り、今回もセットリストや演出等々について思いっきり書いておりますので、ネタバレを避けている方はご自身のネタバレ解禁まで見ないようにどうかお気を付け下さいませ…。

 

前回の宮城編も合わせてみていただけるとより違いが私の間違いが分かると思いますのでお時間がある方はこちらも是非…。

 

今回のツアー当初は宮城だけの予定でございました。しかしもう一度見たいと欲が出てしまったのですよね…。しかし横浜も東京の一般も縁が無く、旅は終わりかしら…と思っていた5日の午前中、ふとTwitterを開きますと、何と東京の一般チケットが復活しているという情報が。ツイートされていた皆様ありがとうございました。いつもは考えてしまうのですが、つい反射的に取ってしまいました。さあここからが大変です(?)。新幹線とホテルの確保等々(結局日帰りを選択)久しくしていないことをするのに色々と忘却しており多少手間取っておりました。

 

何だかんだで当日自分としては珍しく、行くのにも半信半疑ないつもの緊張とはまた違う変な精神状態で出発していましたね。

途中3年ぶりに関東にしかないチェーン店でチャーハンを食べるという一大イベントをこなしつつ(?)東京ドームへ。早速向かいましたは野球殿堂博物館。大分落ち着きました(?)。殿堂入りしている大好きなOB選手のレリーフ前に行くという儀式(?)を終えいざ東京ドーム内へ。

30分前に席に着くとあとはひたすら読書タイムでございました。そうしているうちに開演前アナウンスが今回はカメラが多めに入っているということ、やはり東京ドーム公演がベースになるのですね。

そして開演。今までで一番緊張していなかった気がします。

さてここからは100%ネタバレでございます。引き返すなら今です(?)。



1.こんな僕で良かったら

冒頭の雨、雷がかなり激しくなっていましたね。「東京」だからでしょうか(?)(場所と曲をかけたという意味で)どうやら他の公演もそうだったようですが、雷苦手おじさんとしては大変です(?)。

桑田さんが立つ近くのテーブルに飲み物を準備するなど、バーの店員さんの動きが細かくなっていましたね。

イントロが始まってからの桑田さんドアからご登場でしたね(前回の宮城ではどのタイミングだったか覚えていなかった)。…桑田さんの姿を見た瞬間また泣いてしまいました。私にとって、もうそういう方なのですね、ええ…。何と申しましょうか…。「こんな僕で良かったら」というタイトルとも結び付いているところもあると思うのですよね。

やはり中盤の一部がカットされていましたね。最初から最後までそう行くのでしょう。

歌終わりに桑田さん「酔っちゃった」、グラスを指して「牛乳ちょうだい」と、よりバーにふらっとやって来た人感を出していたように思います。

 

2.若い広場

今回は冷静に見れたと思います。2階の上の方から見ていたのですが、少し揺れている客席全体がよく見え、それが若い広場という曲のテンポ感や雰囲気と非常にあっているように感じました。「肩寄せ合い〜」がご時世的にまだ出来ない事もあり、その代わりに…というのとある種の一体感というものが雰囲気に載っていたのでしょうか。

「あの日観てた"サウンド・オブ・ミュージック" 瞼閉じれば蘇る」のところで眼を閉じたのですが、また色々とライブの事を思い出して泣きそうになってしまったので、慌てて眼を開けました(台無し)。

 

3.炎の聖歌隊 [Choir]

2階席ということもあったのか、若い広場まで殆どの方々が座っていましたが、曲が始まる前のovertureで皆さん立ち上がっていましたね。そういう立ち上がる為の準備としても、心の準備としても必要なのかしら…と。

金テープは大サビのところでパーン(前回間違えて覚えていたのでちゃんと確認したおじさん)でしたね。

2021年「LIVE TOUR 2021「BIG MOUTH,NO GUTS!!」」でも3曲目でしたが、この時は1・2曲目がギター持ちで、今回はスタートからハンドマイクでその流れのままというのが、何と申しましょうか、去年のまだ客席との距離間の迷いもあったでしょうし、1つ装備として、そして自らギターを弾くことによってよりメッセージを伝えようとするものがあったのかな、と思うのですよね。今回はそういう装備を外した上で演出を前回よりも前面に出したような感じを受けました。

 

MC

原由子の夫です。は周りの女性の方々が声を出して(本当はよくないのでしょうけど)笑っていましたね。すぐ終わります、28分くらいで終わりますと具体的な数字を出しておりましたね。

 

4.MERRY X'MAS IN SUMMER

鈴の音からのこの曲の流れはそのままでしたね。サポートメンバーの方々もキョロキョロしているあの感じが好きです(?)。

上から見れたので、サンタさんとトナカイさんの動きがよく見えました。終盤ソリを乗り捨てて(?)ステージ裏に消えた時はどうしょうかと思いました(?)(当たり前ですがすぐに戻って来ました)。

12月に聞くこの曲は当たり前ですが、クリスマス寄りに聞こえ、また宮城の時とは違う感じを受けましたね。よりこの曲が大好きになった瞬間でもありましたね。

そういえば主に使われていたライトの色が赤と緑だったのは、サンタとクリスマスツリーだったのかしら…と今更ながらに。

 

5.可愛いミーナ

大好きな曲が続く流れだったこともあり、敢えてモニターを見ずにステージの方を注視していましたね。よく米粒サイズと例えられますが、私には柿の種サイズくらいにはステージの皆様を感じておりました(?)。そういえば双眼鏡を持っていた方が周りに何人かいましたね。ドーム周辺で900円で売っている方がいましたが、あれは訂正価格だったのでしょうか。

ラストの「サヨナラしたのは〜」はやはりカットでしたね。まあきっとカットしたのも「気まぐれのせいさ」なのでしょう(?)。

この曲のライトは紫でしたが、前に演奏されたMERRY X'MAS IN SUMMERがKUWATA BAND名義の曲でこの曲では「タバコの煙が目に沁みただけさ」というフレーズがありますから、その2つを合わせた(?)「スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)」の「ムラサキの煙にゃ口説かれた」がイコールとしてこの曲での色の採用になったのかもですね(?)

 

6.真夜中のダンディー

間奏のギターを弾く前に後ろを向いていた中さんがクルっと客席を向いてからギターを弾き始めるあの流れ格好良かったですね。

アウトロからの桑田さんのギターソロのところは宮城よりも明らかに何かしらの曲を弾いている感がありましたがあれはそうなのでしょうか…?。誰かツアー終了後に夜遊びに投稿して下さい(?)(他力本願)。

曲終わりに近くにいた方が「クローズアップ佳祐とおんなじや」(関西の方のイントネーションでした)と一言。次からちょいと変わっていくのでお待ちを、と心の中で返しておりました(?)。

 

7.明日晴れるかな

MCで28分くらいで終わります、と言っていましたが、ちょうどその時間に当たる曲がこの曲ですから、信じてしまう方は本当に終わりかと思いそうと考えておりました(?)(多分そんな人はいない)。

ラストの「明日晴れるかな~」のところで両手を広げて念を送るように音に合わせて手を動かしている方の姿が見えまして、ただあの部分を歌いたい、というだけでなく声に出せない思いを伝えようとしているのかしら…と。

最後、歌い終わった桑田さんが拳をグッと握りしめて掲げていたのがとても印象的でしたね。

 

8.いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)

ここまでライトやモニターの映像の色がほぼ被りなく使われていて(勿論そういう演出なのでしょうけど)、遠くからの視覚的にもほう…となっていたのですけど、明日晴れるかなのオレンジ(朝日(夕陽?))からこの曲の青を基調としたステージの色への変化が個人的にとても良かったのですよね…。曲調から感じます、明日晴れるかなの温かさといつか何処かでのクールさとの対比とも見えて素敵だな…と。

間奏の曽我さんが弾かれていたキーボード(シンセ?)がまた良かった、といいますかよりクールさが醸し出される要素になっていたのかしら…と。

 

9.ダーリン

さて大好きな愛のささくれ先生…と思いきや、なんとダーリン先輩が。どうやらツアーの途中から変更されたようですね。これは恐らく愛のささくれ大好きと言っておきながら、宮城も東京も日帰りとホテルもカラオケルームも押えていなかった私に責任がありますね(?)。猛省致します(?)。

2曲バラードが続いたこともあるのか周りは割と座っていらっしゃる方が多かったのですが、ダーリンのイントロが始まった瞬間、立ち上がる方がそこそこいらっしゃったのですよね。そういう曲ではありますが、愛のささくれですとそうはならないではないですか。流石に3曲座ったままで次の「NUMBER WONDA GIRL~恋するワンダ~」がこのブロックでは激しい曲になりますし、その前のクッションでありある種の「間」としてはあの反応を見るとダーリンの方が良かったのかな…と。

またアンコールでは日替わり枠でしたが、冬の曲ですし12月仕様のセットリストと考えるとよりハマっている感じもありましたね。

桑田さんがカメラに近付いて歌っている所がありましたがモニターには映りませんでしたね。放送・映像化までのお預け、ということでしょうか(?)。

この位置での披露は初でしたね。2011年の「ライブ in 神戸&横浜 2011~年忘れ!! みんなで元気になろうぜ!!の会~」14曲目の披露でしたし、ライブタイトルに「元気」が付く時のダーリンさんはちょいと出番が早くなる傾向が生まれそうですね(?)。

 

10.NUMBER WONDA GIRL~恋するワンダ~

曲が始まる前のovertureを誠さんが弾いてきたのですが、赤いスポットライトと誠さんの白い衣装が相まって、この時の赤く染まった誠さんがいつもの雰囲気とは違っていてまた格好良かったですね。

2番だったでしょうか。「女 Magic」の「Magic」がとても「赤い炎の女」の歌い方に近い歌い方をしているところがありまして(私が感じただけかもシリーズ)、赤いステージも相まって一瞬混乱しかけた私でございました(?)。

 

11.東京音頭〜 SMILE~晴れ渡る空のように~

ここの枠、東京はどうなるのかしら…と思っていたところ「東京音頭」でございましたね。そういえば曲が始まる前桑田さんから「お手拍子を」(この言い方がまた素敵ですよね)とありましたが、こちらも毎回言っているのでしょうか…?。

野球好きでもありますので、曲に合わせて傘を振る動きを少しだけやりつつも(東京ヤクルトスワローズの応援ですね)、もう1つ50~60年前の話でございますが、「東京音頭」が使われていた球団である東京オリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)に思わず思いを寄せておりました。しかも私の一番大好きな野球選手がこの時期のオリオンズに在籍しており、このライブの前に野球殿堂博物館レリーフを見に行っており(時間があれば必ず見に来ております)、この瞬間だけ、ここは東京ドームではなく東京スタジアムだ…となっておりました。さて野球話はここまでにしておきましょう(?)。

東京音頭からのSMILEでしたが、多分ですが東京音頭中にモニターに使われていた東京の写真の空がどれも青空だったのですよね。その流れが何となく印象に残っているのですよね(最後の方に出たスカイツリーの写真のイメージが強いだけかと思いますが)。

ライブでは東京で初めての演奏になりましたね。もしかすると2年前に国立競技場で披露される可能性もありましたし、どっちが良かったというのではなく東京五輪に向けて作られた曲を東京の地で聞けたというのはまさに「長きこの地球の 歴史の一幕に立ち会う事を 奇跡と呼ぶのだろう」なのかな…と。そういえば東京オリオンズ東京音頭を応援に使うようになったのが1964年と奇しくも最初の東京五輪が行われた年だった…というのも偶然としては出来過ぎていますね。

 

MC

メンバー紹介がありましたね。カースケさんのところではドラムを叩きながら「ラララ~」と勝手にシンドバッドを。桑田さんも思わず「砂ま…」と歌いかけていましたね。

曽我さんの早引きは若々しいプレイを、に変わっていましたね。

 

12.鏡

前回の感想にも書きましたが、ほぼ誰もお手拍子(すぐ使う)をしていないのが改めて鏡で手拍子は控えて欲しいというのが浸透しているのね…と思った次第でございます(?)。

「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」でも吹いてはいますが、やはりギターを持ってアルバム「孤独の太陽」収録曲のハーモニカを吹く桑田さんは良いな…と。何故かあの瞬間だけあの1994年の匂いがするのですよね(その時まだ知らなかったくせに何を)。

後ろのモニターには1羽の鳥が空を飛んでいるアニメーションぽい映像が流れていたのですが、最後三日月に向かって飛んでいくので、「啼きながら鳥は何処へ帰るだろう」というフレーズもありますし、「月」に繋ぐ演出なのでは…と前回の感想に書き忘れていたのでここで記しておきます(もちろんそんなことはなかった)。

 

13.BAN BAN BAN

次の曲を含めてどのタイミングで曲名テロップが出たかが記憶になかったので、改めて確認したのですが、歌い出した瞬間でしたね。そういえば「Play rock!~」のくだりがなかったのは(もう前からやっていなかったかと思いますが)バンド(ロック)ではなくアコースティックスタイルだったからにしておきましょう(?)。

あと前回は「あれ?」くらいに思っていたのですが、最後のサビの繰り返しが2回になっていましたね。どこか一部をカットしたのとはまた違うので後々振り返った時に何となく気が付いたのですが、まだまだ修行が足りないと思った次第でございました(?)。

 

14.Blue~こんな夜には踊れない

こちらは歌い出し前と曲名テロップが出るのが早かったですね、アコースティックアレンジという形故に歌い出しまで曲が分からないというのがあると思うのですが、敢えて2パターン、曲名同時出しと先出しがあったというのは、どちらが良い・良かったは別にしまして、客席側の反応の違いを持ってきたいというのもあるでしょうし、こちら側としてもその先にあるかないかで自分自身がどう反応し、対応するのかが変わってくるというのも身をもって体験出来たのがまた面白い経験だったとも思ったのですよね。

あとですが、ドームという形と2階席という離れた場所故なのか、歌が少しやまびこ(輪唱っぽく)みたいな聞こえ方をしていたのですよね。それがアコースティックという歌が寄り聞こえやすい環境の中で、Blueの歌い出しからしばらくの間のそのやまびこ的エコーがとても心地よかったのですよね…。これは現地の恐らく限られた場所でないと分からなかったものでしたから、現地に来てこの席で本当に良かった…としみじみしつつ聞いておりました。

終盤ダンサーさん同士の絡みの映像の中にトランペットを吹くすがちんさんの映像が組み合わさっていましたが、バツ4(バツ2)の方とあの絡みの映像と考えるとちょっと面白いな、と思ってしまった事を懺悔しております(?)。

 

MC

宮城のように伊集院静先生の…というくだりはなく、ベストアルバムから新曲を2曲続けてと短く話されておりました。

 

15.なぎさホテル

ステージ正面の左右2つと一塁側、そして三塁側にも見えるようにモニターが付いていたのですけど、正面のモニターがMVの感じの少しレトロな8ミリフィルム感があるのに対して、一・三塁側(私は一塁側にいましたので三塁側について正確には分かりませんが)は場所かモニターの関係なのかクリアに見えていたのですね。ちょうどその2つのモニターがはっきりと見える場所だったので、敢えてステージではなくモニターを中心に見ていたのですが、感じ方が違ってくるのがまた興味深かったですね。

何と申しましょうか…。「過去への旅から僕は戻れない」というフレーズがありますが、正面のモニターがまさにその過去の物語を映しているように見える一方で、両端のモニターはその過去を見て(思って)今現在で歌っている姿のように見えたのですよね…。環境の違いで見方・聞こえ方が変わるというのがよくあると思うのですが、それを2つ同時に感じられたというのが、不思議で面白い経験だったと思います。それを新曲で感じられたというのも今後なかなか無いのかしら…と。

 

16.平和の街

私、新曲が発売されると基本的にしばらくそれしか聞かない+サザン関係だと覚えるまで何度も歌うというルーティンがあるのですが(どうでもいいお話)、ある時不意にラストの「いつの日か 大好きな人に巡り逢える Someday 平和の街で 共に生きよう」が「いつの日か 大好きな人に巡り逢える まで 令和の街で 共に生きよう」と聞こえてしまった瞬間がありまして…。今回は敢えてその聞こえてしまった方のつもりで聞いてみたのですが、より現在(いま)の歌という感じになったのですよね。またステージに居る大好きな人に逢えるまで令和の時代を生きようと…ね。

今回「明日へのマーチ」がお留守番となってしまいましたが、この曲の「明日を憂い」が「明日をフレー」に聞こえた瞬間がライブ中にありまして、「明日へのフレー!!フレー!!」を代わりに歌っているのかしら、と思ってしまったのですよね。

あともう1つライブにおける令和版「祭りのあと」になりそうな曲という感じを受けたのですよね。いつかライブの締めで歌われるような、そんな曲になりそうな気がしました。

 

17.現代東京奇譚

広いドーム球場だったこともあり、あの赤いライトのインパクトがより増したように感じましたね。そして見ている途中に気が付いたのですが、タイトルに東京と含まれているこの曲ですが、今回が東京の会場で初めて演奏された瞬間でしたね。この曲もまた大好きな1曲でございましたので、その凱旋公演(?)に立ち会えたのは運が良かったわね…と。

モニターを見ずにただじっとステージだけを見つめていたのですが、最後の最後、アウトロも終わるくらいのタイミングで隣の席の方が天井を指差して同行者の方に何かを伝えようとしていたのが見えたのですよね。私も釣られて思わず天井を見上げたところ、天井を赤いライトの光が数本這うように動いていたのですね…。あの東京ドームの天井の作りと相まってまさに「この命燃やすのは赤い血の如き涙」の涙を表しているようで、背中がゾクゾクするような衝撃がありました。ライトの当たり方だったりでの偶然の産物だったのかもしれませんが、現代東京奇譚を歌う東京の真ん中で東京ドームの天井が赤い涙を流していたあの光景は多分忘れる事はないのだろうな…と。

 

18.ほととぎす[杜鵑草]

1番と2番の間が短くなっていたような…。1番終わりに拍手が起こったと思ったら、その拍手をかき消すように2番に入っていったのが、とても印象に残っていますね。

また間奏終わりにあったライトの点灯がなくなっているなど、ステージを見せる・聞かせる演出になっていましたね。

ベストアルバム「いつも何処かで」が、今桑田さん自身が聞きたい歌という考えで選曲されていて、その中にこの曲も収録されている訳ですが、それとこの演出を見るに桑田さんにとってこの曲は今特に聞いて欲しい1つである、と解釈し最後は余計な事を考えずただ聞こう…と。

 

19.Soulコブラツイスト〜魂の悶絶

ふと思ったのですが、曲に入る前のovertureの頭の音がちょっと「ゆけ!!力道山」のライブでの音っぽさがありまして、プロレス繋がりなのかしら…と。同時に「炎の聖歌隊 [Choir]」の時と同じくここで盛り上がりますよ、という分かりやすい道しるべがライブタイトルの「お互い」にもかかっているのかもしれませんね。

ラスト炎が出る場面で、炎が出る筒に近いところにカメラマンさんがいたのですが、微動だにせず淡々とカメラを回していた姿がプロだなあ、とちょっと違うところに意識が行ってしまっておりました(?)。

 

20.悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)

イントロが流れた瞬間、「おお」という声は出せないけど思わず出てしまった、というような響めきがあり、同時にほぼ総立ちになっている流れを見て、ライブにおけるこの曲の立ち位置といいますか、ライブで外せない1曲になっている理由の1つなのだろうなと今回とても感じた瞬間でもありました。

この曲だったでしょうか。桑田さんがハイキックをしていていやはや…視覚も頭も完全にノックアウトでございました。

 

21.ヨシ子さん

モニターにあの怖い子供のかぶり物をした方が映った瞬間に、前の席にいた女性が驚いた表情で隣の席の同行者の方にリアクションをしていたあの横顔が頭に残ってしまっております(?)。私は2回目なので多少耐性がありましたが、初見だとびっくりですよね。何だかんだ私もまだ怖かったもの(?)。宮城の時は気付いてなかったのですが、あの子供様たち増殖していたのですね。うん、やっぱり怖い(?)。

でもやっぱり曲としてのヨシ子さんが好きだから許してしまうのよね。

ラストの替え歌パートは浅草やアメ横と場所は出てきましたが、その後は円安・ウクライナと今年も色々ありました、などとご当地食べ物ではなくご時世ネタが使われていましたね。そして最後は「みんなでシェー」と。桑田さん「シェー」好きですよねえ。私は「おそ松さん」のシェーをするキャラクターであるイヤミの中の人が大好きなので、桑田さんのシェーを見ると少し嬉しくなってしまうのです…。

 

22.真赤な太陽〜波乗りジョニー

桑田さんの口調が変わったと思いきや、モニターには「※ある人が降りてきています」。桑田さんの胸元には「ひばりちゃん」と。やはり伝わりにくいと思ったのか、かなり分かりやすくなっていましたね。伝わるのが早い方がいいのはもちろんだと思うのですが、個人的には考える余地がある方が好きなのでちょっと優し過ぎるのかしら…と。

客席とのやり取りの中で回答が遅いと大阪や名古屋ではすぐ返ってきたと突っ込んでいましたね。また松山千春は何と呼ばれているか知っている?であまりにもストレートな回答をされて桑田さんが思わず吹き出していましたね。一方で同じ方だったと思うのですが、桑田さんの一言一言に反応しすぎて、桑田さんから注意されてしまうところもありましたね。次何言うか忘れちゃった、と笑いに変えていたのは流石でしたが。

波乗りジョニーに入ってから胸元のひばりちゃんをダンサーの方に剥がされていましたね。多分いくみさんだったと思うのですが、Soulコブラツイストの時に出てくるマスクマン以上にプロレス的絡みをしていて逆では…と思うくらいには冷静でした(?)。一方で前回の感想にも書きましたが、マリリン・モンロー風ダンサーさんを東京ドームで見てしまいますと、野球殿堂博物館ジョー・ディマジオゆかりの野球グッズを取りにいってステージに上がりたくなる野球の血が騒いでもおりました(?)最後のすがちんさんトランペットからのズコーの流れ、私は割と好きだったりします。

本編はここで終了。すぐ戻ってくるといいつつ、いつもよりも遅かったような気がします(?)(あくまで気がするだけ)。アンコール待ちのちょっと前方の席の方でスマホでライブのセットリストのネタバレサイトを見ている方を発見するなど、何か今回は色々と遭遇しておりました。

 

En1.ROCK AND ROLL HERO

ステージに戻ってきた桑田さん。ここは日替わりでして…と「あいみょんマリーゴールドを…」をひとボケ。片山さんが耳元に手を当てて「はい?」というポーズをしていたのが見えてニヤっとしておりました(?)。続けて「ゆずの栄光の架け橋を…」と。がらくたツアーでも同じネタをしていましたね。

ボケをかましつつ始まりましたはこの曲でした。始まる前か演奏が始まってすぐだったのかは確認出来ませんでしたが、いつの間にか誠さんと中さんの位置が変わっていましたね。終盤には戻っていましたが、途中3人が並ぶ時に、桑田さんから見て右側に誠さんがいるあの並びはかなり珍しいなと思って見ておりました。他の公演もそうだったのでしょうか…?。

ここの選曲、宮城でのアンコール1曲目「過ぎ去りし日々(ゴーイング・ダウン)」と変わっていましたね。過ぎ去りし日々には歌詞「TOP OF THE POPS」と2002年に発売されたベストアルバムのタイトルが入っていますが、その曲の代わりに同じ年にリリースされたオリジナルアルバム「ROCK AND ROLL HERO」のタイトル曲が入るというのが、2002年の裏表を20年後に再び再現している感があってとても興味深く面白いと思ってしまうのです。またヨシ子さんの替え歌で出てきました「円安」もこの曲の「円で勝つ夢は~」のフレーズにも実はかかっていたりしたのでしょうか…。

 

En2.銀河の星屑

イントロが流れた瞬間、悲しい気持ち以上の響めきが起こっていましたね。バイオリンの方(主に金原さんですが)がいないこともあり、演奏するのが意外、という反応だったのでしょうか。

バイオリンの部分は中さんがギターで再現されていましたね。ロック色が強くなったといいますか、ROCK AND ROLL HEROからの流れからとても綺麗にハマっていたと思います。2020年の「お家でRADIO2~竿だけ一本勝負!!~」では原さんがキーボードで再現していましたし、今後新たな形態が出てくる可能性がありますし油断はできませんね。まだまだ銀河の星屑になってはいけないようです(?)。

しかしアンコールの2曲ですが、宮城での「過ぎ去りし日々(ゴーイング・ダウン)」「ダーリン」の流れの方が(次を含めて)年末感がありますし(過ぎ去りし日々=内田裕也=New Year Rock Festival、という連想で)、逆感があるのもまたらしいといえばらしいですね(?)。

 

En3.白い恋人達

12月に聞くこの曲はやはり特別感がありますね。今回は前の2曲が盛り上げる曲だったこともあり尚更「個」としての存在感が強く出ていたように感じましたね。

間奏のコーラスをサポートメンバーの皆様全員がしているあのシーンがとても好きなのですよね…。

ラストの「涙~」の部分はやはり短くなっていましたね。その分その後のシャウトが強くて強くて…。このラスト1つ前だからこそ出来る・聞けるシャウトなのかも知れませんね。

 

En4.100万年の幸せ!!

腕利きのミュージシャン達です。でも最後大丈夫かな?としっかり桑田さんが振ってからのスタートでした。2階席から見ますと皆さんの足元にポンポンが置いてあるのが分かりました。あと比較的モニター無しでも見えたのが誠さんだったのですが、誠さんのギターを弾く動きが弾いていないな、という動きをしていて、皆さんちゃんと分かりやすくやっていたのだなあと今更ながらに思っておりました(?)。

最後桑田さんを初め、サポートメンバーの皆さん、ダンサーさんが総登場するというのが、このチームでやっています、というのをこのラスト曲で改めて示しているというのが良いなと。そういう要素も含めてだからこの曲で締めなのだな、と一人納得しておりました。そして最後にまた涙…。

 

そしてライブは終了。今回も会場に流れる曲は「時代遅れのRock'n'Roll Band」。曲中、水道橋駅から帰る人ー。私は後楽園の地下鉄で帰ります、というやり取りがありました。口パクモノマネは2番の佐野元春さんパートをギターを弾く動きと共にやっていましたね。

最後に悲しい別れもありました。最後に猪木さんの気持ちいいやつやっていいですか、と「1.2.3.ダー」で締め、時代遅れの曲終わりと共に綺麗にステージから下がっていきました。



規制退場を待ちつつ頭の中では「幸せだった」と…。

今回思い切って、後のことを考えずライブに来ることを決断して本当に良かったと思いました。

何と申しましょうか…宮城終わりの色々な想いが綺麗に洗浄された感じとはまた違う幸福感があったのですよね。前回色々な想いに決着を付けた後のエキストラゲームのような感覚がありました。まあ何と表現しようとも結局は「良かった」の四文字に集約されてしまうのですが…。

 

最後に桑田さんを初め、サポートメンバー・ダンサーの皆さん、そしてスタッフの皆様、本当にありがとうございました。またひとつ大切なものを頂いてしまいました。

まだ横浜はどうなる、どうするというところではございますが、また「いつも何処かに」いらっしゃる皆様に逢える日を楽しみに日々を過ごしていくつもりでございます。

 

では、いつか何処かで…。